2017-1130-man2668
万葉短歌2668 二上に2480
二上に 隠らふ月の 惜しけども
妹が手本を 離るるこのころ ○
2480 万葉短歌2668 ShuF308 2017-1130-man2668
□ふたかみに かくらふつきの をしけども
いもがたもとを かるるこのころ
○=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2619~2807、189首)の第50首。男。
【訓注】二上(ふたかみ)[奈良県葛城(かつらぎ)市旧当麻(たいま)町の西の二上山。「大和の平原の西に当たり、月の入る方向…」]。隠らふ月(かくらふつき=隠経月)[11-2666注参照]。手本(たもと=田本)。離るる(かるる=加流類)。