万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌4516 新しき4187

2022年10月17日 | 万葉短歌

2022-1017-man4516
万葉短歌4516 新しき4187

新しき 年の初めの 初春の
今日降る雪の いやしけ吉事  大伴家持

4187     万葉短歌4516 ShuJ815 2022-1017-man4516

□あらたしき としのはじめの はつはるの
  けふふるゆきの いやしけよごと
〇大伴家持(おほともの やかもち)=03-0403歌注参照。
【編者注】巻20(4293~4516、二百二十四首)の第224首。題詞に、「〔天平宝字〕三年〔(759)〕春正月一日於因幡国庁(いなばのくにのちゃうにして)賜饗(あへを)国郡司等(こくぐんのつかさらに)之宴歌一首」。左注に、「右一首守大伴宿祢家持作之」。
【訓注】初春[「集中二例。家持だけが用いた言葉」。20-4493始春乃(はつはるの)。「天平宝字三年の元旦は暦の上でも立春にあたっていた」]。いやしけ[「<しけ>はあとからあとから絶えることなく重なる意の…<しく>の命令形」]。吉事[「<凶事(まがごと)>の対」]。
【原文】20-4516  新 年乃始乃 波都波流能 家布敷流由伎能 伊夜之家餘其騰  大伴家持

***** 万葉集 巻20(4293~4516、二百二十四首) 終 *****

=万葉集短歌 閉緘=



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