万葉短歌-悠山人編

万葉短歌…万葉集全4516歌(長短)のうち、短歌をすべてJPG&TXTで紹介する。→日本初!

万葉短歌4514 青海原4185

2022年10月15日 | 万葉短歌

2022-1015-man4514
万葉短歌4514 青海原4185

青海原 風波靡き 往くさ来さ
障むことなく 船は早けむ  大伴家持

4185     万葉短歌4514 ShuJ807 2022-1015-man4514

□あをうなはら かぜなみなびき ゆくさくさ
  つつむことなく ふねははやけむ
〇大伴家持(おほともの やかもち)=03-0403歌注参照。
【編者注】巻20(4293~4516、二百二十四首)の第222首。題詞に、「〔天平宝字2年(758)〕二月十日於内相宅餞渤海大使小野田守朝臣等宴歌一首」。左注に、「右一首右中弁大伴宿祢家持 未誦之[(いまだしょうせず=宴終わってから自分の歌稿にひそかに記し留めた歌)]」。
【訓注】青海原(あをうなはら=阿乎宇奈波良)。往くさ来さ(ゆくさくさ=由久左久佐)[「行きも帰りも」]。障む(つつむ=都々牟)[「さしさわる、事故や傷病などの障碍に出合う」。04-0519雨障(あまつつみ)、-520雨乍見(あまつつみ)、など]。船(ふね=布祢)。



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