万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌4370 霰降り4045

2022年05月25日 | 万葉短歌

2022-0525-man4370
万葉短歌4370 霰降り4045

霰降り 鹿島の神を 祈りつつ
皇御軍士に 我れは来にしを  大舎人部千文

4045     万葉短歌4370 ShuJ496 2022-0525-man4370

□あられふり かしまのかみを いのりつつ
  すめらみくさに われはきにしを
○大舎人部千文(おほとねりべの ちふみ)=左注参照。
【編者注】巻20(4293~4516、二百二十四首)の第78首。左注に、「右二首那賀郡(なかのこほりの〔(茨城県那珂郡)〕)上丁大舎人部千文」。
【訓注】霰(あられ=阿良例)。鹿島(かしま=可志麻)[「鹿島神宮…祭神は武神建御雷神(たけみかづちのかみ)…。<祈る>は…上に<を>格をとる」]。皇御軍士に(すめらみくさに=須米良美久佐尓)[「<皇(すめら)>は…常に接頭語的に用いられる…。<皇御軍士(みくさ)>は<皇御軍士(みいくさ)>の約…。<に>は、~として」]。我れ(われ=和例)。