万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌0830 万代に0759

2012年12月29日 | 万葉短歌

2012-1229-man0830
万葉短歌0830 万代に0759

万代に 年は来経とも 梅の花
絶ゆることなく 咲きわたるべし  佐氏子首

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よろづよに としはくふとも うめのはな
  たゆることなく さきわたるべし
佐氏子首(さじの こおびと)=原文では、「筑前介佐氏子首」。読下しでは、「筑前介(つくしのみちのくちの すけ) 佐氏子首」。「筑前介 筑前国の次官。筑前は上国で、<介>は従六位上相当官。」「天平三年(731)四月の<筑前国司牒案>(…)に、正三(六か)上行介勲?(五か)等佐伯真(直か)子首」と見える人かという(…)。」
【編者注】「梅花歌卅二 并序」の第十六首。
【訓注】万代(よろづよ=万世)。年(とし=得之)。来経(くふ=岐布)。梅の花(うめのはな=烏梅能波奈)。