万葉短歌-悠山人編

万葉短歌…万葉集全4516歌(長短)のうち、短歌をすべてJPG&TXTで紹介する。→日本初!

万葉短歌1215 玉津島1110

2013年12月30日 | 万葉短歌

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万葉短歌1215 玉津島1110

玉津島 よく見ていませ あをによし
奈良なる人の 待ち問はばいかに  

1110     万葉短歌1215 ShuD148 2013-1230-man1215

たまつしま よくみていませ あをによし
  ならなるひとの まちとはばいかに
=未詳。作者名・脚注・左注のいずれもない。
【編者注】題詞は「羈旅作」。全90首(1161~1250)の第55首(補正歌順41、第1161歌参照)。
【訓注】玉津島(たまつしま)=[0917長歌、和歌浦玉津島神社辺]。あをによし(青丹吉)。奈良(なら=平城)。


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万葉短歌1214 安太へ行く1109

2013年12月29日 | 万葉短歌

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万葉短歌1214 安太へ行く1109

安太へ行く 小為手の山の 真木の葉も
久しく見ねば 蘿生しにけり  

1109     万葉短歌1214 ShuD148 2013-1229-man1214

あだへゆく をすてのやまの まきのはも
  ひさしくみねば こけむしにけり
=未詳。作者名・脚注・左注のいずれもない。
【編者注】題詞は「羈旅作」。全90首(1161~1250)の第54首(補正歌順40、第1161歌参照)。
【訓注】安太(あだ)[紀伊国在田郡英多(あた)?]。蘿(こけ)[=苧桛(をがせ)]。


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万葉短歌1213 名草山1108

2013年12月28日 | 万葉短歌

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万葉短歌1213 名草山1108

名草山 言にしありけり 我が恋ふる
千重の一重も 慰めなくに  

1108     万葉短歌1213 ShuD148 2013-1228-man1213

なぐさやま ことにしありけり あがこふる
  ちへのひとへも なぐさめなくに
=未詳。作者名・脚注・左注のいずれもない。
【編者注】題詞は「羈旅作」。全90首(1161~1250)の第53首(補正歌順39、第1161歌参照)。
【訓注】名草山(なぐさやま)[和歌山市紀三井寺を擁する山]。我が恋ふる(あがこふる=吾恋)。慰めなくに(なぐさめなくに=名草目名国)。


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万葉短歌1212 足代過ぎて1107

2013年12月27日 | 万葉短歌

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万葉短歌1212 足代過ぎて1107

足代過ぎて 糸鹿の山の 桜花
散らずもあらなむ 帰り来るまで  

1107     万葉短歌1212 ShuD148 2013-1227-man1212

あてすぎて いとかのやまの さくらばな
  ちらずもあらなむ かへりくるまで
=未詳。作者名・脚注・左注のいずれもない。
【編者注】題詞は「羈旅作」。全90首(1161~1250)の第52首(補正歌順38、第1161歌参照)。
【訓注】足代(あて)[和歌山県旧安諦(あて)郡、現有田市]。糸鹿(いとか)[有田市糸我(いとが)町]。帰り来るまで(かへりくるまで=還来万代)。


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万葉短歌1211 妹があたり1106

2013年12月26日 | 万葉短歌

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万葉短歌1211 妹があたり1106

妹があたり 今ぞ我が行く 目のみだに
我れに見えこそ 言とはずとも  

1106     万葉短歌1211 ShuD148 2013-1226-man1211

いもがあたり いまぞわがゆく めのみだに
  われにみえこそ こととはずとも
=未詳。作者名・脚注・左注のいずれもない。
【編者注】題詞は「羈旅作」。全90首(1161~1250)の第51首(補正歌順37、第1161歌参照)。
【訓注】我が行く(わがゆく=吾行)。目のみだに(めのみだに=目耳谷)。我れ(われ=吾)。言(こと=事)。


