よっちゃんのおててつないで

よっくんとカブの夫婦ウオーキングブログです。
2018年12月長崎出島~東京日本橋完歩。

日本茶発祥の地を訪ねて(佐賀県神埼郡吉野ヶ里町)

2015-03-06 15:18:29 | 日記

ネットを見ていたら、日本茶発祥の地が佐賀県吉野ヶ里町にあるというので行ってみました。

福岡から国道385号線を走り、有料の東脊振トンネルを通り、吉野ヶ里町松隈へ。

ここは、旧東脊振村で、2006年3月三田川町と合併して「吉野ヶ里町」になりました。

トンネルを過ぎると「道の駅吉野ヶ里さざんか千坊館」があります。

 

道の駅から見ると、福岡・佐賀県境にある脊振山系、南の方を見ると天気が良ければ、島原半島などが見渡せます。(残念ながらこの日は、曇っていて見えませんでした)

道の駅には、脊振山系のおいしい湧水を汲むことができます。40㍑で@100です。

   

店内に入ってみると、吉野ヶ里町の特産品がたくさん並んでいました。黒ニンニクもあり、即購入。また、ミシュラン福岡・佐賀版に掲載された、「玄海鯖ずし」もありました。

  

店内の奥の方を見ると、食事をするところがあります。まだお昼前でそんなにお腹がすいていませんが、野菜チャンポン、野菜カレー、ヤマメ(山女魚)料理・・・・・・・・・・など美味しそうなものがそろっています。

「野菜カレー」が美味しそうでしたので これに決めました(@800)。それと先ほど買った「鯖ずし」をいただきます。

野菜カレーは、野菜を油で揚げたり、蒸したりしたのがルーの上に乗っています。鯖寿司は、鯖の身が厚く、さすが、ミシュランという感がします。

  

他のコーナーでは、活きたヤマメの料理もあります。これもおいしそうです。

  

お腹もいっぱいになりましたので、先へ進みます。

 

現在の日本茶をもたらしたのは、日本初の禅寺を開祖した栄西禅師です。

栄西禅師は、1195年、福岡・博多区に日本初の臨済宗「聖福寺(しょうふくじ)」を開祖しました。これより前の1177年には、宋(中国)へ渡るため、福岡・西区今津「誓願寺」に滞在しました。 

この誓願寺では、42の子院を持ち、かなりの規模を誇っていました。今でも通称「寺小路」という地名が残っている程です。

栄西禅師は、宋に文治3年(1187年)まで滞在し、修行を終えた栄西は、多くの経典と一緒に薬草として茶を育てようと、種を持ち帰り育てる場所を探しました。

この脊振山系は、中国の山並みを思わせる眺望の素晴らしさがあり、茶と同じツバキ科の中間であるサザンカがたくさん自生していた事などから、宋から持ち帰った大切な茶種を蒔くのにふさわしい場所として選びました。(一部JAさがより)

 

 道の駅を出てしばらくすると旧道「坂本峠」の看板があります。ここを左折しますが、道幅が狭く、離合に神経を使います。

約1kmぐらい走った所に「霊仙寺(りょうせんじ)」があります。

霊仙寺跡は、8世紀初頭の和銅年間から江戸時代にかけて存在した寺院の遺跡。

山岳仏教の修験場として脊振山系千石山の中腹に開山しました。

中世期(平安 - 鎌倉時代)は付近一体の山地に広まり、一部は肥前国のみならず北方の筑前国側にも及ぶほど栄えました。脊振千坊と呼ばれた。

中世に戦国時代の混乱で荒廃し半ば遺棄される。江戸年間には、水上坊の僧仁周が鍋島家の支援を受け再興した。明治維新の廃藩置県により鍋島家の支援が絶たれ、廃絶しました。

  

現地に掲げられた地図を見ると、ここから20~30分ぐらい登った所に茶園、記念碑があるそうです。てっきり、道路沿いにあると思って、今日は、歩ける恰好で来ませんでした。

また日を改めて登りたいと思います。

入口には、「日中茶経研究交流会来村記念碑」や「静岡県・菊川のお茶記念碑」などが建てられていました。

   

帰りは、吉野ヶ里町、ひがしせふり温泉「さざんかの湯」でゆっくり過ごしました。

 

 


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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ここで発祥しましたか。 (ぶたころ)
2015-03-07 07:54:26
 よっくん しゃん

