気がつけばふるさと離れて34年

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今日の昼食は「肝臓のチーズ?」

2016-08-30 11:58:10 | グルメ
レパートリーの少ない我が家の食卓によく登場するのが「レバーケーゼ」、ドイツ語で「ケーゼ」はチーズ、「レバー」は肝臓ですから、直訳すると「肝臓のチーズ」です。



これは肉類を挽いた物とスパイスを型に入れて蒸し焼きにした食品で日本では「ドイツ風ミートローフ」などと呼ばれているようです。

以前はレバーも混ぜていたようです。形がちょっとチーズに似ていることから「レバーケーゼ(チーズ)」との名前がついたのだとか。

お肉屋さんで厚切りにしてもらいフライパンで焼くだけで出来上がりです。

我が家では縮緬キャベツの生クリーム煮とジャーマンポテトの付け合せで上に目玉焼きを乗せます。



縮緬キャベツは表面がチリチリになっていることから日本ではこのような名前がついていますが、フランスのサボイ地方の料理によく登場することから「サボイキャベツ」とも呼ばれているようです。ドイツ語ではWirsingkohlです。



我が家では生クリーム煮の冷凍食品を解凍して付け合せにします。

ジャーマンポテトはあらかじめ茹でておいたポテトをベーコン、玉ねぎと炒めるだけですが、ドイツの料理の本にはキャラウェイ・シーズをふりかけることとあるのでいつもそうしています。



ソースとしてトマトケチャップが何故かよく合います。




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小泉八雲著 「耳無芳一」

2016-08-27 16:23:56 | 読書
昔、ギリシャのイオニア海をセーリングしました。
その時レフカダ島にある船のチャーター会社でヨットを借りました。
以来、毎年宣伝グリーティング・カードをいただくのですが、今年も届きました。


イオニア海はエーゲ海程、混雑してなくて海も穏やかなので結構、セーリングの海域としては人気があります。島も鄙びた所が多くて、長閑な雰囲気で心地良いセーリングだった思い出があります。


ただギリシャ財政危機後はヨットのチャーター会社の経営も厳しいようです。

この会社があるイオニア海のレフカダ島で1850年、怪談「耳無芳一」などの著作で知られる小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は生まれました。

アイルランド人のお父さんはイギリス軍の軍医少佐として当時はイギリス領だったレフカダ島に駐在中にギリシャ人女性と結婚し、ハーンが生まれました。生地のレフカダ島からラフカディオというミドルネームが付いたということです。

ハーンが島にいたのは出生後2年間だけで、1852年には両親と共にお父さんの家があるダブリンに移住し、子供時代をアイルランドで過ごしました。

その後、移民船でニューヨークに向かい、ジャーナリストとしてアメリカの通信社で働くようになります。
その時知りあった世界一周取材旅行で日本を訪れたことがある女性ジャーナリストから日本がいかに清潔で美しく人々も文明社会に汚されていなくて、高潔で素晴らしい国であることを聞き、日本に憧れを抱くようになります。

1890年頃というと、鎖国後、明治時代に入って20年後ですから、外国の人にとってはとても興味深い異国という印象を受けたのでしょう。

そして通信社の特派員として日本に駐在後すぐ、通信員としての契約は破棄して英語教師として仕事をするようになります。

1896年には東京帝国大学の英文学講師に就職し、日本に帰化し「小泉八雲」と名乗るようになります。

東大の講師は1903年まで勤めますが、退職後、後任が夏目漱石だったというのも今回、八雲のことをネットで調べている時、初めて知りました。

久しぶりに「耳無芳一」をまた読んでみたくなり、青空文庫でダウンロードして読みました。


小泉八雲は著名な日本文化紹介者の一人として知られています。
もうひとり日本文化紹介者として知られるモラエスについてもいつか記したいと思っています。

先月末、急逝した友人のご主人がモラエスを研究していて、モラエスゆかりの地、鳴門を二人でよく訪れていました。
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デュッセルドルフのおにぎり屋さん

2016-08-25 15:45:41 | 日記
パスポートの申請にデュッセルドルフの総領事館に行ってきました。

帰り道、ケーニッヒスアレー(王様通り)という瀟洒なショッピング通りを通過したら、大変な人だかりでした。




その日はデュッセルドルフが州都になっているノルトライン・ウェストファーレン州設立70周年ということで、英国のウィリアム皇太子も出席されて記念行事があるということでしたので、何か関連行事でも開かれているのかな、と思ったら違っていました。

