万葉短歌-悠山人編

万葉短歌…万葉集全4516歌(長短)のうち、短歌をすべてJPG&TXTで紹介する。→日本初!

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2014年12月30日 | 万葉短歌

2010-1101-man0000
万葉短歌0000 開肇献詠
 
訪ぬれば いづれか見ゆる ことなれば
さまよひ入らむ よろづ葉の森  悠山人
 
0000     万葉短歌0000 ShuA000 2010-1101-man0000
 
たづぬれば いづれかみゆる ことなれば
  さまよひいらむ よろづはのもり
悠山人(ゆうさんじん)。
 
    =万葉短歌 開肇献詠=
 
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万葉短歌1599 さを鹿の1460

2014年12月30日 | 万葉短歌

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万葉短歌1599 さを鹿の1460

さを鹿の 胸別けにかも 秋萩の
散り過ぎにける 盛りかも去ぬる  大伴家持

1460     万葉短歌1599 ShuD678 2014-1230-man1599

さをしかの むなわけにかも あきはぎの
  ちりすぎにける さかりかもいぬる

大伴家持(おほともの やかもち)=原文では「大伴宿祢家持」。03-0403歌参照。
【編者注】「大伴宿祢家持秋歌三首」の第3首。「秋雑歌」九十五首(1511~1605)の第89首。
【訓注】さを鹿(さをしか=狭尾壮鹿)。胸別け(むなわけ=胸別)。秋萩(あきはぎ=秋芽子)。散り過ぎ(ちりすぎ=散過)。去ぬる(いぬる=行流)。


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万葉短歌1598 さを鹿の1459

2014年12月29日 | 万葉短歌

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万葉短歌1598 さを鹿の1459

さを鹿の 朝立つ野辺の 秋萩に
玉と見るまで 置ける白露  大伴家持

1459     万葉短歌1598 ShuD678 2014-1229-man1598

さをしかの あさたつのへの あきはぎに
  たまとみるまで おけるしらつゆ

大伴家持(おほともの やかもち)=原文では「大伴宿祢家持」。03-0403歌参照。
【編者注】「大伴宿祢家持秋歌三首」の第2首。「秋雑歌」九十五首(1511~1605)の第88首。
【訓注】さを鹿(さをしか=棹壮鹿)。野辺(のへ)。秋萩(あきはぎ=秋芽子)。まで(左右)。


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万葉短歌1597 秋の野に1458

2014年12月28日 | 万葉短歌

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万葉短歌1597 秋の野に1458

秋の野に 咲ける秋萩 秋風に
靡ける上に 秋の露置けり  大伴家持

1458     万葉短歌1597 ShuD677 2014-1228-man1597

あきののに さけるあきはぎ あきかぜに
  なびけるうへに あきのつゆおけり

大伴家持(おほともの やかもち)=原文では「大伴宿祢家持」。03-0403歌参照。
【編者注】題詞は「大伴宿祢家持秋歌三首」、その第1首。「秋雑歌」九十五首(1511~1605)の第87首。
【訓注】咲ける秋萩(さけるあきはぎ=開流秋芽子)。


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万葉短歌1596 妹が家の1457

2014年12月27日 | 万葉短歌

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万葉短歌1596 妹が家の1457

妹が家の 門田を見むと 打ち出来し
心もしるく 照る月夜かも  大伴家持

1457     万葉短歌1596 ShuD676 2014-1227-man1596

いもがいへの かどたをみむと うちでこし
  こころもしるく てるつくよかも

大伴家持(おほともの やかもち)=原文では「大伴宿祢家持」。03-0403歌参照。
【編者注】題詞は「大伴宿祢家持到娘子門作歌一首」。「秋雑歌」九十五首(1511~1605)の第86首。
【訓注】打ち出来し(うちでこし=打出来之)。心もしるく(こころもしるく=情毛知久)。照る月夜かも(てるつくよかも=照月夜鴨)。


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万葉短歌1595 秋萩の1456

2014年12月26日 | 万葉短歌

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万葉短歌1595 秋萩の1456

秋萩の 枝もとををに 置く露の
消なば消ぬとも 色に出でめやも  大伴像見

1456     万葉短歌1595 ShuD675 2014-1226-man1595

あきはぎの えだもとををに おくしもの
  けなばけぬとも いろにいでめやも

大伴像見(おほともの かたみ)=原文では「大伴宿祢像見」。04-0664歌参照。
【編者注】題詞は「大伴宿祢像見歌一首」。「秋雑歌」九十五首(1511~1605)の第85首。
【訓注】秋萩(あきはぎ=秋芽子)。とををに(十尾二)[下記注]。置く露(おくつゆ=降露)。色に出でめやも(いろにいでめやも=色出目八方)。
【編者注-とをを】現代語「たわわ」に相当する、平仮名「とをを」の原文(漢字表記はいずれも異なる)出現個所は、08-1595、10-1896、-2170、-2258、-2315、13-3223。


