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鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

シャルケ・篤人、時間がかかるので

2016年05月03日 | Weblog
内田、7月復帰へ古巣・鹿島でリハビリスタート
2016年5月3日6時0分 スポーツ報知

 ドイツ1部シャルケ04のDF内田篤人(28)が2日、来季開幕の復帰に向け、J1鹿島のクラブハウスでリハビリをスタートさせた。

 昨夏に手術を受けた右膝のリハビリと検査で2月に一時帰国。都内でトレーニングを行ってきたが、今後は復帰を見据えて鹿島で練習の強度を上げていく考え。シャルケと鹿島のクラブ間で調整がつき次第、両クラブから正式発表される。

 ランニングなどを行った内田は右膝の状態について「日によって違う。良くなったり、悪くなったり。(復帰まで)時間がかかる(けが)なので」と話した。すっかり色白になった肌を見た古巣の同僚から「まずは日を浴びることから始めろ!」とゲキが飛ぶ中、内田は「だいぶ休んでいたのでオフはいらない。来季のキャンプからやれるようにしたい」と7月中のチーム合流を目標に掲げた。



チンチロリン


鹿島でのリハビリに切り替えるシャルケの篤人である。
昨日、鹿島の練習場に現れ、周囲を驚かせた。
リハビリ施設のGW休業による一時的なものかと思われたが、今後は鹿島にて練習し強度を上げていく考えとのこと。
しばらくの間、練習場にて篤人の姿が観られることとなろう。
気持ち良くリハビリし、復帰を目指して欲しい。
復活の日を楽しみにしておる。


チンチロリン

シャルケ・篤人、鹿島の練習場にてリハビリ

2016年05月02日 | Weblog
[鹿島]内田篤人が古巣・鹿島の練習場でリハビリ。「来季のキャンプからやれるように」


 5月2日、シャルケ04所属の内田篤人が古巣である鹿島アントラーズ練習場を訪れた。痛めている右ひざの治療のため国内でリハビリを続けてきた内田だが、ゴールデンウィークに伴い利用してきたリハビリ施設が休みに入ったため鹿島の練習施設を利用することになったという。
 シャルケはすでに今季は残り2試合となったため、現在は新シーズンに目標を定めて懸命にリハビリを続けている内田。「来シーズンのキャンプからやれるようにしたい」と意気込んでいた。
(鹿島担当 田中滋)



チンチロリン


鹿島の練習場にて練習を行ったシャルケの篤人である。
日本国内のリハビリ施設がGWにて休業のため訪れたとのこと。
今季を棒に振った篤人であるが、来季に対する意気込みを語る。
「来シーズンのキャンプからやれるようにしたい」と言う。
来年はドイツの地にて躍動してくれるであろう。
復活の報が楽しみである。


チンチロリン

鹿島は、さまざまな選択肢を持ちながら、臨機応変に相手の嫌がるところを突いていく攻撃を目指すはずだ

2016年05月02日 | Weblog
「どんな形でもゴールを」。土居聖真、新潟キラーぶりを発揮できるか
2試合連続で無得点の鹿島が、公式戦5試合勝利から遠のいている新潟をホームに迎える。

鹿島としては、勝点5差が付いた首位の浦和を追撃するためにも、とにかく勝利が必要だ。課題とするのは決定力。前々節の柏戦では14本のシュートを放ち、前節の大宮戦では15本のシュートを見舞いながらも、無得点に終わっている。ゴール前までボールを運ぶことはできているが、最後のパスやクロス、シュートの精度を欠いており、不思議なほど運からも見放されている状況だ。点を取らなければ勝利を得ることはできないことから、2トップの一角として起用されている土居 聖真は今節に向けて「どんな形でもゴールを挙げること」と話した。

攻撃は不調だが、守備は安定感を保てている。前節は大宮をシュート2本に抑え、ベンチから戦況を見つめていた永木 亮太が「見ていてもやられる気がしなかった」と言うほど、安定した守備力を見せていた。それだけに、攻撃で結果を出すことができれば、一気に状況を変えられる可能性も秘めている。

ただ、そのためには1つのパスの精度にこだわらなければならない。新潟戦でも右サイドバックでの先発が予想される伊東 幸敏は「大宮戦でも2つくらい自分のところで決定的なチャンスをつなげられないところがあった。次の試合でも必ず1つはあると思うので、その時に集中したい」と話した。ゴール前の守備を固める相手に対しては、少しのずれでもゴールは生まれない。奪われての逆襲に細心の注意を払いつつ、大胆な攻撃を仕掛けていきたい。

対する新潟は、このところ苦しんでいる。4月6日のJリーグヤマザキナビスコカップグループステージBグループ第3節で川崎Fに0-5と大敗を喫した後、明治安田J1でも4試合勝利から遠ざかっている。前節の甲府戦を2-2で引き分けて連敗は止めたものの、二度もリードを許す苦しい展開だった。シュートまでは至るが得点につなげることができていない鹿島とは対照的に、シュート数も少ない。今季の平均シュート数は鹿島の13.4に対して新潟は8.8にとどまっている。シュート数で得点や勝点の多少が決まるわけではないとはいえ、フィニッシュに至る回数を増やせていないことは新潟の現状を物語っているだろう。

昨季の対戦は鹿島の1勝1分に終わっている。両試合ともに得点を決めたのが土居。今節も、無得点が続く状況の突破口を開く活躍に期待がかかる。

「パスだけで崩すのは鹿島じゃない。ドリブルやシュートを織り交ぜてペナルティエリアを崩していきたい」(土居)

鹿島は、さまざまな選択肢を持ちながら、臨機応変に相手の嫌がるところを突いていく攻撃を目指すはずだ。それに対して新潟は、鋭いカウンターで勝機をうかがってくるだろう。互いの特長が色濃く見える試合になると予想される。

[ 文:田中 滋 ]



チンチロリン


「課題とするのは決定力」と記すJリーグ公式の田中滋氏である。
勝利に至らなかったここ2節の柏戦も大宮戦も多くのシュートを浴びせながらも無得点に終えた。
パスやクロス、そしてシュートの精度を欠いたことが大きな要因と言えよう。
ゴール前での落ち着き、チャンス決めてやるという意気込み、そういった部分を改善し新潟戦に挑みたいところ。
得点さえ決められれば、守備は安定しておる。
堅固な守備にてクリーンシートを達成してくれよう。
GWの真っ只中、聖地・カシマスタジアムにて勝利の歓喜に沸きたい。
楽しみな一戦である。



チンチロリン

夢生のゴールに期待

2016年05月02日 | Weblog
午前練習


ミーティング後、紅白戦やシュートトレーニングを行いました。



チンチロリン


練習場を走る夢生である。
攻撃の中心には夢生がおる。
強烈なシュートに躍動感溢れるドリブル。
夢生のゴールにて新潟を倒したいところ。
GWのカシマスタジアムにて打ち上げ花火が如くゴールショウを演じるのだ。
期待しておる。


チンチロリン

大宮戦コメント・報道

2016年05月01日 | Weblog
2016明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第9節


鹿島アントラーズ:石井 正忠
GWの初めにこの満員のスタジアムで試合をさせてもらったことに、先ずは感謝したい。内容として、序盤から自分たちの持ち味であるアグレッシブさが攻守に出て、相手のボールを前から奪い、色々な形で攻撃できるというスタイルが90分間出せたと思う。そういう意味で、非常に残念な試合だったと思う。

Q 最近、点が取れないが。
A チャンスはどの試合でも多く作っている。後はどうゴールに結びつけるか。そこはトレーニングでしかないと思う。今日は選手が90分間、本当に戦ってくれた。自分自身にチームを勝たせる策が今日はなかった。そのことに対して、非常に腹が立っているし、反省している。

Q 相手のカウンターに対して
A 相手陣内で攻撃している時のリスクマネージメントをしっかりしようと話した。アプローチにいける距離を保ってリスクマネージメントしようと話した。

Q 伊東選手のパフォーマンスは?
A 伊東はオーバーラップを何度もできる。またそこからのクロスを狙って、彼を起用した。左サイドバックの山本が怪我のため、出場できなかったので、普段は右サイドバックをやっている西を左に持っていった。伊東と遠藤のコンビネーションは、伊東がオーバーラップした場面でうまく使ったり、囮にしたりできていた。遠藤自身が周りをうまく使えるタイプなので、その辺りは問題なかったと思う。

Q 首位の浦和と2位の川崎Fに差をつけられたが。
A 今日の試合も含めて全勝するつもりでいた。今日で1つ欠けてしまったので、残りの8戦全て勝って、後は待つしかないと思う。



【西 大伍】
相手がローテンポでやっていて、それに流された。あんなんじゃ全然ダメ。前半にもっと点を取りにいかないといけなかった。もっといける部分は多かったと思う。

【遠藤 康】
後ろが頑張ってくれたのに前が点を取れずに悔しい。何かを変える必要はない。チームでやっているコンセプトを信じてやるだけ。そうすれば結果は出る。もう少し強引にいけば、点につながるチャンスはあったと思う。それをやっていけば勝てるチャンスは増えるので、切り替えて次の試合に向けて準備したい。

【伊東 幸敏】
泉澤選手に対しては、試合出場が決まった時からスカウティングなどでどうするかを考え、自分なりに万全の状態で試合に入った。それもあって抑える事は出来たと思う。攻撃の部分ではラストパスの精度を反省しなくてはいけない。

【昌子 源】
これだけ攻めて無得点だったが、これもサッカーかなと思う。ボールを基本的に保持していたので、リスク管理はして、0-0という緊張感を持ち集中力を切らさずに続けて欲しいという指示だったが、それは最低限出来たと思う。上位にいる2チームが勝っていたのでプレッシャーをかけるため、3差でいこうと話していたのに開いてしまって残念。

