万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌4348 たらちねの4024

2022年05月04日 | 万葉短歌

2022-0504-man4348
万葉短歌4348 たらちねの4024

たらちねの 母を別れて まこと我れ 
旅の仮廬に 安く寝むかも  日下部三中

4024     万葉短歌4348 ShuJ471 2022-0504-man4348

□たらちねの ははをわかれて まことわれ
 たびのかりほに やすくねむかも
○日下部三中(くさかべの みなか)=左注参照。
【編者注】巻20(4293~4516、二百二十四首)の第56首。左注に、「右一首国造丁日下部使主三中歌」。4359歌第二左注<十三首>の第2首。
【訓注】たらちねの(多良知祢乃)。母を別れて(ははをわかれて=波々乎和加例弖)[「<別る>は<に>格をとることもあるけれども(19-4247)、今のように<を>格をとるのが習い」。<をわかれ>の用例はほかに、03-0481(長歌)白妙之 手本矣別(しろたへの たもとをわかれ)、15-3594久夜之久妹乎 和可礼伎尓家利(くやしくいもを わかれきにけり)、の2か所]。