国指定重要有形民俗文化財に指定されている日立風流物が、今日明日の二日間運行されると知り、日立まで行って参りました。18世紀初頭の享保年間に農民達が神峰神社に奉納するため、山車に人形芝居装置を組み合わせたのが由来と伝えられています。四町の氏子が競うように農作業の傍ら改良に改良を加え、四台の風流物を伝えてきたそうです。戦災で一時消失しましたが、郷土の有志達が復元し、昭和34年に重要有形民俗文化財に指定されたのです。
風流物は台座に5層の人形劇舞台を階段状に飾り、高さ15メートル、重量5トンもの巨大な山車になっています。舞台は幅2メートルに畳まれていますが、人形劇を演じるときには7メートル幅に拡がります。今日は四台のうち一台が引き出され、「太閤記」が公演されました。1層目が「桶狭間の合戦」、2・3層目が「山崎の合戦」、4・5層目が「本能寺の変」が演じられました。15体の武士が刀や槍を振り回し、騎馬武者の射る矢が観客のところまで飛んでくると言う賑やかさでした。やがて武者が一斉に女人に早返りするという離れ業には驚かされました。
人形芝居の演目は毎年改められ、公演の直前まで秘密扱いで、各町内で競い合っているそうです。それに伴い人形の首も氏子達により新たに作られることもあり、現在でもその数を増しているそうです。この素晴らしい日立風流物を今日まで伝えてきた人々に熱意と努力に頭が下がりました。これがずっと後世に伝えられることを祈るばかりです。
風流物は台座に5層の人形劇舞台を階段状に飾り、高さ15メートル、重量5トンもの巨大な山車になっています。舞台は幅2メートルに畳まれていますが、人形劇を演じるときには7メートル幅に拡がります。今日は四台のうち一台が引き出され、「太閤記」が公演されました。1層目が「桶狭間の合戦」、2・3層目が「山崎の合戦」、4・5層目が「本能寺の変」が演じられました。15体の武士が刀や槍を振り回し、騎馬武者の射る矢が観客のところまで飛んでくると言う賑やかさでした。やがて武者が一斉に女人に早返りするという離れ業には驚かされました。
人形芝居の演目は毎年改められ、公演の直前まで秘密扱いで、各町内で競い合っているそうです。それに伴い人形の首も氏子達により新たに作られることもあり、現在でもその数を増しているそうです。この素晴らしい日立風流物を今日まで伝えてきた人々に熱意と努力に頭が下がりました。これがずっと後世に伝えられることを祈るばかりです。
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