万葉短歌-悠山人編

万葉短歌…万葉集全4516歌(長短)のうち、短歌をすべてJPG&TXTで紹介する。→日本初!

休載期間

2018年03月30日 | 万葉短歌

2010-1101-man0000
万葉短歌0000 開肇献詠
 
訪ぬれば いづれか見ゆる ことなれば
さまよひ入らむ よろづ葉の森  悠山人
 
0000     万葉短歌0000 ShuA000 2010-1101-man0000
 
たづぬれば いづれかみゆる ことなれば
 さまよひいらむ よろづはのもり
悠山人(ゆうさんじん)。
 
    =万葉短歌 開肇献詠=


この記事をはてなブックマークに追加

万葉短歌2778 水底に2590

2018年03月30日 | 万葉短歌

2018-0330-man2778
万葉短歌2778 水底に2590

水底に 生ふる玉藻の 生ひ出でず
よしこのころは かくて通はむ  

2590     万葉短歌2778 ShuF399 2018-0330-man2778

みなそこに おふるたまもの おひいでず
  よしこのころは かくてかよはむ
=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2619~2807、189首)の第160首。男。
【訓注】よしこのころは(縦比者)。かくて(如是而)。


この記事をはてなブックマークに追加

万葉短歌2777 畳薦2589

2018年03月29日 | 万葉短歌

2018-0329-man2777
万葉短歌2777 畳薦2589

畳薦 隔て編む数 通はさば
道の芝草 生ひずあらましを  

2589     万葉短歌2777 ShuF393 2018-0329-man2777

たたみこも へだてあむかず かよはさば
  みちのしばくさ おひずあらましを
=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2619~2807、189首)の第159首。女。
【訓注】畳薦(たたみこも)。芝草(しばくさ=柴草)。


この記事をはてなブックマークに追加

万葉短歌2776 道の辺の2588

2018年03月28日 | 万葉短歌

2018-0328-man2776
万葉短歌2776 道の辺の2588

道の辺の 草を冬野に 踏み枯らし
我れ立ち待つと 妹に告げこそ  

2588     万葉短歌2776 ShuF392 2018-0328-man2776

みちのへの くさをふゆのに ふみからし
  あれたちまつと いもにつげこそ
=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2619~2807、189首)の第158首。男。
【訓注】踏み枯らし(ふみからし=履干)。我れ(あれ=吾)。


この記事をはてなブックマークに追加

万葉短歌2775 山高み2587

2018年03月27日 | 万葉短歌

2018-0327-man2775
万葉短歌2775 山高み2587

山高み 谷辺に延へる 玉葛
絶ゆる時なく 見むよしもがも  

2587     万葉短歌2775 ShuF392 2018-0327-man2775

やまだかみ たにへにはへる たまかづら
  たゆるときなく みむよしもがも
=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2619~2807、189首)の第157首。男?
【訓注】山高み(やまだかみ=山高)。谷辺に延へる(たにへにはへる=谷辺蔓在)[12-3067峰辺延有 玉葛(みねへにはへる たまかづら)、石葛 令蔓之有者(いはつなの はへてしあらば)]。


この記事をはてなブックマークに追加

万葉短歌2774 神なびの2586

2018年03月26日 | 万葉短歌

2018-0326-man2774
万葉短歌2774 神なびの2586

神なびの 浅小竹原の うるはしみ
我が思ふ君が 声のしるけく  

2586     万葉短歌2774 ShuF392 2018-0326-man2774

かむなびの あさしのはらの うるはしみ
  あがおもふきみが こゑのしるけく
=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2619~2807、189首)の第156首。女。
【訓注】神なびの(かむなびの=神南備能)。浅小竹原(あさしのはら)[02-0133小竹之葉者(しののはは)、07-1121靡細竹原(なびけしのはら)、-1349小竹尓不有九二(しのにあらなくに)、など]。我が思ふ君(あがおもふきみ=妾思公)。


この記事をはてなブックマークに追加

万葉短歌2773 さす竹の2585

2018年03月25日 | 万葉短歌

2018-0325-man2773
万葉短歌2773 さす竹の2585

さす竹の 節隠りてあれ 我が背子が
我がりし来ずは 我れ恋ひめやも  

2585     万葉短歌2773 ShuF392 2018-0325-man2773

さすたけの よごもりてあれ わがせこが
  わがりしこずは あれこひめやも
=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2619~2807、189首)の第155首。女。
【訓注】さす竹の(さすたけの=刺竹)[「茂り栄える竹」。02-0167(長歌)刺竹之 皇子宮人(さすたけの みこのみやひと)、-0199(長歌)刺竹 皇子御門乎(さすたけの みこのみかどを)、06-0955刺竹之 大宮人乃(さすたけの おほみやひとの)、など]。節隠りて「(よごもりて=歯隠)[歯は齢(よはひ)]。我が背子(わがせこ=吾背子)。我がりし(わがりし=吾許)[「<がり>は、~の許へ」。08-1519今夜可君之 我許来益武(こよひかきみが わがりきまさむ)、14-3536伊可奈流勢奈可 和我理許武等伊布(いかなるせなか わがりこむといふ)、など]。我れ(あれ=吾)。


