goo blog サービス終了のお知らせ 

鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

夢生、日本には貴重な「総合型」センターFW

2016年04月12日 | Weblog
ACL組を尻目に首位争いの鹿島。注目は「総合型」FWの金崎夢生の成長か
Text by 後藤 健生

Jリーグ開幕から約1か月半。AFCチャンピオンズリーグ組が、過密日程に苦しんでいる。他のチームもヤマザキナビスコカップは戦っているものの、最近は「カップ戦では大幅にターンオーバー」というチームが多く、主力で戦い続けるACLとはまるで負担が違う。まして、ACLでは相手も強豪ぞろい。国内の相手とは重量感、パワーの違いもあり、さらにピッチコンディションの悪い場合も多い。もちろん、移動距離の問題もある。

そんな、ACL組の苦戦を尻目に首位戦線に躍り出ているのが川崎フロンターレと鹿島アントラーズだ。

どちらも、実力が高く、ACLに出場していてもおかしくないチームだ。鹿島は昨年もシーズン途中で監督交代という危機があったものの、石井正忠監督の下、セカンドステージで追い上げを見せ、その好調をそのまま維持している。伝統の安定感は抜群だ。

一方、川崎は昨シーズンまでのパス回しのうまさにパスのスピードが加味され、攻撃力は間違いなく向上している。風間監督のサッカーがさらに一歩進歩した。

ACLがどうこうではなく、鹿島や川崎が首位争いをしていても当然と言えが当然であろう。ACLが一段落する5月終わりまで、今の位置をキープすれば、当然ファーストステージの優勝が見えてくるだろう。

そんな中で注目したいのが、今や鹿島のセンターFWとして不動の地位を確立した金崎夢生である。シーズン開始前には移籍問題を巡って去就が注目されたが、最終的には鹿島に復帰した。

もともとMFで起用されていた選手だっただけに、昨シーズンの初めにFWとして起用され始めた頃は「金崎のワントップで大丈夫かなぁ?」と不安も抱かせたものの、見事にFWとしてのプレーに適応していった。日本代表にも、最近はほとんど定着している。

日本代表では、現在では岡崎慎司が不動のセンターFWとなっている。

イングランド・プレミアリーグで優勝争いをするレスター・シティーのレギュラーの位置をつかんでいる選手だし、代表での実績も抜群。しかも、「泥臭い」と言われていた岡崎だったが、プレーの幅をますます広げている。ハリルホジッチ監督でなくとも、岡崎をファーストチョイスにするのは当然の選択だろう。

シンガポールとのアウェー戦でワントップを任され、3月のアフガニスタン戦で岡崎とのツートップを組んだ金崎はセカンドチョイスといったところだ。

ただ、岡崎と金崎では(同じ滝川二高の先輩、後輩だが)FWとしてのタイプとしてはかなり違う。

岡崎は、ゴールを奪うことに特化した選手だ。ただし、佐藤寿人とは違ってトップに張ったまま相手のDFラインやアシスタント・レフェリーと駆け引きをするタイプの選手ではない。中盤に下がってボールを受けたり、相手のパス回しを猛然と追いかけたり、プレスバックしたりと動き回るのが岡崎だ。現在の大久保嘉人のプレースタイルともダブるかもしれない。

それに対して、金崎はより「総合的」あるいは「万能型」のセンターFWだ。

動き回るというよりは、前線に構えてボールを受ける。そこで生きてくるのがMFとしても長くプレーしていたボール・テクニックだ。身長180センチと、センターFWとしては大型というわけではないが、相手DFを背負ってボールをキープして周囲を使うポストプレーもうまい。フィジカル的に強く見えるのは、ボディーバランスの良さなのだろう。

ヨーロッパには、こういう前線で体を張ってボールを収める選手が必須とされる。ヨーロッパ出身の監督は、そういうターゲットマンを使いたがるものだ。

ただ、日本人のFWと言えば、やはり岡崎のように精力的に動いて守備もしっかりするタイプが多く、日本には「総合型」のFWは珍しい。強いて、「総合型」を探せば、やはり若いろはMFでも使われた前田遼一か、あるいはテクニックのあるFWとして柳沢敦も思い出す。それから、ハンス・オフト監督に重用された高木琢也も典型的なターゲットマンだった。

