万葉短歌-悠山人編

万葉短歌…万葉集全4516歌(長短)のうち、短歌をすべてJPG&TXTで紹介する。→日本初!

万葉短歌4373 今日よりは4047

2022年05月27日 | 万葉短歌

2022-0527-man4373
万葉短歌4373 今日よりは4047

今日よりは かへり見なくて 大君の
醜の御楯と 出で立つ我れは  今奉部与曽布

4047     万葉短歌4373 ShuJ511 2022-0527-man4373

□けふよりは かへりみなくて おほきみの
  しこのみたてと いでたつわれは
○今奉部与曽布(いままつりべの よそふ)=左注参照。「<今奉部>は新たに起こった、太陽祭祀にかかわる日祭りの部民の意か。」
【編者注】巻20(4293~4516、二百二十四首)の第81首。前歌4372は長歌。左注に、「右一首火長(くゎちゃう)今奉部与曽布」。
【訓注】今日(けふ=祁布)。大君(おほきみ=意富伎美)。醜の御楯(しこのみたて=之許乃美多弖)[「<醜>はろくでなし、つたない、…。ここは自分を卑下して…。<御楯>は、天皇の護衛」]。我れ(われ=和例)。火長[「兵士十人の長」]。