万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌4349 百隈の4025

2022年05月05日 | 万葉短歌

2022-0505-man4349
万葉短歌4349 百隈の4025

百隈の 道は来にしを またさらに 
八十島過ぎて 別れか行かむ  刑部三野

4025     万葉短歌4349 ShuJ471 2022-0505-man4349

□ももくまの みちはきにしを またさらに
 やそしますぎて わかれかゆかむ
○刑部三野(おさかべの みの)=左注参照。
【編者注】巻20(4293~4516、二百二十四首)の第57首。左注に、「右一首助丁(じょちゃう)刑部直(あたひ)三野」。4359歌第二左注<十三首>の第3首。
【訓注】百隈(ももくま=毛母久麻)[「<隈>は、人目に立たず奥まった恐ろしい場所。ここは道の曲がり角」。01-0017(長歌)道隈(みちのくま)、02-0115道之阿回尓(みちのくまみに)、など]。道(みち=美知)[「上総から難波まで」]。別れか行かむ(わかれかゆかむ=和加例加由可牟)[「<か>は疑問」]。