皆さん、ポケモンGOに興じていたのです。
ドイツでも大変な人気です。

夕食用にWARAKUというお店でお弁当を購入しました。


このお店は「世界の日本人妻は見た」という番組で今年の4月12日に「ドイツで初めてオニギリを紹介したところ」として取り上げられ、それ以来、評判になっています。

何でも日本の漫画「君に届け」に主人公が好きな人に好みのオニギリを作ってあげるシーンがあるのだそうで、この漫画のドイツ語版のドイツ人愛読者の間で「漫画に出てくるオニギリが買えるところ」として口コミで広がっていったのだそうです。




多分12-13種類位あるかと思いますが、人気は「照り焼きチキン」だということです。
日本人に人気がある梅や昆布、鰹節などはドイツ人にはあまり好まれないのだそうで、隅に置かれていました。私はお弁当しか購入したことがないのでおにぎりのお味の方はわかりません。友人に言わせるとちょっとご飯が硬すぎるということです。お弁当は結構、美味しいと思います。

ドイツ人の間でおにぎり人気は上昇中だそうで、1日700個もおにぎりを売っているのだそうです。

経営者の日本人女性は3人のお子さんを育てながら、朝3時起きで頑張っているのですって。
タクマシイですね〜。
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タジン会

2016-08-22 18:07:40 | 日記
以前モロッコにコッテジを持っていた友人ご夫妻が毎年夏になると大きなタジン鍋で調理するタジンの昼食会を開いてくれます。

奥様は日本人でバイオリニスト、ご主人はドイツ人で音楽ジャーナリストです。
料理はもっぱらご主人がなさいます。

今年でもう10回目になります。
今回も奥様の日本人の友人8名が集まりました。
今年は先月末に急逝された友人を偲ぶ会にもなりました。

食前酒の前に広いお庭を散歩します。
今日はお孫さんも来ていました。


食事が並ぶ前のテーブルです。


前菜はアボカドクリームとスモークサーモンでしたが写真を撮るのを忘れました。
その後、レンズ豆のサラダもありました。


今日のメインのタジンは牛肉、イチジク、アーモンドをタジン鍋で煮込んだものでモロッコでは「結婚式のタジン」と呼ばれているそうです。


今日、初めて口にしたのはイタリア・ピエモンテ産の「ブラックライス」です。
お土産にいただきました。
いつか挑戦したいと思います。




いつもお礼の品を何にするかご招待された皆様と相談して決めるのですが、昨年は奥様用にバイオリンの弦をお持ちしました。
今年はグルメのご主人用に赤ワインとチーズの詰め合わせをお持ちしました。
今回の品に合うカードを見つけることができました。


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8月のペンギン

2016-08-19 17:29:09 | 旅行
ドイツの我が家では2冊の和製卓上カレンダーを使用しています。

いつも季節の風物詩で飾られているのですが、今月のカレンダーには何と「ペンギン」!



もう一冊の方はいつも通り花火とか8月の風物を記してあるのですけれどねぇ。



ペンギンを見て思い出したのは2008年の「南極クルーズ」で出遭ったペンギン君たちです。

南極クルーズ船は通常、アルゼンチンにある世界最南端の町ウシュアイアから出港します。

私たちが乗船したのはロシア船籍の「オルロヴァ号」です。
船長始め乗組員は全てロシア人です。


「南極クルーズ」とはいっても南極大陸に上陸するのは一度だけで、他は大陸先端にある島に上陸します。
それで大陸に上陸した時には証明書が発行されます。
上陸港は「ネコ・ハーバー」です。
といっても「猫」とは関係なくスコットランドの捕鯨船の名前らしいです。
証明書の真ん中の部分が欠けているのはそこに私の名前が記されているからです。
まぁ、別に私の名前が世間に知られても構わないのですが一応「データ保護」ということでご了承ください。




クルーズ最終日のメニューです。


ペンギン君たちが集まって情報交換しています。


アフリカのサバンナでもそうですが、ここでは私たちはペンギン達の居住区域への侵入者です。
ペンギン君の通り道は避けて通らなくてはなりません。


南極のペンギン君は堂々と威張っていて素敵でした。


当時「南極クルーズ」に参加する日本人なんているのかなぁと思いましたが、いらっしゃいました。

優雅に新婚旅行をなさっているカップル、一年間かけて世界一周をしているというこちらもセレブな若いカップル、そして3年かけて世界一周しているという若者、皆さん今頃どうしていらっしゃるかしら?

実は南極には温泉もあるのです。そこで入浴したお写真はまたいつかの時にアップしたいと思います
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