あとは、そこに強烈なシュート力も加われば釜本邦茂なのだろうが……。

金崎が、このまま、力を伸ばしていけば、日本代表にとっても大きな戦力になるだろう。

岡崎にもしものことがあった場合のバックアップになるのは当然だが、岡崎とのタイプの違いを生かして、相手チームの状況によって使い分けられれば面白いし、さらに先日のアフガニスタン戦のようなツートップは大きなオプションになるはずだからだ。

また、ターゲット的な金崎がいるおかげで、動き回る岡崎の良さもより効果的に発揮できる。実際、あのアフガニスタン戦での岡崎は、とても気持ちよさそうにプレーしていた印象が強い。もちろん、これからは強い相手との試合になるわけで、アフガニスタン戦のようなわけにはいかないだろうけれど……。

というわけで、現在の鹿島の躍進の中で、金崎のプレーには注目したい。

若手が多い現在の鹿島では、27歳の金崎は年齢的には中堅どころだ。ただ、「総合型」センターFWというのは、ある程度年齢が高くなってから活躍することが多いだけに、27歳というのはこれから数年がピークなのではないだろうか。

日本にとっては貴重なセンターFWなのだ。うまく成長していってくれることを期待したい。



チンチロリン


夢生について記す後藤健生氏である。
好調鹿島を牽引するセンターFWについていよいよ書き連ねねばならぬと思った様子。
「総合的」あるいは「万能型」と評す。
また、同じ高校出身の先輩であるレスターの岡崎とも比較しておる。
どうしても、日本代表中心の記事であるが、鹿島での成長を期待してくれておるように感じられる。
夢生の躍動にて後藤氏に更に筆を走らせたいところ。
鹿島での活躍を楽しみにいておる。


チンチロリン

U-23日本代表候補・伊東幸敏、鹿島に戻ってもっと頑張りたい

2016年04月12日 | Weblog
鹿島伊東、地元静岡でリオ五輪代表切符つかむぞ
[2016年4月12日11時47分 紙面から]


コーチの話を真剣な表情で聞くU-23代表候補のDF伊東

 リオデジャネイロ五輪に出場する男子のU-23(23歳以下)日本代表候補が11日、静岡市内で合宿をスタートさせた。前日10日に急きょ追加招集された富士市出身で静岡学園卒のDF伊東幸敏(22=鹿島)が、五輪出場をかけて地元で「ラストチャンス」に臨む。

 手倉森誠監督(48)や、コーチ陣の指示や説明の1つずつに、伊東は真剣なまなざしで聞き入っていた。練習前のミーティングでは、手倉森監督の「代表として、国を背負って戦う責任感や意識を持て」という熱い言葉を聞き、気持ちが高まった。「失う物は何もない。やれることを全力でやりたいです」。

 今合宿で練習場となっている清水区のJステップは、静岡学園中、高時代に練習や試合で使用していた。鹿島では5年目だが「今も静岡に来るとホッとする。景色も懐かしい」と言える地の利もある。

 今年1月に行われたリオ五輪最終予選ではメンバーから漏れ、日本でテレビ観戦した。チームは見事に五輪出場を決めたが、「すごい悔しくて、勝っていてもうれしいのか、悔しいのか分からなかった」と振り返る。と同時に「まだ五輪に出られるチャンスが残っているということ。いい方向に考えていけたら」と頭を切り替えている中での追加招集だった。

 今季、鹿島で3試合にベンチ入りするも出番はなし。課題はメンタル面の強化で「合宿の3日間で刺激を受けて、鹿島に戻ってもっと頑張りたい」とチームと代表での活躍を誓った。【保坂恭子】

 ◆伊東幸敏(いとう・ゆきとし)1993年(平5)9月3日、富士市生まれ。小2から丘SSSでサッカーを始め、富士JFC(富士選抜)に選出される。中学から静岡学園に入学。静岡学園から12年に鹿島入り。好きなサッカー選手はDF内田篤人。J通算26試合出場。175センチ、68キロ。右利き。血液型B。