【土居 聖真】
決定機が何度かって、そこで決めるかどうかが課題だと思う。一方的な試合展開だったが、前半に点を取れないとこういう展開になってしまう。取れる時に自分としてもチームとしても決めないといけない。内容は悪くない。選手は戦っていた。ゴールまでいけているが、ラストパスやシュートの精度が低い。ゴールを取りたいという意欲も出ていたが、2試合でノーゴールは課題。これ以上離されないためにも浦和と対戦するまで、勝ち点を取りこぼせない試合が続く。

J1 1st 第9節 大宮戦


本日行われたJ1 1st 第9節 大宮戦はスコアレスドローで終わりました。

1stステージ 第9節
2016年4月30日(土)15:03KO NACK

[ 石井 正忠監督 ]
まずは今日、ゴールデンウイークの始めですけども、このNACK5スタジアム大宮に多くの方が見に来られて、今日は(ほぼ)満員だったと思うんですけど、そういう環境で試合をやらせてもらったことに感謝したいと思います。内容的には、立ち上がりから自分たちの形が出て、攻守にわたってアグレッシブな形、前からプレッシャーに行って相手のボールを奪う、奪った後はいろんな形でゴールに向かうところは、90分間出せたんじゃないかと思っています。そういう点で言うと、非常に残念な試合だったと思います。

--このところ点が取れていないということで、どのように課題を考えられているでしょうか?
チャンスはどの試合でも多く作っているので、それをどういうふうにゴールにつなげるかというところだと思うので、それはトレーニングしかないかなと思います。あと、今日は本当に90分、選手はタフに戦ってくれましたので、チームを勝たせるすべがなかった自分自身に非常に腹立たしいというか、反省しています。

--右サイドの伊東 幸敏選手の出来、そして伊東選手と遠藤 康選手のコンビネーションの狙いを教えてください。
伊東はオーバーラップを何回もできる特長があって、あとはそこからのクロスというところを狙いに彼を使いました。今日は左サイドで試合に数多く出ている山本 脩斗が、ケガのため試合に出られなかったので、西 大伍を左に持っていって対応することにしました。遠藤とのコンビネーションは、伊東がオーバーラップしたときに良いタイミングで使う場面もありましたし、そこをおとりにして中への崩しというのもできていたと思います。遠藤自身が周りの選手をうまく使えるタイプの選手なので、その辺の不安はなく、いつもやっている形なので、うまくいったんじゃないかと思います。

--1stステージの9試合が終わりました。ここ2試合で浦和と川崎Fに勝点で差を付けられました。残り8試合をどのように戦いますか?
今日の試合も含めて、全勝するつもりで今日も来たんですけど、そこが1つ欠けてしまったので、あと8戦全部勝って、あとは(他チームの結果を)待つしかないと思います。

1stステージ 第9節
2016年4月30日(土)15:03KO NACK

[ 昌子 源 ]
点が入らないときにイライラを(態度に)出すと、チームも悪くなるし、自分たちのパフォーマンスも落ちる。そこはあまりイライラせず、シュートを外したからといっていちいち反応するのではなく、変な話、「関係ない」くらいの気持ちでいた。あまり見入らないというか、わざと攻撃から目を外してマークを確認してリスク管理したり、点が入らないときは気にせずにいました。その中で、僕もセットプレーで(チャンスが)1本あったし、今日は風がすごく強い中でも、ヤスさん(遠藤 康)や(柴崎)岳がすごく良いボールを蹴ってくれていた中で、僕とナオ(植田 直通)に1本ずつチャンスがあった。決められなかったのは課題。そういうところはしっかり決めたい。0-0の中でディフェンスが決めて、それをまたディフェンスが(失点)ゼロで守るというのも、自分の存在をアピールするチャンスでもある。そういうことも狙っていきたい。(中3日と)すぐに試合が来るので、負けた後や引き分けた後はすぐに試合が来てほしいもの。しっかり切り替えて頑張りたい。

耐えた大宮。鹿島との上位対決で勝点を奪取
試合前の大方の予想通り、前半から支配力の高さを見せつけたのは鹿島。リスクを承知の上でボールに対して強くアタックし、大宮に付け入る隙を与えない。10分には金崎 夢生がミドルシュートを放つなど、大宮陣内でのプレー機会は立ち上がりから多かった。

大宮はポゼッションこそ高まらなかったが、反撃に出る機会はうかがい続け、19分には泉澤 仁にマークが集中した瞬間に江坂 任がペナルティエリア内に飛び込み、左足で素早くシュートを放った。「前半、相手がプレッシャーに来ることは分かっていたので、(ボールを)スペースに出したことでチャンスは生まれていた」(渋谷 洋樹監督)。積極的にディフェンスの背後を取る意識を忘れなかったことで、前半はボールを持たれていた時間の長さほど、劣勢な印象は残さなかった。

ただ、後半になると鹿島がさらなる圧力によって支配力を強めていく。

「アントラーズは個と個の戦いで勝負してきたと思う。基本的に2トップには2センターバック、ボランチにはボランチと、目の前の選手が行っていた。そこでの落ち着きがなかったので、後半は難しかった」(渋谷監督)。

大宮のセンターバックがボールを持っても、パスの出しどころがなく、前線にボールを送っては、ハイパフォーマンスを見せた鹿島のセンターバックの昌子 源と植田 直通にはね返され、再び攻撃を受けるという流れになっていく。鹿島はDF陣が単にはね返すのではなく、しっかりとボランチにつなぐ精度を見せ、波状攻撃を仕掛けた。小笠原 満男、柴崎 岳のダブルボランチは、クリアに対するセカンドボールを拾う意識も高く、中盤を制圧するような形で鹿島の時間帯が長くなっていった。

だが、48分に放った遠藤 康の決定的なシュートをGKの加藤 順大にストップされると、その後は攻め込みながらも決定的な形をなかなか作れないまま、時計の針が進んでいく。ようやく訪れた次の決定機は72分、裏に抜け出したカイオのシュートは、再び加藤 順大に阻まれてしまった。

その後、鹿島は鈴木 優磨、中村 充孝、さらに後半アディショナルタイムにはジネイを投入して1点を奪いにかかるが、最後まで勝敗を分けるゴールは取り切れず、スコアレスドロー。大宮の粘り強い守備を前に、崩し切れなかった印象が残る試合となった。

大宮の主将である菊地 光将は胸を張る。

「90分、タフなゲームだったけど、チーム全員でしっかり体を張った勝点1だと思う。今日は90分を通して相手の時間が長かったけど、中で我慢するところは我慢すると声は掛け合っていた。ホームだったし、その中でも少ないチャンスを生かして勝点3を取りたかったというのはあるけど、無失点で終われたことは次につながるんじゃないか」。

強豪の鹿島相手に引き分けという結果をもぎ取った大宮と、攻め込み続けながら勝ち切れなかった鹿島。同じ勝点1でも、両者にとって違う意味合いを持つ一戦となった。

[ 文:片村 光博 ]

【大宮 vs 鹿島】両チームゴールは奪えず
2016年4月30日(土)



大宮がシュート2本、鹿島が15本と極端な試合となったが試合は0-0で終了した。
(写真)激しくポジションを取り合う柴崎岳(鹿島)とマテウス(大宮)

大宮が耐えた! 鹿島の猛攻もスコアレスドロー…公式戦9戦負けなしに
16/4/30 16:54



[4.30 J1第1S第9節 大宮0-0鹿島 NACK]

 J1リーグは30日、第1ステージ第9節を行った。NACK5スタジアム大宮では6位大宮アルディージャと3位鹿島アントラーズが対戦し、0-0で引き分けに終わった。

 公式戦8試合負けなし(4勝4分)で好調の大宮は前節・湘南(1-0)戦からメンバーを入れ替えず、この試合に臨む。対する鹿島は、前節・柏(0-2)戦から2人を代え、出場停止明けのFW金崎夢生が先発に復帰。DF伊東幸敏が今季リーグ戦初先発となった。[スタメン&布陣はコチラ]

 2週間前の16日にチケットが完売した注目の一戦。オープンな序盤から徐々に鹿島がMF柴崎岳の多彩なパスなどで流れをつかむと前半23分、左CKからキッカーのMF遠藤康が入れたボールをDF植田直通が打点の高いヘッド。これでゴールネットを揺らしたが、プッシングのファウルを取られ、ノーゴールの判定。さらに左サイドを中心に攻め込むと再び左CKを獲得し、DF昌子源が頭で合わせたが枠を捉えきれなかった。

 大宮は序盤こそカウンターからチャンスを作り、前半19分にMF泉澤仁のパスをFW江坂任がPA内左のスペースで受けて左足シュートを放つ場面もあったが、MF家長昭博を抑え込まれ、なかなか攻撃の形が作ることができない。それでも前半はDF菊地光将を中心とした堅い守備で鹿島の攻撃をしのぎ、前半をスコアレスで終えた。

 後半最初にチャンスを作ったのは鹿島。後半3分、PA内右で伊東のシュートのこぼれ球を拾った遠藤が反転から左足シュートを放つ。ゴール左隅にコントロールされたボールが枠を捉えたがGK加藤順大のファインセーブに阻まれる。同14分には素早いリスタートで右サイドを抜け出した金崎が中央に走り込んだMFカイオに折り返すもDF奥井諒のスライディングに防がれ、直後のFW土居聖真の胸トラップからの左足ボレーは大きくふかしてしまった。

 リズムを変えたい大宮はミスが目立ったFW江坂任を下げてMF岩上祐三を投入。家長のポジションを1列上げ、MF横谷繁が右、岩上はボランチに入った。それでもボールをなかなかつなぐことができないでいると、同26分には泉澤を下げて、今季リーグ戦では2分の出場にとどまっているMFマテウスを入れた。鹿島も同28分に土居に代えてMF鈴木優磨、同35分にMF中村充孝を入れて攻撃の活性化を目指した。

 終盤に向けては大宮が攻勢を強めた。後半40分、家長がカウンターからドリブルで攻め上がり、左のFWドラガン・ムルジャに送るもシュートまで持ち込むことができず、同42分には岩上のロングスローも飛び出したが、決めきれず。鹿島も同45分にFWジネイを入れたが猛攻も実らず、0-0で引き分けに終わった。

