気がつけばふるさと離れて34年

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一時帰国2023 - ⑥ (生け花体験レッスン)

2023-04-25 11:16:00 | 旅行
今日2度目の投稿です。
昨日友人の紹介で草月会館の「生け花体験レッスン」を受講しました。
草月会館一階のイサム・ノグチの石庭前で待ち合わせしました。



石庭も良かったのですが、奥の簾のようなネオンライトの文章の展示が興味深かったです。



これはイサム・ノグチの文章かと思ったら、プルーストの『失われた時を求めて』からの引用だということです。
昔、女子大生の間ではサガンの『悲しみよこんにちは』とかプルーストのこの小説も人気があったけれど、
多くは第一編2部の『スワンの恋』まで位しか読んでいないのではないでしょうか(私がそうでしたから)。

今回の草月流体験レッスンは外国人向けなので英語で行われるのですが、友人がボランティアスタッフとして参加していたので、
日本語でほぼ個人レッスンをしてくれました→Tさん、ありがとう!
我が労作です。
ユキヤナギと真紅の薔薇の組み合わせ、なかなか悪くないですよね(^O^)。



お花は持ち帰ることができて、本当は今日これから会う友人にあげようかと思っていましたが、
殺風景なホテルの部屋にこのまま飾っておこうと思います。



オーストラリアや米国、シンガポールなど多分20人以上が参加していてインターナショナルな雰囲気でした。
参加者の半分は私のような初心者、あと半分は東京在住の外国人やわざわざ海外からコース受講にやってくる上級者です。
もう30年もコースを受講されているというフィンランドのヌルミネン蘭加さんの作品です。



講師の福島先生は「投入れ」と「テーブルセッティング」を流暢な英語、
そして草月流特有の「後ろ生け」で見事に生けて下さいました。





「テーブルセッティング」の左右の花器は漆、水を張った黒い花器には金箔を浮かべています。



レッスン後は隣の日本間の生花や床の間の掛け軸を拝見しました。
「色即是空」の書はお家元だった勅使河原蒼風さんのお作でしょうか。





その後「とらや」でお赤飯のランチ、豊川稲荷に寄って帰りました。
ご一緒したOさんともほぼ10年ぶりの再会でした。










今日はこのあと友人と東京国立近代美術館の展示会をご一緒した後、彼女といつも行く銀座の「三州屋」で夕食です。
明日は大学時代のアパートで一緒だった友人7人とランチ、日本最後の日も友人とランチ後、
歌舞伎を鑑賞してから羽田空港に向かいます。
先週も大学時代のテニス部仲間10人とランチを一緒にしました。
今回の一時帰国では20人と会うことになります。
コロナ禍の後は昔ながらの友人との歓談は特に嬉しかったです。
また来年の一時帰国までみんな元気でね!

これで今回の一時帰国旅行記は終了です。
最後までお付き合い下さりありがとうございました。






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一時帰国2023 - ⑤ (帰郷)

2023-04-25 09:56:00 | 旅行
沖縄旅行の後、夫はひと足早く帰独しました。
私は昨年9月以来、7か月ぶりの帰郷です。
水沢江刺駅を降りたら雪を頂く北上山地が見えました。
道理で寒いはずです。前日の東京は夏日でしたから特に寒さが身に沁みました。



レンタカーで三陸海岸南部の碁石海岸に向かいます。
小学校の遠足でよく来ていたところですが、震災以後訪れていないので25年ぶりでしょうか。
風は強かったのですが快晴で気持ち良い海岸の散策でした。





碁石海岸一番の見どころは穴通し磯です。



実家の弟は桜はとっくに散ってしまったと言っていたけれど、ここではまだ楚々と咲いている桜がありました。





碁石海岸のあとは一路「奇跡の一本松」へ向かいます。



大津波のあと、この一本だけが残ったのですが、
以前このあたりは松が7万本もある松原でした。
毎夏、家族と過ごした高田松原の面影はもはやありません。
松の植樹が進んでいました。





道の駅では広田湾牡蠣の美味しい「カキフライ定食」を頂きました。
ドイツでは大々ご馳走です!!



実家でノンビリ過ごしたあとの銀座は丁度「歩行者天国」で賑わっていました。
やはり銀座の夜は華やかですね。





これで2023年の一時帰国旅行記は終了ですが、次回は番外編として「生け花体験レッスン」をリポートします。








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一時帰国2023 - ④ (沖縄本島)

2023-04-20 07:12:00 | 旅行
沖縄旅行の最後の地は本島です。
宮古島からの到着時は曇天で翌日はほぼ一日中雨が降りました。
沖縄で雨天の日に行くところといえばやはり「美ら海水族館」しかありません。
他のツーリストも同じ考えだったようで大変な混雑でしたが、海の生き物に癒されました。






この水族館のスターは巨大なジンベイザメです。





ただ20年前にこの水槽の視界はもっとクリアーだったような気がするのですが、やはり巨大なアクリルガラスの内側の掃除は難しいのかも知れません。

雨天の翌日からは快晴の日が続きました。
まずはホテル近くの残波岬から真栄田岬を通って万座毛までの「絶景岬コース」です。
残波岬の灯台と7mのシーサー像です。





真栄田岬では青の洞窟に潜るのがアトラクションですがこの日は海が少し荒れていたので潜水は禁止されていたようです。





沖縄のガイドブックに必ず登場する有名な万座毛です。
奥に見えるのはANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートです。





