万葉短歌-悠山人編

万葉短歌…万葉集全4516歌(長短)のうち、短歌をすべてJPG&TXTで紹介する。→日本初!

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2020年08月31日 | 万葉短歌

万葉短歌0000 開肇献詠
 
訪ぬれば いづれか見ゆる ことなれば
さまよひ入らむ よろづ葉の森  悠山人
 
0000     万葉短歌0000 ShuA000 2010-1101-man0000
 
□たづぬれば いづれかみゆる ことなれば
  さまよひいらむ よろづはのもり
○悠山人(ゆうさんじん)。
 
    =万葉短歌 開肇献詠=

【2020年09月01日】2010年11月01開設から 35**日
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万葉短歌3703 竹敷の3440

2020年08月30日 | 万葉短歌

2020-0830-man3703
万葉短歌3703 竹敷の3440

竹敷の 宇敝可多山は 紅の
八しほの色に なりにけるかも  大蔵忌寸麻呂

3440     万葉短歌3703 ShuH223 2020-0830-man3703

□たかしきの うへかたやまは くれなゐの
  やしほのいろに なりにけるかも
〇大蔵忌寸麻呂(おほくらの いみきまろ)=「倭漢氏〔(東漢氏とも)〕の渡来氏族」。少判官。この一首だけ。
【編者注】遣新羅使人等の歌(3578~3722、一四五首)の第126首。「竹敷浦・・・歌十八首」の第4首。男。左注に、「右一首少判官」。
【訓注】竹敷(たかしき=多可思吉)。宇敝可多山(うへかたやま)[「所在未詳」]。紅(くれなゐ=久礼奈為)。八しほ(やしほ=也之保)。


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万葉短歌3702 竹敷の3439

2020年08月29日 | 万葉短歌

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万葉短歌3702 竹敷の3439

竹敷の 浦みの黄葉 我れ行きて
帰り来るまで 散りこすなゆめ  壬生宇太麻呂

3439     万葉短歌3702 ShuH222 2020-0829-man3702

□たかしきの うらみのもみち われゆきて
  かへりくるまで ちりこすなゆめ
〇壬生宇太麻呂(みぶの うだまろ)=15-3889歌注参照。
【編者注】遣新羅使人等の歌(3578~3722、一四五首)の第125首。「竹敷浦・・・歌十八首」の第3首。男。左注に、「右一首大判官」。
【訓注】竹敷(たかしき=多可思吉)。黄葉(もみち=毛美知)。


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万葉短歌3701 竹敷の3438

2020年08月28日 | 万葉短歌

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万葉短歌3701 竹敷の3438

竹敷の 黄葉を見れば 我妹子が
待たむと言ひし 時ぞ来にける  大伴三中

3438     万葉短歌3701 ShuH222 2020-0828-man3701

□たかしきの もみちをみれば わぎもこが
  またむといひし ときぞきにける
〇大伴三中(おほともの みなか)=大伴宿祢三中(~すくね~)。(以下、依拠本注要約)家持の一族、従六位下。03-0443、-0444 の作者。
【編者注】遣新羅使人等の歌(3578~3722、一四五首)の第124首。「竹敷浦・・・歌十八首」の第2首。男。左注に、「右一首副使」。
【訓注】竹敷(たかしき=多可之伎)。黄葉(もみち=母美知)。


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万葉短歌3700 あしひきの3437

2020年08月27日 | 万葉短歌

2020-0827-man3700
万葉短歌3700 あしひきの3437

あしひきの 山下光る 黄葉の
散りの乱ひは 今日にもあるかも  阿倍継麻呂

3437     万葉短歌3700 ShuH222 2020-0827-man3700

□あしひきの やましたひかる もみちばの
  ちりのまがひは けふにもあるかも
〇阿倍継麻呂(あへの つぎまろ)=第3656歌参照。
【編者注】遣新羅使人等の歌(3578~3722、一四五首)の第123首。「竹敷浦(たかしきのうら)舶泊之時各(おのもおのも)陳心緒(しんしょをのべて)作歌十八首」の第1首。男。左注に、「右一首大使」。
【訓注】あしひきの(安之比奇能)。黄葉(もみちば=毛美知葉)。散りの乱ひ(ちりのまがひ=知里能麻河比)。竹敷浦(たかしきのうら)[現在の長崎県対馬市美津島町竹敷(みつしままち たけしき)]。


