万葉短歌-悠山人編

万葉短歌…万葉集全4516歌(長短)のうち、短歌をすべてJPG&TXTで紹介する。→日本初!

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2020年03月31日 | 万葉短歌

2010-1101-man0000
万葉短歌0000 開肇献詠
 
訪ぬれば いづれか見ゆる ことなれば
さまよひ入らむ よろづ葉の森  悠山人
 
0000     万葉短歌0000 ShuA000 2010-1101-man0000
 
□たづぬれば いづれかみゆる ことなれば
 さまよひいらむ よろづはのもり
○悠山人(ゆうさんじん)。
 
    =万葉短歌 開肇献詠=

【2020年04月01日】2010年11月01開設から 3***日
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万葉短歌3545 安須可川3290

2020年03月30日 | 万葉短歌

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万葉短歌3545 安須可川3290

安須可川 堰くと知りせば あまた夜も
率寝て来ましを 堰くと知りせば  ○

3290     万葉短歌3545 ShuG554 2020-0330-man3545

□あすかがは せくとしりせば あまたよも
  ゐねてくましを せくとしりせば
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3455-3566、112首)の第91首。男。
【訓注】安須可川(あすかがは=安須可河泊)[前歌参照]。堰く(せく=世久)[「二人の仲への親の妨害を譬える」]。率寝(いね=為祢)[「ここは母親などの目を盗んで女を家から連れ出して外で共寝する意」。ほかには、3388為祢弖夜良佐祢(ゐねてやらさね)]。


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万葉短歌3544 阿須可川3289

2020年03月29日 | 万葉短歌

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万葉短歌3544 阿須可川3289

阿須可川 下濁れるを 知らずして
背ななと二人 さ寝て悔しも  ○

3289     万葉短歌3544 ShuG554 2020-0329-man3544

□あすかがは したにごれるを しらずして
  せななとふたり さねてくやしも
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3455-3566、112首)の第90首。女。
【訓注】阿須可川(あすかがは=阿須可河泊)[「上べはきれいだが底は濁っている〔川〕・・・大和の明日香川か、それとも同名の東国の川か」]。背なな(せなな=勢奈那)[「男を親しんで呼ぶ東国語。・・・<背なの〔既出〕>」に同じ]。さ寝て(さねて=左宿而)。


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万葉短歌3543 武路我夜の3288

2020年03月28日 | 万葉短歌

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万葉短歌3543 武路我夜の3288

武路我夜の 都留の堤の 成りぬがに
子ろは言へども いまだ寝なくに  ○

3288     万葉短歌3543 ShuG553 2020-0328-man3543

□むろがやの つるのつつみの なりぬがに
  ころはいへども いまだねなくに
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3455-3566、112首)の第89首。男。
【訓注】武路我夜(むろがや)[地名]。都留(つる)[「甲斐の国都留郡」ではない地名]。成りぬがに(なりぬがに=那利奴賀尓)[「できてしまっているかのように」。04-0594白露之 消蟹本名(しらつゆの けぬがにもとな)、など]。


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万葉短歌3542 さざれ石に3287

2020年03月27日 | 万葉短歌

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万葉短歌3542 さざれ石に3287

さざれ石に 駒を馳させて 心痛み
我が思ふ妹が 家のあたりかも  ○

3287     万葉短歌3542 ShuG550 2020-0327-man3542

□さざれいしに こまをはさせて こころいたみ
  あがもふいもが いへのあたりかも
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3455-3566、112首)の第88首。男。
【訓注】さざれ石(さざれいし=佐射礼伊思)[集中ここだけの語]。我が(あが=安我)。


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万葉短歌3541 あずへから3286

2020年03月26日 | 万葉短歌

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万葉短歌3541 あずへから3286

あずへから 駒の行ごのす 危はとも
人妻子ろを まゆかせらふも  ○

3286     万葉短歌3541 ShuG548 2020-0326-man3541

□あすへから こまのゆごのす あやはとも
  ひとづまころを まゆかせらふも
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3455-3566、112首)の第87首。男。
【訓注】あずへ(安受倍)[3541安受乃宇敝(あずのうへ)に同じ]。行ごのす(ゆごのす=由胡能須)[「<行ご>は<行く>の東国形。<のす>は<なす>の訛り。3413奈美尓安布能須(なみにあふのす)、3424許奈良能須(こならのす)、など]。まゆかせらふ(麻由可西良布)[下記注]。
【編者注-まゆかせらふ】依拠本、「未詳」としながらも、諸説を紹介。依拠本訳は、「いとしいとしと誘うのだ」。


