気がつけばふるさと離れて34年

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秋色

2021-10-31 16:19:00 | 日記
今日から冬時間です。
夜中の3時に時計の針を2時に戻すのですが、我が家では昨夜就寝前に調整しました。
日本との時差は8時間になりました。

森はすっかり秋色に染まっていました。




散歩路もすっかり落ち葉の絨毯に覆われていました。



晩秋の木漏れ日の中、散歩や乗馬、ジョギングを楽しむ人々に多く出会いました。




先日の嵐で倒れた大木がまだ道を塞いでいました。



今日はハロウィンです。
昨年までは玄関先にパンプキンを飾るお宅もありましたが、
今年は見かけません。
先週スーパーでパンプキンの売れ残りを見ただけです。



ハロウィンの魔除けでコロナという悪霊を追い払って欲しいものです。







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恩田陸著 『蜜蜂と遠雷』再読

2021-10-28 17:21:00 | 読書



この本を再読しようと思ったのはこの間のショパンコンクールの様子をYouTubeでフォローしたためです。
日本人ピアニストが2位と4位に入賞したこともあり、今回のコンクールは日本ではかなり話題になったようですね。

ピアノコンクールが描かれたこの長編小説のモデルは浜松国際ピアノコンクールで
著者の恩田陸さんは執筆にあたり2006年の第6回大会からほぼ全参加者の演奏を聴き、
執筆終了後の第10回大会も引き続き演奏を聴き続けたそうです。
(以上ウィキペディアからの情報)
今年の11月には第11回大会が開かれる予定だったのですが、コロナ禍のため中止になったということで残念でした。
海外からの参加者が多く、その方たちに入国後2週間(現在は10日間まで短縮されましたが)の自主隔離を要請するのは難しいとの理由からだそうです。
もし開かれていれば、ショパンコンクールのあとだけに注目されたことでしょう。
浜松の第9回大会で優勝したイタリアのアレクサンダー・ガジュヴィは今回のショパンコンクールでは日本の反田恭平さんとともに2位になっています。

前回読んだ時と同じように第1次予選から本選までの主人公4人の演奏に関する詳細な描写に驚きました。
主人公のひとり「ジュリアードの王子様」と呼ばれるマサルの第1次予選の演奏描写はショパンコンクールでの反田さんの演奏で私も同じような感想を持ちました。長いのですが引用します。
「・・・なんて楽そうに弾くんだろう。どこにも余計な力が全く入っていない。鍵盤を撫でているかのようなのに音の粒は明確だし、隅々までピアノが鳴っている」

この本の後は宮下奈都著『羊と鋼の森』も再読したいと思っています。



調律師について描かれたこの本もショパンコンクールに触発され再読したくなりました。
数年前「もうひとつのショパンコンクール〜調律師たちの闘い」というドキュメンタリーを視聴しました。
ショパンコンクールのコンテスタントが選べる4つのピアノメーカーの日本人調律師にスポットが当てられています。
シュタインウェイの調律師は日本人ではなかったので、このメーカー以外のヤマハ、カワイ、ファツィオリの調律師のコンクール中の厳しい仕事ぶりが描かれていました。
このドキュメンタリーで初めてファツィオリというピアノメーカーのことを知りました。
そして今回のピアノコンクールで一位になったピアニストが選択したのがファツィオリでした。
それで入賞者のガラコンサートでも皆さんファツィオリのピアノで演奏しました。

『羊と鋼の森』ではピアノという楽器が奏でる音に真摯に向き合う調律師たちが描かれています。
ファツィオリ社の日本人調律師、越智さんのようです。
この小説では調律師に成り立ての主人公がコンサート用ピアノの調律をするベテランの調律師に
彼が調律で目指す音について尋ねる所があります。
それに対して彼は原民喜の文体に関する言葉で答えています。
これも長くなりますが引用します。
「明るく静かに澄んで懐かしい文体。少しは甘えているようでありながら、きびしく深いものを湛えている文体。
夢のように美しいが現実のようにたしかな文体」
ここで描写されている文体を音にかえるとどのような音色になるか想像もつきませんが、
とても素敵な音の世界のような気がします。