チンチロリン


ラストチャンスに挑むU-23日本代表候補のユキである。
去年の夏以来の招集であり、このところ年代別代表からは縁がなかった。
右SBに負傷者が相次いだための招集ということもあり、複雑な気持ちもあろう。
しかしながら、どのような形であれ、選出されるということは能力が買われておる証拠であり、大きなチャンスでもある。
ここは、強くアピールしてポジションを掴むのだ。
その努力は必ずや自分の将来につながってくる。
鹿島では、西が選手会長就任を機に大きな存在感を発揮しておる。
ここからポジションを奪うことは並大抵のことでは難しい。
とはいえ、だからといって諦めるようではプロサッカー選手として負けを認めることとなろう。
ユキの良さ、特長を生かして、ポジションを掴み取るのだ。
ユキの成長を期待しておる。


チンチロリン

U-19日本代表候補・町田浩樹、コメント

2016年04月12日 | Weblog
U-19日本代表候補 大阪にてトレーニングキャンプを開始
2016年04月12日

2017年に韓国で行われるFIFA U-20ワールドカップ2017出場を目指す、U-19日本代表の候補選手によるトレーニングキャンプが11日(月)、大阪府内でスタートしました。
練習前には内山篤監督がミーティングを行い、先月実施したバーレーン遠征や、日本代表やJリーグ、世界のプログラブの映像を用いながら、初招集選手も交えてチームコンセプトを共有しました。その後、ピッチに出ると、集合前に所属チームで試合に出場した選手はランニング中心のリカバリートレーニングを行い、その他の選手はボールを使って3対2のボール回し、5対5、6対6などゲーム形式のトレーニングを行いました。
今回のトレーニングキャンプは、翌12日(火)には午前と午後にトレーニングを行い、最終日の13日(水)はガンバ大阪と練習試合を行います。

選手コメント
三好康児 選手(川崎フロンターレ)
3日間と短い期間の合宿ですが、個人的には久々に代表に呼ばれたので積極的にプレーするとともに結果にこだわってやっていこうと思います。10月の最終予選まで限られた時間の中で一日一日がとても大事になってくると思うので、少しでもチームの力となれるよう行動していきたいです。

和田昌士 選手(横浜F・マリノス)
また代表キャンプに呼んでもらい光栄に思います。前回のキャンプでチームの雰囲気やサッカーが少し分かったので、今回は前回よりもチームの中で自分の良さを出していきたいと思います。短い期間ですが何かを得て、マリノスに帰ってもそれを継続していきたいと思います。試合をする機会もとても大切なので、そこで良い形でチャンスに絡んで得点出来るように頑張りたいと思います。

町田浩樹 選手(鹿島アントラーズ)
今日は練習前にA代表、Jリーグ、バルセロナなどのビデオをみて自分達の目指すサッカーを全員で共有しました。10月のAFC U-19選手権に向けて、3日間という短い期間ですが無駄にすることなく、最終日にはガンバ大阪と試合もあるので内容と結果にこだわって実りのあるキャンプにしたいです。


スケジュール
4月11日(月) PM トレーニング
4月12日(火) AM/PM トレーニング
4月13日(水) 14:00 練習試合 vs ガンバ大阪(ガンバ大阪練習場)
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。



チンチロリン


U-19日本代表の町田のコメントである。
自分たちの目指すサッカーを共有したとのこと。
チームの中心選手としてコンセプトを理解し、コーチングにライン統率と頭脳を働かせていくのだ。
町田の成長は日本が躍進するために必須である。
期待しておる。


チンチロリン

23歳のアタッカーと司令塔は、常勝軍団・鹿島の新たな黄金時代の扉を開こうとしている

2016年04月12日 | Weblog
【鹿島】「10番」柴崎と「8番」土居。輝き始めたふたつの才能が、鹿島を高みへと導く
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2016年04月12日


柴崎と土居の躍動はシンボリックな事象。


決勝点を突き刺した柴崎(左)を土居(右)が祝福。生え抜きふたりの活躍で、鹿島は昨季王者の広島に完勝を収めた。写真:徳原隆元

 J1リーグ第1ステージ6節、広島をホームに迎えた鹿島は4-1と大量点を奪い、今季4勝目をマーク。勝点を13に伸ばし、首位の川崎に勝点1差に迫る2位にランクアップした。

 7年ぶりのリーグタイトル奪還を、「目標ではなく義務」(鹿島強化部)とする鹿島が、昨季のリーグを制した広島を完膚なきまでに叩きのめす――。この日、ホーム来場者数が700万人を超えたメモリアルゲームでの完勝劇は、都合良く解釈すれば、悲願達成へのひとつの象徴的な出来事だったような気がする。