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万葉短歌1210 我妹子に1105

2013年12月25日 | 万葉短歌

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万葉短歌1210 我妹子に1105

我妹子に 我が恋ひ行けば 羨しくも
並び居るかも 妹と背の山  

1105     万葉短歌1210 ShuD148 2013-1225-man1210

わぎもこに あがこひゆけば ともしくも
  ならびをるかも いもとせのやま
=未詳。作者名・脚注・左注のいずれもない。
【編者注】題詞は「羈旅作」。全90首(1161~1250)の第50首(補正歌順35、第1161歌参照)。
【訓注】我妹子(わぎもこ=吾妹子)。我が恋ひ行けば(あがこひゆけば=吾恋行者)。羨しくも(ともしくも=乏雲)。背の山(せのやま=勢能山)。


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万葉短歌1209 人にあらば1104

2013年12月24日 | 万葉短歌

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万葉短歌1209 人にあらば1104

人にあらば 母が愛子ぞ あさもよし
紀の川の辺の 妹と背の山  

1104     万葉短歌1209 ShuD148 2013-1224-man1209

ひとにあらば ははがまなこぞ あさもよし
  きのかはのへの いもとせのやま
=未詳。作者名・脚注・左注のいずれもない。
【編者注】題詞は「羈旅作」。全90首(1161~1250)の第49首(補正歌順34、第1161歌参照)。
【訓注】愛子(まなこ=最愛子)。あさ(麻)。紀の川(きのかは=木川)。妹と背の山(いもとせのやま=妹与勢能山)。


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万葉短歌1208 妹に恋ひ1103

2013年12月23日 | 万葉短歌

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万葉短歌1208 妹に恋ひ1103

妹に恋ひ 我が越え行けば 背の山の
妹に恋ひずて あるが羨しさ  

1103     万葉短歌1208 ShuD148 2013-1223-man1208

いもにこひ あがこえゆけば せのやまの
  いもにこひずて あるがともしさ
=未詳。作者名・脚注・左注のいずれもない。
【編者注】題詞は「羈旅作」。全90首(1161~1250)の第48首(補正歌順36、第1161歌参照)。
【訓注】妹に恋ひ(いもにこひ=妹尓恋)。我が越え行けば(あがこえゆけば=余越去者)。背の山(せのやま=勢能山)。羨しさ(ともしさ=乏左)。


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万葉短歌1207 粟島に1102

2013年12月22日 | 万葉短歌

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万葉短歌1207 粟島に1102

粟島に 漕ぎ渡らむと 思へども
明石の門波 いまだ騒けり  

1102     万葉短歌1207 ShuD172 2013-1222-man1207

あはしまに こぎわたらむと おもへども
  あかしのとなみ いまださわけり
=未詳。作者名・脚注・左注のいずれもない。
【編者注】題詞は「羈旅作」。全90首(1161~1250)の第47首(補正歌順62、第1161歌参照)。
【訓注】粟島(あはしま)[淡路島付近?]。漕ぎ(こぎ=許枳)。思へども(おもへども=思鞆)。明石(あかし=赤石)。騒けり(さわけり=佐和来)。
【12月21日のアクセス数】 「閲覧数465 訪問者数202 順位7,400位 / 1,966,593ブログ中」。


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万葉短歌1206 沖つ波1101

2013年12月21日 | 万葉短歌

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万葉短歌1206 沖つ波1101

沖つ波 辺つ藻巻き持ち 寄せ来とも
君にまされる 玉寄せめやも  

1101     万葉短歌1206 ShuD172 2013-1221-man1206

おきつなみ へつもまきもち よせくとも
  きみにまされる たまよせめやも
=未詳。作者名・左注のいずれもない。
【編者注】題詞は「羈旅作」。全90首(1161~1250)の第46首(補正歌順61、第1161歌参照)。脚注読下しに、「一には、<辺波(へなみ)しくしく 寄せ来とも>といふ」と。
【訓注】沖つ波(おきつなみ=奥津波)。寄せ来(よせく=依来)。君にまされる(きみにまされる=君尓益有)。


