サルーブライアリー著 「25年目のただいま」

ABC諸島旅行中に読みホテルのライブラリーに置いてこようと思っていたのですが、最後20ページのところで結局読みきれずにまたドイツまで持ち帰った本のエンディングに先日ようやくたどり着くことができました。



邦訳のタイトルは「25年目のただいま」です。



5歳で迷子になったインドの少年が養子になりオーストラリアに移り住んだ後、Google EarthやFacebook を使って、25年後に自分の故郷を見つけ出し、家族と再会するという物語です。

それで邦訳のタイトルが「25年目のただいま」になっているのですが、英語のオリジナル版や独訳のタイトルが「ライオン」になっている理由は物語の最後の方に記載があります。

2016年に映画化されているのでご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。

独語本の表紙はその映画の出演者です。




実際のサルー君とオーストラリアのご両親、25年後にインド人のお母さんと再会した時の写真も本に掲載されています。




私がインドを訪れたのは2004年で、サルー君が迷子になったカルカッタには行かなかったのですが、当時インド各地で目にした雑踏を思い出しました。



最後の写真はボンベイ郊外で乗ったタクシー(？)です。
隣に金盥を被った少年も写っていたなんて(^｡^)！

仕事を辞める時かな？

ABC諸島の暖かなお天気を懐かしく思い出しながら、厳寒のベルリンで「老体にムチ打って」仕事をしています。後2日、風邪を引かないように頑張らないと。それにしても最後に訪れたアルバ島のビーチは本当に楽園のようでした。特に蚊も砂バエもなく、湿気のない温暖な気候は快適でした。
浜辺で海をゆったりと移動する大型クルーズ船やヨットを眺めているだけで心地よい時間が過ぎて行きました。



今回は仕事の準備になかなか気乗りしませんでした。
そろそろ仕事を辞める時期に来ているのかなぁと思いました。

ところでベルリン空港に到着した折にドルトムントサッカーチームの専用機を目にしました。
日本のサッカーチームで専用機を所有してるところはないでしょうね。
私もドイツで初めて見ました。


それから今日訪れた連邦労働社会省にはカトリック教会の「スターシンガー」が来ていて、美しい歌声を披露してくれました。


これはキリスト誕生時に東方の三賢王が訪れて祝福したというお話に由来して、毎年一月に子供たちは各家庭を回って歌を披露して、神のご加護があるようにと家の戸口にチョークで記しを書いて行きます。
例えば今年2018年の印は以下のようになります。

20*C＋M＋B18となります。

アルファベットは三賢王(カスパー、メルヒオール、バルタザー)の頭文字とラテン語で「神のご加護」という意味があるらしいです。

連邦労働社会省を訪れた合唱団が省内で集めた募金はインドで強制労働させられている貧しい子供たちの救済プロジェクトに寄付されるそうです。

ABC諸島旅行記 - 3 ( アルバ島 )

今回の旅行の最後の訪問地アルバ島に滞在中です。

この島には何故かSasaki Wegという通りとかSasaki Apartments という宿泊施設があります。




今日訪れた海水浴場はArashi Beachと名付けられています。



この島は日本と関係が深いようですが、関連資料は見当たりませんでした。

アルバ島の浜辺にはパラパという名の日除けスタンドが多く備えられています。
宿泊しているホテルにも専用のパラパがあり、宿泊客以外は利用できません。


アルバ島にはボネール島のようなフラミンゴはいませんが、ペリカンは多く棲息しているようです。



今朝のローカル新聞にアメリカ東部の猛寒波の記事が掲載されていました。
あまりの寒さにフロリダのイグアナは凍死して木から落っこちてしまうということです。


それでボネール島を離れる日の朝、私たちのコテッジにお別れに来てくれた(？)イグアナ君のことを想ったことでした。




良かったね、君の棲息している所はいつも暖かくて(^｡^)。
元気で長生きしてネ。