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2021-10-23 18:07:00 | 日記
一昨日の木曜日(10月21日)ドイツは大嵐に見舞われ強風が吹き荒れました。
嵐も過ぎ去ったので森に被害状況視察に出かけました。
大木が何本か倒れていました。





微力ながらこれ以上倒れないように押してみました(^○^)。



倒木が道を塞いでいたので、男の子は乳母車から降りてお母さんのあとを恐る恐るついて行っていました。
彼にとっては人生初の大冒険かもしれません。




キノコは嵐を物ともせずビッシリと繁殖していました。




本当は嵐の日デュッセルドルフに期日前在外投票に行きたかったのですが、
アウトバーン走行中突風で吹き飛ばされそうだったので自宅待機することにしました。
今回の投票は棄権します。
でも2019年の参院選までは毎回貴重な(?)一票を投じていました。












コメント (2)
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レストランでランチ

2021-10-21 14:12:00 | 日記
もう4日前のことですが、この間の日曜日、友人とレストランでランチをご一緒しました。




レストランは「Malteser Komturei」という名前です。
日本語に直訳すると「マルタ騎士修道会地区本部」という瀟洒なレストランにはそぐわない
何とも無味乾燥な意味になってしまいます。
以前ここはイェルサレムへの巡礼者を保護した騎士修道会の地区本部の建物でした。
昔の旅の手段は馬でしたから、この建物の隣には大きな厩舎もありましたが、
現在は閉鎖されています。
レストランの前には大きな池があります。
近くに湧き水があるので水はそこから流れてきているようです。
白鳥も2羽いて、夏にテラスで食事をすると寄ってきて餌をねだります。

今回メインは「鴨胸肉のロースト、カラメルソース」とデザートは
「クレームブリュレ、ラズベリーのシャーベット、チョコレートムース」のセットを頼みました。




食後は近くの森を散歩しました。




途中、Zweiffel城を通過しました。




ドイツ語でZwefelは「疑惑(英語だとdoubt)」という意味です。
蔦も絡まり何となく薄暗い疑惑に満ちているような雰囲気ですが、
でもこのお城はZweiffelで「f」がひとつ多いです。
Zweiffel侯爵家がドイツにいくつか所有しているお城のひとつだそうです。
時折コンサートが開かれます。







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スマホデビュー + 時間泥棒(?)

2021-10-18 17:54:00 | 日記
遂にスマホを購入しました。



夫は相変わらずガラケーで、当分購入するつもりもないようです。

私はこれまでスマホがなくても特に不便は感じていなかったのですが、
コロナワクチンのデジタル接種パスをスマホにダウンロードすれば紙媒体を携帯しなくても良いということと、
日本人の友人とライン(LINE)で繋がると便利かなと思いました。
ちなみにドイツでラインは知られていなくて、チャットアプリだとWhatsAppが主流です。

これまで数人の友人とラインで繋がりました。
でもこの方にはお知らせすべきではなかったと後悔している方がお一人います。
彼女と電話で話していた時に偶々スマホを購入してラインアプリも入れたと伝えました。
その後彼女とラインで繋がったら、「スマホの先輩」として色々助言を下さったのは良いのですが→
合計10件くらいメッセージや写真が入り、その度に返事を入れていたら、その前の電話の時間と合わせて
ほぼ2時間も時間が経過していました。
その後、今度は土曜日の午後スマホに電話が入り、彼女は今度iPhoneの一番新しいモデルを購入し、
それがいかに優れているか、に始まり、現在の私の契約だと通信容量が制限されるので見直すべきだとか→
またまた私にとっては無駄な長電話でした。
先日の読書にあてようと思っていた2時間と、いつもならまったりと心地よい土曜日の午後のひとときが
盗まれてしまったようで、返して欲しいです!!

今日は個人的な愚痴になってしまい恐縮です。

「何もせずにボーっとできる」のはとても優雅な特権なのだと感じます。
このような無為の時間ってヘルシーだと先日ドイツの雑誌に記事が掲載されていました。







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