気がつけばふるさと離れて34年

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一時帰国 2016 - 3 ( 上毛三山 )

2016-05-31 06:11:47 | 旅行
今回は上毛三山(妙義山、榛名山、赤城山)と伊香保温泉、四万温泉について記します。

妙義山って、日本三大奇景のひとつなんですってね。九州の耶馬渓とあとひとつは思い出せません。





榛名山は湖から眺める均整のとれた姿が有名です。
優しい榛名富士に比べて「榛名神社」は溶岩壁の間をぬって建てられた荒々しい神社です。





赤城山では湖上に立つ赤城神社の写真しかありません。


妙義山では「妙義グリーンホテル」に泊まりました。
ゴルフ場のホテルで部屋から勇壮な妙義山と共に綺麗なゴルフコースもながめることができました。
今回は旅に出る前、夫が膝の調子を悪くしてしまったのでゴルフはお預けでした。


今度の旅の宿泊先で一番良かったのが伊香保温泉の「天坊」です。
岩風呂や露天風呂も良かったのですが、料理長自らが描いたお料理の絵を和紙にプリントしたお品書きをテーブルセットに用いていたのがとても洒落ていました。

お部屋のお花や置物も良かったです。



四万温泉では積善館に泊まりました。
創業300年の古色蒼然とした建物は宮崎駿監督の「千と千尋」のモデルになったということですし、
「花子とアン」の撮影でも使われたそうですが、写真は夫のカメラでしか撮らなかったようです~_~;
でも共同風呂の建物も昔風に建てられていて風情がありました。

ダム湖の不思議なトルコブルーの水の写真をご紹介して今日の旅の記録を終了します。

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一時帰国 2016 - 2 ( 輪島 から 立山 )

2016-05-27 22:14:38 | 旅行
輪島から立山までです。

輪島では有名な朝市にも行きましたが、宿泊したホテルで観た「御陣乗太鼓」が印象的でした。




昔、上杉謙信の兵士がこの地区を襲ったおり、対抗すべき武器を持たなかった村民は樹の皮で仮面を作り、海藻を頭髪とし、太鼓を打ち鳴らしながら上杉勢に夜襲をかけて、これを追い払ったのが起源なのだそうです。

輪島の後は見附島で昼食をとりました。


それから氷見を通って和倉温泉で一泊、翌日は滑川の「ホタルイカ・ミュージアム」を訪れました。
富山湾の闇夜を照らすホタルイカのことを色々学ぶことができました。
お昼はミュージアムのレストランでホタルイカの天ぷらとフライに舌鼓を打ちました。



翌日は雄大な立山連峰を訪れました。
みくりが池から主峰、雄山を眺めることができました。
剱岳はやはり名前の通り、険しいですね。
ここでも「雪の大谷」を見るためにアジアからの大勢の観光客で賑わっていました。




次回は上毛三山(妙義山、榛名山、赤城山)と伊香保温泉、四万温泉について綴ります。

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一時帰国 2016 - 1 ( 道頓堀、永平寺、金沢)

2016-05-21 06:34:01 | 旅行
毎年5月の連休後3-4週間、一時帰国をします。
いつも始めの2週間は夫と各地を旅行し、その後、夫は帰独、私は一人で実家に行き親戚の方々と会ったり、東京では友人に会います。東京では歌舞伎観劇も楽しみのひとつです。

今年の旅行先は能登半島と上毛三山(妙義山、榛名山、赤城山)です。

5月9日の早朝に関空に到着して以来、既に10日間程経過しました。
移動が多かったことと、宿泊先のネット環境があまり良くなかったこともあり、これまでブログアップできませんでした。

今日は旅行記、その1で、大阪から金沢までを写真と共に簡単に綴ります。
まず道頓堀です。有名なカニとグリコマークです。グリコの明るい照明がなかったのが残念でした。
以前のネオンではなくLED照明にしてから調子が悪いということでしたが。それにしても中国人旅行者の多かったこと! ドン・キホーテで爆買いしていました。何でも中国で高く転売するのだとタクシーの運転手さんは言っていましたが、洗顔フォームクリームとか薬用トローチとか30-40個も購入していましたよ。



大阪滞在後はサンダーバードで福井に向かいレンタカーでまず永平寺に行きました。
小雨にけぶる永平寺の後は越前大仏にも寄りました。



越前海岸では好転に恵まれました。
突然の蛇との遭遇に思わず「ヒェッー」と飛び退いてしまいましたよ。
蛇の方は悠々(?)と山側にニョロニョロ進んで行きました。
蛇のことを同い年の友人に話したら、「私たちは巳年で同類なのだから別に怖がる必要はない」というようなことを言われましたが、でも実際に遭遇してみるとねぇ、干支はあまり関係ないみたいです



