2012-1030-man0766
万葉短歌0766 道遠み0700
道遠み 来じとは知れる ものからに
しかぞ待つらむ 君が目を欲り 藤原郎女
0700 万葉短歌0766 ShuB674 2012-1030-man0766
□みちとほみ こじとはしれる ものからに
しかぞまつらむ きみがめをほり
○藤原郎女(ふぢはらの いらつめ)=未詳。「藤原氏出身の女性で、のちに出る家持の女婿藤原久須麻呂(くすまろ)とかかわりのある人か。」 講談社版『事典』には「母は坂上郎女か。」 作品はこの一首。
【編者注】題詞は、これ(前歌)を聞いて藤原郎女がすぐに和(こた)えた歌一首。
【訓注】道(みち=路)。