万葉短歌-悠山人編

万葉短歌…万葉集全4516歌(長短)のうち、短歌をすべてJPG&TXTで紹介する。→日本初!

万葉短歌1350 近江のや1220

2014年04月30日 | 万葉短歌

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万葉短歌1350 近江のや1220

近江のや 八橋の小竹を 矢はがずて
まことありえむや 恋しきものを  

1220     万葉短歌1350 ShuD343 2014-0430-man1350

あふみのや やばせのしのを やはがずて
  まことありえむや こひしきものを
=未詳。作者名・脚注・左注のいずれもない。
【編者注】題詞は「寄草」(草に寄す)。十七首(1336~1352)の第15首。
【訓注】八橋(やばせ)[滋賀県草津市矢橋(やばせ)]。小竹(しの)[篠竹]。恋しきものを(こひしきものを=恋敷鬼乎)[鬼(物)、04-0547]。


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万葉短歌1349 かくしてや1219

2014年04月29日 | 万葉短歌

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万葉短歌1349 かくしてや1219

かくしてや なほや老ひなむ み雪降る
大荒木野の 小竹にあらなくに  

1219     万葉短歌1349 ShuD341 2014-0429-man1349

かくしてや なほやおひなむ みゆきふる
  おほあらきのの しのにあらなくに
=未詳。作者名・脚注・左注のいずれもない。
【編者注】題詞は「寄草」(草に寄す)。十七首(1336~1352)の第14首。
【訓注】かくしてや(如是為而也)。なほや老ひなむ(なほやおひなむ=尚哉将老)。み雪降る(みゆきふる=三雪零)。大荒木野(おほあらきの)[奈良県五條市荒木神社辺? 浮田之社(もり)、11-2839]。小竹(しの)[篠竹]。


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万葉短歌1348 三島江の1218

2014年04月28日 | 万葉短歌

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万葉短歌1348 三島江の1218

三島江の 玉江の薦を 標めしより
己がとぞ思ふ いまだ刈らねど  

1218     万葉短歌1348 ShuD340 2014-0428-man1348

みしまえの たまえのこもを しめしより
  おのがとぞおもふ いまだからねど
=未詳。作者名・脚注・左注のいずれもない。
【編者注】題詞は「寄草」(草に寄す)。十七首(1336~1352)の第13首。
【訓注】薦(こも)[菰]。標めし(しめし=標之)。己が(おのが=己我)。


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万葉短歌1347 君に似る1217

2014年04月27日 | 万葉短歌

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万葉短歌1347 君に似る1217

君に似る 草と見しより 我が標めし
野山の浅茅 人な刈りそね  

1217     万葉短歌1347 ShuD339 2014-0427-man1347

きみににる くさとみしより わがしめし
  のやまのあさぢ ひとなかりそね
=未詳。作者名・脚注・左注のいずれもない。
【編者注】題詞は「寄草」(草に寄す)。十七首(1336~1352)の第12首。
【訓注】君に似る(きみににる=於君似)。我が(わが=我)。標めし(しめし=標之)。浅茅(あさぢ)。


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万葉短歌1346 をみなへし1216

2014年04月26日 | 万葉短歌

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万葉短歌1346 をみなへし1216

をみなへし 佐紀沢の辺の 真葛原
いつかも繰りて 我が衣に着む  

1216     万葉短歌1346 ShuD339 2014-0426-man1346

をみなへし さきさはのへの まくずはら
  いつかもくりて わがきぬにきむ
=未詳。作者名・脚注・左注のいずれもない。
【編者注】題詞は「寄草」(草に寄す)。十七首(1336~1352)の第11首。
【訓注】をみなへし(姫押)。佐紀沢(さきさは)[奈良市佐紀町]。我が衣に(わがきぬに=我衣)。


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万葉短歌1345 常ならぬ1215

2014年04月25日 | 万葉短歌

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万葉短歌1345 常ならぬ1215

常ならぬ 人国山の 秋津野の
かきつはたをし 夢に見しかも  

1215     万葉短歌1345 ShuD337 2014-0425-man1345

つねならぬ ひとくにやまの あきづのの
  かきつはたをし いめにみしかも
=未詳。作者名・脚注・左注のいずれもない。
【編者注】題詞は「寄草」(草に寄す)。十七首(1336~1352)の第10首。
【訓注】秋津野(あきづの)[和歌山県田辺市秋津野?]。人国山(ひとくにやま)[07-1305]。かきつはた(垣津幡)[杜若?]。夢(いめ)。


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万葉短歌1344 真鳥棲む1214

2014年04月24日 | 万葉短歌

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万葉短歌1344 真鳥棲む1214

真鳥棲む 雲梯の社の 菅の根を
衣にかけ付け 着せむ子もがも  

1214     万葉短歌1344 ShuD336 2014-0424-man1344

まとりすむ うなてのやしろの すがのねを
  きぬにかけつけ きせむこもがも
=未詳。作者名・脚注・左注のいずれもない。
【編者注】題詞は「寄草」(草に寄す)。十七首(1336~1352)の第9首。
【訓注】真鳥(まとり)[鷲。12-3100]。雲梯(うなて=卯名手)[橿原市雲梯(うなて)町]。社(もり=神社)[河俣神社]。


