万葉短歌-悠山人編

万葉短歌…万葉集全4516歌(長短)のうち、短歌をすべてJPG&TXTで紹介する。→日本初!

万葉短歌1320 水底に1190

2014年03月30日 | 万葉短歌

2014-0330-man1320
万葉短歌1320 水底に1190

水底に 沈く白玉 誰がゆゑに
心尽して 我が思はなくに  

1190     万葉短歌1320 ShuD308 2014-0330-man1320

みなそこに しづくしらたま たがゆゑに
  こころつくして わがおもはなくに
=未詳。作者名・脚注のいずれもない。
【編者注】題詞は「寄玉」(玉に寄す)。十一首(1317~1327)の第4首。
【訓注】沈く白玉(しづくしらたま=沈白玉)。誰がゆゑに(たがゆゑに=誰故)。心尽して(こころつくして=心尽而)。我が(わが=吾)。
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万葉短歌1319 大海の1189

2014年03月29日 | 万葉短歌

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万葉短歌1319 大海の1189

大海の 水底照らし 沈く玉
斎ひて採らむ 風な吹きそね  

1189     万葉短歌1319 ShuD307 2014-0329-man1319

おほうみの みなそこてらし しづくたま
  いはひてとらむ かぜなふきそね
=未詳。作者名・脚注のいずれもない。
【編者注】題詞は「寄玉」(玉に寄す)。十一首(1317~1327)の第3首。
【訓注】沈く玉(しづくたま=石著玉)。斎ひて(いはひて=斎而)。


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万葉短歌1318 底清み1188

2014年03月28日 | 万葉短歌

2014-0328-man1318
万葉短歌1318 底清み1188

底清み 沈ける玉を 見まく欲り
千たびぞ告りし 潜きする海人は  

1188     万葉短歌1318 ShuD306 2014-0328-man1318

そこきよみ しづけるたまを みまくほり
  ちたびぞのりし かづきするあまは
=未詳。作者名・脚注のいずれもない。
【編者注】題詞は「寄玉」(玉に寄す)。十一首(1317~1327)の第2首。
【訓注】沈ける玉(しづけるたま=沈有玉)。千たびぞ告りし(ちたびぞのりし=千遍曽告之)。潜きする海人は(かづきするあまは=潜為白水郎)。


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万葉短歌1317 海の底1187

2014年03月27日 | 万葉短歌

2014-0327-man1317
万葉短歌1317 海の底1187

海の底 沈く白玉 風吹きて
海は荒るとも 採らずはやまじ  

1187     万葉短歌1317 ShuD305 2014-0327-man1317

わたのそこ しづくしらたま かぜふきて
  うみはあるとも とらずはやまじ
=未詳。作者名・脚注のいずれもない。
【編者注】題詞は「寄玉」(玉に寄す)。十一首(1317~1327)の第1首。
【訓注】海(わた)[1句目]。沈く(しづく=沈)。海(うみ)[4句目]。


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万葉短歌1316 河内女の1186

2014年03月26日 | 万葉短歌

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万葉短歌1316 河内女の1186

河内女の 手染めの糸を 繰り返し
片糸にあれど 絶えむと思へや  

1186     万葉短歌1316 ShuD304 2014-0326-man1316

かふちめの てそめのいとを くりかへし
  かたいとにあれど たえむとおもへや
=未詳。作者名・脚注のいずれもない。
【編者注】題詞は「寄糸」(糸に寄す)。
【訓注】河内(かふち)。手染め(てそめ=手染)。繰り返し(くりかへし=絡反)。


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万葉短歌1315 橘の1185

2014年03月25日 | 万葉短歌

2014-0325-man1315
万葉短歌1315 橘の1185

橘の 島にし居れば 川遠み
さらさず縫ひし 我が下衣  

1185     万葉短歌1315 ShuD302 2014-0325-man1315

たちばなの しまにしをれば かはとほみ
  さらさずぬひし あがしたごろも
=未詳。作者名・脚注のいずれもない。
【編者注】「寄衣」五首(1311~1315)の第5首。
【訓注】橘の島(たちばなのしま=橘之島)[奈良県明日香村橘寺付近]。川(かは=河)。さらさず(不曝)。我が(あが=吾)。


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万葉短歌1314 橡の1184

2014年03月24日 | 万葉短歌

2014-0324-man1314
万葉短歌1314 橡の1184

橡の 解き洗ひ衣の あやしくも
ことに着欲しき この夕かも  

1184     万葉短歌1314 ShuD301 2014-0324-man1314

つるはみの ときあらひきぬの あやしくも
  ことにきほしき このゆふへかも
=未詳。作者名・脚注のいずれもない。
【編者注】「寄衣」五首(1311~1315)の第4首。
【訓注】橡の(つるはみの=橡)[つるばみ、くぬぎ]。解き洗ひ(ときあらひ=解濯)。あやしくも(恠)。ことに(殊)。この夕(このゆふへ=此暮)。


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万葉短歌1313 紅の1183

2014年03月23日 | 万葉短歌

2014-0323-man1313
万葉短歌1313 紅の1183

紅の 深染めの衣 下に着て
上に取り着ば 言なさむかも  

1183     万葉短歌1313 ShuD299 2014-0323-man1313

くれなゐの ふかそめのきぬ したにきて
  うへにとりきば ことなさむかも
=未詳。作者名・脚注のいずれもない。
【編者注】「寄衣」五首(1311~1315)の第3首。
【訓注】深染め(ふかそめ=深染)。着て(きて=著而)。着ば(きば=著者)。言(こと=事)。


