万葉短歌-悠山人編

万葉短歌…万葉集全4516歌(長短)のうち、短歌をすべてJPG&TXTで紹介する。→日本初!

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2018年12月31日 | 万葉短歌

2010-1101-man0000
万葉短歌0000 開肇献詠
 
訪ぬれば いづれか見ゆる ことなれば
さまよひ入らむ よろづ葉の森  悠山人
 
0000     万葉短歌0000 ShuA000 2010-1101-man0000
 
たづぬれば いづれかみゆる ことなれば
 さまよひいらむ よろづはのもり
悠山人(ゆうさんじん)。
 
    =万葉短歌 開肇献詠=


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万葉短歌3048 み狩する2860

2018年12月30日 | 万葉短歌

2018-1230-man3048
万葉短歌3048 み狩する2860

み狩する 雁羽の小野の 櫟柴の
なれはまさらず 恋こそまされ  

2860     万葉短歌3048 ShuF642 2018-1230-man3048

みかりする かりはのをのの ならしばの
 なれはまさらず こひこそまされ
=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2964-3100、137首)の第85首。女。
【訓注】み狩(みかり=御獦)[下記注]。雁羽(かりは=鴈羽)[所在未詳]。櫟(なら)[下記注]。
【編者注-獦】「漢典」(既出)は異体字として、「獵猲」などを挙げる。
【編者注-櫟】ここでは「なら」。現代訓は「くぬぎ、いちい、いちいがし」。


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万葉短歌3047 神さびて2859

2018年12月29日 | 万葉短歌

2018-1229-man3047
万葉短歌3047 神さびて2859

神さびて 巌に生ふる 松が根の
君が心は 忘れかねつも  

2859     万葉短歌3047 ShuF642 2018-1229-man3047

かむさびて いはほにおふる まつがねの
 きみがここころは わすれかねつも
=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2964-3100、137首)の第84首。女。
【訓注】神さびて(かむさびて=神左備而)。


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万葉短歌3046 ささ波の2858

2018年12月28日 | 万葉短歌

2018-1228-man3046
万葉短歌3046 ささ波の2858

ささ波の 波越す安蹔に 降る小雨
間も置きて 我が思はなくに  

2858     万葉短歌3046 ShuF641 2018-1228-man3046

ささなみの なみこす■■に ふるこさめ
 あいだもおきて わがおもはなくに
=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2964-3100、137首)の第83首。男?女?
【訓注】ささ波(ささなみ=左佐浪)[下記注。依拠本は、近江国楽浪(ささなみ)とする通説を採らず、「さざれなみ」義とする]。安蹔(訓義とも未詳で、一説「あざ」訓は採らない、と依拠本)[下記注]。我が(わが=吾)。
【編者注-ささなみ】ここ以外は、すべて近江国地名。01-0029(長)楽浪、-0030楽浪、-0031(旋)左散難弥、-0032楽浪、-0033楽浪、02-0154神楽浪、-0206神楽浪、-0218楽浪、03-0305楽浪、07-1170佐左浪、-1253神楽浪、-1398神楽声浪、09-1715楽浪、13-3240楽浪。
【編者注-蹔】「百度百科」に詳述記事(https://baike.baidu.com/item/%E8%B9%94)。


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万葉短歌3045 朝霜の2857

2018年12月27日 | 万葉短歌

2018-1227-man3045
万葉短歌3045 朝霜の2857

朝霜の 消ぬべくのみや 時なしに
思ひわたらむ 息の緒にして  

2857     万葉短歌3045 ShuF639 2018-1227-man3045

あさしもの けぬべくのみや ときなしに
 おもひわたらむ いきのをにして
=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2964-3100、137首)の第82首。男?女?
【訓注】息の緒(いきのを=気之緒)。


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万葉短歌3044 君待つと2856

2018年12月26日 | 万葉短歌

2018-1226-man3044
万葉短歌3044 君待つと2856

君待つと 庭のみ居れば うち靡く
我が黒髪に 霜ぞ置きにける  

2856     万葉短歌3044 ShuF639 2018-1226-man3044

きみまつと にはのみをれば うちなびく
 わがくろかみに しもぞおきにける
=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2964-3100、137首)の第81首。女。傍注(読下し)に、<或本の歌の尾句には「白栲(しろたへ)の 我(わ)が衣手(ころもで)に 露ぞ置きにける」といふ>[「尾句」表記は、ここと 16-3822 だけ]。
【原文】12-3044  待君常 庭耳居者 打靡 吾黒髪尓 霜曽置尓家類  作者未詳


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万葉短歌3043 露霜の2855

2018年12月25日 | 万葉短歌

2018-1225-man3043
万葉短歌3043 露霜の2855

露霜の 消やすき我が身 老いぬとも
またをちかへり 君をし待たむ  

2855     万葉短歌3043 ShuF636 2018-1225-man3043

つゆしもの けやすきあがみ おいぬとも
 またをちかへり きみをしまたむ
=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2964-3100、137首)の第80首。女。
【編者注-をちかへり】06-1046石綱乃 又変若反(いはつなの またをちかへり)、ほかは下記2首に出現。
【原文】12-3043  露霜乃 消安我身 雖老 又若反 君乎思将待  作者未詳
【同形歌】11-2689 朝露之 消安吾身 雖老 又若反 君乎思将待  作者未詳