(取材・文 清水祐一)

鹿島、上位追走に失敗…2戦連続ノーゴールも昌子「イライラしないように」
16/4/30 18:20



[4.30 J1第1ステージ第9節 大宮0-0鹿島 NACK]

 引き離されるわけにはいかなかった。3位鹿島アントラーズはアウェーで大宮とスコアレスドロー。前節・柏戦(0-2)に続いて2試合連続の無得点に終わり、勝ち点1獲得にとどまった。

 前日29日に勝ち点3差で追う首位・浦和、1差の2位・川崎Fはそろって勝っていた。DF昌子源は「上2つが勝っていたし、試合前は『離されずに、(浦和とは勝ち点)3差のままプレッシャーをかけていこう』と話していた。差が開いてしまったのはチームとして残念」と唇をかむ。この結果、浦和とは勝ち点5差、川崎Fとは同3差。第1ステージも折り返しを迎え、これ以上は取りこぼせない。

 気になるのは2試合連続で無得点に終わっている攻撃陣か。この日はFW金崎夢生が出場停止明けで先発に復帰し、チームとして15本のシュートを浴びせたが、ノーゴール。昌子は「こういうときはちょっとずつイライラしてくるものだけど、イライラするとチームのパフォーマンスが落ちる。そこはあまり気にしないようにしている」と、試合中から一喜一憂せず、目の前のプレーに集中した。

 昌子自身、得点のチャンスがなかったわけではない。前半44分、MF遠藤康の左CKに頭で合わせたが、ヘディングシュートはクロスバーの上へ。「風が強い中、キッカーがいいボールを蹴ってくれていた。僕とナオ(植田直通)に1本ずつ(チャンスが)あって、決められなかったのは一つの課題。DFが(得点を)決めて、(失点を)ゼロで守るのも自分の存在をアピールするチャンス。そこも狙っていきたい」と、完封に満足することなく、貪欲に語った。

(取材・文 西山紘平)

「万全の準備をした」今季初先発の鹿島DF伊東、守備に手応え
16/4/30 18:48



[4.30 J1第1ステージ第9節 大宮0-0鹿島 NACK]

 守備を最優先に考えた。鹿島アントラーズのDF伊東幸敏が今季リーグ戦初出場初先発。DF山本脩斗の負傷に伴い、DF西大伍が左サイドバックに回り、伊東が右サイドバックに入った。

 マッチアップするMF泉澤仁のプレーは入念に研究していた。「泉澤選手に対してどう守るか。試合に出ることが決まってから、それをずっと考えていた。スカウティングの人にドリブル特集の映像もつくってもらって、自分なりに万全の準備をした」。ドリブラーである泉澤の特長を頭に入れ、粘り強く対応。1対1ではほとんど負けなかった。

「パーフェクトではないけど、それなりに抑えられたと思う。スタッフの方にも協力してもらったので、感謝したい」。後半26分には泉澤がベンチに下がり、ブラジル人のMFマテウスが対面の位置に入った。今季リーグ戦はここまで2分しか出場していないマテウス。データはあまりなかったが、個人的にそのプレーは頭に入っていたという。

 20日に行われたナビスコ杯の神戸対大宮戦に先発し、先制点をアシストしていたのがマテウスだった。「たまたまスカパーで見ていて、マテウス選手が相手の右サイドバックをぶっちぎってアシストしていた。縦に速いという特長は分かっていた」。選手交代にも慌てることなく、最後まで高い集中力を保った。

「今日の試合は攻撃より守備で頭がいっぱいだった。守備で貢献できればと思っていた」。最低限の役割はこなせたとの自負があるが、攻撃面では課題も残った。何度かオーバーラップを見せ、後半21分にはMF小笠原満男のスルーパスに反応。右サイドをえぐってゴール前に折り返したが、直接、相手GKにキャッチされた。

「攻撃では決定的なところでラストの精度が低かった。そこを突き詰めないと、試合に出られるレベルにはならない」。守備では手応えもつかんだが、鹿島でレギュラーを務めるにはまだまだ物足りないことは伊東自身がだれよりも痛感している。「自分はまだまだできる」。リオ五輪世代でもある22歳の挑戦は続く。

(取材・文 西山紘平)

被災地で「逆に元気もらった」 鹿島DF植田、完璧な守備に幻のゴールも
16/4/30 19:22



[4.30 J1第1ステージ第9節 大宮0-0鹿島 NACK]

 無念のノーゴールだった。空中戦にことごとく競り勝ち、チームとしても被シュート2本に抑える完璧な守備。それでも鹿島アントラーズのDF植田直通は「(攻撃で)セットプレーの回数が多かったし、僕が決めないといけない場面もあった。そこは自分たちの責任」と、無失点を喜ぶよりも無得点を悔やんだ。

 前半23分、MF遠藤康の左CKから植田が打点の高いヘディングシュートでゴールネットを揺らしたが、競り合いで植田のファウルを取られ、得点は認められなかった。後半27分には植田のロングパスにMFカイオが反応。GKと1対1の決定機を迎えたが、シュートは相手GKの好セーブに遭った。「僕がボールを持ったときに前が動き出してくれる。そこにボールを出すだけだし、今日はあと少しだった。次も狙っていきたい」。チームは2試合連続の無得点。攻撃の起点として責任の一端も感じている。

 熊本県宇土市出身の植田は被災地への思いを胸にプレーを続けている。熊本地震から間もない16日の湘南戦(3-0)では試合後のインタビューで言葉に詰まり、「僕にはそれ(サッカー)しかない。頑張ります」と涙ながらに語った。翌17日の練習後、有志のチームメイトと熊本へ飛んだ。18日の練習がオフだったこともあり、熊本県内の避難所を慰問するなど被災地の支援活動を行い、同日中に鹿島に戻った。

 シーズン中の強行軍だったが、故郷のために居ても立っても居られなかった。「熊本へ行った僕が逆に元気をもらった。熊本の方々はすごく苦しんでいるのに、『がんばって』と応援してくれた。サッカーができる幸せをあらためて感じたし、今は試合で90分しっかりプレーすることしかできない」。自分を応援してくれる人たちのためにも、下を向いている時間はない。中3日で迎える次節・新潟戦(カシマ)へ、「もう一つも負けられないし、一つも勝ち点を落とせない。しっかり調整していきたい」と気持ちを切り替えた。

(取材・文 西山紘平)

鹿島、シュート10本超も2試合連続の無得点…敵地で大宮とスコアレス

家長(41番)とボールを奪い合う小笠原(一番左)と金崎(30番) [写真]=兼子愼一郎

 2016明治安田生命J1リーグ第9節が30日に行われ、大宮アルディージャと鹿島アントラーズが対戦した。

 リーグ戦6位につける大宮は、現在公式戦8試合負けなしと好調を維持。前節の湘南ベルマーレ戦と同じスタメンで、FWドラガン・ムルジャやMF家長昭博らが名を連ねた。一方の鹿島は、前節ホームで柏レイソルに0-2と完封負けを喫し、リーグ戦5試合ぶりに敗戦。29日に行われた試合で首位の浦和レッズ、2位の川崎フロンターレがともに勝利したため、上位陣に離されないためにも勝ち点3が欲しい一戦となった。先発メンバーには、出場停止明けのFW金崎夢生やMF柴崎岳らが入っている。

 立ち上がりは、アウェーの鹿島が相手からボールを奪ってからの速い攻撃でゴールに迫る。10分、センターサークル付近でボールを受けた金崎が中央をドリブル。敵陣中央から右足を思い切り良く振りぬいたが、ボールはゴール上に外れた。

 さらに鹿島は20分、左サイドでボールを持った遠藤康がエリア内の土居聖真のパス。上手く反転すると、相手DFをかわして右足でシュート。ボールはGK加藤順大の正面をついて、キャッチされてしまう。

 攻める鹿島がまたもチャンスを作り出す。36分、エリア外左で柴崎からパスを受けたカイオが、エリア外中央の遠藤にパスを送る。遠藤は直接左足でシュートを狙ったが、GK加藤にキャッチされてしまった。40分には、金崎がエリア内左からドリブルを仕掛けて、倒れ込みながら左足でシュートを放ったが、GK加藤の好セーブに遭って得点には至らない。前半はこのまま終了し、スコアレスで折り返した。

 後半の立ち上がりも鹿島がチャンスを迎える。48分、エリア内右でボールを拾った遠藤が左足でシュートを打つ。ボールはゴール左隅を捉えたが、GK加藤が横っ飛びで弾き出した。

 先制点を狙う鹿島が大宮を敵陣に押し込む展開が続く。70分、エリア外中央でボールを受けた土居が相手DFをかわして左足でミドルシュートを放ったが、GK加藤にキャッチされてしまう。72分には、植田直通からのロングパスで相手DFの裏に抜けだしたカイオが、絶妙なトラップでGKと1対1を迎える。エリア内右から右足で狙ったが、GK加藤に阻まれた。

 90分には鹿島が敵陣中央でフリーキックを獲得。柴崎がゴール前に入れたボールは一度相手DFにクリアされたが、拾った伊東幸敏が右足で狙う。ボールはGK加藤にセーブされ、ゴールには至らない。

 試合はスコアレスのまま終了。鹿島は10本を超えるシュートを浴びせたが、最後まで大宮のゴールをこじ開けることができず、リーグ戦2試合連続の無得点となった。

 次節、大宮は5月4日に敵地でアビスパ福岡と対戦。鹿島は同日にアルビレックス新潟をホームに迎える。

【スコア】
大宮アルディージャ 0-0 鹿島アントラーズ

【J1】"攻める"鹿島と"守る"大宮。互いに持ち味を出し合い痛み分けのドローに
サッカーダイジェストWeb編集部
2016年04月30日


大宮は公式戦9試合負けなし。鹿島と首位・浦和との勝点差は5に開く。


カイオ(7番)と奥井(19番)が、サイドで激しいマッチアップを繰り広げた。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

