2013.3.30 J1第4節 大宮×鹿島 寸評・採点・布陣
2013-04-1
大宮 3 ― 1 鹿島
■NACK■11,492人■曇■9.6℃■主審:東城(6.0)
■得点(アシスト)
(大)36分:金澤、53分:ノヴァコヴィッチ(高橋、長谷川)、79分:富山(ノヴァコヴィッチ)
(鹿)15分:ダヴィ(柴崎)
MATCH REPORT
前半は鹿島が主導権を握り、15分に柴崎のシュートのこぼれをダヴィが押し込んで先制する。しかし、36分に金澤がミドルシュートを決めると、後半は大宮ペースに。53分に高橋のカットからノヴァコヴィッチ、79分に富山が豪快にミドルを突き刺して、逆転勝利を飾った。
Most Valuable Player
大宮 高橋 祥平 闘争心を前面に出してボールハント。フィードの精度も高く、優しいラストパスで決勝点アシスト
大宮
GK 1 北野 貴之 6.0 失点シーンも含めて、至近距離からのシュートに鋭く反応していた
DF 30 渡部 大輔 6.0 前半は背後を突かれていたが、後半は積極的に前に出て好機を演出
DF 2 菊地 光将 6.0 外に釣り出される場面あったが、空中戦の強さと冷静なつなぎ披露
DF 17 高橋 祥平 7.0 くさびのパスに鋭く反応してボール奪取。自ら決勝点をアシスト
DF 8 下平 匠 6.0 高い位置でボール受ける場面は少なかったが、遠藤に粘り強く対応
MF OUT 84分 13 渡邉 大剛 7.0 相手の間で巧みにパスを引き出し、広い視野を生かして攻撃を操った
DF IN 84分 27 今井 智基 - 出場時間が短く、評価材料に乏しいため採点なし
MF 6 青木 拓矢 6.5 守備では柴崎、小笠原にしつこく体を寄せ、攻撃でも豊富な動き
MF 23 金澤 慎 7.0 鋭い寄せ、カバーリングセンスは見事。ミドルシュートも決めた
MF 9 永哲 6.0 得意のドリブルは西に封じられたが、献身的に守備をこなして貢献
FW OUT 89分 19 ノヴァコヴィッチ 6.0 岩政のマークに苦しんだが、53分の決定機を逃さず決勝点をスコア
DF IN 89分 34 片岡 洋介 - 出場時間が短く、評価材料に乏しいため採点なし
FW OUT 71分 32 長谷川 悠 6.0 前半はボールを収められなかったが、柔らかいパスで決勝点を演出
FW IN 71分 28 富山 貴光 7.0 思い切りの良い一撃で3点目を決めた。守備での貢献度も高かった
監督 ベルデニック 7.0 ハーフタイムの檄でチームを覚醒させ、的確な交代策で逃げ切った
鹿島
GK 21 曽ヶ端 準 5.5 冷静なハイボール処理を見せたが、1失点目は手に当てたかったか
DF 22 西 大伍 6.0 攻撃では周囲のサポート少なかったが、守備で永哲の突破封じた
DF 3 岩政 大樹 5.5 空中戦では存在感発揮も、大宮の速攻に対応しきれず。パスミスも
DF 5 青木 剛 5.5 ミドルシュートに体を寄せきれず。西へのサイドチェンジも精度欠く
DF OUT 80分 6 中田 浩二 5.5 前半はビルドアップの起点になっていたが、後半は体を寄せきれず
DF IN 80分 17 前野 貴徳 - 出場時間が短く、評価材料に乏しいため採点なし
MF OUT 62分 25 遠藤 康 5.5 シュートへの積極性は見せたが、パスワークにうまく絡めなかった
MF IN 62分 10 本山 雅志 6.0 タイミング良く顔を出してパス引き出し、攻撃にリズムを生んだ
MF 20 柴崎 岳 6.5 相手のプレスにも慌てずパスを散らす。前線にも出て先制点を演出
MF 40 小笠原 満男 5.5 前半は積極的に前線へ飛び出したが、後半は相手の寄せに苦しんだ
MF OUT 72分 8 ジュニーニョ 5.5 序盤は好機もつくったが、強引な突破でボール失い、軽い守備も
MF IN 72分 13 中村 充孝 6.0 左サイドバックとうまく絡んで相手の背後を突き、鋭い縦パス送る
FW 35 野沢 拓也 6.0 2失点目につながるボールロストは反省も、高い技術で攻撃つくる
FW 11 ダヴィ 6.0 1得点は決めたが、その後は厳しい守備にいら立ち、チャンス逃す
監督 トニーニョ・セレーゾ 5.5 後半に失速する開幕からの課題を修正できず。大迫不在も響いた
Most Disappointing Player
鹿島 ジュニーニョ 縦へのドリブル突破は成功率が低く、周りを生かせず。守備では渡邉、渡部を捕まえきれなかった
点差的には大敗であったが、全体にはまずまずの評点を得た鹿島である。
その中でも岳はかなりの高評価を請けておる。
先制点となるシュートを放ったほか、ミスのないパスでゲームを作っておった。
まさにチームの中心選手と言って良かろう。
また、途中出場ながらアツがなかなかの評価を得ておる。
ここまで、途中出場でも結果を出せてこなかったが、この大宮戦では攻撃に絡み、存在感を魅せておった。
アツがチームの戦術理解を深めフィットしだしたと言って良かろう。
いよいよ本領発揮するのではなかろうか。
潜在能力は日本代表クラスとまで言われるアツが輝けば、チームは上昇気流に乗っていこう。
試合結果は残念であったが、未来を感じさせる内容であった。
ここからの巻き返しに期待である。