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万葉短歌1312 おほろかに1182

2014年03月22日 | 万葉短歌

2014-0322-man1312
万葉短歌1312 おほろかに1182

おほろかに 我れし思はば 下に着て
なれにし衣を 取りて着めやも  

1182     万葉短歌1312 ShuD298 2014-0322-man1312

おほろかに われしおもはば したにきて
  なれにしきぬを とりてきめやも
=未詳。作者名・脚注のいずれもない。
【編者注】「寄衣」五首(1311~1315)の第2首。
【訓注】おほろかに(凡尓)。我れ(われ=吾)。下に着て(したにきて=下服而)。なれにし衣を(なれにしきぬを=穢尓師衣乎)。


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万葉短歌1311 橡の1181

2014年03月21日 | 万葉短歌

2014-0321-man1311
万葉短歌1311 橡の1181

橡の 衣は人皆 事なしと
言ひし時より 着欲しく思ほゆ  

1181     万葉短歌1311 ShuD297 2014-0321-man1311

つるはみの きぬはひとみな ことなしと
  いひしときより きほしくおもほゆ
=未詳。作者名・脚注のいずれもない。
【編者注】題詞原文は「寄衣」。五首(1311~1315)の第1首。
【訓注】橡の(つるはみの=橡)[つるばみ、くぬぎ]。衣は(きぬは=衣)。言ひし時より(いひしときより=曰師時従)。着欲しく思ほゆ(きほしくおもほゆ=欲服所念)。


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万葉短歌1310 雲隠る1180

2014年03月20日 | 万葉短歌

2014-0320-man1310
万葉短歌1310 雲隠る1180

雲隠る 小島の神の 畏けば
目こそば隔て 心隔てや  柿本人麻呂

1180     万葉短歌1310 ShuD295 2014-0320-man1310

くもがくる こしまのかみの かしこけば
  めこそばへだて こころへだてや
柿本人麻呂(かきのもとの ひとまろ)=第30歌参照。作者名・脚注のいずれもないが、作者名は第1310歌左注読下しによる。左注読下しは、「右の十五首は、柿本朝臣人麻呂が歌集に出づ。」
【編者注】題詞原文は「寄海」(海に寄す)。三首の第3首。
【訓注】雲隠る(くもがくる=雲隠)。畏けば(かしこけば=恐者)。隔て(へだて=間)[二か所]。


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万葉短歌1309 風吹きて1179

2014年03月19日 | 万葉短歌

2014-0319-man1309
万葉短歌1309 風吹きて1179

風吹きて 海こそ荒るれ 明日と言はば
久しくあるべし 君がまにまに  柿本人麻呂

1179     万葉短歌1309 ShuD294 2014-0319-man1309

かぜふきて うみこそあるれ あすといはば
  ひさしくあるべし きみがまにまに
柿本人麻呂(かきのもとの ひとまろ)=第30歌参照。作者名・脚注のいずれもないが、作者名は第1310歌左注読下しによる。
【編者注】題詞原文は「寄海」(海に寄す)。三首の第2首。
【訓注】久しくあるべし(ひさしくあるべし=応久)[【依拠本注】参照]。君がまにまに(きみがまにまに=公随)。
【依拠本注】「加奈之可利家理」(カナシカリケリ、05-0793)のような例もあるが、形容詞に「あり」が接続する場合、カリ形を嫌う傾向があるので、ヒサシカルベシの通訓は採らない。


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万葉短歌1308 大海を1178

2014年03月18日 | 万葉短歌

2014-0318-man1308
万葉短歌1308 大海を1178

大海を さもらふ港 事しあらば
いづへゆ君は 我を率しのがむ  柿本人麻呂

1178     万葉短歌1308 ShuD292 2014-0318-man1308

おほうみを さもらふみなと ことしあらば
  いづへゆきみはわをゐしのがむ
柿本人麻呂(かきのもとの ひとまろ)=第30歌参照。作者名・脚注のいずれもないが、作者名は第1310歌左注読下しによる。
【編者注】題詞原文は「寄海」(海に寄す)。三首の第1首。
【訓注】大海を(おほうみを=大海)。さもらふ港(さもらふみなと=候水門)。我を(わを=吾)。


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万葉短歌1307 この川ゆ1177

2014年03月17日 | 万葉短歌

2014-0317-man1307
万葉短歌1307 この川ゆ1177

この川ゆ 舟は行くべく ありといへど
渡り瀬ごとに 守る人のありて  柿本人麻呂

1177     万葉短歌1307 ShuD291 2014-0317-man1307

このかはゆ ふねはゆくべく ありといへど
  わたりせごとに もるひとのありて
柿本人麻呂(かきのもとの ひとまろ)=第30歌参照。作者名・脚注のいずれもないが、作者名は第1310歌左注読下しによる。
【編者注】題詞原文は「寄川」(川に寄す)。
【訓注】この川ゆ(このかはゆ=従此川)。渡り瀬ごとに(わたりせごとに=渡瀬別)。守る人の(もるひとの=守人)。


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万葉短歌1306 この山の1176

2014年03月16日 | 万葉短歌

2014-0316-man1306
万葉短歌1306 この山の1176

この山の 黄葉の下の 花を我れ
はつはつに見て なほ恋ひにけり  柿本人麻呂

1176     万葉短歌1306 ShuD290 2014-0316-man1306

このやまの もみぢのしたの はなをわれ
  はつはつにみて なおほこひにけり
柿本人麻呂(かきのもとの ひとまろ)=第30歌参照。作者名・脚注のいずれもないが、作者名は第1310歌左注読下しによる。
【編者注】題詞原文は「寄木」(木に寄す)。
【訓注】はつはつに(小端)[波都波都尓(04-0701)]。
【原文】是山 黄葉下 花矣我 小端見 反恋(07-1306)


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