気がつけばふるさと離れて34年

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時事ひとりごと 55 − ( ウクライナ④ − テディベア )

2022-03-30 15:38:00 | 時事ひとりごと
先日ケルン大聖堂前の広場には数十個のテディベアが置かれました。
各テディベアはウクライナで亡くなった子供たちの名前と死亡日が記されたプレートを首にかけています。




この集会を主催したのはケルンにある「青黄十字(ブルーイエロークロス)」という慈善団体です。
赤十字の「赤」の代わりにウクライナ国旗の「青と黄」の十字ということで、
特にウクライナの人道援助が目的の団体です。
この団体は2017年以来、夏になるとウクライナ東部から孤児をドイツに招いてサマーキャンプを行なってきました。
当時からウクライナ東部は紛争地域で孤児が多かったらしいです。

現在は避難民が当座必要な洗面用具、衛生品、食料品などを収集して各避難所へ配っています。
大聖堂前広場に置かれたテディベアも集会後、ウクライナの子供たちに配られました。

献金はウクライナへの医薬品購入と運搬に使われています。

早く停戦されることを祈っていますが、
双方のスタンスに隔たりがあり合意までには時間がかかりそうですね。



(ネットで見つけた読売新聞の表です)。

本来なら侵略した側に100%非があるので、露側が即時撤退するべきなのは明白なのですが、
国際秩序維持のルールとか人道主義とか全く通じない国のようですからね。



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期間限定チョコレート

2022-03-27 17:49:00 | 日記
先日、越後美人さんがリキュール入り冬季期間限定チョコレートをブログにアップされていました。


(画像はメーカーのHPから拝借しました)

ドイツで一番有名な期間限定チョコレートはリキュール漬けチェリーが丸ごと入っている
イタリア・フェレロ社の「Mon Cheri(モンシェリ)」チョコレートです。




調べたら1957年以来あるのだそうです。



パッケージやCMからは中に真っ赤なチェリーが入っていそうですが、
リキュール漬けなので赤い色は見当たりません。





限定期間は冬季というわけではなく、暑い夏の時期だけのようです。
夏になるといつのまにか店頭から姿を消してしまいます。
そして秋口になると「モンシェリが出荷されました!」とCMが流れます。



以前、6月の一時帰国時に友人へのお土産に持って行ったことがありますが、
やはり日本の初夏はドイツよりずっと暑くて友人に「すぐ冷蔵庫に入れてね」と言って渡すまでは
とけないか心配でした。

モンシェリはヴァレンタインの頃、日本でも購入できるようです。

期間限定というとやはりイースターのタマゴとウサギのチョコレートでしょうね。
スーパーでの店頭に並び始めました。
モンシェリと同じフェレロ社のイースターチョコレートです。












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時事ひとりごと 54 − (ウクライナ③ − 国会演説と同時通訳 ) + 追記(訂正)

2022-03-25 18:17:00 | 時事ひとりごと
ウクライナのゼレンスキー大統領が日本の国会で演説された際、
同時通訳者の日本語訳が流暢ではないとの批判があったようです。
同時通訳をしたことのある私からするととても良く訳されていたと思います。
通訳者は多分ウクライナ人女性で母国語ではない日本語は必ずしも完璧ではないかもしれません。
でもウクライナ語→日本語の同時通訳者がよく見つかったものです。
同時通訳は会議通訳とも呼ばれているように国際会議場で通訳ブースに入って行うことが多いです。
国際会議でウクライナ語が登場することは殆ど無いのではないでしょうか。
殆どの場合ロシア語になると思います。
もし日本の国際会議でスピーカーがウクライナ語しか話せない人の通訳の場合は、
ウクライナ語→英語→日本語というリレー通訳で行われると思います。
ウクライナ語から英語への通訳者、英語から日本語への通訳者の二人で行うことになります。
ですのでウクライナ語から日本語への同時通訳の需要は殆ど無いと思います。
ちなみに通訳言語のコンビネーションで一番需要が多いのは英語−フランス語だそうです。

今回の通訳者は駐日ウクライナ大使館の職員だとも聞きました。
大使館の職員の場合、殆どが逐次通訳で同時通訳の機会は滅多にないのかもしれません。
ただ演説のライブ中継では時折紙をめくるような音も聞こえたので
ゼレンスキー大統領は事前に原稿を用意されていて、プロンプターを見ながら話していたのかもしれません。
でも通訳者は演説原稿を開始直前に入手できても、事前に翻訳する時間などなく、
ウクライナ語のテキストを見ながらサイトトランスレーションをしていたのかもしれません。

