5/17(水)ふくおかウォーキング協会の楽しいウォークは、「岡垣の自然と歴史巡り」でした。
集合場所は、JR海老津駅。参加者25名。
「岡垣町」は、福岡市中央区から約40km、北九州市小倉北区から約30kmと北九州市と福岡市のほぼ真ん中に位置しています。
コースは、海老津駅スタート~高倉神社~龍昌禅寺~大地の水~やっぱー岡垣~海老津駅ゴールの約10km。
岡垣町は、ホタルの名所。今月の25日から27日までほたる祭りが開催されます。
小学生の団体に遭遇。聞くと3年生とのこと。皆、挨拶をして気持ちよかったです。
このあたりは、「高倉」という地区です。高倉といえば、「高倉ビワ」が有名です。
明治34年(1901年)頃、遠賀郡岡垣村(現岡垣町)高倉の大村氏が長崎県茂木町のびわを視察し、栽培の有望なことを認め、若干の果実を郷里に持ち帰りました。
里人とともに試食した後、播種行い数本の苗木を得ました。さらに、明治36年大村永壮氏が、びわが岡垣村の自然条件に適していることを知り、 千葉県より田中の苗木20本を
取り寄せ、栽培を始めました。これが高倉びわの始まりです。今では福岡県下ナンバーワンの出荷量を誇っています。
高倉神社に着きました。
高倉神社は、古墳時代にまでさかのぼる古い縁起を持っていて、旧遠賀郡21か村の総社として古くから多くの信仰を集めている神社です。
約1800年もの歴史をもち、開運・厄除けの神を祀っています。
祭神は、大倉主命(おおくらぬしのみこと)と菟夫羅媛命(つぶらひめのみこと)です。
境内に植えられている樹齢700年の綾杉は、神功皇后が植えられたという言い伝えが残っています。また、約500年前に造られた【銅製毘沙門天立像】は、須藤駿河守行重の命により、
筑前芦屋の鋳物師大江貞盛によって造られたもので、県指定文化財となっています。秋には、海の幸・山の幸の豊穣に感謝し祝福する秋季大祭が3日間続けて行われ、正月には初詣に
参拝客で賑わいます。
境内に植えられている樹齢700年の綾杉は、神功皇后が植えられたという言い伝えが残っています
高倉神社から龍昌禅寺へ。
龍昌禅寺は、1490年ごろに麻生弘繁によって創建された曹洞宗のお寺です。のちに、黒田家4代藩主に仕えた人物 『井上周防之房』 が再興しました。
山林の中にひっそりとたたずんでおり、奥深い自然に引き込まれそうな歴史的情緒溢れるお寺です。
龍昌寺本堂の裏には、歴史的人物である黒田官兵衛に仕えた、井上周防守之房の眠る墓所があります。ここには、周防の菩提寺と墓碑、紙本著色黒田如水像、紙本著色井上周防像など
県指定文化財が存在します。(岡垣町観光協会HPより)
龍昌禅寺から熊野神社に向かいます。
岡垣中央公民館で休憩
休憩後再スタート。大地の水に到着。
響灘、南は孔大寺山系に彩られた自然豊かな岡垣町。壮大な山々と大地に降り注いだ雨は、地下深くに浸み込み、さまざまな地層を通る間に自然ろ過され、ミネラル分を蓄えた口あたりの
やさしいおいしい地下水へと生まれ変わります。
町内には6カ所の水源と14本の井戸があり、町の水道水は、その85%をこれらの井戸からくみ上げられる地下水によって賄っています。
町と九州大学が共同で行った研究によると、この地下水は、100年以上前の雨から生まれていることが判明しています。カルシウムやマグネシウムをたっぷりと含んだ硬水で、
ヨーロッパに多い水質です。
「水道水をそのまま飲むのはちょっと…」と感じる人や、浄水器を設置している人もいるかと思いますが、岡垣町の水道水は心配ご無用。もともとそのまま飲める基準を満たしている地下水をさらに24時間体制でろ過処理や殺菌をしているので、その水質はお墨付き。厚生労働省の「おいしい水」の基準値もほぼ満たしているため、蛇口をひねればすぐに安全で安心なおいしい水を
利用することができます。(岡垣町HPより)
紙コップについでもらい飲みましたが、おいしい水です。できれば持ち帰ってコーヒーやお茶に入れたらおいしいでしょうね。
自販機もありましたが、20Lも持ち帰るのは大変ですね。
大地の水からゴールの海老津駅に向かいます。
12:00 海老津駅にゴールしました。今日のGPSです。