 J1第1ステージ9節は4月30日、各地で5試合を開催。NACK5スタジアム大宮で行なわれた大宮対鹿島は、0-0で引き分けた。

 出場停止明けの金崎を2トップの一角で起用した鹿島は前半、その日本代表FWのドリブルでの仕掛けや、両SBの攻撃参加を活かしたサイド攻撃で圧力をかける。

 対する大宮は、自慢の堅守で鹿島の攻撃を撥ね返しつつ、家長のキープ力やD・ムルジャ、泉澤のスピードを活かしてカウンターを狙った。

 前半はスコアレスで終わったが、鹿島は丁寧なポゼッションからのサイド攻撃、大宮は組織的な強固な守備と、お互いに持ち味を出し合う緊張感ある展開だった。

 後半も鹿島が攻め、大宮が守る構図が続く。65分には小笠原のスルーパスで最終ラインの裏を取った伊東がクロスを上げるも、これはGK加藤がセーブ。また、金崎や土居が絡むコンビネーションでの中央突破には、CBの菊地、河本が立ちふさがった。

 結局、試合はそのまま0-0で終了し、勝点1を分けあった。

 石井監督が「チャンスを作っても、最後を決めないと試合には勝てない。そこは修正して行かなければならないが、僕自身がチームを勝たせる策を持っていなかったことを反省したい」と語ったように、鹿島にとっては勝点2を逃したゲーム。

 一方の大宮は、「試合の入りからタフにハードワークし、最後まで足を止めずにプレーしてくれた。集中力高くやってくれたことが無失点につながった。守備から攻撃のクオリティをしっかりやっていきたい」(渋谷監督)と攻撃面に課題は残ったが、チームのベースである堅牢な守備は機能した形だ。

 大宮はこれで公式戦9試合負けなし(4勝5分)でリーグ戦は暫定5位に。鹿島は暫定3位をキープしたものの、首位・浦和との勝点差は5に開いた。

鹿島チャンス生かせずスコアレスドロー/大-鹿9節
[2016年4月30日18時58分]


大宮と引き分けた鹿島イレブン(撮影・神戸崇利)

<明治安田生命J1:大宮0-0鹿島>◇第1ステージ第9節◇30日◇NACK

 大宮は、ホームで鹿島とスコアレスで引き分けた。

 大宮は2勝3分けで4月負けなしとなった。鹿島は終始、押し気味だったものも、勝ち点3を得ることができなかった。

 鹿島は前半から大宮陣内に攻め込んだ。前半10分、チームトップの4得点を挙げているFW金崎夢生が抜け出してシュートした。だがDF奥井諒ら大宮の堅い守備でシュートを防ぎ、両チーム無得点で前半を終了した。

 後半に入ると、両チームの選手が闘志をむき出しでプレーし、荒れた展開となった。鹿島は後半4分にMF遠藤康のシュートを放つもGKの正面。同ロスタイムにはDF伊東幸敏の右クロスに、途中出場のFW鈴木優磨が頭から飛び込んだが、枠を外した。

 試合を優勢に進めた鹿島に対し、大宮は後半はシュートを打てなかった。両チームが勝ち点1を分け合った。

鹿島伊東、今季初出場初先発「守備貢献」も攻め課題
[2016年4月30日19時53分]

<明治安田生命J1:大宮0-0鹿島>◇第1ステージ第9節◇30日◇NACK

  U-23(23歳以下)日本代表候補の鹿島DF伊東幸敏(22)が、今季初出場初先発した。

 左サイドバック(SB)の山本脩斗(30)が負傷で欠場。右SB西大伍(28)が左へ回ったため、右サイドで出番がめぐってきた。「まず(大宮MF)泉沢(仁)選手をどう止めるかだけ考えて、今週はドリブル対策の練習をしてきた」。前半4分に、さっそくスライディングで突破を阻むなど効果が出て「パーフェクトとまでは言えないけど、守備は貢献できた」と納得した。

 前半19分以降、シュートを1本も打たせない守備に力を注いだ一方、攻撃では課題が出た。攻め上がって、絶好のスルーパスを受けてもクロスの高低にムラがあるなど、シュートを演出できなかった。後半ロスタイムに、FW鈴木優磨(19)の頭に合わせたものの、その行き先は枠の外。「今日は攻撃は二の次だったというか、まず守備で頭がいっぱいだった。レギュラーとして試合に出るレベルではない」と問題点を自覚した上で猛省し「ラスト10分、スタミナが切れたことも反省だし、中3日で迎える新潟戦に向けて、準備したい」と切り替えた。

鹿島遠藤「頑張って守ってくれたのに」無得点ドロー
[2016年4月30日19時59分]


後半、大宮MF家長(左)のファウルを受けた鹿島FW金崎(撮影・神戸崇利)

<明治安田生命J1:大宮0-0鹿島>◇第1ステージ第9節◇30日◇NACK

 鹿島が、敵地で痛い引き分けに終わった。出場停止明けの日本代表FW金崎夢生(27)が大宮の人数をかけたマークに遭う中、MF遠藤康(28)を中心に攻めた。両軍最多5本のシュートを放ったが、前半27分と36分の左足がGK正面に飛ぶなど不発。2試合連続の無得点に終わり「後ろが頑張って守ってくれたのに、前の選手が点を取れなかった」と反省した。

 守備陣は相手シュートを前半19分までの2本に抑えた。後半は1本も打たせない完璧な内容だったが、日本代表DF昌子源(23)は「ゼロに抑えたけど最低限の結果。(首位)浦和を勝ち点3差のまま追ってプレッシャーをかけたかったけど、5差に広げられたのは残念」と悔しがった。

 次節は4日のホーム新潟戦。U-23(23歳以下)日本代表DF植田直通(21)は「もう1つの負けも許されないし、勝ち点を落とすこともできない」と勝利に向けて切り替えた。

鹿島、圧倒も痛恨のスコアレスドロー 浦和に5差
[2016年5月1日7時50分 紙面から]


大宮対鹿島 後半、シュートを放つ鹿島FW金崎(撮影・神戸崇利)

<明治安田生命J1:大宮0-0鹿島>◇第1ステージ第9節◇4月30日◇NACK

 3位鹿島が手痛いスコアレスドローに終わり、首位浦和との勝ち点差が5に広がった。大宮のシュートを前半19分までの2本に抑えたが、攻撃陣が15本のシュートを決め切れない。前半23分に左CKからDF植田がネットを揺らしたが、ファウルで無効。後半ロスタイムにFW鈴木が狙ったダイビングヘッドも枠を外れた。圧倒しながらの2試合連続無得点に、両軍最多5本を放ったMF遠藤は「内容が良くても勝ち点3を取らないと」と悔しがった。

 U-23代表候補のDF伊東が今季初出場初先発。後半、1本もシュートを許さなかった守りは安定していたが、攻め上がった時のプレーの質に課題を残し「今日は守備が最優先と思っていた。クロスの精度の低さなどは反省しないといけない」と笑顔はない。

 首位浦和とは勝ち点5差に開き、DF昌子は「勝ち点3差で重圧をかけたかった。早く次の試合が来てほしい」。4日新潟戦へ切り替えるしかない心境だった。

ハリル監督、大宮-鹿島戦は「いい試合」とご満悦
[2016年5月1日7時50分 紙面から]

<明治安田生命J1:大宮0-0鹿島>◇第1ステージ第9節◇4月30日◇NACK

 日本代表ハリルホジッチ監督が、大宮-鹿島戦を視察した。

 0-0のスコアレスにも「いい試合だと思います。戦う意識が強く、デュエル(決闘)もあった」と、凡戦にコメントを控えた前日の東京-福岡戦とは打って変わってご満悦の表情。「ただフィニッシュのゾーンでパスがなかった。決定的なものもなかった」と注文も忘れなかった。

鹿島、シュート15本も0-0ドロー…視察したハリル監督が苦言

引き分けに終わり表情がさえない鹿島・小笠原(右)、柴崎(右から2人目)ら=NACK5スタジアム大宮 (撮影・中井誠)

 明治安田J1第1ステージ第9節最終日(30日、大宮0-0鹿島、NAC)2戦連続のノーゴールに石井監督は「チャンスは多くつくっている。チームを勝たせる策がなかった」と自らを責めた。前節は出場停止だったエースFW金崎が復帰、MF柴崎ら日本代表が顔をそろえたが、15本のシュートは“空砲”に。視察した日本代表ハリルホジッチ監督は「戦う意識は高かったが、決定的なところが足りなかった」と苦言を呈した。

鹿島、圧倒もドロー 優勝戦線5差後退…植田「僕が決めないと」
明治安田生命J1第1S第9節 鹿島0―0大宮 (4月30日 NACK)


<大宮・鹿島>前半、大宮・江坂(左)と競り合う鹿島・植田
Photo By スポニチ


 明治安田生命J1第1ステージ第9節は30日に各地で5試合が行われ、鹿島は痛い引き分けで首位・浦和と勝ち点5差となり、優勝戦線から後退した。

 前日(29日)に上位の浦和、川崎Fがともに勝利を挙げており、勝ち点3が求められた一戦。シュート数は15―2で後半は相手に1本もシュートを打たせず、圧倒的な試合運びを見せながらゴールが遠かった。

 前半24分、左CKからU―23日本代表DF植田のヘディングシュートはゴールに入ったが、直前の反則でノーゴール。「セットプレーのキックの精度も良かったので、僕が決めないといけなかった」と責任をかぶった。

 次節4日は中3日で新潟と対戦する。日本代表DF昌子は「(首位・浦和に勝ち点)3差のままプレッシャーをかけていこうと話していたが、引き分けてしまったのは残念。でも切り替えて次、頑張ります」と前を向いた。