 そんな一戦で、加入6年目を迎えた同期の柴崎岳と土居聖真が躍動したのもまた、シンボリックな事象だった。リーグ連覇を狙っている相手に対し、クラブの次代を担う生え抜きのタレントは力強いパフォーマンスを披露した。スタジアムに詰めかけた多くのファン・サポーターも明るい未来を見たのではないだろうか。

 ジーコやビスマルク、本山雅志(現・北九州)らが背負ってきた伝統の「10番」を今季から託された柴崎と、小笠原満男やユースの大先輩である野沢拓也(現・仙台)が付けていた「8番」を昨季から身にまとう土居。改めて言うまでもなく、与えられている背番号を見れば、クラブ側のふたりへの期待の大きさは疑う余地もない。

 それに応えるように、序盤戦のキーゲームとも言える広島戦でフル出場を果たした柴崎と土居は、それぞれ今季初ゴールを決め、勝点3を手繰り寄せた。文字どおり、勝利の立役者となったのだ。

「これを機に、得点パターンを増やしたい」(柴崎)。


ハリルホジッチ監督の“御前試合”で結果を出した柴崎。「ポジショニングが良く、周りの選手と連係して守れる。奪いに行くタイミングも良くなってきている」(石井監督)と、守備面でも高い貢献度を示した。写真:徳原隆元

 まるでストライカーのようなヘディングシュートだった。

 1-1で迎えた57分、左サイドのカイオからクロスが供給されると、打点の高いヘッドでゴールに叩き込む。ジャンプのタイミングと首の振り方はパーフェクト。結果的に決勝点となった自身の今季初ゴールに、柴崎は喜びを爆発させた。

「カイオの良い仕掛けから、クロスが上がってくると思った。意識したのは、相手の前に入り、しっかりと飛び込むこと。すべてがマッチして生まれたゴール」

 特筆すべきは、事前の準備だった。

 カイオがクロスを上げる前段階で、逆サイドにいた柴崎は、ゴール前の密集地帯から少し下がり、相手の視界から消えてみせた。そして、カイオが右足を振り上げると同時に、一気にダッシュして、ヘッドで合わせる。柴崎をマークすべきだった広島の柏好文は、背後から飛び込んでくる柴崎と競ることもできず、ただ見送るしかなかった。

 また、柴崎は最初からヘディングシュートを想定していたわけではないという。

「どんなボールが来るかな、とは思いましたけど。それが足であれ、ヘディングであれ、すべて準備していました」

“頭”でのゴールは、昨年のACLの広州恒大戦以来で、リーグ戦では初。ヘディング自体、柴崎のストロングポイントではないが、「良い感覚を掴めたと思う。これを機に、いろんな得点パターンを増やしていければいい」と、確かな手応えを口にした。

 昨季のリーグ王者・広島を下したこの試合には、日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が視察に訪れていた。

 その“御前試合”で、自らの可能性を広げるゴールを決めてみせる。ロシア・ワールドカップ・アジア2次予選のラスト2試合が行なわれた3月シリーズではメンバー外だった柴崎にとって、代表復帰への絶好のアピールとなったはずだ。

 もっとも、柴崎自身に焦りはないようだ。代表への想いについて聞かれれば、「一歩ずつですかね」と答えた後、「意識していないわけではないけど、チームでのプレーが一番だと思っています」と、まずはクラブでのプレーに集中する構えでいる。

 今季から背番号は20から10に代わり、本人が望むと望まざるとにかかわらず、注目度や期待度はさらに増している。少なからず責任感やプレッシャーを感じているかもしれないが、リーグタイトル奪還を最重要課題とするチームで、ミッション達成のメインキャストになれば、選手として飛躍的な進化を遂げられるだろう。

「今日だけじゃなく、全試合続ければ勝ちに近づく」(土居)。


非凡な攻撃センスが光る土居。コンディションの良さを感じさせた広島戦は存在感を見せつけたが、指揮官は「まだ100パーセントではない」と言うだけに、今後もさらなる活躍が期待できそうだ。写真:徳原隆元

