2017-0430-man2458
万葉短歌2458 朝霜の2270
朝霜の 消なば消ぬべく 思ひつつ
いかにこの夜を 明かしてむかも ○
2270 万葉短歌2458 ShuF129 2017-0430-man2458
□あさしもの けなばけぬべく おもひつつ
いかにこのよを あかしてむかも
○=柿本人麻呂歌集。
【編者注】「寄物陳思」(2415~2507、93首)の第44首。男。
【訓注】消なば消ぬべく(けなばけぬべく=消々)。いかにこの夜を(いかにこのよを=何此夜)。明かしてむかも(明鴨)[依拠本は「明かしなむかも」訓を採らない。下記注]。
【依拠本注-作者】諸注、多く女の心とする。しかし、むしろ男の気持ではなかろうか。