<大宮・鹿島>後半、判定に抗議する植田(左から3人目)ら鹿島イレブン
Photo By スポニチ


[ 2016年5月1日 05:30 ]

鹿島、2戦連続無得点で痛いドロー
2016年4月30日

 「J1、大宮0-0鹿島」(30日、NACK5スタジアム大宮)

 鹿島が痛いドロー。立ち上がりから主導権を握って攻勢を仕掛けるが、ゴール前の精度を欠いた。前半23分には、MF遠藤の左CKからDF植田がヘディングで相手ゴールネットを揺らしたが、直前のプレーでファウルを取られてノーゴールに。後半にはMF鈴木、中村、FWジネイといった攻撃的なカードも切ったが、最後までゴールは遠かった。

 2戦連続での無得点となり、これで首位・浦和との勝ち点差は5に開いた。DF昌子は「負けたり引き分けたりすると、すぐに試合が来てほしいとなる。切り替えて頑張ります」と前を向いた。

 大宮は、90分を通じて放ったシュートが2本だけと守備の時間が長かったが、GK加藤を中心にゴールに鍵をかけ無失点。勝ち点1をもぎ取った。

鹿島、大宮とドロー 鹿島 0-0 大宮

ドローに終わり肩を落としピッチを去る鹿島イレブン=NACK5スタジアム大宮、菊地克仁撮影

明治安田J1第1ステージ第9節の鹿島は30日、さいたま市のNACK5スタジアム大宮で大宮と対戦し、0-0で引き分けた。通算成績は5勝2分け2敗、勝ち点17で順位は3位を維持したが、首位浦和との勝ち点差は5に広がり、優勝争いから一歩後退した。 (関連記事11面)

鹿島は前半から攻め、試合を優位に進めたが、ゴールを奪えなかった。後半に入り再三のチャンスに恵まれたが、得点には結び付かず、2試合連続で無得点に終わった。

次節は4日、カシマスタジアムで新潟と対戦する。



チンチロリン


「何かを変える必要はない」と言い切るヤスである。
チームのコンセプトを信じてプレイし続ければ結果は出てくる。
石井監督もチャンスは多く作っていると述べる。
ここでぶれるようではチームが迷走を始めることとなろう。
ここは鹿島のサッカーを貫く時である。
ゴールに直結するプレイの精度を上げ、得点力上げてるために練習に練習を重ねていくこととなる。
次節の勝利を期待しておる。


チンチロリン

サッカーダイジェスト 大宮戦寸評

2016年04月30日 | Weblog
【J1採点&寸評】大宮×鹿島|終始押し込まれる展開を耐えに耐えた大宮が勝点1をもぎ取る
古田土恵介(サッカーダイジェスト)
2016年04月30日


大宮――まさに守護神。ビッグセーブ連発の加藤をMOMに。


【警告】大宮=奥井(76分)、家長(89分) 鹿島=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】加藤順大(大宮)


【チーム採点・寸評】
大宮 5.5
攻め手は時折見せるカウンターのみ。それも絡む人数が足りずに脅威とまではならなかった。ボールを圧倒的に保持さながらも、最後の最後で耐え凌いだのは評価されるべきだが、上位陣対策は急を要するだろう。

鹿島 6.5
連動したパスワーク、2列目や3列目からの飛び込み、一人ひとりの技術の高さが際立つ。セカンドボールをことごとく奪取でき、分厚い攻撃を見せた。守備でもプレスの圧力を最後まで保っており、あとは得点だけだった。

【大宮|採点・寸評】
GK
1 加藤順大 7
40分、49分、65分、72分と立て続けにビッグセーブ。ロスタイムにも好守を披露し、絶妙な間合いの詰め方と反応速度は調子の良さを窺わせた。

DF
19 奥井 諒 6(85分OUT)
プレービジョンが噛み合わずに、しばしば相手へボールを渡してしまう。それでも身体を張って対峙した相手を封じた姿は頼もしかった。

2 菊地光将 6.5
身体を投げ出してゴールを死守。焦れることなく辛抱して最終ラインを統率し、シャットアウトに貢献した。

3 河本裕之 6.5
スペースを上手く使う金崎と土居への対応が上手く、寄せの早さで強力な鹿島攻撃陣を完封。集中力を保ち続けた。

22 和田拓也 6
どんな場面でも慌てずに、状況を把握しながらプレー。CBやボランチと連係しながら相手をサイドへ追いやった。

MF
17 横谷 繁 5
セカンドボールを拾えず、ボールを持っては単純なミスが多かった。パスも噛み合わず、今日は横谷の日ではなかった。

23 金澤 慎 5.5
広大なスペースを埋めなければならず、切り替えで駆け上がる余裕はなし。常にフルスロットルだった。

39 泉澤 仁 5(71分OUT)
試合展開から武器であるドリブルの試行回数は少なく、インパクトは小。守備に追われては良さも半減だ。

41 家長昭博 5
キープ力と創造性は鹿島相手でも輝いていた。しかし、それが“特別感”を生んだかと言えば首を捻らざるを得ない。

FW
7 江坂 任 5(60分OUT)
周囲と噛み合わない場面を散見。良く動き回っていたが、オン・ザ・ボール時はバタバタした印象だけが残った。

8 ドラガン・ムルジャ 5
競り合いでは負け、スペースをもらっても抑え込まれた。孤立無援だった点はエクスキューズが残るが……。

交代出場
10 岩上祐三 5.5(60分IN)
ロングスローで見せ場を作った。ただし、全体として高いパフォーマンスではなく、展開を変えられなかった。

16 マテウス 6(71分IN)
個人技で鹿島守備陣を脅かす。「また起用したい」と思わせる突破力で、アピールは大成功と言っていい。

20 大屋 翼 -(85分IN)
少ない出場時間ながら、持ち前のバランス感覚を見せる。難しい展開にも苦しまずに、難なく乗り切った。

監督
渋谷洋樹 5.5
分断された前線4人と後ろ6人をつなぎ合わせる有効な手は打てず。負けなかったため、0.5点を上乗せした。

鹿島――圧巻の内容も結果にはつながらず。あと一歩を埋めたかったが…。

【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ヶ端準 6
最後方から大きな声で味方を鼓舞。押し込んだため見せ場は少なかったが、コーチングもセーブも堅実だった。

DF
24 伊東幸敏 6
決して低パフォーマンスではなかったが、中途半端さが目立つ。不用意に飛び込まず、泉澤を苦しめはした。

23 植田直通 6.5
素早く、激しい寄せを披露。空中戦も強かった。対角線に陣取るサイドハーフへのフィードも正確で、階段をひとつ上った感がある。

3 昌子 源 6.5
D・ムルジャに臆することなく、強さを発揮。大宮攻撃陣の前に立ちはだかる姿は日本有数のCBと呼ぶにふさわしい。

22 西 大伍 6.5
気の利いたポジショニングで危機を未然に防ぐ。攻撃でも幾度となく好サポートでチャンスに絡んだ。

MF
10 柴崎 岳 6.5
速攻、遅攻の選択が秀逸。配球から意図が読めるほど、別格のパスセンスを遺憾なく発揮していた。

40 小笠原満男 6.5
泥臭いプレーを率先して引き受け、中盤の底で強度の高いデュエルを繰り返す。“鹿島の魂”を表現していた。

25 遠藤 康 6(80分OUT)
ボールの置きどころが素晴らしい。GKに阻まれたものの、後半開始早々には精度とスピードの伴ったシュートでゴールマウスを強襲した。

7 カイオ 6
足もとで受けてからのドリブルだけでなく、パスを使った崩しや積極的なフリーランで大宮最終ラインを下がらせる。

FW
33 金崎夢生 6(90+1分OUT)
最前線で身体を張り、サイドに流れてはボールを呼び込む。独力での突破もあり、チームに推進力を生んでいた。

8 土居聖真 6(73分OUT)
最後の精度に少し物足りなさを覚えた。だが、スペースに入り込んで敵陣深くでもワンタッチで前を向く姿は脅威になった。

交代出場
34 鈴木優磨 5.5(73分IN)
ゴール前で良い形を作るも、パスが合わずに無得点。動き出しは鋭く、今後も継続的に使われそうな気配だ。

13 中村充孝 -(80分IN)
高いテクニックで相手守備陣を少なからず混乱させる。ただ、違いを生み出すまでには至らなかった。

9 ジネイ -(90+1分IN)
勝点3を持ち帰るために3枚目の切り札としてピッチへ。ただ、ほぼ時間はなく、大宮に決定打を与えられなかった。

監督
石井正忠 6
攻守に強度の高いチームを作る手腕に拍手。ただ、次々に攻撃のカードを切るも勝利を引き寄せられなかった。

取材・文:古田土恵介(サッカーダイジェスト編集部)



チンチロリン


サッカーダイジェストの古田土恵介氏による大宮戦の寸評である。
ゴールレスドローという悔しい結果に対して総じて高い評価が与えられておる。
スタメンは前言う高評点という評価の様子。
短評として「圧巻の内容」とヘッドラインに記しておる。
内容は非常に高いものと言いきる。
また、責任者である指揮官のコメントに「攻守に強度の高いチームを作る手腕に拍手」と評し、素晴らしいチームであることを表す。
結果以外は満足という所。
このチームを信じ、次なる試合では結果も伴わせたい。
楽しみにしておる。


チンチロリン

ユキ、自分にとってもチームにとっても大事な試合

2016年04月30日 | Weblog
今節の顔 DF 伊東幸敏 勝利へ攻守で貢献誓う
山本の負傷で今季のリーグ戦で、初先発のチャンスが巡ってきた。大宮戦は「自分にとってもチームにとっても大事な試合」と心して臨む。

右サイドが主戦場。スピードに乗った攻撃参加が大きな武器だ。ただ、大宮戦は守備力が問われる。相対する泉沢はリーグ屈指のドリブラーで攻撃の起点。「そこを抑えれば相手の攻め手がなくなる」と気合いを入れる。今季出場したナビスコ杯の2試合では勝利に貢献できず、悔しさを味わったまま。「取り返してみせる」と、くすぶる思いを爆発させる。