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万葉短歌1205 沖つ楫1100

2013年12月20日 | 万葉短歌

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万葉短歌1205 沖つ楫1100

沖つ楫 やくやくしぶを 見まく欲り
我がする里の 隠らく惜しも  

1100     万葉短歌1205 ShuD172 2013-1220-man1205

おきつかぢ やくやくしぶを みまくほり
  わがするさとの かくらくをしも
=未詳。作者名・脚注・左注のいずれもない。
【編者注】題詞は「羈旅作」。全90首(1161~1250)の第45首(補正歌順60、第1161歌参照)。
【訓注】沖つ楫(おきつかぢ=奥津梶)。やくやく(漸々)。しぶ(志夫)。我がする(わがする=吾為)。
【12月19日のアクセス数】 「閲覧数539 訪問者数182 順位8,052位/ 1,965,969ブログ中」。


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万葉短歌1204 浜清み1099

2013年12月19日 | 万葉短歌

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万葉短歌1204 浜清み1099

浜清み 磯に我が居れば 見む人は
海人とか見らむ 釣りもせなくに  

1099     万葉短歌1204 ShuD169 2013-1219-man1204

はまきよみ いそにわがをれば みむひとは
  あまとかみらむ つりもせなくに
=未詳。作者名・脚注・左注のいずれもない。
【編者注】題詞は「羈旅作」。全90首(1161~1250)の第44首(補正歌順59、第1161歌参照)。
【訓注】磯(いそ=礒)。我が(わが=吾)。海人とか(あま=白水郎可)。


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万葉短歌1203 磯の上に1098

2013年12月18日 | 万葉短歌

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万葉短歌1203 磯の上に1098

磯の上に 爪木折り焚き 汝がためと
我が潜き来し 沖つ白玉  

1098     万葉短歌1203 ShuD169 2013-1218-man1203

いそのうへに つまきをりたき ながためと
  わがかづきこし おきつしらたま
=未詳。作者名・脚注・左注のいずれもない。
【編者注】題詞は「羈旅作」。全90首(1161~1250)の第43首(補正歌順58、第1161歌参照)。
【訓注】磯(いそ=礒)。折り焚き(をりたき=折焼)。汝がため(ながため=為汝)。我が潜き来し(わがかづきこし=吾潜来之)。沖つ(おきつ=奥津)。


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万葉短歌1202 荒磯ゆも1097

2013年12月17日 | 万葉短歌

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万葉短歌1202 荒磯ゆも1097

荒磯ゆも まして思へや 玉の浦の
離れ小島の 夢にし見ゆる  

1097     万葉短歌1202 ShuD169 2013-1217-man1202

ありそゆも ましておもへや たまのうらの
  はなれこしまの いめにしみゆる
=未詳。作者名・脚注・左注のいずれもない。
【編者注】題詞は「羈旅作」。全90首(1161~1250)の第42首(補正歌順57、第1161歌参照)。
【訓注】荒磯(ありそ=荒礒)。玉の浦の(たまのうらの=玉之浦)[和歌山市玉津島神社付近?和歌山県那智勝浦町付近?]。小島(こしま)。夢(いめ)。


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万葉短歌1201 大海の1096

2013年12月16日 | 万葉短歌

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万葉短歌1201 大海の1096

大海の 水底響み 立つ波の
寄せむと思へる 磯のさやけさ  

1096     万葉短歌1201 ShuD169 2013-1216-man1201

おほうみの みなそことよみ たつなみの
  よせむとおもへる いそのさやけさ
=未詳。作者名・脚注・左注のいずれもない。
【編者注】題詞は「羈旅作」。全90首(1161~1250)の第41首(補正歌順56、第1161歌参照)。
【訓注】響み(とよみ=豊三)。立つ波(たつなみ=立浪)。磯(いそ=礒)。さやけさ(清左)。


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