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万葉短歌1594 しぐれの雨1455

2014年12月25日 | 万葉短歌

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万葉短歌1594 しぐれの雨1455

しぐれの雨 間なくな降りそ 紅に
にほへる山の 散らまく惜しも  仏前唱歌歌子

1455     万葉短歌1594 ShuD673 2014-1225-man1594

しぐれのあめ まなくなふりそ くれなゐに
  にほへるやまの ちらまくをしも

仏前唱歌歌子(ぶつぜんしゃうかうたひと)=個人名は不詳。ただし左注により仮に「歌子」とする。
【編者注】題詞は「仏前唱歌一首」。「秋雑歌」九十五首(1511~1605)の第84首。左注要旨は、冬十月に[光明]皇后宮での[光明祖父藤原鎌足七十周忌]維摩講に、唐・高麗等の音楽を終日供養しこの「歌詞」を唱う。弾琴は市原王・忍坂王、歌子は田口家守・河辺東人・置始連長谷ら十数人。
【訓注】しぐれの雨(しぐれのあめ=思具礼能雨)。紅に(くれなゐに=紅尓)[「紅葉」表記は10-2201歌一か所]。にほへる山(にほへるやま=丹保敝流山)。


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万葉短歌1593 こもりくの1454

2014年12月24日 | 万葉短歌

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万葉短歌1593 こもりくの1454

こもりくの 泊瀬の山は 色づきぬ
しぐれの雨は 降りにけらしも  大伴坂上郎女

1454     万葉短歌1593 ShuD670 2014-1224-man1593

こもりくの はつせのやまは いろづきぬ
 しぐれのあめは ふりにけらしも

大伴坂上郎女(おほともの さかのうへの いらつめ)=04-0563歌参照。

【編者注】「大伴坂上郎女、竹田の庄(たどころ)にして作る歌二首」の第2首。「秋雑歌」九十五首(1511~1605)の第83首。
【訓注】こもりく(隠口)。泊瀬の山(はつせのやま=始瀬山)[奈良県桜井市初瀬(はせ)辺]。しぐれの雨(しぐれのあめ=鍾礼乃雨)。降りに(ふりに=零尓)。


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万葉短歌1592 しかとあらぬ1453

2014年12月23日 | 万葉短歌

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万葉短歌1592 しかとあらぬ1453

しかとあらぬ 五百代小田を 刈り乱り
田廬に居れば 都し思ほゆ  大伴坂上郎女

1453     万葉短歌1592 ShuD670 2014-1223-man1592

しかとあらぬ いほしろをだを かりみだり
  たぶせにをれば みやこしおもほゆ

大伴坂上郎女(おほともの さかのうへの いらつめ)=04-0563歌参照。
【編者注】題詞読下しは、「大伴坂上郎女、竹田の庄(たどころ)にして作る歌二首」、その第1首。「秋雑歌」九十五首(1511~1605)の第82首。
【訓注】しかと(然)。田廬(たぶせ)。都し思ほゆ(京師所念)。


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万葉短歌1591 黄葉の1452

2014年12月22日 | 万葉短歌

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万葉短歌1591 黄葉の1452

黄葉の 過ぎまく惜しみ 思ふどち
遊ぶ今夜は 明けずもあらぬか  大伴家持

1452     万葉短歌1591 ShuD657 2014-1222-man1591

もみちばの すぎまくをしみ おもふどち
  あそぶこよひは あけずもあらぬか

大伴家持(おほともの やかもち)=原文では「内舎人(うどねり)大伴宿祢家持」、内舎人家持の初出、21歳。03-0403歌参照。
【編者注】「橘朝臣奈良麻呂、宴を結集(つど)ふる歌十一首」(1581~1591)の第11首。「秋雑歌」九十五首(1511~1605)の第81首。左注に「右一首内舎人大伴宿祢家持」、続けて(読下し)「以前(さき)は、冬の十月十七日に、右大臣橘卿(まへつきみ)が旧宅に集ひて宴飲す。」
【訓注】黄葉(もみちば)。思ふどち(おもふどち=思共)。明けずもあらぬか(あけずもあらぬか=不開毛有奴香)。


