気がつけばふるさと離れて34年

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日本語は難しい?

2014-10-31 10:34:43 | 読書


先日、友人が貸してくれた海野凪子著「日本人の知らない日本語」を楽しく読みました。

著者は外国人に日本語を教える教師で外国人生徒の奇想天外な質問やおかしな言い間違えなどを漫画で綴っています。

日本語(他の言語も同様だと思いますが)を習得する難しさは読み書きから始まり、文法、敬語など色々あると思いますが、

この本を読んで「発音と聞き取り」の難しさ(私も独語で大変苦労しているので)を痛感したことでした。

本の中で特に「アハッ」と思わず笑ってしまった”言い間違い”を2つご紹介します。

1.フランス人女子生徒:「先生、お世話になったかたにニクタイをあげたいのですが」

2.「この間、広島の宮島までダルマに乗って行ってきました」

解答:1-ネクタイ、2-こだま

ちなみに日本に3年程住んだことがある夫の日本語レベルはあまり高くありませんが、電話での最初の言葉、「モシモシ」とか「お元気ですか?」の日本語だけはアクセントがないため流暢に日本語を話すように聞こえるらしいです。

ある時、田舎の伯母が国際電話をかけてきたときに夫が出て(私は不在でした)、伯母は(マ、元々早とちりしやすい人ではありましたが)、「まぁ、〇〇ちゃん(私のこと)の旦那さんは日本語がとっても上手だこと」と思い、その後はベラベラと日本語を話して、電話を切ってしまったことがありました。もちろん夫は「ゼンゼン、ワカリマセンでした」と言っておりました。

こんなことを話しては笑っている私のような「滞独30年とか40年」の日本人の友人連中だって人のことを笑えたものではありません。以下に「日本語呆け症状」満載の私たちの「言い間違い」をご紹介します。

・「武士は食わねど爪楊枝(高楊枝と言っているつもり)」
・「太い物には巻かれろ(長い物と言っているつもり)」

でも一番笑ったのは次の言葉です。

この間家で「ほらふき大根を作ったのよ」


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時事ひとりごと - 2

2014-10-29 15:51:13 | 時事ひとりごと


「政治とカネ」の問題が日本で話題になっています。

私は「政治資金規正法」のことをよく知らないのですが、このところ辞任したお二人の閣僚はこの法律に違反していたからということが理由だったのでしょうか?

「選挙にお金がかかる」というのは昔からいわれているので小渕経産相の辞任が「お金がらみ」というのはわかる気がしますが、松島法相の「うちわ問題」はよく理解できません。

地元紙にも「日本で閣僚二人が辞任」と小さい記事が掲載されていましたが理由が書かれていなかったのは「後援会」のこととか「うちわは有価物」などについて説明してもドイツの人には理解されないと思ったのかもしれません。

ドイツ人の夫に「選挙区の後援会」とか説明しようとしましたがあまり良くわかってくれなかったようです。

特に「うちわは公選法に違反?」は私自身、初めて耳にしました。

昔、日本で「私は、コレで、会社を辞めました」という「禁煙パイポ」のCMが話題になったことがありますが、
団扇を持った政治家が「私はコレで大臣を辞めました」というパロディを思いつく位(私もヒマですね)、こんなことで優秀な政治家が失脚するなんて(私は別に現政権の支持者というわけではありませんが)首をかしげてしまいます。

「うちわが有価物」ということになると、我が家には以前ドイツの社民党が近くのスーパーで配布していた「赤い風車」があるのですが、これも違反になるのかなと夫と話したことでした。


右の風車は以前、ベルギーの海辺で購入したものです。



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国際結婚 & 言葉の違い

2014-10-25 16:02:52 | 日記


友人が録画してくれたNHK朝の連続テレビドラマ「マッサン」を時折視聴しています。

「国際結婚」が主要テーマで番組の最後に国際結婚したカップルの写真が登場しますネ。

我が家も夫がドイツ人で国際結婚です。

昔「国際結婚って難しくありませんか?」と問われたことがありましたが、その時は「日本人男性と結婚したことがなく比較できないのでわかりません」と答えていました。

「言葉の違いによる相互理解の難しさ」ということが「国際結婚は難しい」と考えられている主な理由ではないでしょうか?