チンチロリン


今節の顔として報じられるユキである。
脩斗の負傷欠場にて巡ってきた今季リーグ戦初出場に期するものは多かろう。
このチャンスをものに出来るか否かで、ユキのサッカー選手としての人生に影響を及ぼすやも知れぬ。
走り負けぬ運動量と鋭いクロスにて、鹿島にユキありと名を上げよ。
対面する相手を抑えきり守備力をアピールするのだ。
ユキの活躍を拝みにスタジアムに向かう。
期待しておる。


チンチロリン

結束力で勝利を

2016年04月30日 | Weblog
J1鹿島、30日大宮戦 金崎復帰で攻撃陣充実
明治安田J1第1ステージ第9節最終日は30日、各地で5試合を行い、鹿島はさいたま市のNACK5スタジアム大宮で大宮と対戦する。キックオフは午後3時。前節2敗目を喫した鹿島はステージ制覇を狙う上で連敗は避けたい。中3日で続く3連戦の初戦をものにし、再び前に進みたい。



チンチロリン


「チームに迷惑を掛けた分、大宮戦はしっかり戦い勝ち点3を奪う」と闘志を燃やす夢生である。
出場停止で夢生を欠いた前節・柏戦は攻撃陣が不発となり零封で敗戦を喫した。
この悔しさをこの大宮戦にぶつけたいところ。
紅白戦では夢生を起点に迫力ある攻撃が活気を取り戻したとのこと。
これは頼もしい。
ただ、この紅白戦では左SBの脩斗が不在であった。
右太ももを痛め欠場とのこと。
特別指定選手の小池くんは未だ練習に合流しておらず起用が難しい。
代役には西を左に回しユキを右SBに抜擢するとのこと。
不安が過ぎる部分を否めぬが、ここはチームの結束にて乗り切るところであろう。
全体でカバーし勝利を掴み取ろうではないか。
鹿島を信じておる。


チンチロリン

鹿島――金崎の決定力とカイオの仕掛けで勝利を掴み取りたい。

2016年04月29日 | Weblog
【J1展望】1stステージ・9節|大宮 – 鹿島|上位戦線に踏み止まるために勝利は絶対条件に
サッカーダイジェスト編集部
2016年04月29日


大宮――江坂が良い形で攻撃に絡めれば勝機は十分にある。


故障者/大宮=播戸、渡部、清水、黒川、藤沼 鹿島=なし
出場停止/大宮=なし 鹿島=なし


J1リーグ 1stステージ・9節
大宮アルディージャ – 鹿島アントラーズ
4月30日(土)/15:00/NACK5スタジアム大宮

大宮アルディージャ
1stステージ成績(8節終了時):6位 勝点14 4勝2分2敗 10得点・10失点

【最新チーム事情】
●家長の右サイドハーフ、江坂のセカンドトップを継続する模様。
●前節でシュート0本の江坂は練習から高い意識を見せている。
●DF福田が全体練習に合流。

【担当記者の視点】
 リーグ戦8試合を終えて、4勝2分2敗の勝点14という戦績は昇格チームとして十分に及第点を与えられる。ただ、2敗はいずれもG大阪、広島という強豪相手に喫したもの。今後の上位争い進出を見据えれば、地力に勝る相手からも勝点を奪うことは必須。今節の鹿島戦の結果は、これからの戦いに大きな影響を及ぼすだろう。

 ポイントは、前節から先発継続となりそうな江坂を入れた攻撃陣の出来。コンビネーション面で改善の余地はあるものの、家長、泉澤、D・ムルジャと上手く噛み合えば破壊力はリーグトップクラスと言っても過言ではない。多彩なゴールパターンを持つ背番号7が良い形で攻撃に絡めれば、堅守を誇る鹿島相手でも複数得点は可能なはず。

 また、守備面では河本と菊地の両CBが金崎と土居をいかに抑え込めるかが鍵だ。補完性の高い鹿島FW陣を強さと激しさで封じ込められれば、勝点3は必然的に近付いてくるだろう。

鹿島――金崎の決定力とカイオの仕掛けで勝利を掴み取りたい。

J1リーグ 1stステージ・9節
大宮アルディージャ – 鹿島アントラーズ
4月30日(土)/15:00/NACK5スタジアム大宮

鹿島アントラーズ
1stステージ成績(8節終了時):3位 勝点16 5勝1分2敗 12得点・5失点

【最新チーム事情】
●今季もPK相当のファウルを見逃されるなど、微妙な判定に泣く鹿島。石井監督は選手に「(微妙な判定を受けても)すぐに切り替えろ」と指示を出し、徹底させている。
●リハビリで帰国中の内田篤人(シャルケ)と食事した遠藤。「早く良くなってほしい。心配」と盟友の早期復帰を願う。
●前節・柏戦は0-2と敗戦。植田はTVインタビューを断り、無言で会場をあとにした。その理由についてクラブスタッフに「この結果じゃ熊本を元気付けられない」と話したという。大宮戦では気合十分でピッチに向かう。

【担当記者の視点】
 出場停止明けの金崎が戻り、今節はベストメンバーで臨めそうだ。

 前節・柏戦ではDF陣の軽率な対応から失点を許したが、それよりも決定力不足が大きく響いた。チャンス自体は作れていただけに、あとは決め切るだけという課題を残すなか、現時点でチームトップスコアラーの金崎の復帰は心強い。

 前線からの精力的なプレスなど、守備面での貢献度の高い背番号33が実力どおりの働きを示せれば、勝利の確率はグッと高まるだろう。

 注目はカイオと家長のマッチアップ。この助っ人アタッカーが果敢に攻め上がり、大宮のキーマンを自陣に押し込められれば、攻守両面で優位に働くはず。敵地での戦いだが、アグレッシブな姿勢で勝利を掴み取りたい。



チンチロリン


「金崎の復帰は心強い」と記すサッカーダイジェストのプレビューである。
前節の柏戦は出場停止で夢生を欠いたことが響いたように感じる。
それに加え、「今季もPK相当のファウルを見逃されるなど、微妙な判定に泣く鹿島」と例年通りジャッジが敵に回っておることを示す。
メディアにも公然となっておるということであろう。
これは由々しき仕儀である。
偏ったジャッジはいかにして無くすことが出来るのであろうか。
また、このプレビューでは「今節はベストメンバーで臨めそうだ」と述べておる。
試合前々日の紅白戦すら取材せずに稿を起こすのであろうか。
少々残念に感じる。
サッカーメディアとして、もう少し鮮度の高い情報を発信して欲しいと願う。


チンチロリン

永木、チャンスを掴み取れ

2016年04月29日 | Weblog
大宮戦前日練習


選手たちはセットプレーの確認やレクリエーションゲームなどで最終調整をしました。



チンチロリン


レクリエーションゲームをプレイする永木である。
毎ゲーム出場しており、信頼を得ていることがわかる。
GWから始まる過密日程では、かなりのチャンスが与えられるであろう。
大きくアピールするプレイを魅せ、鹿島に永木ありと名を上げて欲しいところ。
期待しておる。


チンチロリン

山本奈衣瑠嬢、単純にリーグ戦で年間1位を決めたほうがかっこいいですよね

2016年04月29日 | Weblog
モデル・山本奈衣瑠さんが語る、サッカーの楽しみ方。Jリーグの女性人気拡大のために必要なこと【INTERVIEW】
ウェブ番組『F.Chan TV』とのコラボ企画。今回は、鹿島アントラーズサポーターを自認するモデル・山本奈衣瑠さんのインタビューをお届けする。Jリーグの女性人気拡大のためには何が必要なのか。山本さんに体験談を語ってもらった。(取材・文:中山佑輔)

2016年04月28日(Thu)12時37分配信
シリーズ:F.Chan TV
text by 中山佑輔 photo Asuka Kudo / Football Channel


ファッション雑誌よりサッカー雑誌を買っていた


NYLON JAPAN、GINZA、ananなどでモデルとして活躍中の山本奈衣瑠さん【写真:工藤明日香/フットボールチャンネル】

―――サッカーを好きになられたのはいつごろでしょか?

山本奈衣瑠さん(以下Y) 中学校に入った頃ですかね。家族がすごいサッカー好きで。弟はサッカーをやっていて、母や父も好きなので、家でサッカーを見たり、録画してあるテレビ番組がサッカーばかりだったりとか、それが当たり前だったんです。

 私は鹿島アントラーズが好きなんですけど、母は浦和レッズが好きで、父と弟はJリーグも好きだけど、海外サッカーが好きで、Jリーグだとここが熱狂的に好きとかはないと思います。母とは高校サッカーも見に行きますよ。

―――ご出身が東京都で鹿島アントラーズを好きになったきっかけはなんでしょうか?

Y すごいテキトーな理由なんですけど、以前から家族がサッカー雑誌を買っていて、それをこの人がカッコイイとかだけで見てたんですよ。ユニフォームがかっこいいとか、見た目強そうとか、そういう感じで見てて。そのとき内田選手がいたんですよ。これ言うの超嫌なんですけど、この感じわかります?(笑) 顔ファンみたいに思われちゃう。

―――わかります、わかります(笑)。

Y ユニフォームの赤と黒の感じとか、この選手かっこいいなって感じだけで見てたんです。そうやって見てた選手が代表に選ばれたりして、ニュースとかでも見る機会が多くなって。それで鹿島アントラーズが気になり始めて、それからずっと好きですね。3連覇したときの少し前くらいからかな。

―――特に強い時期でしたね。やっぱりファンを集めるには、強いってことは大事なんですかね?

Y その頃は表面的にしかわかってなかったんで、強いから好きとか、見た目がかっこいいから好きとか、単純な感覚から好きになってましたね。そういう理由で好きになる女の子は多いんじゃないかなと思います。

 動きのこととか詳しいことは知らないんで、そういうところから好きになっていきましたね。当時は家の中にもポスターをたくさん貼っていて、ファッション雑誌を買うよりサッカー雑誌を買ってたんです。

―――山本さんご自身が、ですか?