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万葉短歌3699 秋されば3436

2020年08月26日 | 万葉短歌

2020-0826-man3699
万葉短歌3699 秋されば3436

秋されば 置く露霜に あへずして
都の山は 色づきぬらむ  〇

3436     万葉短歌3699 ShuH217 2020-0826-man3699

□あきされば おくつゆしもに あへずして
  みやこのやまは いろづきぬらむ
〇=出典未詳。
【編者注】遣新羅使人等の歌(3578~3722、一四五首)の第122首。「到対馬島・・・歌三首」の第3首。男。
【訓注】秋されば(あきされば=安伎左礼婆)。あへず(安倍受)[下記注]。都(みやこ=京師)。
【編者注-あふ】敢ふ。自ハ下二。(1)堪える、もちこたえる。(『詳説古語辞典』参照) 04-0738恋二不勝而(こひにあへずて)、07-1245不堪(あへずして)、ほか。


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万葉短歌3698 天離る3435

2020年08月25日 | 万葉短歌

2020-0825-man3698
万葉短歌3698 天離る3435

天離る 鄙にも月は 照れれども
妹ぞ遠くは 別れ来にける  〇

3435     万葉短歌3698 ShuH217 2020-0825-man3698

□あまざかる ひなにもつきは てれれども
  いもぞとほくは わかれきにける
〇=出典未詳。
【編者注】遣新羅使人等の歌(3578~3722、一四五首)の第121首。「到対馬島・・・歌三首」の第2首。男。
【訓注】天離る(あまざかる=安麻射可流)。鄙にも月は(ひなにもつきは=比奈尓毛月波)。照れれども(てれれども=弖礼々杼母)[「<照りあれども>の約」]。


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万葉短歌3697 百船の3434

2020年08月24日 | 万葉短歌

2020-0824-man3697
万葉短歌3697 百船の3434

百船の 泊つる対馬の 浅茅山
しぐれの雨に もみたひにけり  〇

3434     万葉短歌3697 ShuH217 2020-0824-man3697

□ももふねの はつるつしまの あさぢやま
  しぐれのあめに もみたひにけり
〇=出典未詳。
【編者注】遣新羅使人等の歌(3578~3722、一四五首)の第120首。「到対馬島(つしまのしま)浅茅浦(あさぢのうら)舶泊之時不得順風経停(けいてい)五個日(いつか)於是瞻望(せんぼう)物華(ぶっくゎ)各陳慟心(どうしん)作歌三首」の第1首。男。
【訓注】百船(ももふね=毛母布祢)。泊つる(はつる=波都流)。対馬(つしま)[長崎県対馬市。当時は一国]。浅茅山(あさぢやま=安佐治山)[「厳原港西方の有明山(海抜558メートル)か」]。しぐれの雨(しぐれのあめ=志具礼能安米)。もみたひにけり(毛美多比尓家里)[「<もみたふ>は、黄葉する意の四段動詞<もみつ>(・・・)の継続態」]。


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万葉短歌3696 新羅へか3433

2020年08月23日 | 万葉短歌

2020-0823-man3696
万葉短歌3696 新羅へか3433

新羅へか 家にか帰る 壱岐の島
行かむたどきも 思ひかねつも  六鯖

3433     万葉短歌3696 ShuH203 2020-0823-man3696

□しらきへか いへにかかへる ゆきのしま
  ゆかむたどきも おもひかねつも
〇六鯖(りくせい)=前歌注参照。
【編者注】遣新羅使人等の歌(3578~3722、一四五首)の第119首。雪連宅満への第三挽歌群の「反歌二首」の第2。男。左注に、「右三首六鯖作挽歌」。
【訓注】新羅(しらき=新羅奇)[集中に4か所。03-0460新羅国従(しらきのくにゆ)、15-3587新羅辺伊麻須(しらきへいます)、など]。壱岐の島(いきのしま=由吉能之麻)。たどき(多登伎)[05-0904(長歌)多杼伎、09-1792(長歌)田時、など18か所]。


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万葉短歌3695 昔より3432

2020年08月22日 | 万葉短歌

2020-0822-man3695
万葉短歌3695 昔より3432

昔より 言ひ来ることの 韓国の
からくもここに 別れするかも  六鯖

3432     万葉短歌3695 ShuH203 2020-0822-man3695

□むかしより いひけることの からくにの
  からくもここに わかれするかも
〇六鯖(りくせい)=「『続日本紀』天平宝字八年(764)一月七日の条に<授正六位上六人部連鯖麻呂外従五位下>とある六人部連鯖麻呂の略記と見、大陸の人に擬したもので音読されたもの・・・」。『万葉集事典』では、「りくせい」見出しがなく、「むさば」見出しに入る。
【編者注】遣新羅使人等の歌(3578~3722、一四五首)の第118首。雪連宅満への第三挽歌群の「反歌二首」の第1。男。
【訓注】昔より(むかしより=牟可之欲里)。言ひ来ること(いひけること=伊比祁流許等)。韓国(からくに=可良久尓)。