 広島戦の勝ち越しゴールを決めたのが柴崎なら、チームを勢いに乗せる先制点を挙げたのが土居だった。

 ミックスゾーンでは、ペン記者の囲み取材だけでなく、TV用の取材もあった。ただでさえ、試合後で疲れているはず。少なくない質問への受け答えを終え、ようやく解放されてひとり帰路につこうとする土居を引き止めるには気が引けたが、「ひとつだけ」の問いかけに、土居はわざわざ足を止めて取材に応じてくれた。

――前節の川崎戦後、「次は“決める”というところまで来ている」と言っていたとおり、ゴールを決めました。

 途中出場した川崎戦では、多くのゴールチャンスに絡んだ。決めてもおかしくない決定機もあり、「自分が決めていれば、勝負がついていた試合」と反省の弁も、「またああいう場面があったら、絶対に決めたい」と“宣言”していた。

 有言実行ですね、と投げかければ、土居は「まあ、そうですね」と柔らかい笑みを浮かべた。

「フロンターレ戦も、間を挟んでのグランパス戦(ナビスコカップ)も、チャンスはあったし、自分でも作れていた。あれだけ打ち続ければ、いつかは入る、と。時間が解決してくれると思っていた。ただ、入るか入らないじゃなくて、これを続けることが重要だった。チャンスまでいけているのは前向きに捉えていたし、今日はそれが実って良かった」

 開始8分だった。右サイドで西大伍からパスを受ける。背後には水本裕貴が迫っていたが、最初のタッチで軸足の裏を通して前を向き、水本をかわして一気に加速し、ペナルティエリアに侵入。逆サイドでスタンバイする中村充孝を目がけてグラウンダーの速いクロスを入れるが、これはDFに弾き返される。

 跳ね返ったボールは、再び、土居の元へ。右足で素早く反応し、トラップは浮いてしまったが、落ち際を正確にミートするボレーシュートでニアサイドを突き破り、豪快にネットを揺らした。

「コースは見ていなかった。思い切り蹴り飛ばしました」

 昨年10月の左第二中足骨骨折の大怪我から復帰し、待望のゴールだった。ここまでの長い道のりを考えれば当然、感慨深いものがあったのだろう。決めた時にどんな感情が湧いてくるのか、いろいろと想像していたようだが、「出来すぎた点」と振り返る“復活弾”に、「涙は出なかったけど、心は泣いていた」。

 ともすれば、欲しかったゴールという結果を手にしたことで、ここで満足しても不思議ではなかったが、土居はより貪欲になって“次の1点”を狙いにいった。両チーム通じて最多の5本のシュートを記録。後半のスタートからピッチに立ち、4本のシュートで2点を決めたカイオと比べれば、決定率は悪かったかもしれない。それでも、“入るか入らないじゃなくて、これを続けることが重要”と本人が語るように、最後までアグレッシブな姿勢を貫いたことに意味がある。

「もう1点取れれば、最高でしたけど、最低限の仕事はできたと思う」

 ゴール以外でも、広島の中盤と最終ラインのギャップを上手く突いたポジショニングでボールを引き出しては、攻撃にリズムをもたらしていた。

「相手の嫌なところを突ければいいかな、と。これを今日だけじゃなくて、全試合続けていければ、勝ちに近づくはず」

 積極的に“俺に寄越せ!”とパスを要求する土居には、充実感が漲っていた。それは、今季は特に「チームを引っ張ること」を強く意識しているという柴崎が、チームメイトに指示を出す姿に重ね合わせることができる。

 お互いの広島戦のゴールは、序章に過ぎない。23歳のアタッカーと司令塔は、常勝軍団・鹿島の新たな黄金時代の扉を開こうとしている。

取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)



チンチロリン


聖真と岳について記すサッカーダイジェストの広島氏である。
「ホーム来場者数が700万人を超えたメモリアルゲームでの完勝劇は、都合良く解釈すれば、悲願達成へのひとつの象徴的な出来事だった」と述べる。
この記念すべき試合にて、若き同期二人が先制点と決勝点を決めたこともまた象徴的と言えよう。
二人とも今季初ゴールとなる。
岳は自身リーグ戦初ヘディング、聖真は負傷明け初ゴールとなり、記憶に残るものとなった。
LIXIL賞こそ2G1Aのカイオに譲ったが、この勝利の立役者はこの二人であrったことは多くの者が求めるものである。
二人のホットラインにて、今後も勝利を積み重ねていくこととなろう。
年男の活躍を楽しみにしておる。


