万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌0808 竜の馬を0738

2012年12月08日 | 万葉短歌

万葉短歌0808 竜の馬を0738

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万葉短歌0808 竜の馬を0738

竜の馬を 我れは求めむ あをによし
奈良の都に 来む人のたに  丹生女王

0738     万葉短歌0808 ShuC064 2012-1208-man0808

たつのまを あれはもとめむ あをによし
  ならのみやこに こむひとのたに 
丹生女王(にふの おほきみ)=以下二首は題詞だけで、作者名を記さない。ここでは、依拠本注推定による。第421歌、第553歌参照。
【編者注】題詞原文は「答歌二首」。その第一首。
【依拠本注】[0806~0807について]この序文と歌とは、大宰帥大伴旅人が都のさる女性に送ったものと思われる。事実、このすぐあとに、女性の呼吸を持つ返歌二首が登録されている(808~9)。しかし、その女性の名は不明。旅人には女性の知友丹生女王(にふの おほきみ)がおり、女王が大宰帥旅人に送った歌が巻四にあった(553~4)。この丹生女王でないかと見る説がある(…)。妥当な見解であろう。
【訓注】[真名仮名全対応]竜の馬(たつのま=多都乃麻)。我れ(あれ=阿礼)。あをによし(阿遠尓与志)。奈良の都(ならのみやこ=奈良乃美夜古)。たに(多仁)。