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万葉短歌3042 朝日さす2854

2018年12月24日 | 万葉短歌

2018-1224-man3042
万葉短歌3042 朝日さす2854

朝日さす 春日の小野に 置く露の
消ぬべき我が身 惜しけくもなし  

2854     万葉短歌3042 ShuF636 2018-1224-man3042

あさひさす かすがのをのに おくつゆの
 けぬべきあがみ をしけくもなし
=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2964-3100、137首)の第79首。女。
【訓注】朝日さす(あさひさす=朝日指)。春日の小野(かすがのをの=春日能小野)[春日野。奈良市春日山西麓の野。「春日能小野」表記はここだけで、他はすべて「春日野」]。我が身(あがみ=吾身)。


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万葉短歌3041 朝な朝な2853

2018年12月23日 | 万葉短歌

2018-1223-man3041
万葉短歌3041 朝な朝な2853

朝な朝な 草の上白く 置く露の
消なばともにと 言ひし君はも  

2853     万葉短歌3041 ShuF636 2018-1223-man3041

あさなさな くさのうへしろく おくつゆの
 けなばともにと いひしきみはも
=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2964-3100、137首)の第78首。女。
【原文】12-3041  朝旦 草上白 置露乃 消者共跡 云師君者毛  作者未詳


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万葉短歌3040 後つひに2852

2018年12月22日 | 万葉短歌

2018-1222-man3040
万葉短歌3040 後つひに2852

後つひに 妹に逢はむと 朝露の
命は生けり 恋は繁けど  

2852     万葉短歌3040 ShuF636 2018-1222-man3040

のちつひに いもにあはむと あさつゆの
 いのちはいけり こひはしげけど
=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2964-3100、137首)の第77首。男。
【訓注】つひに(遂尓)。朝露(あさつゆ=旦露)。命は生けり(いのちはいけり=命者生有)。


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万葉短歌3039 夕置きて2851

2018年12月21日 | 万葉短歌

2018-1221-man3039
万葉短歌3039 夕置きて2851

夕置きて 朝は消ぬる 白露の
消ぬべき恋も 我れはするかも  

2851     万葉短歌3039 ShuF636 2018-1221-man3039

ゆふへおきて あしたはけぬる しらつゆの
 けぬべきこひも あれはするかも
=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2964-3100、137首)の第76首。女?
【訓注】夕(ゆふへ=暮)。朝(あした=旦)。我れ(あれ=吾)。


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万葉短歌3038 かく恋ひむ2850

2018年12月20日 | 万葉短歌

2018-1220-man3038
万葉短歌3038 かく恋ひむ2850

かく恋ひむ ものと知りせば 夕置きて
朝は消ぬる 露ならましを  

2850     万葉短歌3038 ShuF636 2018-1220-man3038

かくこひむ ものとしりせば ゆふへおきて
 あしたはけぬる つゆならましを
=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2964-3100、137首)の第75首。男?女?
【原文】12-3038  如此将恋 物等知者 夕置而 旦者消流 露有申尾  作者未詳


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万葉短歌3037 殺目山2849

2018年12月19日 | 万葉短歌

2018-1219-man3037
万葉短歌3037 殺目山2849

殺目山 行きかふ道の 朝霞
ほのかにだにや 妹に逢はざらむ  

2849     万葉短歌3037 ShuF635 2018-1219-man3037

きりめやま ゆきかふみちの あさがすみ
 ほのかにだにや いもにあはざらむ
=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2964-3100、137首)の第74首。男。
【訓注】殺目山(きりめやま=煞目山)[和歌山県日高郡印南町(いなみちょう)、旧切目川村辺。下記注]。ほのかに(髣髴)。
【編者注-煞】<「殺」の俗字で「切」の意>とする依拠本の字体は、『漢典』の「殺」異体21字に載らないので、編者は最近字体を転用する。(『漢典』はhttp://www.zdic.net/z/1c/js/6BBA.htm


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万葉短歌3036 思ひ出づる2848

2018年12月18日 | 万葉短歌

2018-1218-man3036
万葉短歌3036 思ひ出づる2848

思ひ出づる 時はすべなみ 佐保山に
立つ雨霧の 消ぬべく思ほゆ  

2848     万葉短歌3036 ShuF632 2018-1218-man3036

おもひいづる ときはすべなみ さほやまに
 たつあまぎりの けぬべくおもほゆ
=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2964-3100、137首)の第73首。女?
【訓注】佐保山(さほやま)[平城京北部、佐保川の北側の丘陵。西部の佐紀山と合わせて奈良(平城)山。03-0473佐保山、-0474佐宝山、07-1333佐穂山、17-3957(長歌)佐保山]。


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万葉短歌3035 暁の2847

2018年12月17日 | 万葉短歌

2018-1217-man3035
万葉短歌3035 暁の2847

暁の 朝霧隠り かへらばに
何しか恋の 色に出でにける  

2847     万葉短歌3035 ShuF632 2018-1217-man3035

あかときの あさぎりこもり かへらばに
 なにしかこひの いろにいでにける
=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2964-3100、137首)の第72首。男?女?
【訓注】暁(あかとき)。かへらばに(反羽二)[11-2823加敝良末尓(かへらまに)、ともに出現は1か所だけ]。


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