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万葉短歌1343 言痛くは1213

2014年04月23日 | 万葉短歌

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万葉短歌1343 言痛くは1213

言痛くは かもかもせむを 岩代の
野辺の下草 我れし刈りてば  ○

1213     万葉短歌1343 ShuD335 2014-0423-man1343

□こちたくは かもかもせむを いはしろの
 のへのしたくさ われしかりてば
○=未詳。作者名・左注のいずれもない。
【編者注】題詞は「寄草」(草に寄す)。十七首(1336~1352)の第8首。脚注読み下しに、「一には<紅の 現(うつ)し心(ごころ)や 妹(いも)に逢はずあらむ>といふ」。依拠本は、異文は譬喩歌ではないから、「別々の歌」と見るべきとする。
【訓注】言痛く(こちたく=事痛)。かもかも(左右)[06-0965]。岩代(いはしろ=石代)[和歌山県みなべ町岩代?]。野辺(のへ)。我れ(われ=吾)。


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万葉短歌1342 山高み1212

2014年04月22日 | 万葉短歌

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万葉短歌1342 山高み1212

山高み 夕日隠りぬ 浅茅原
後見むために 標結はましを  

1212     万葉短歌1342 ShuD333 2014-0422-man1342

やまだかみ ゆふひかくりぬ あさぢはら
  のちみむために しめゆはましを
=未詳。作者名・脚注・左注のいずれもない。
【編者注】題詞は「寄草」(草に寄す)。十七首(1336~1352)の第7首。
【訓注】山高み(やまだかみ=山高)。隠りぬ(かくりぬ=隠奴)。標(しめ)。


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万葉短歌1341 真玉つく1211

2014年04月21日 | 万葉短歌

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万葉短歌1341 真玉つく1211

真玉つく 越智の菅原 我れ刈らず
人の刈らまく 惜しき菅原  

1211     万葉短歌1341 ShuD332 2014-0421-man1341

またまつく をちのすがはら われからず
 ひとのからまく をしきすがはら
=未詳。作者名・脚注・左注のいずれもない。
【編者注】題詞は「寄草」(草に寄す)。十七首(1336~1352)の第6首。
【訓注】真玉(またま=真珠)。越智(をち)[滋賀県米原市旧近江町? 13-3323]。


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万葉短歌1340 紫の1210

2014年04月20日 | 万葉短歌

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万葉短歌1340 紫の1210

紫の 糸をぞ我が搓る あしひきの
山橘を 貫かむと思ひて  

1210     万葉短歌1340 ShuD331 2014-0420-man1340

むらさきの いとをぞわがよる あしひきの
  やまたちばなを ぬかむとおもひて
=未詳。作者名・脚注・左注のいずれもない。
【編者注】題詞は「寄草」(草に寄す)。十七首(1336~1352)の第5首。
【訓注】我が搓る(わがよる=吾搓)。あしひきの(足檜之)。貫かむ(ぬかむ=将貫)。


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万葉短歌1339 月草に1209

2014年04月19日 | 万葉短歌

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万葉短歌1339 月草に1209

月草に 衣色どり 摺らめども
うつろふ色と 言ふが苦しさ  

1209     万葉短歌1339 ShuD330 2014-0419-man1339

つきくさに ころもいろどり すらめども
  うつろふいろと いふがくるしさ
=未詳。作者名・脚注・左注のいずれもない。
【編者注】題詞は「寄草」(草に寄す)。十七首(1336~1352)の第4首。
【訓注】月草(つきくさ)[露草]。衣(ころも=服)。摺らめ(すらめ=揩目)。うつろふ色(うつろふいろ=移変色)。言ふが(いふが=偁之)。


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万葉短歌1338 我がやどに1208

2014年04月18日 | 万葉短歌

万葉短歌1338 我がやどに1208
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万葉短歌1338 我がやどに1208

我がやどに 生ふるつちはり 心ゆも
思はぬ人の 衣に摺らゆな  

1208     万葉短歌1338 ShuD329 2014-0418-man1338

わがやどに おふるつちはり こころゆも
  おもはぬひとの きぬにすらゆな
=未詳。作者名・脚注・左注のいずれもない。
【編者注】題詞は「寄草」(草に寄す)。十七首(1336~1352)の第3首。
【訓注】我がやど(わがやど=吾屋前)。つちはり(土針)[つくばね草?めはじき?]。心ゆ(こころゆ=従心)。思はぬ人(おもはぬひと=不想人)。衣(きぬ)。


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万葉短歌1337 葛城の1207

2014年04月17日 | 万葉短歌

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万葉短歌1337 葛城の1207

葛城の 高間の草野 早知りて
標刺さましを 今ぞ悔しき  

1207     万葉短歌1337 ShuD328 2014-0417-man1337

かづらきの たかまのかやの はやしりて
  しろささましを いまぞくやしき
=未詳。作者名・脚注・左注のいずれもない。
【編者注】題詞は「寄草」(草に寄す)。十七首(1336~1352)の第2首。
【訓注】葛城(かづらき)[奈良県葛城山]。高間(たかま)[奈良県御所市高天(たかま)]。草野(かやの)。


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万葉短歌1336 冬こもり1206

2014年04月16日 | 万葉短歌

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万葉短歌1336 冬こもり1206

冬こもり 春の大野を 焼く人は
焼き足らねかも 我が心焼く  

1206     万葉短歌1336 ShuD327 2014-0416-man1336

ふゆこもり はるのおほのを やくひとは
  やきたらねかも わがこころやく
=未詳。作者名・脚注・左注のいずれもない。
【編者注】題詞は「寄草」(草に寄す)。十七首(1336~1352)の第1首。
【訓注】冬こもり(ふゆこもり=冬隠)。焼く、焼き([2句、3句]やく、やき=焼)。我が心焼く(わがこころやく=吾情熾)。


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