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万葉短歌1590 十月1451

2014年12月21日 | 万葉短歌

2014-1221-man1590
万葉短歌1590 十月1451

十月 しぐれにあへる 黄葉の
吹かば散りなむ 風のまにまに  大伴池主

1451     万葉短歌1590 ShuD657 2014-1221-man1590

かむなづき しぐれにあへる もみちばの
  ふかばちりなむ かぜのまにまに

大伴池主(おほともの いけぬし)=未詳。原文では「大伴宿祢池主」。「この歌の天平十年頃春宮坊少属(せうさかん)、従七位下。同十八年家持が越中守であった時、越中掾(じょう)。同十九年頃越前掾。天平勝宝九年七月、橘奈良麻呂の叛に連座して投獄された。以後消息は見えず、杖死したらしい。巻十七・十八に、家持とかかわりながらの作品が多い。いわゆる越中歌壇の主役の一人として注目すべき歌人。」
【編者注】「橘朝臣奈良麻呂、宴を結集(つど)ふる歌十一首」(1581~1591)の第10首。「秋雑歌」九十五首(1511~1605)の第80首。左注に「右一首大伴宿祢池主」。
【訓注】十月(かむなづき)。しぐれにあへる(鍾礼尓相有)。黄葉(もみちば)。散りなむ(ちりなむ=将落)。風のまにまに(かぜのまにまに=風之随)。


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万葉短歌1589 露霜に1450

2014年12月20日 | 万葉短歌

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万葉短歌1589 露霜に1450

露霜に あへる黄葉を 手折り来て
妹はかざしつ 後は散るとも  秦許遍麻呂

1450     万葉短歌1589 ShuD657 2014-1220-man1589

つゆしもに あへるもみちを たをりきて
  いもはかざしつ のちはちるとも

秦許遍麻呂(はだの こへまろ)=未詳。この一首。
【編者注】「橘朝臣奈良麻呂、宴を結集(つど)ふる歌十一首」(1581~1591)の第9首。「秋雑歌」九十五首(1511~1605)の第79首。左注に「右一首秦許遍麻呂」。
【訓注】あへる黄葉(あへるもみち=逢有黄葉)。手折り来て(たをりきて=手折来而)。後は散るとも(のちはちるとも=後者落十万)。


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万葉短歌1588 奈良山を1449

2014年12月19日 | 万葉短歌

2014-1219-man1588
万葉短歌1588 奈良山を1449

奈良山を にほはす黄葉 手折り来て
今夜かざしつ 散らば散るとも  三手代人名

1449     万葉短歌1588 ShuD656 2014-1219-man1588

ならやまを にほはすもみち たをりきて
  こよひかざしつ ちらばちるとも

○三手代人名(みてしろの ひとな)=未詳。「<三手代>は氏の名であろう。」この一首。
【編者注】「橘朝臣奈良麻呂、宴を結集(つど)ふる歌十一首」(1581~1591)の第8首。「秋雑歌」九十五首(1511~1605)の第78首。左注に「右一首三手代人名」。
【訓注】奈良山(ならやま=平山)。にほはす黄葉(にほはすもみち=令丹黄葉)。今夜(こよひ)。散らば散るとも(ちらばちるとも=落者雖落)。


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万葉短歌1587 あしひきの1448

2014年12月18日 | 万葉短歌

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万葉短歌1587 あしひきの1448

あしひきの 山の黄葉 今夜もか
浮かび行くらむ 山川の瀬に  大伴書持

1448     万葉短歌1587 ShuD656 2014-1218-man1587

あしひきの やまのもみちば こよひもか
  うかびゆくらむ やまがはのせに

大伴書持(おほともの ふみもち)=原文では「大伴宿祢(すくね)書持」。08-1480歌参照。
【編者注】「橘朝臣奈良麻呂、宴を結集(つど)ふる歌十一首」(1581~1591)の第7首。「秋雑歌」九十五首(1511~1605)の第77首。左注に「右一首大伴宿祢書持」。
【訓注】あしひきの(足引乃)。黄葉(もみちば)。今夜(こよひ)。浮かび行く(うかびゆく=浮去)。山川(やまがは=山河)。


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万葉短歌1586 黄葉を1447

2014年12月17日 | 万葉短歌

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万葉短歌1586 黄葉を1447

黄葉を 散らまく惜しみ 手折り来て
今夜かざしつ 何をか思はむ  県犬養持男

1447     万葉短歌1586 ShuD656 2014-1217-man1586

もみちばを ちらまくをしみ たをりきて
  こよひかざしつ なにをかおもはむ

県犬養持男(あがたのいぬかひの もちを)=原文では「県犬養宿祢(すくね)持男」。未詳。「前歌の吉男の弟であろう。」この一首。
【編者注】「橘朝臣奈良麻呂、宴を結集(つど)ふる歌十一首」(1581~1591)の第6首。「秋雑歌」九十五首(1511~1605)の第76首。左注に「右一首県犬養宿祢持男」。
【訓注】黄葉(もみちば)。散らまく惜しみ(ちらまくをしみ=落巻惜見)。手折り来て(たをりきて=手折来而)。


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