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万葉短歌3693 黄葉の3431

2020年08月21日 | 万葉短歌

2020-0821-man3693
万葉短歌3693 黄葉の3431

黄葉の 散りなむ山に 宿りぬる
君を待つらむ 人し悲しも  葛井連子老

3431     万葉短歌3693 ShuH203 2020-0821-man3693

□もみちばの ちりなむやまに やどりぬる
  きみをまつらむ ひとしかなしも
〇葛井連子老(ふぢゐの むらじこおゆ)=前歌参照。
【編者注】遣新羅使人等の歌(3578~3722、一四五首)の第116首。雪連宅満への第二挽歌群の「反歌二首」の第2。男。左注に、「右三首葛井連子老作挽歌」。
【原文】15-3593  毛美知葉能 知里奈牟山尓 夜杼里奴流 君乎麻都良牟 比等之可奈之母  葛井連子老


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万葉短歌3692 はしけやし3430

2020年08月20日 | 万葉短歌

2020-0820-man3692
万葉短歌3692 はしけやし3430

はしけやし 妻も子どもも 高々に
待つらむ君や 島隠れぬる  葛井連子老

3430     万葉短歌3692 ShuH203 2020-0820-man3692

□はしけやし つまもこどもも たかだかに
  まつらむきみや しまがくれぬる
〇葛井連子老(ふぢゐの むらじこおゆ)=「伝未詳。葛井氏はもと白猪史(しらいのふひと)で渡来系氏族」。
【編者注】遣新羅使人等の歌(3578~3722、一四五首)の第115首。「到壱岐島・・・歌一首 并短歌」(3688~90の長短三首を雪連宅満への第一挽歌群とすれば、3691~93は第二挽歌群)の「反歌二首」の第1。男。
【訓注】はしけやし(波之家也思)[04-0640波之家也思、など集中6か所]。妻も子どもも(つまもこどもも=都麻毛古杼毛母)。


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万葉短歌3690 世間は3429

2020年08月19日 | 万葉短歌

2020-0819-man3690
万葉短歌3690 世間は3429

世間は 常かくのみと 別れぬる
君にやもとな 我が恋ひ行かむ  〇

3429     万葉短歌3690 ShuH197 2020-0819-man3690

□よのなかは つねかくのみと わかれぬる
  きみにやもとな あがこひゆかむ
〇=出典未詳。
【編者注】遣新羅使人等の歌(3578~3722、一四五首)の第113首。「到壱岐島・・・歌一首 并短歌」の「反歌二首」の第2。男。左注に「右三首挽歌」。
【訓注】世間は(よのなかは=与能奈可波)。もとな(毛登奈)。我が(あが=安我)。


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万葉短歌3689 石田野に3428

2020年08月18日 | 万葉短歌

2020-0818-man3689
万葉短歌3689 石田野に3428

石田野に 宿りする君 家人の
いづらと我れを 問はばいかに言はむ  〇

3428     万葉短歌3689 ShuH197 2020-0818-man3689

□いはたのに やどりするきみ いへびとの
 いづらとわれを とはばいかにいはむ
〇=出典未詳。
【編者注】遣新羅使人等の歌(3578~3722、一四五首)の第112首。第3688歌は長歌、題詞は「到壱岐島(いきのしま)雪連宅満(ゆきのむらじ やかまろ)忽遇鬼病(きびゃう)死去之時作歌一首 并短歌」。ここはその「反歌二首」の第1。男。
【訓注】石田野(いはたの=伊波多野)[「壱岐の島の東南部。石田町〔(現・長崎県壱岐市石田市)〕付近の野」]。いづら(伊豆良)[03-0448何在登問者(いづらととはば)、集中2か所]。壱岐島[当時は「壱岐」で一国]。雪連宅満[第3644歌作者]。鬼病[「天平九年(737)に筑紫から都にかけて蔓延した赤斑瘡(麻疹)の前触れらしい」]。


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万葉短歌3687 あしひきの3427

2020年08月17日 | 万葉短歌

2020-0817-man3687
万葉短歌3687 あしひきの3427

あしひきの 山飛び越ゆる 雁がねは
都に行かば 妹に逢ひて来ね  〇

3427     万葉短歌3687 ShuH189 2020-0817-man3687

□あしひきの やまとびこゆる かりがねは
  みやこにゆかば いもにあひてこね
〇=出典未詳。
【編者注】遣新羅使人等の歌(3578~3722、一四五首)の第110首。「肥前国・・・七首」の第7首。男。
【訓注】あしひきの(安思必寄能)。雁がね(かりがね=可里我祢)[下記注]。都(みやこ=美也故)[下記注]。
【編者注-かりがね】集中の出現は37か所。06-0948(長歌)折木四哭之(かりがねの)、-1513鴈之鳴聞都(かりがねききつ)、08-1539穂田乎鴈之鳴(ほだをかりがね)、など。
【編者注-みやこ】集中の出現は86か所。01-0007兎道乃宮子能(うぢのみやこの)、-0032故京乎(ふるきみやこを)、-0033荒有京(あれたるみやこ)、など。


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