連ドラの主人公エリーさんも文化の違いと日本語習得に苦労されているようです。

私の両親、特に母がドイツ人と結婚することに反対したのはやはり言葉の違う所で暮らしてうまくやっていけるはずがないと思ったからのようです。
それからひとり娘が遠く行ってしまうという寂しさも大きかったと思います。
確かに母が入院した時、弟二人はほんとうに頼りにならず私がかけつけた時は「ホッとした」と後で語っていましたから、老後何かあったらやはり「娘にめんどうを看てもらいたい」と思っていたのかもしれません。

「夫婦間の言葉の問題」は別に国際結婚に限ったことではないのではないでしょうか。

逆に、語彙が豊富であればあるほど相手を傷つける言葉も良く知っているので、口論ではそのため溝が深くなる可能性も高いと思います。要はお互いへの「思いやり」がどれ位あるか、「これ以上は口に出してはいけない」という限界を双方がしっかり把握していることが重要でしょう。

私のまわりでもドイツ人のご主人と離婚なさった方が何人かいらっしゃいますが、言葉の違いが理由ではなかったようです。

とはいっても言葉のレベルが違うと夫婦喧嘩で口論になると必ず言い負かされてしまうのでとても悔しいことは確かです。

ドイツに来たばかりの頃、ドイツ語はもちろんのこと英語も主人の方がレベルが上なので意見の違いがあるたびに言い負かされてしまい悔しい思いをしました。ある時「この点はどう考えても相手に非があるので、どうしてもこれだけは言っておかないといけない」と辞書を調べて自分の言いたいことをあらかじめまとめておいたことがあります。

それをとくとくと話したら、相手は(ドイツ語で)「キミも随分ドイツ語がうまくなったね。感心したヨ」とばかり言うだけで全然、反省の色を見せてくれず拍子抜けしてしまったこともありました
コメント (2)
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マディラ島旅行記 - 3

2014-10-22 15:09:06 | 旅行


マデイラ島はクルーズ船の寄港地として人気があります。

首都のフンシャルで宿泊したホテル「ポルト・サンタ・マリア」の部屋からフンシャル港を眺めることができました。
ロビーには寄港するクルーズ船の名前と入港+出港時間のリストが掲示してあります。
毎日、違うクルーズ船が寄港します。ほとんどの船が朝7時に入港、夕方17時の出港です。

ほぼ8時間ほどのマディラ島滞在中、乗客のほとんどが訪れるのはフンシャルの市場です。
新鮮な果物、野菜、魚、生花などがカラフルに並んでいます(写真はネットから拝借しました)。




一見、恐ろしい形相のお魚はタチウオです。日本のタチウオとはちょっと感じが違いますね。
マディラ島の近海ではこのお魚が良くとれるらしく、新鮮でとても美味しかったので滞在中2日に一度はこのお魚を食べていました。
マディラ島ではバナナを付け合せます(これもネットのお写真です)。


前菜には蛸のマリネが美味しく頻繁にいただきました(これは珍しく私が撮りました。これまで食事の時に写真を撮る習慣がなかったのでほとんどの場合、食べ終わってから写真を撮らなかったことに気づく始末でした)。



マデイラ島では念願だった「竜血樹」の苗木と以下のお写真の球根を購入してきました。うまく育ってくれることを願っています。



Hymenocallisという名で市場の店員さんが強く
勧めるので購入してきましたが日本では何ていうのかなあ?
私は以下のブルーの花の方が好きなので、「マディラ島ファン」で毎年のようにマディラ島に行っている知人に球根を頼もうと思っています。



これで「マディラ島旅行記」は終了です。お付き合いありがとうございました。
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マディラ島旅行記 - 2

2014-10-21 16:38:59 | 旅行


マディラ島(ポルトガルの自治州です)へは我が家から一番近い(車で30分ほど)ケルン・ボン空港から飛行時間4時間で到着します。

日本の奄美大島とほぼ同じ大きさだそうです。

隣のポルト・サント島と同様、火山島です。ポルト・サント島には白い砂浜があり海水浴に適していますが、マディラ島の海岸は断崖や岩場が多く海水浴には向いていません。33年前にこの地を訪れた折にはポルト・サント島で海水浴を楽しみましたが今回はマディラ島だけに滞在し、毎日ウォーキングに勤しみました。

マディラ島のウォーキングで有名なのはレバダ( Levads )と呼ばれる用水路沿いの散策です。この用水路は本当に島全体に張り巡らされています。15世紀以来、島の住人によって連綿と建設されてきたためで幅15cm位の小規模な用水路も含めると何と数千キロメートルにも及ぶそうです。用水路は主にサトウキビ栽培の灌漑用に作られました。現在は農作業に使用される割合は少なくなっており、主に旅行者の用水路沿いウォーキングに利用されています。山の斜面の風光明媚な所のレバダ・ウォーキングは人気があり旅行者でにぎわっています。



中でも人気があるのは「25の泉への散策路」です。終点にはこんな素敵な光景が待っています。


以上3枚はネットから拝借しました。

マディラ島では登山も楽しめます。
最高峰は標高1862メートルのルイヴォ山で、標高差の少ない(200メートル位でしたでしょうか)比較的、楽な登山(駐車場から往復4時間位)だったので私も一応、「頂上を極めました!」







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