気がつけばふるさと離れて34年

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今日は投票日

2017-09-24 17:21:26 | 日記
今日は連邦議会選挙の日でした。

あと一時間ほどで投票時間が終了し結果がわかります。

私は選挙権がないのですが、お天気も良かったので夫について投票所まで行ってきました。

我が家から徒歩で10分ほどのところにある小学校が投票所です。

普段は車で通るだけなので気づきませんでしたが、随分樹木も色づいていました。


梨の木には梨が一個だけしか残っていませんでした。


蔦の家では窓が見えなくなるぐらい蔦が繁殖していました。


投票所の小学校は日本とは雰囲気が違いますが、自分の小学生時代を思い出して懐かしくなりました。





夫を待って、外に立っていたらドイツ人のおばさんに「投票所はどこですか?」と尋ねられてしまいました

これまでの国政選挙での投票率の最高は1972年時の91.1%でした。


前回2013年の投票率は71.3%で低いと若者の政治への無関心さが批判されていましたが、それでも日本の投票率よりは高いのではないでしょうか?今年の投票率は前回を上回るのではないかといわれています。

今年の総選挙費用は9千万ユーロ(約110億円)以上で過去最高といわれていますが、それでも日本の国政選挙費用よりは随分と少ないと思います。

それにドイツでは国会も首相も4年間の任期を満了していますし、この間閣僚のメンバー交代は3人だけです。

それも二人は連邦大統領や州首相に就任したためですし、おひとり(連邦農水相)も日本のように失言や不倫騒ぎなどではなくて確か

自分が幹部を務める党の連邦議員が不祥事を起こしたことの責任を取られたのではなかったかと記憶しています。

間もなく日本でも衆議院が解散され総選挙になるようですが、かなり「税金の無駄使い」のような気がします。

追記:明後日からナポリ方面に旅に出かけます。ブログアップが遅れるかもしれません。


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探査機「カッシーニ」と「はやぶさ」

2017-09-16 15:36:30 | 日記

アメリカ航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)によって開発され、1997年に打ち上げられた土星探査機「カッシーニ」がその使命を終え、

9月15日に土星の大気圏に突入し燃え尽きました。

20年間にわたるお勤めご苦労さまでした。

日本での取り扱いは小さかったようですが、こちらでは大きく報道されていました。





日本中を沸かせた「はやぶさ」は7年間の命(?)でしたが、地球に帰還したということで大きな感動を呼びました。

早速DVDを再視聴しました。



2010年6月にオーストラリアのウーメラ砂漠に小惑星イトカワのサンプルが収められていたカプセルが着陸する直前に、

「はやぶさ」の本体は大気中で燃えて失われました。

当時のプロジェクトリーダーだった川口淳一郎さんが実際に発言したかどうかはわかりませんが、佐野史郎さん演じる川口さん(映画では川渕さん)が

「それじゃあ、最後にはやぶさ君に地球の姿を見せてやろうじゃないか」と「はやぶさ」に「君」をつけて言っていたのが印象的でした。

「はやぶさリターン」で湧いた一年後に東日本大震災が起こりました。

その後、「復興支援講演会」での川口さんの講演記事は今でも保存しています。



以前、JAXAの前身の宇宙開発事業団の方々とご一緒に仕事をさせていただいたことがあり、種子島の「航空宇宙センター」を一時帰国中に訪れたことがあります。

「はやぶさ」が発射されたのは内之浦ですが、種子島の発射場も美しい浜辺の側にあり、世界で最も美しいロケット発射場といわれています。


最後の写真は種子島に向かう前に訪れた開聞岳です。
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時事ひとりごと - 30(惜しまれる政治家)