雲ひとつない青空が広がる日は海中道路と橋を渡って浜比嘉島まで1時間半の快適なドライブを楽しみました。





島ではパワースポットのアマミチューの墓を訪れてきました。
古事記のイザナミとイザナギのような神話ですね。








沖縄本島では中部読谷村のホテルに滞在しました。
ここも綺麗なニライビーチが目の前です。





18階の部屋からは隣の白い教会が見えます。
毎日のように結婚のセレモニーと浜辺での写真撮影が行われていました。





初めてアグー豚という沖縄の島豚のしゃぶしゃぶをいただきました。
何でも泡盛のカスやサンゴの粉を餌として与えられるコラーゲンとミネラルがたっぷりで健康と美容にとても良いそうですが、
一回食しただけでは効果はないでしょうね。



「うりずん」という初夏を表す沖縄の古語があることを知人に教わりました。
冬が終わり暖かくなり日差しが強くなる前の一年で最も爽やかな時だそうです。
また「うりずん」の時に沖縄を訪れたいです。













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一時帰国2023 - ③ (宮古島+4島)

2023-04-12 07:45:00 | 旅行
宮古島に初めて訪れたのは20年前でした。
あの当時は宮古島の周辺の島としては伊良部島しか知りませんでした。
でも宮古島は現在北から池間島、西に伊良部島と下地島、南に来間島と橋で繋がっています。
北部に位置するパワースポット大神島へは高速艇で15分で行けますが定期便は一日4往復しかありません。



伊良部島と下地島は地図上では陸続きのように見えますが細い海水路が間にあります。
下地島の空港は以前はパイロット養成専門の飛行場でしたが、現在はLCC専用の空港になっています。

宮古島の魅力は美しいビーチです。新婚カップルの撮影地としても人気があります。





今回は宮古島に到着して2日後に伊良部島北部で自衛隊のヘリコプターが行方不明になったこともあり、
特に島の北部で捜索する自衛隊員を見かけました。
島全体が珊瑚礁に囲まれ強い潮流もあるので捜索は難航しているようです。





夫が今回も是非訪れたかった所は「うえのドイツ文化村」です。
ここは明治時代に宮古島の住人がドイツの難破船を救助したゆかりの地に立つテーマパークです。
2000年7月に行われたG7沖縄サミット時にはシュレーダー元首相もこの地を訪れました。
テーマパークに立つ城はライン河沿いに聳えるマルクスブルク城がモデルになっています。



城の中は記念館になっていてドイツの暮らしや難破船救助の記録が展示されています。
Mundlosという名の昔のドイツのミシンは夫の出身地Magdeburugのメーカーです。
夫の実家は創業者のMundlosさん一家と親交があったそうです。



難破したドイツの商船Robertson号です。
当時中国の港から台湾との間を南下してオーストラリアまで航行する予定だったそうですが、
暴風のため宮古島で座礁してしまいました。
島民に救助され1ヶ月間手厚く世話をされた後本国へ戻ることが出来ました。
この美談に当時のヴィルヘルム皇帝が感謝状を島民に大使を通じて授与したということです。





船が難破したあたりに立つ杭は珊瑚礁の間の船が通れる場所を示しています。
船はこの杭の100m程のところで座礁したということです。



この辺りは岩だらけで岩の穴がハート型になっていることから「ハート岩」と名付けられた岩もあります。



島で一番美しいビーチと言われる与那覇前浜にあるホテルに滞在しています。
対岸の来間島からの写真です。



部屋のバルコニーからは来間島にかかる橋と島の展望台が見えます。





ホテルの庭のデイゴの木の花も咲き始めました。





美智子上皇さまが1972年5月15日の沖縄復帰を詠まれた御歌を思い出します。

この夜半と子らの眠りも運びつつデイゴ咲きつぐ島帰り来ぬ

昨晩は綺麗な夕陽でした。














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一時帰国2023 - ② ( 石垣島 + 与那国島)

2023-04-06 08:11:00 | 旅行
石垣島は今回で3度目の滞在です。
曇りの日は御神崎や北の平久保灯台に行きました。






サビチ鍾乳洞では洞窟を抜けると石垣の海岸に辿り着きます。





晴れた日は川平湾に行ったり、米原海岸でスノーケルを楽しみました。
皆さん海水が冷たいと言っていましたが北海の海で鍛えられている(?)のでそれ程冷たさは感じられませんでした。
ゴールデンウィークあたりから「ハブクラゲ」が出没するということです(以前はいませんでした)。





今回は西表島や竹富島にはいかず、日帰りで与那国島に行ってきました。
外国人ツーリストがほとんど来ないためか与那国空港には英字表記がありません。
レンタカー会社の人もドイツからの人に車を貸すのは初めてとかで、
「国際免許証に関するジュネーブ協定にドイツ、フランス、オーストリアは除外されているので車は貸せません」と言われて驚きました。EU加盟国の免許証翻訳証明書で石垣島のレンタカー会社で既にレンタルしていると言ったら→わざわざ電話で確認してようやく借りることができました。





与那国島には日本最西端碑が立っています。
途中の道沿いで野生の与那国馬がのんびり草を食んでいました。





半潜水艇の海底遺跡クルーズに参加しました。
青空が広がる好天でしたが強風でした。
断崖が続く海岸線沿いに遺跡が沈む地点まで20分程のクルーズです。





遺跡が沈む地点に到着すると船底に降りてガラス窓越しに遺跡を眺めます。
遺跡ではなくて自然の地形だとする説もあるようですが、私はやはりロマンのある古代遺跡説を信じたいです。





クルーズの後は「Dr.コトー診療所」を訪れました。








その後は立神岩や軍艦岩を眺めて帰りのフライト時間まで浜辺でのんびりしました。



















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