この記事をはてなブックマークに追加

万葉短歌2772 真野の池の2584

2018年03月24日 | 万葉短歌

2018-0324-man2772
万葉短歌2772 真野の池の2584

真野の池の 小菅を笠に 縫はずして
人の遠名を 立つべきものか  

2584     万葉短歌2772 ShuF392 2018-0324-man2772

まののいけの こすげをかさに ぬはずして
  ひとのとほなを たつべきものか
=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2619~2807、189首)の第154首。男。
【訓注】小菅を笠に 縫はずして(こすげをかさに ぬはずして=小菅乎笠尓 不縫為而)[下記注]。遠名(とほな)[遠くまで広がる浮名。集中この一例]。
【依拠本注-小菅を笠に縫ふ】女と契りを結ぶ意を譬えている。つまり、著名な真野産の菅笠の材料である「小菅」には相手の女が寓されているのである。


この記事をはてなブックマークに追加

万葉短歌2771 我妹子が2583

2018年03月23日 | 万葉短歌

2018-0323-man2771
万葉短歌2771 我妹子が2583

我妹子が 袖を頼みて 真野の浦の
小菅の笠を 着ずて来にけり  

2583     万葉短歌2771 ShuF392 2018-0323-man2771

わぎもこが そでをたのみて まののうらの
  こすげのかさを きずてきにけり
=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2619~2807、189首)の第153首。男。
【訓注】頼みて(たのみて=憑而)。真野(まの)[神戸市長田区真野町(ながたくまのちょう)辺。03-0280真野乃榛原(まののはりはら)、04-0490真野之浦乃(まののうらの)、など]。


この記事をはてなブックマークに追加

万葉短歌2770 道の辺の2582

2018年03月22日 | 万葉短歌

2018-0322-man2770
万葉短歌2770 道の辺の2582

道の辺の いつ柴原の いつもいつも
人の許さむ 言をし待たむ  

2582     万葉短歌2770 ShuF389 2018-0322-man2770

みちのへの いつしばはらの いつもいつも
  ひとのゆるさむ ことをしまたむ
=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2619~2807、189首)の第152首。男。
【訓注】いつ柴原(いつしばはら=五柴原)[04-0491伊都藻之花乃 何時々々(いつものはなの いつもいつも)]。


この記事をはてなブックマークに追加

万葉短歌2769 我が背子に2581

2018年03月21日 | 万葉短歌

2018-0321-man2769
万葉短歌2769 我が背子に2581

我が背子に 我が恋ふらくは 夏草の
刈り除くれども 生ひしくごとし  

2581     万葉短歌2769 ShuF389 2018-0321-man2769

わがせこに あがこふらくは なつくさの
  かりそくれども おひしくごとし
=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2619~2807、189首)の第151首。女。
【訓注】我が背子(わがせこ=吾背子)。我が恋ふらく(あがこふらく=吾恋良久)。
【類歌】10-1984  廼者之 恋乃繁久 夏草乃 刈掃友 生布如
            (このころの こひのしげけく なつくさの かりそくれども おひしくごとし)


この記事をはてなブックマークに追加

万葉短歌2768 葦鶴の2580

2018年03月20日 | 万葉短歌

2018-0320-man2768
万葉短歌2768 葦鶴の2580

葦鶴の 騒く入江の 白菅の
知らせむためと 言痛かるかも  

2580     万葉短歌2768 ShuF389 2018-0320-man2768

あしたづの さわくいりえの しらすげの
  しらせむためと こちたかるかも
=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2619~2807、189首)の第150首。男?
【訓注】葦鶴(あしたづ=葦多頭)。騒く入江(さわくいりえ=颯入江)。言痛かる(こちたかる=乞痛)。


この記事をはてなブックマークに追加

万葉短歌2767 あしひきの2579

2018年03月19日 | 万葉短歌

2018-0319-man2767
万葉短歌2767 あしひきの2579

あしひきの 山橘の 色に出でて
我は恋ひなむを 人目難みすな  

2579     万葉短歌2767 ShuF388 2018-0319-man2767

あしひきの やまたちばなの いろにいでて
  あはこひなむを ひとめかたみすな
=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2619~2807、189首)の第149首。男。
【訓注】あしひきの(足引乃)。山橘(やまたちばな)[薮柑子。夏に白い花、秋に赤い実]。我は恋ひなむ(あはこひなむ=吾恋南)。


この記事をはてなブックマークに追加

万葉短歌2766 三島江の2578

2018年03月18日 | 万葉短歌

2018-0318-man2766
万葉短歌2766 三島江の2578

三島江の 入江の薦を かりにこそ
我れをば君は 思ひたりけれ  

2578     万葉短歌2766 ShuF388 2018-0318-man2766

みしまえの いりえのこもを かりにこそ
  われをばきみは おもひたりけれ
=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2619~2807、189首)の第148首。女。
【訓注】三島江(みしまえ)[摂津国三島郡。「大阪市東淀川区から高槻市にかけての淀川下流の一帯」。07-1348三島江之(みしまえの)]。薦(こも)。我をば君は(われをばきみは=吾乎婆公者)。


この記事をはてなブックマークに追加

万葉短歌2765 我妹子に2577

2018年03月17日 | 万葉短歌

2018-0317-man2765
万葉短歌2765 我妹子に2577

我妹子に 恋ひつつあらずは 刈り薦の
思ひ乱れて 死ぬべきものを  

2577     万葉短歌2765 ShuF387 2018-0317-man2765

わぎもこに こひつつあらずは かりこもの
  おもひみだれて しぬべきものを
=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2619~2807、189首)の第147首。男。
【訓注】薦(こも)。思ひ乱れて 死ぬべきものを(おもひみだれて しぬべきものを=思乱而 可死鬼乎)。


この記事をはてなブックマークに追加