通訳でたどたどしい箇所は訳につかえたのかもしれませんし、
あるいは祖国の人々のことが思われ胸が一杯になったのではないかと思ったりしました。
この間、ドイツのテレビでゼレンスキー大統領の国民へのメッセージを同時通訳していた
ドイツ在住のウクライナ人女性が胸が一杯になって通訳を続けられないことがあったからです。
あとで「通訳の仕事を全うできなくてすみませんでした」とTwitterで謝っていたということですが、
彼女の心情を思うと私も身につまされます。

追記
3月19日の拙ブログ「時事ひとりごと53」でゼレンスキー大統領ご夫妻のデュエットをご紹介しました。
でもこのデュオはご夫妻ではなくプロの歌手だそうです。
男性歌手がゼレンスキー大統領によく似ているのでネットで話題になっているとこの動画を紹介してくれた友人が知らせてくれました。

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今日の散歩

2022-03-21 18:09:00 | 日記
今日の散歩はまず駐車場脇の満開の桜のお花見をしてからスタートしました。



森の入り口では人間のおかあさんが友人とおしゃべりしてなかなか散歩に連れて行ってくれないので、
つまらなそうにお座りしているハウンド犬に出会いました。
カメラを向けたら散歩に連れて行ってくれるのかな?とすぐ立ち上がりました。



久し振りに木彫りクマのブルーノ君に挨拶してから、犬のトレーニング場に向かいました。



今日の訓練犬はどうもトレーニング初日だったようで、
餌ばかりねだって全然コースを走ろうとしませんでした→これは前途多難だね。



甲斐甲斐しく木をつつくキツツキをうまく写真に収めることができました。




イチリンソウが随分増えていました。




最後に前足の左足首を傷め(炎症で茶に変色しています)疾走は当分お預けという馬に、
“Gute Besserung!”(大事にね)と声をかけて帰宅しました。













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時事ひとりごと − 53 ( ウクライナ② - 連邦議会での演説 )

2022-03-19 18:00:00 | 時事ひとりごと
来週日本の国会でもウクライナのゼレンスキー大統領が演説をされるそうですね。
ドイツの連邦議会では2日前に演説されました。



演説開始が遅れたのは、現在滞在中の建物の近くが爆撃されたということで、
とても危険な状況下でのビデオメッセージだということがわかりました。

「ドイツ国民の皆さん、ウクライナ国民はこの3週間自分たちの命と自由を守るために戦っています」という言葉で始まった演説内容については日本でも報道されているようですので詳しいことは省きます。



今回印象に残ったのは「ヨーロッパ中央の自由と不自由の壁」という言葉でした。
同時通訳者のドイツ語訳も確かに“Mauer inmitten zwischen Freiheit und Unfreiheit“なのですが、
「自由と不自由」に関しては若干補足説明が必要かと思います。




今日「不自由」という言葉は「不便」という意味で使用されることが多いのではないでしょうか。
この演説における不自由とはそうではなく、自由民(国家)に対する不自由民(国家)と捉えるべきかと思います。
自由民とは「自己の権利を自由に行使し、他人の強制を受けない人々」で古代社会では奴隷身分以外の人をさします。
不自由な国家とは大国に拘束され主権を自由に行使できないウクライナのような国を意味するのだと思います。

この「自由と不自由の壁」を「ベルリンの壁」に捉えて、1987年当時のレーガン米国大統領が西ベルリンを訪問した時「ゴルバチョフさん、この壁を撤去しなさい」と唱えたように、ドイツのショルツ首相にも「この自由と不自由の壁」を撤去してくださいと訴えています。

ところでゼレンスキー大統領はレーガン大統領の言葉を紹介する前に「俳優で米国大統領の--」とレーガン大統領も自分と同じ俳優だったという点に言及しています。
もしかするとゼレンスキー大統領に対しては「俳優であり政治家としての経験は皆無だ」という批判があることを承知しているので、このように語ったのかもしれません。
でも政治家としてはシロウトだからこそ、ドイツにとっては耳の痛い辛辣な批評もあえて口にできたのではないでしょうか。老練な政治家だったら支援を要請する国家の機嫌を損ねるような批判的なことは述べないですからね。

ゼレンスキー大統領の批判のひとつはドイツがエネルギー供給をあまりにもロシアに依存しているため、
最初ロシアに対して断固とした態度をとれなかったという点でした。
ロシア依存のエネルギー事情に関してドイツを少し弁護すると、旧東独時代の名残りで特に東部の州は天然ガスのみならず、石油もロシアからのパイプラインで供給されているということです。
現在ハーベック経済大臣はノルウェーに始まり中東諸国を訪問してロシアの代わりになるエネルギー調達に奔走しています。

最後にゼレンスキーご夫妻のデュエットのご紹介です。




ウクライナ応援歌として映画「エンドレスラブ」の主題歌を歌っています。
YouTubeで「ゼレンスキー夫妻 歌」と入力すると視聴できます。
それにしてもウクライナのファーストレディは素敵ですね。








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