おはようさんでごわす。

ここで日本茶が生まれましたか。
紅茶、ウーロン茶と違って、緑茶はなんだか新鮮と言うかみずみずしいと言うかやはり日本人には日本茶ですね。

今日、ちょうど先日TBSラジオショッピングに注文していた日本茶が届きます。
このお茶、何度か買っていますけど3煎目くらいまで良い味なので気に行っています。

道の駅と言うと鉄腕ダッシュの0円食堂を思い出しますけど、その土地の名産品などを買うのに便利ですね。

見晴らしも良いみたいだし、観光名所ですね、ここ。
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Unknown (country walker)
2015-03-07 11:39:20
よっくんさんしばらくです、すっかりご無沙汰して居ります。
先ほど「セロリさん」のコメント欄を拝見し、懐かしくこちらへ伺いました。
ご夫婦揃ってお元気そうで何よりです。自分は加齢と共に脚も弱くなり長い距離は無理ですが近場での短い距離を歩いては楽しんでおります。
1月には薩埵峠にも来られたのですね。今ブログで拝見しました。
明日はJRのさわyかウォーキングに参加を予定しています、距離は8kmと短いのですが、今の自分にはこのぐらいがベストです(笑)
これから時々お邪魔します。応援ポチリ!!
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Unknown (あすか)
2015-03-07 16:59:50
お茶は静岡とばかり思っていましたが、発祥地はここですか!
countryさんのお膝元茶所静岡県牧之原台地は大昔大井川に橋が出来、渡し人足の救済のために開墾したという話を最近TVで知りました。

道の駅は便利で楽しい所ですね。地方の道の駅はご当地名産が沢山あり食べる楽しみも倍化します。
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ぶたころしゃん (よっくん)
2015-03-07 17:02:58
こんちは。
日本茶は、ここで生まれました。
初めは、薬草として育てたらしいです。
最近は、道の駅に凝っています。
いろいろ面白いものがあり、その地の特徴が出されています。
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country walkerさま (よっくん)
2015-03-07 17:07:55
ご無沙汰しています。
1月に下田を歩きに行った帰りに薩埵峠に行きました。
前のSNSで素晴らしい所と聞いていましたので私もこの目で見てみたいと思っていました。登った時は、天気も良く、富士山もきれいに見えました。
素晴らしかったです。桜えびもいただきました。東海道も少し歩きましたがいい所ですね。次回の街道歩きは、まだ決めていませんが(東海道か、中山道)東海道もいいですね。
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あすかさん (よっくん)
2015-03-07 17:13:21
コメントありがとうございます。
ここが、お茶の発祥地です。
私も静岡と思っていましたが、静岡でお茶が栽培されたのが、明治になってからだそうです。
霊仙寺跡を登っていくと、「お茶発祥の地」の記念碑が建っているそうです。次回は、歩ける服装で行ってみたいです。
道の駅も進化していますね。
ここでは、黒ニンニクを買いました。食べてみると匂いはしませんし柔らかく食べやすいです。
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誓願寺 (ぼくちゃん & 相棒)
2015-03-07 17:45:46
こんにちわ!
今日はいろいろと案内有難うございました。少しだけですが、「歴女」の気分を味わいました
今日立ち寄った、誓願寺には、「納札箱」がありました。
そこには、八十八か所巡りの金の札が張ってありました。私たちもお札を持ってきたら良かったかなぁ(笑)
道の駅巡りも、美味しいもの😋ものも食べられそうで・・・良いですね
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ぼくちゃん&相棒さん (よっくん)
2015-03-07 19:33:30
今日は、お疲れ様でした。
今、熊本ですか?
「誓願寺」は私門徒ではありませんが、正月3日には、お祭りがあり子供の頃よく行っていました。
栄西禅師は、名前だけは知っていましたが、お茶を日本で最初に栽培した人とは知りませんでした。
来週は、霊山寺に行ってきます。
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鎌倉の壽福寺も栄西が開山しました (セロリさん)
2015-03-08 13:28:08
5日に鎌倉を歩いた時、鎌倉五山第3位の壽福寺の
開山は栄西禅師で、日本に初めて臨済宗をを伝え
宗からの帰国の折、茶の種(苗とも云われる)を持ち帰ったという説明がありました。
「源実朝が二日酔いの時、栄西の入れたお茶を飲んで
治ったそうですよ。」とガイドより説明ありました。
佐賀県が発祥なのですね。
ちなみに茶の効用を記した「喫茶養生記」は、国重文として鎌倉の国宝館にあります。
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セロリさん (よっくん)
2015-03-09 07:46:36
おはようございます。
栄西は、博多の「聖福寺」(ここが、日本最初の臨済宗のお寺です)、京都に「建仁寺」、鎌倉に壽福寺を建立していますね。我が家の近くのお寺に栄西禅師の書いた「誓願寺盂蘭盆縁起」(国宝で現在九州国立博物館にあります)のレプリカがありましたが、きれいな字で書かれていましたよ。
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