万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌0820 梅の花0749

2012年12月19日 | 万葉短歌

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万葉短歌0820 梅の花0749

梅の花 今盛りなり 思ふどち
かざしにしてな 今盛りなり  葛井大夫

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うめのはな いまさかりなり おもふどち
  かざしにしてな いまさかりなり
葛井大夫(ふぢゐの まへつきみ)=原文では「筑後守葛井大夫」、読下しでは「筑後守(つくしのみちのしりの かみ)葛井大夫」。「葛井連大成(ふぢゐの むらじ おほなり)。時に外(げ)従五位下。筑後は上国で、国守で従五位下相当。なお、外(げ)位は、もよ地方出身者や郡司に授けた位。のち、中央・地方を問わず低い家柄の者に授けた位をいう。葛井氏は渡来系。」
【編者注】「梅花歌卅二 并序」の第六首。
【訓注】[真名仮名全対応]梅(うめ=烏梅)。花(はな=波奈)。今盛りなり(いまさかりなり=伊麻佐可利奈理)[第2、第5句とも]。思ふ(おもふ=意母布)。かざし(加射之)。