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万葉短歌3540 左和多里の3285

2020年03月25日 | 万葉短歌

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万葉短歌3540 左和多里の3285

左和多里の 手児にい行き逢ひ 赤駒が
足掻きを速み 言とはず来ぬ  ○

3285     万葉短歌3540 ShuG547 2020-0325-man3540

□さわたりの てごにいゆきあひ あかごまが
  あがきをはやみ こととはずきぬ
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3455-3566、112首)の第86首。男。
【訓注】左和多里(さわたり)[地名〔の「評判の・・・美女」〕]。い行き逢ひ(いゆきあひ=伊由伎安比)[09-1752射行相乃(いゆきあひの)。他例にはすべて接頭語「い」がない]。


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万葉短歌3539 あずの上に3284

2020年03月24日 | 万葉短歌

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万葉短歌3539 あずの上に3284

あずの上に 駒を繋ぎて 危ほかど
人妻子ろを 息に我がする  ○

3284     万葉短歌3539 ShuG546 2020-0324-man3539

□あずのうへに こまをつなぎて あやほかど
  ひとづまころを いきにあがする 
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3455-3566、112首)の第85首。男。
【訓注】あず(安受)[「崖、絶壁。東国語」]。危ほかど(あやほかど=安夜抱可等)[「<危ほか>は<危ふけ>の東国語」]。息(いき=伊吉)[「<生き>と同源。命の意だが、ここはその根源の吐く息・・・」]。


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万葉短歌3538 広橋を3283

2020年03月23日 | 万葉短歌

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万葉短歌3538 広橋を3283

広橋を 馬越しがねて 心のみ
妹がり遣りて 我はここにして  ○

3283     万葉短歌3538 ShuG544 2020-0323-man3538

□ひろはしを うまこしがねて こころのみ
  いもがりやりて わはここにして  
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3455-3566、112首)の第84首。男。後注(読下し)に、「或本の歌の発句(ほっく)には<小林に 駒を馳ささげ>といふ。」
【訓注】越しがねて(こしがねて=古思我祢弖)「<がね>は<かね>の連濁。~しようにも~することができずに」。妹がり(いもがり=伊母我理)[3536和我理(わがり)注参照]。


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万葉短歌3537 くへ越しに3282

2020年03月22日 | 万葉短歌

2020-0322-man3537
万葉短歌3537 くへ越しに3282

くへ越しに 麦食む小馬の はつはつに
相見し子らし あやに愛しも  ○

3282     万葉短歌3537 ShuG541 2020-0322-man3537

□くへごしに むぎはむこうまの はつはつに
  あひみしこらし あやにかなしも  
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3455-3566、112首)の第83首。男。左注(読下し)に、「或本の歌に曰はく 馬柵(うませ)越し 麦食(は)む駒の はつはつに 新肌(にひはだ)触れし 子ろし愛(かな)しも」。
【訓注】くへ(久敝)[「本柵。野良先の馬の柵。<木隔>の義か・・・東国語」]。麦食む小馬(むぎはむこうま=武芸波武古宇馬)[「馬は穂の出る前の青麦を好む。<小馬>は・・・<駒>・・・」]。はつはつに(波都々々尓)[「やっと、わずかに、・・・」。04-0701波都波都尓、07-1306小端見(はつはつにみて)、など]。あやに愛しも(あやにかなしも=安夜尓可奈思母)[3408安夜尓可奈思母、3479安夜尓可奈之毛、ほか]。