2017-09-07 16:37:29 | 時事ひとりごと

今月末ドイツでは連邦議会選挙が行われます。

選挙前最後の連邦議会が先日開かれました。

開会後、最初に今期で12年間務めた連邦義議会議長を退任すると同時に38年間の議員活動に終止符を打つラマート連邦議員が

お別れの挨拶をなさいました。

普段「国会中継」などは視聴しないのですが、この日はたまたまテレビをつけていたので、偶然ラマート氏の演説を聞いたのですが、

感銘しました。

ヴァイツゼッカー元連邦大統領の名演説「過去に目を閉ざす者は、現在に対してもやはり盲目となる」に匹敵する位、ラマート氏の言葉には心を打たれました。

特に民主主義と三権分立のひとつである立法権を有する国会の役割に言及した部分が印象に残っています。

「独裁政権では人民の社会参加を必要としないが、民主主義は人民が関与することにより維持できる」と近年の周辺国の独裁下、極右化を警告しています。

また「ドイツの連邦議会は他国の議会に比べて強い影響力を持つ存在ではあるが、『政府を監督する権限』をもっと使用しても良い」と政府と国会にたいして耳の痛いことも述べています。

そうそう昔、高校の時の「政経」の授業でそんなことも学んだような記憶があります→すっかり忘れてしまいましたが、こういう知識ってやはり大事なことだと思います。

連邦議会(国会)は「民主主義が脈打つ場所」(私の意訳です)という言葉には思わず姿勢を正してしまいました。

もし私がドイツ国籍を持っていたら、このような政治家のいる自国のことを誇りに思ってしまいます。

国籍はないけれど、このような政治家がいる国に住んでいることに安心感を抱きます。このような政治家がいる限り、この国は間違った方向には進まないのではないかと思うのです。

ラマート議員同様、今期で辞職される議員が数人いらっしゃいます。

でも一番「惜しまれる」政治家はやはりノーベルト・ラマート氏です。

演説後、連邦議会議員全員がスタンディングオベーションを行っていました。私もテレビ画面に向かって思わず拍手をしてしまいました。

罷免が渇望される米国大統領や続投を多くの人が願っていないような日本の首相とは大きな違いです。



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お香

2017-09-03 16:59:05 | 日記

このところ毎日のようにお香を聞いています。

数か月前に知り合いになった付近に住む日本の方が佐渡のご出身だということで、

先月、彼女が一時帰国をされる時にそれまで一度しかお会いしていなかったにもかかわらず

佐渡の妙宣寺にお寄りになる機会があったら「阿仏香」というお線香を購入してきて下さらないかと、かなり図々しいお願いをしたのです。

先週佐渡からお戻りになり、私の図々しいお願いの品をお持ち下さいました→Kさん、本当にありがとうございます。



我が家には延暦寺、東寺、永平寺などで買い求めたお線香が色々あるのですが、10年以上前佐渡を訪れた折、購入した「阿仏香」の香りがとても気に入っているのです。


香炉もいくつか所有していますが、よく使用するのは次の2つです。


ドイツでお香に親しむようになったのは、30年ほど前に近くのデパートで催された「日本週間」で、
「香道」のデモンストレーションを見てからです。

それまでお香というと祖父母の家に漂うお線香の香りの記憶しかありませんでした。

「香道」というものに興味を抱き、本も購入しましたが、まさに「積ん読状態」で今日に至っています。



折々開いては微笑んでいる愛読書「翻訳できない世界の言葉」の「積ん読」のページの左側には以下のような文章が書かれています。

「積読のスケールは、一冊だけのこともあれば、大量の読まない蔵書になっていることもあります。玄関を出るまでに、ページを開いたことのない
『大いなる遺産』の本にいつもつまずいてしまう、知的に見えるあなた。その本、日の目を見る価値があると思いますよ」

最後に「お香」の番外版でオマーンで購入してきた「乳香」です。



あの「アラビアン・ナイト」に登場する船乗りシンドバッドはオマーンのソハール港から出港したといわれ、この乳香を焚くと
まさに「気分は千夜一夜物語」というところなのですが、火災報知器がアラームを鳴らすのではないかと思われるほど尋常ではない大量の煙が発生してしまいます。大きなモスクのホールだと良いのだと思うのですが、狭い我が家では色々調整が必要なようです。
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