万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌0823 梅の花0752

2012年12月22日 | 万葉短歌

2012-1222-man0823
万葉短歌0823 梅の花0752

梅の花 散らくはいづく しかすがに
この城の山に 雪は降りつつ  大伴百代

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うめのはな ちらくはいづく しかすがに
  このきのやまに ゆきはふりつつ
大伴百代(おほともの ももよ)=原文では、「大監伴氏百代」。読下しでは、「大監(だいげん) 伴氏百代(ばんじの ももよ)」。「大監 大宰府の訴訟事務を掌る役人。三等官の上席で正六位下相当。定員二名。」第392歌参照。なおこの梅宴歌群で、作者名の「氏」を依拠本は「じ」、『万葉集事典』では「し」と読む。
【編者注】「梅花歌卅二 并序」の第九首。
【訓注】[真名仮名全対応]梅の花(うめのはな=烏梅能波奈)。いづく(伊豆久)。雪は降りつつ(由企波布理都々)。