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万葉短歌3536 赤駒を3281

2020年03月21日 | 万葉短歌

2020-0321-man3536
万葉短歌3536 赤駒を3281

赤駒を 打ちてさ緒引き 心引き
いかなる背なか 我がり来むと言ふ  ○

3281     万葉短歌3536 ShuG539 2020-0321-man3536

□あかごまを うちてさをびき こころびき
  いかなるせなか わがりこむといふ  
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3455-3566、112首)の第82首。女。
【訓注】さ緒引き(さをびき=左乎妣吉)[「<さ>は接頭語。<引き>は緩めたり引いたりしてうまく捌く」]。我がり(わがり=和我理)[「私の許へ」]。


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万葉短歌3535 己が命を3280

2020年03月20日 | 万葉短歌

2020-0320-man3535
万葉短歌3535 己が命を3280

己が命を おほにな思ひそ 庭に立ち
笑ますがからに 駒に逢ふものを  ○

3280     万葉短歌3535 ShuG538 2020-0320-man3535

□おのがをを おひになおもひそ にはにたち
  ゑますがからに こまにあふものを  
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3455-3566、112首)の第81首。女?
【訓注】己が命(おのがを=於能我乎)[[<命(を)>は緒]・・・。3466己許呂乃緒呂(こころのをろ)。中央語の”息の緒”(人の命)]。おほに(於保尓)[「いい加減に」。02-0217(長歌)髣髴見之(おほにみし)、-219於保尓見敷者(おほにみしかは)、など]。笑ますがからに(ゑますがからに=恵麻須我可良尓)[「ほほ笑まれるだけですぐに」。07-1257咲之柄二(ゑますがからに)、02-0157如此耳故尓(かくのみからに)、04-0624咲之柄尓(ゑまししからに)、ほか]。


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万葉短歌3534 赤駒が3279

2020年03月19日 | 万葉短歌

2020-0319-man3534
万葉短歌3534 赤駒が3279

 

赤駒が 門出をしつつ 出でかてに
せしを見立てし 家の子らはも  ○

 

3279     万葉短歌3534 ShuG536 2020-0319-man3534

 

□あかごまが かどでをしつつ いでかてに
  せしをみたてし いへのこらはも  
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3455-3566、112首)の第80首。男。
【訓注】赤駒(あかごま=安可胡麻)[「とくに元気な馬をいったものらしい」]。門出(かどで=可度弖)[防人や衛士なの任へ向かうこと]。かてにせし(可天尓世之)[「<かてにす>は、~しにくそうにする」・・・<かて>はできる意」。02-0095得難尓為云(えかてにすとふ)、など]。


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万葉短歌3533 人の子の3278

2020年03月18日 | 万葉短歌

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万葉短歌3533 人の子の3278

人の子の 愛しけしだは 浜洲鳥
足悩む駒の 惜しけくもなし  ○

3278     万葉短歌3533 ShuG534 2020-0318-man3533

□ひとのこの かなしけしだは はますどり
  あなゆむこまの をしけくもなし  
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3455-3566、112首)の第79首。男。
【訓注】人の子(ひとのこ=比登乃児)。愛しけしだ(かなしけしだ=可奈思家之太)[「<愛しけ>は<愛しき>の東国形。・・・<しだ>は時の意の東国語」。3412可奈師家児良尓(かなしけこらに)、3517許己婆可那之家(ここばかなしけ)、3533、3548可奈思家世呂尓(かなしきせろに)、など。3363麻都之太須(まつしだす)、3461安家奴思太久流(あけぬしだくる)、など]。浜洲鳥(はますどり)[「浜洲にいる鳥」]。足悩む(あなゆむ=安奈由牟)[「蹄を傷めて行きなずむさま」]。


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万葉短歌3532 春の野に3277

2020年03月17日 | 万葉短歌

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万葉短歌3532 春の野に3277

春の野に 草食む駒の 口やまず
我を偲ふらむ 家の子ろはも  ○

3277     万葉短歌3532 ShuG533 2020-0317-man3532

□はるののに くさはむこまの くちやまず
  あをしのふらむ いえのころはも  
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3455-3566、112首)の第78首。男。
【訓注】春の野(はるのの=波流能野)。我を偲ふ(あをしのふ=安乎思努布)。


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