万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌0828 人ごとに0757

2012年12月27日 | 万葉短歌

2012-1227-man0828
万葉短歌0828 人ごとに0757

人ごとに 折りかざしつつ 遊べども
いやめづらしき 梅の花かな  丹氏麻呂

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ひとごとに をりかざしつつ あそべども
  いやめづらしき うめのはなかな
丹氏麻呂(たんじの まろ)=原文では、「大判事丹氏麻呂」。読下しでは、「大判事(だいはんじ) 丹氏麻呂(たんじの まろ)」。「大判事 大宰府の司法官。従六位下相当。定員二名。」「未詳。<丹氏>は<丹比(たぢひ)>または<丹波(たには)>であろう。…次歌の作者とともに幹事役で、その主任を務めたらしい。」
【編者注】「梅花歌卅二 并序」の第十四首。
【訓注】[真名仮名全対応]人ごと(ひとごと=比等期等)。折りかざし(をりかざし=乎理加射之)。遊べ(あそべ=阿蘇倍)。いやめづらしき(伊夜米豆良之岐)。梅の花(うめのはな=烏梅能波奈)。