Y そうです。中学生の後半くらいから高校生にかけてくらいだと、ファッションとかに興味を持ち始めるじゃないですか。でもファッション雑誌とかは買わず、この付録が欲しいとか、カレンダーが欲しいとか思ってサッカー雑誌を買ってたんです。ポスターとか部屋に貼ってました。

野沢選手が鹿島から移籍したときはショックだった


野沢選手への思い入れは特別と語る山本さん【写真:工藤明日香/フットボールチャンネル】

―――好きな選手が表紙に出てたら買っちゃうとかあるんですか?

Y その時は結構そういう感じでした(笑)。自分の好きな選手が出ていると単純にうれしいし、気になっちゃいますね。

―――インタビューはあったほうがいいものですか?

Y あるとうれしいですね。サッカーのところだけを知るのもいいんですけど、ちょっとそこから外れたところが書いてあるとうれしい。女の人には楽しめると思います。何が好きとか。サッカーやっていないときの姿の面白さとかもあるし。

―――となるとオフショットとかがあったら…

Y いいですね(笑)。これ、男の人が見たらどう思うんだろ?(笑) 「なにぃー!」とか思われちゃいそうですけど(笑)。誰と誰の仲が良いとか書いてあったら、プレーの連携を見ながら、そういうことなのかなとか、勝手に想像してます。

―――鹿島が好きになっていくなかで、どんどん鹿島に関してのニュースとかに触れていくようになると思うんですけど、どういった情報を得られると楽しいですか? この選手は生え抜きだから良いとか、そういう感覚はありますか?

Y あー、なくはないですね。私は野沢選手(現ベガルタ仙台)がいなくなったのが、もうめっちゃショックだったんです。昨日(取材日は4月25日)の試合では得点してましたよね。うれしいんですけど、悲しくもあったり。

 違うチームにいっても応援しているんですけど、鹿島のユニフォームを着ていたときの映像とかを見ると、やっぱり最高だったなと思いますね。鹿島で頑張っていた選手は他のチームにいっても応援したいって思います。でも小笠原選手とか曽ヶ端選手みたいにずっとアントラーズにいる選手はやっぱり、変わらずいて欲しいですよね。もちろん新しい若い選手たちが頑張ってるのも良いんですけど。

―――今の選手だと、誰が特に好きですか?

Y どうだろう。金崎選手の勢いがある感じ、ガツガツしちゃう感じは嫌いじゃない(笑)。あと柴崎選手は高校サッカーのときから見てたんで、鹿島にくるってわかったときはすごいうれしかったです。

高校サッカーは予選から観戦。名鑑もチェック


高校サッカーは名鑑も要チェック【写真:工藤明日香/フットボールチャンネル】

―――頑張っている姿勢が表に出ているほうが良いですか?

Y 昔はアシストをしているような選手が好きだったんです。目立たないけど活躍している感じの選手。でも最近は、熱い感じもいいなって思ってきて。他のチームになりますけど、大久保選手とか、ああいうガツガツしている選手が好きです。クールな選手もそれはそれで良いんですけど、熱い選手のほうが応援する側からすると盛り上がる感じにはなりますよね。

―――柴崎選手は高校サッカーからご覧になっているということですが、高校サッカーも頻繁にご覧になるんですね。

Y 高校サッカー最高ですよ、泣きますよね、普通に。前は予選から見てたんですよ。

―――え、予選からですか?

Y そうなんですよ。自宅から西が丘が近いんですけど、久我山とかがそこで予選の試合をやるじゃないですか。久我山はその頃から見ていたから、世代は違っても、この前の選手権とかはやっぱり嬉しかったです。

 高校サッカーって学年ごとに全然違うじゃないないですか。この代は強いとか。今の2年生が3年生になったら強いぞ、とか。勝手に妄想するのが楽しくて。来年も見たいって思えるんですよ。

―――名鑑みたいなものもご覧になるんですか?

Y 見ます、見ます。線とか引きますよ、蛍光ペンで(笑)。家でやってます。母と弟ときゃーきゃー言いながら(笑)。今年の決勝戦もチケットを買っていたんですが、仕事で行けなくて、母が友人と行っていました(笑)。サッカーって一回現地に見に行くと、もう一回って思いますよね。現地は全然違うって思います。

―――現地に行かれたときには、どこの席でご覧になるんですか?

Y 本当はゴール裏とか行きたいんですよ、友達とかと。でも、サッカー好きな女の子の友達、いないんですよ。中学校からサッカー好きですけど、誰にも出会ったことない。代表の時は盛り上がるって感じの子はいましたけど、話ができる感じではなくて。

 だから友達とワーワー盛り上がるとかは全然したことがなくて。したいんですけど、お母さんと行ってて、ゴール裏でも真ん中でもないあたりに行っています。立ったり座ったりするあたりです。

―――試合会場について言えば、女性はお手洗いとか大変そうですね。

Y やばいですよ! すごい並んでるじゃないですか。男性のほうはガラガラな感じなのに(笑)。子どもとか、いつもかわいそうだなとか思っちゃいます。タイミング見計らって行かないと。もうちょっと増えればいいですけど、サッカー以外の目的で使うときは必要ないのかな。でももっとあったほうがいいですね。

文房具などはアントラーズグッズで揃えていた


SNSでもサッカーについて投稿している山本さん【写真:工藤明日香/フットボールチャンネル】

―――今日は私物のユニフォームを持ってきていただいていますけど、以前からグッズは買ってたんですか?

Y 学生時代が一番キャーキャーなってたので、学校で使うものを全部アントラーズのものにしてて。小学生が筆箱とかを全部同じキャラクターものにするのと同じノリで、シャーペン、消しゴム、筆箱、部活の時に使うタオル、部活の時に着るパーカー、お弁当箱、お箸、ケータイの待受け画面、ストラップ、全部鹿島でしたね(笑)。もうあるもの全部、使えるものを使ってアピールしてました。私は好きなんだっていうのを、クラス中に。

 高校生のときに、球技大会で女子もサッカーをやる機会があったんですけど、私はユニフォームを着てやってたんですよ。そしてみんな私がサッカー好きなのを知ってたんで、あいつめっちゃすごいんじゃね? みたいに思われてたんですけど、やると全然下手で(笑)。

 頭の中ではめっちゃイメージ出来てるんですよ。こうやってやれば入るぞって。でも身体がついていかない。イメージがわくだけ。全然サッカーに興味がない子よりも明らかに下手でした。そんな感じで色んなグッズを集めてみんなに見せびらかしてましたね。

―――このグッズが良かったとかってあります?

Y 私はダンス部だったんですけど、着る服は自由だったんで、パーカーを着てたんです。今日は持ってきてないんですけど、ネイビーっぽいもので、胸のところアントラーズって書いてあるだけのシンプルなやつ。

 あまり目立たないので、普通に着れてめっちゃ使いやすかったです。着すぎて色褪せちゃったんですけど(笑)。スタジアムに行くとき以外にも使える感じはいいですよね。

―――サッカーって女性にはハードルが高いと思われているんですかね。どうなんでしょう。

Y 私は仲が良いJリーグ好きの友達がいないんですけど、鹿島アントラーズのTwitterとかを見ていると、女の人のサポーターの集まりもあるみたいだし、結構来てるのかなとは思うんです。

 それに私がSNSでサッカーのことを発信したりすると、女の人が反応したりすることもあったんですよ。私のファンにもサッカーを好きな女の子がいるんだと思ってうれしかった。今日見に行きましたって言っている子とかたまにいて。

ステージ優勝は、どう喜べばいいのか…


鹿島アントラーズには年間優勝を期待!【写真:工藤明日香/フットボールチャンネル】

―――山本さんから見て、こうしたらもっとJリーグは女性ファンを増やせるのではないか、というご意見があれば教えてもらえますか。

Y なんですかね。女の子が好きなことをサッカーと絡めたところで、表面的にしか食いついてもらえない気はするんですけど、それでもきっかけになるんであればうれしいじゃないですか。

 男の人が見たサッカーの良さもあれば、女の人が見たサッカーの良さもあるって感じで、そういうところをもっと打ち出せればいいんじゃないかな。単純な理由でもいいからって感じで、入口を入りやすいものにしたらいいんじゃないかなって思います。

―――なるほど。ライト層と呼ばれる人たちを優しく受け入れる姿勢とかも(笑)

Y そうそうそうそう(笑)。そうじゃない人もいますもんね(笑)。「そんなんで好きって言って」みたいな。私もそういうところはあるのかなと思うんですけど。たとえば今の鹿島アントラーズだったら柴崎選手ですよね。もし柴崎選手が他のチームに行っちゃったとして、そのまま柴崎選手を追っかけるか、アントラーズを好きなままでいるか、どうなるかわからないけど、いいきっかけって考えたほうがいいですよね。

―――最後に今シーズンの鹿島アントラーズに期待することをお願いします。

Y 普通にJリーグ優勝ですね、まず。

―――ファーストステージ優勝とかではなく年間優勝ですよね。

Y 年間で優勝して欲しいですね。あ、あのシステムってなんなんですか。なんであんなことになっちゃったんですか。

―――お金の問題と人気の問題があるみたいですよ。ちょっとわかりづらいですよね。

Y そうなんだ。なんかふんわりとそういうことかなとは思ってたんですけど。でもなんかちょっと嫌じゃないですか。どう喜んでいいのこれ、みたいな。単純にリーグ戦で年間1位を決めたほうがかっこいいですよね。でも大人の理由だったら仕方ないか(笑)。

 とにかくタイトルを取って欲しいですね。また3連覇のときのような栄光を(笑)。あの感動はもう一回体験したいです。

(取材・文:中山佑輔)