金沢に行く前に白山比咩神社に寄りました。
丁度「なんじゃもんじゃの木」が綺麗に咲いていました。
金沢は兼六園も良かったけれど、やはり駅前の新アーチが圧巻でした。




金沢の後は輪島、和倉温泉、立山連峰を訪れましたが、この旅行記は次回で綴ります。
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編集者について

2016-05-06 15:58:05 | 日記
毎週火曜日のドラマ「重版出来」を楽しく視聴しています。

黒木華さん演じる主人公は出版社に入社後コミック誌の編集部に配属された新人編集者です。

(実際とは違うのかもしれませんが)編集者の仕事とはどういうものかが描かれています。

編集者が作品の出版に大きな影響を与えるということがわかります。

今年の春、出版され話題となったドイツの作家ジークフリート・レンツの小説「Der Überläufer」(敵方に寝返った者)が執筆後65年経った後に出版されたのは当時の編集者と意見があわなかったことが理由だそうですから、やはりこれなど編集者の大きな影響力を示すものといえるでしょう。


ジークフリート・レンツの小説は何冊か邦訳されていますから読まれた方もいらっしゃるかもしれません。

私は「国語の時間」しか読んでいませんが良い作品でした。


「Der Überläufer」の原稿をレンツは1951年に出版社に提出します。その時の編集者は当時の政治状況から原稿で直すべき点を色々と指示したのですが、レンツはそれに従うことなく「あと2-3年したらまた新しい作品を執筆します」と言ったまま、原稿は引出の奥に仕舞われていました。

レンツは亡くなる2年前にマールバッハにある「ドイツ文学記念館」に書簡類などを提供するのですが、そこにこの未発表の原稿も含まれていたのです。

そして死後2年後の今年、出版されベストセラーになったのです。

レンツが35歳の時に書かれたものですが、素晴らしい作品でノーベル文学賞受賞作家のギュンター・グラスやハインリッヒ・ベルに匹敵するとの高い評価を受けています。

「国語の時間」の出版後、レンツは「ドイツ人が背負った巨大な罪を清算する手助けをするのが作家の仕事」と述べていますが、

今回の作品でもそのような作家の意識が盛り込まれているようです(まだあらすじしか知らないのですが)。

長い年月の後にようやく日の目を見たこの小説のことをフランクフルター・アルゲマイネ新聞は

「ともあれこの小説の出版は読書好きにとっては大きな幸運といえるだろう」と記載しています。

間もなく一時帰国するので帰独後、読むのを楽しみにしています。

「国語の時間」も再読したいと思います。
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パナマ文書

2016-05-02 12:00:45 | 読書
ドイツの日刊紙「南ドイツ新聞」がパナマのオフショア資金口座のことを暴露してから世界中で「パナマ文書」が話題になっています。

2週間ほど前に本屋さんで平積みされていたので本を購入しました。



「ちょっと覗いてみるか」と手にとった夫に独占されてしまい、一週間ほど前からようやく読み始めました。

一年程前に「データに興味があるか」というメールを受信する第一章から最後に租税回避のためのペーパー・カンパニーを21万社以上も設立した法律事務所「モサック・フォンセカ」の本社があるパナマを訪れる最終章までまるで推理小説を読むみたいにスリリングな展開が描写されています。

データ量が膨大なために国際調査報道ジャーナリスト連合(ICU)に出向き、連合に加盟するジャーナリストに秘密裡に協力を依頼するためにワシントンを訪れ、プレゼンテーションをする場面も印象深いシーンでした。

その結果、約80カ国のメディアのジャーナリスト400人がデータ調査・取材に参加したのです。

「パナマ文書」の影響はこれまでアイスランドの首相が辞任したことや、ナチに略奪され行方がわからなかったモジリアーニの絵画がスイスで見つかった位ですが、5月10日に関係する企業や個人名が発表されるということですから、これから本格的な捜査が始まることと思います。

誰がこの膨大なデータを漏洩したか謎ですが、該当者は生命の危険にさらされていることは事実でしょう。

最終章に登場する調査・取材に協力したパナマの新聞社の職員には「防弾チョッキ」が配布され「ボディガード」が付けられたということです。

一応「読んだ」ということにしていますが、租税回避するための種々の手法については租税や財政、投資関連の専門用語がわからなくて、

あまり理解できませんでした。

我が家は租税回避する必要など全然ないのですが、以前コスタリカへ旅行した折、パナマにもよりました。

その時の思い出が夫が購入した「パナマ帽」です。



パナマ同様、タックスヘイブンとして知られる英国領ヴァージン諸島には以前(18年も前!)クルージングで訪れたことがあります。

その時の写真を3枚、添付します(私も若かったなぁ)。






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