チンチロリン


U-23日本代表候補・植田・ユキ・櫛引・三竿、合宿合流

2016年04月12日 | Weblog
リオ五輪に向けて…U-23日本代表候補が静岡合宿スタート:GK&DF編
16/4/12 07:15

 U-23日本代表候補は11日、静岡県内でトレーニングキャンプを開始した。キャンプは11日から13日の3日間行われ、最終日にはJ2清水との練習試合が予定されている。


桜をバックに走るDF植田直通(鹿島)


15年8月京都合宿以来の招集となったDF伊東幸敏(鹿島)


負傷者続出の右SBでアピールに燃える


1月のAFC U-23選手権以来の招集となったGK櫛引政敏(鹿島)


リオ五輪に向けて…U-23日本代表候補が静岡合宿スタート:MF&FW編


巧みにボールをコントロールするMF三竿健斗(鹿島)



チンチロリン


U-23日本代表候補合宿の風景である。
植田、ユキ、櫛引、三竿が練習に励んでおる様子。
良いアピールをして欲しいところ。
全員が五輪に参加することは叶わぬが、代表合宿にて得るものも大きい。
若き選手として、成長のきっかけとするのだ。
期待しておる。


チンチロリン

岳の跳躍力

2016年04月12日 | Weblog
鹿島MF柴崎岳、驚異的なジャンプ力からゴール!ファルカオみたいだ…


2016/04/12 06:50
Written by 編集部S
Image by Youtube


日曜日開催だった先週末のJ1。

鹿島アントラーズはホームにサンフレッチェ広島を迎えたのだが、鹿島の“新10番”柴崎岳のゴールがスゴかった!

動画

1-1で迎えた57分、金崎夢生とのパス交換からカイオがドリブル突破で左サイドの深いところまで進入すると、右足でクロス。

すると柴崎がこれに反応するのだが、その跳躍力にご注目!広島MF柏好文の背後から現れると、驚異的なまでのジャンプでこれに合わせ勝ち越し弾をゲットした!



柴崎といえば身体能力ではなくテクニックやインテリジェンスで勝負するタイプとして知られているが、こんなに跳躍力があったなんて…。



この角度から見るとその高さが改めて分かる。

柴崎は、これが今季のJ1嬉しい初ゴール。コンディション不良もあり昨年10月から日本代表への招集はないが、ヴァヒド・ハリルホジッチ監督に向けて良いアピールになったに違いない(3月の国内合宿では招集されている)。

鹿島はこの後カイオが2ゴールをあげ、4-1で勝利。勝ち点を13とし、2位に順位を上げている。



チンチロリン


岳のヘディングの高さを賞賛するQoly誌である。
コロンビアのファルカオがごとしとのこと。
確かにもの凄い跳躍力である。
岳としては、リーグ戦初ヘディングであった。
素晴らしい。
フットボーラーとしての才能が評価されるのは嬉しいもの。
岳のゴールにてタイトルを目指す。
楽しみである。


チンチロリン

鹿島ユース、10チーム中10番目の力

2016年04月12日 | Weblog
[プレミアリーグEAST]「10チーム中10番目の力」謙虚な王者・鹿島ユースが大宮ユース撃破
16/4/12 05:05



[4.10 高円宮杯プレミアリーグEAST第1節 大宮ユース 0-2 鹿島ユース アミノバイタルフィールド]

 4月9、10日に行われた高円宮杯プレミアリーグEAST開幕戦。前年度王者の鹿島アントラーズユースは大宮アルディージャユースと対戦し、前半早々に奪ったリードをキープする形で2-0のスコアで快勝となった。

「押されるのはやむを得ない」。鹿島・熊谷浩二監督の謙虚なスタンスにブレはなかった。ベースとなったのは王者としてではなくチャレンジャーとしての意識付け。「力がないというのはメリットにもなり得る」と語るように、王者としてのおごりを許すことなくこの開幕に臨む。「10チーム中10番目の力だと思っている」(DF井村瞭介)という共通意識が鹿島のベースだった。

 大宮のキーマンである山田陸と長谷川元希のダブルボランチに対してマンマークを配置。FW須藤翼が山田をMF西本卓申が長谷川を監視する形でオレンジ軍団の心臓と肺を封じ込めに行く。本職はCBの井村をアンカーに置いて“水漏れ”対策も万全。意地悪な見方をすれば弱者の戦術かもしれないが、たとえ王者となってもブレることのない姿勢なのは確かだった。そして、この用兵は完全に奏功した。