チンチロリン


フットボールチャンネル・中山氏のインタビューに応じたモデルの山本奈衣瑠嬢である。
鹿島サポーターであることを自認する。
サッカー家族の下で育み、若い女性らしく篤人から入り、強い鹿島に惹かれて鹿島への思いが強くなっていったとのこと。
受け答えから、かなりのサッカー通であり、鹿島のことをよくわかっておることが伝わってくる。
野沢の移籍に心を痛めたあたりは、鹿島サポであることを強く感じる。
震災とのダブルショックでとても辛かったことを共感する。
また、2ステージ制への批判も語っておる。
ライトな層という言い方は良くないかも知れないが、このシステムはとてもわかりにくく、ちょっと興味を持っただけの人々には受け入れがたい。
また、サッカーマニアからも批判されておる。
確かに、Jリーグ自身に金銭的メリットが多いことは理解出来るが、ファンにとっては嬉しくも何ともないシステムと言えよう。
「なんかちょっと嫌じゃないですか。どう喜んでいいのこれ」という女性らしい意見が的を射ておる。
この批判を覆すべく、年間優勝を鹿島が得て、山本奈衣瑠嬢と共に喜びを分かち合いたい。
楽しみである。


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夢生、雨中の紅白戦

2016年04月28日 | Weblog
午前練習


ミーティング後、紅白戦を行いました。



チンチロリン


雨中の紅白戦に出場した夢生である。
出場停止明けの大宮戦ではレギュラーとして活躍が期待される。
夢生の前からのプレッシャーで大宮守備陣を崩壊させるのだ。
聖真との連携も熟成されておる。
夢生の躍動を楽しみにしてスタジアムに向かう。
ゴールを期待しておる。


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優勝戦線に残るためにも、絶対に落とせない試合であることは選手たちが一番よくわかっている

2016年04月28日 | Weblog
【予想スタメン】4月無敗の大宮が2連勝を目指す…鹿島は昇格組に苦戦の傾向あり
■大宮アルディージャ 前節は家長のPK弾で手堅く勝利、隙のない戦いで上位チーム撃破を目指す

 前節は湘南ベルマーレに1-0で競り勝ち、リーグ戦2試合ぶりとなる勝利を収めた。4月の公式戦無敗は続いており、ここ2試合続いていた先制点で得たリードを守り切れない課題も克服した。最終ラインの顔ぶれは固定されつつあり、菊地光将と河本裕之のセンターバックは高い安定感を維持している。勝利した前節のメンバーが引き続き起用されると予想する。

 この試合では中盤の底に横谷繁が入った。ゲームメイクができるパサーでありながら、泥臭いプレーをいとわずにチームで有数の球際の強さを誇る。ハードワークする金澤慎との補填関係も良い。また、江坂任を最前線に置き、家長昭博を2列目で起用することで、より低い所にもボールの収まりどころを作ることもできた。最終ラインの高い相手にはドラガン・ムルジャが背後を取り、低いラインの時は高さもあるネイツ・ペチュニクを起用するなど、選手の特性を生かして戦い方を変えられるようにもなってきている。

 ただし、シュート数では11対14と、やはりこの試合でも相手を下回った。エースのムルジャにしばらく得点がないことも心配なところ。播戸竜二や清水慎太郎ら日本人FWが負傷を抱えているだけに、そろそろゴールが欲しい。

 湘南戦に勝利したことでアウェーの勝率は57%にアップ。40%というホームの勝率を上回っている。ホームでは鹿島、浦和レッズと強豪との連戦を迎える。開幕直後のFC東京戦では内容で圧倒され、第3節のガンバ大阪戦、第4節のサンフレッチェ広島戦では連敗を喫したが、ここまでの成長を示し、ホームでの勝率も上げたいところだ。(totoONE編集部)

■大宮予想スタメン
4-4-2
GK
加藤順大
DF
奥井諒
菊地光将
河本裕之
和田拓也
MF
家長昭博
横谷繁
岩上祐三
泉澤仁
FW
ムルジャ
江坂任

■鹿島アントラーズ 連敗阻止へ、出場停止明けとなるエース金崎の奮起に期待

 前節の柏レイソル戦では今季初の複数失点を喫し、0-2で敗れた。正しく鹿島にPK判定がもたらされていれば、展開も結果も異なっていたはず。0-2のスコアだけを見れば完敗と映るかもしれないが、鹿島も内容は決して悪くはなかった。

 アウェーの大宮戦では、金崎夢生が出場停止明けで戻ってくる。在籍2年目だが、すでにチームに不可欠な選手となっており、先発復帰はチームに大きな力をもたらすだろう。加えて、柴崎岳が徐々に状態を上げてきている。シーズン前に、急性虫垂炎で手術。開幕には間に合わせたが、準備不足の感は否めなかった。ここに来て、体もフィットし、存在感を高めてきている。

 優勝を目指すチームには連敗阻止への緊張感が漂っており、大宮戦では柏戦の反省を生かし、「序盤の入り方」への意識を強くする方針。近年、J2からの昇格組には苦戦を強いられる印象が強いが、立ち向かってくる相手にこそ、ここまで不発に終わっているセットプレーからゴールを得られれば、勝利は自ずと近づいてくる、優勝戦線に残るためにも、絶対に落とせない試合であることは選手たちが一番よくわかっている。(totoONE編集部)

■鹿島予想スタメン
4-4-2
GK
曽ヶ端準
DF
西大伍
植田直通
昌子源
山本脩斗
MF
遠藤康
小笠原満男
柴崎岳
カイオ
FW
金崎夢生
土居聖真



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「近年、J2からの昇格組には苦戦を強いられる印象が強い」と評するサッカーキングのプレビューである。
昇格組であり且つ4月無敗の大宮が相手となれば、苦戦が予想される。
ましてやNACK5スタジアムでは1度しか勝利しておらぬ。
これほどの悪条件にて勝つことは至難と言えよう。
とはいえ、どのような状況でも勝ち点を積み重ねられねば、優勝など口に出せるものではない。
出場停止明けの夢生の圧力やヤスのセットプレイなどで大宮ゴールを奪い取るのだ。
必ずや勝つという強い気持ちで挑みたい。
勝利を信じておる。


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1点にこだわり、最後まで粘り強く戦えたチームに勝利は転がり込むはずだ

2016年04月28日 | Weblog
大宮、上を見て戦うためにホームで勝利を
前節の湘南戦で勝利を収めた大宮は、暫定6位を堅持。ゴールデンウイークの連戦を迎える段階で、上位戦線に残ることに成功した。「ここまで来たら『あと一歩』とならないようにしたい。1stステージもナビスコカップも、結果を求めて良いゲームがやれるようにしたい」と渋谷 洋樹監督。指揮官は今節の鹿島戦を分水嶺と位置付けている。

「ここで勝たないと上に行くのは難しい。逆に言えば、勝てば上に行けるゲームでもある。こういうプレッシャーの下でやってもらいたい。喜びを持ってほしいし、力に変えてほしい。(リーグ戦では)ホームでジュビロと甲府に引き分けて、その前には広島に負けている。柏戦以来勝っていないし、上を目指すと言っても、ホームで勝たなければいけない」

ただ、大宮がここまで堅実な歩みを進めてきたとはいえ、鹿島の方が地力に勝ることは否定できない。試合を通じて優位に立つという理想は追求しながらも、勝利を引き寄せるためには現実を見据えた意識の共有も必要だ。勝機はどこにあるのか。リーグ戦での出場機会を増やしているMF江坂 任は、次のように展望する。

「鹿島は攻撃に人数を掛けてくると思うし、(鹿島の前節の相手である)柏もカウンター気味に点を取っていた。カウンターは行けると思うので、奪った瞬間の切り替え、奪われた瞬間の切り替えは意識しないといけない。柏もピンチは多かったけど、しっかり耐えてカウンターから点を取っている。ピンチをチャンスに変えられるように、最後のところでしっかり体を張れればと思う」

大宮にとって、現時点で上位につけるチームとの対戦は、1-5の大敗を喫した明治安田J1 1st第4節の広島戦以来。「これからはそういうチーム相手でも勝点を取っていかないといけないので、良い目安になると思う」とMF家長 昭博。今後も上位で戦い続けていくためにも、今節の内容と結果は大きな意味を持つことになる。

勝点16の3位につける鹿島にとっては、勝点差3で追う首位の浦和に引き離されないためにも、アウェイながら勝利がマストな一戦になる。

前節の柏戦では、相手の倍となる14本のシュートを放ちながら、カウンターに沈んでの敗戦。今節も試合内容としては近いものが予想されるだけに、チャンスを決め切り、早い時間帯から試合を優位に進められれば結果も付いてくるだろう。

得点を奪うという点については、前節は出場停止だったMF金崎 夢生の復帰は朗報だ。MFカイオ、MF遠藤 康らを含めてシュートレンジの広い選手が増えれば、押し込んだ状態からでも突破口を見いだせる可能性は高くなる。広島戦以来大量失点のない大宮の守備をこじ開けるためには、彼らの活躍が不可欠だ。

上を見て戦うためにも、絶対にこの試合を落とせない両者。1点にこだわり、最後まで粘り強く戦えたチームに勝利は転がり込むはずだ。

[ 文:片村 光博 ]



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「鹿島の方が地力に勝ることは否定できない」と警戒を文字にするJリーグ公式・大宮番の片村氏によるプレビューである。
前節・柏戦では堅守をこじ開けられず、カウンターに沈み敗戦を喫した。
この試合をモデルに今節の大宮も守備を固めてくることが予想される。
事実、大宮の江坂は「カウンターは行けると思う」とコメントしておる。
鹿島としては同じ轍は踏めぬところ。
カイオ対策に奔られること必至とすれば、その上を行く対策を練るところ。
また、前掛かりになり過ぎずに、効率よく攻めよう。
どのような手を石井監督は打ってくれるであろうか。
ゴール前に留めたバスを粉砕せよ。
鹿島の攻撃力を磨くときが来た。
楽しみな一戦である。


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