 前半開始6分、まずはFKに189cmの井村が頭で合わせる形から先制点を奪うと、続く8分にはスローインを受けたFW石津駿斗が右サイドを破って折り返し。これを須藤がダイレクトボレーで合わせて貴重な2点目を奪い取る。守ってもマンマークで相手のパスの出どころを封じつつ、相手FWとサイドハーフに個での打開も許さずにシュート0本で抑え込むパーフェクトな守りを実践。前半を乗り切った。

 大宮も前半途中から中盤の形を組み替えて反撃開始。「マンツーで来られる中、どこがフリーになるのか把握できるようになった」(大塚真司監督)ことで徐々に盛り返すことに成功。後半は逆に鹿島を一方的に押し込む展開となったが、2点のビハインドを覆す「何か」は最後まで足りなかった。「もっとミドルシュートがあっても良かったかもしれない」と指揮官が言うように、押し込みながらも記録したシュートはわずかに3本。クロスは上がっていたが、ゴールチャンスは限定的だった。「自分たちのフットボールを見せることはできたが、結果も大事」(大塚監督)。攻勢が報われることなく、試合終了のホイッスルを聞くこととなった。

 逆に言えば、鹿島のゴール前の守りが堅牢だったということでもある。「追い付かれるかなと思っていたし、逆転もあると思っていた」という鹿島の指揮官の心配は杞憂に終わった。DF松浦航洋を中心に乗り切った90分を「耐えしのげたことに可能性を感じた」(熊谷監督)という手ごたえを得ながら、2-0での快勝となった。熊谷監督は「それでも、僕らの目標は残留です」と強調。“チャンピオンらしからぬチャンピオン”は、しかしその謙虚さこそが武器になることをよく知っている。

[写真]前半8分、鹿島ユースは須藤が右足で2点目のゴール

(取材・文 川端暁彦)



チンチロリン


大宮ユースとの開幕戦について伝えるゲキサカの川端氏である。
結果だけ見れば快勝のように思えたが、内容はかなり押された様子。
10チーム中10番目の力が、集中力で勝りなんとか勝利を掴んだ。
弱者が強大な敵を倒して登っていく様は日本人の心に刺さる。
一つ一つ星を稼いで、目標を達成したい。
期待しておる。


チンチロリン

櫛引、焦らずにやっていきたい

2016年04月12日 | Weblog
苦しむU-23日本代表守護神…櫛引「試合に出ないとダメ」
16/4/11 21:53



 神懸ったセーブを連発した。1月に行われたAFC U-23選手権(リオデジャネイロ五輪アジア最終予選)でゴールマウスを託されたGK櫛引政敏(鹿島)は幾度となくチームの危機を救い、アジアチャンピオン、そしてリオ五輪出場獲得に大きく貢献した。しかし現在、守護神は苦しんでいる。

「自分の成長を考えたし、新しい環境でやるというチャレンジの中で得るものは大きい。タイミング的には難しい決断でしたが、決して長くはないサッカー人生の中で、その決断が必要だと思った」

 そう語るように今季、清水から鹿島への期限付き移籍を決断。しかし、第6節まで終了したJ1リーグでの出場はなく、ナビスコ杯では第1節甲府戦で2失点、第2節神戸戦で4失点を喫し、続く第3節名古屋戦では出場機会を失った。本人も現在置かれている立場に「まずは試合に出ないとダメということは分かっている」と唇を噛む。

 だが、試合に絡めない状況の中でも必死に成長しようとしている。「試合に出るために練習をする。その過程の中で自分がいかに成長できるかが重要。自分の改善すべきところと向き合いながら、成長していければいいと思う」。

 最終予選中、手倉森誠監督は「櫛引が第1GK」と明言していた。鹿島で出場機会を得られないことが続けば、U-23日本代表での立ち位置にも変化が生まれてきそうだが、「移籍を決断して今の状況があります。当然、試合に出ないとダメですが、焦らずにやっていきたい」と現状を受け止めつつ、自らを成長させようとしている。

(取材・文 折戸岳彦)



チンチロリン


コメントを発した櫛引である。
自分の成長を考え、新しい環境ということで鹿島への期限付き移籍を決断したが、レギュラーポジション奪えずにいる状況を冷静に捉えておる。
試合に出なければダメとしながらも、焦らずにやって行きたいと述べる。
キーパーというポジションは特殊なポジションである。
唯一、手でボールを扱えると言うことだけでなく、頻繁に入れ替えられることはない。
櫛引はナビスコ杯にてチャンスを得たが、彼だけのせいではないにせよ、そのチャンスを活かせなかった。
なにもスーパーセーブだけが見せ場では無い。
細かなポジション修正や声によるコーチングなど、テレビ映像などではわからぬ部分こそが重要と言える。
このあたりを更に向上させ、曽ケ端の牙城を崩すのだ。
逆に曽ケ端も簡単にポジションを明け渡したりはしない。
キャリアでもかなりの安定性でプレイしておることが伝わってくる。
櫛引の加入が影響を及ぼしておることは紛れもない事実である。
櫛引ほどの才能を持ったGKが移籍してきたことで、大きく刺激されておる。
二人、切磋琢磨し、高めあっていくのだ。
期待しておる。


チンチロリン

リカバリートレーニングにてランニング

2016年04月11日 | Weblog
午前練習


広島戦に出場した一部のメンバーはリカバリートレーニング、その他のメンバーは、ミニゲームやシュートトレーニングを行いました。



チンチロリン


リカバリー走を行うメンバーである。
柳沢コーチを先頭に走っておる。
夢生の腿のテーピングがなくなっておる。
もう無事と考えて良いのであろうか。
昨日は、若干本調子ではないように見受けられ、途中交代となった。
打撲の影響があったように感じられる。
夢生本人としては不本意であったであろう。
時節・湘南戦では、激しく躍動する夢生の姿を拝みたい。
楽しみにしておる。


チンチロリン

存在感を放つ21歳のアタッカーは、第1ステージ制覇の鍵を握る男かもしれない

2016年04月11日 | Weblog
【鹿島】4月に入り、その才能も開花?“9日間で4ゴール”と絶好調のカイオの凄味
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2016年04月11日


「逆サイドを狙って撃ったけど、上手くニアを抜けた」。


広島戦では途中出場から2ゴール・1アシストと結果を出したカイオ。期待どおりの活躍ぶりでチームを完勝に導いた。写真:徳原隆元

 9日間で4ゴール――4月に入ってから、カイオの勢いが止まらない。

 4月2日の第1ステージ5節・川崎戦では、相手のクリアミスを見逃さず、豪快なボレーで今季初ゴールを決めてみせた。

 同6日のナビスコカップ3節・名古屋戦では、自身とのワンツーで抜け出した土居聖真のシュートは相手GKに防がれるも、そのこぼれ球に素早く反応して、ネットを揺らす。

 その4日後のリーグの6節・広島戦は、ベンチスタートとなった。1-1で迎えた後半のスタートからピッチに立つと、57分には正確なクロスで柴崎岳のゴールをお膳立て。そして61分には、自ら左サイドを突破し、目の前のDFをかわして角度のないところから左足を一閃。放たれたボールはGK林卓人の伸ばした手を弾いてゴールに吸い込まれた。

 さらに終了間際には、自陣からドリブルで相手ゴール前まで持ち運び、最後は柴崎の横パスを受けてシュート。これはDFにブロックされたが、すぐにこぼれ球を拾い、左足で丁寧に流し込んだ。

 広島戦の自身の1点目を、「(柴崎のゴールの)アシストもあり、クロスを限定されると思った。だから左に切り替えして、逆サイドを狙って撃ったけど、上手くニアを抜けて良かった」と振り返る。パンチ力のあるシュートはもちろん、相手の逆を取るクレバーなファインゴールだった。

 ここまでカイオが得点したゲームで、鹿島はまだ負けていない。川崎戦は追いつかれてドロー(△1-1)に終わったが、名古屋戦(○3-1)、そして今節の広島戦(○4-1)は完勝を収めている。そのゴールで、貴重な勝点をチームにもたらしているのだ。

 もっとも、その貢献度は、目に見える結果だけでは推し量れないものがある。ボールを足もとに収めれば、軽やかなステップと緩急をつけたドリブルでDFを翻弄。多彩なパターンで相手を抜き去り、多くのチャンスを築いて、攻撃をリードする。

 時に、エゴイスティックに映るプレーも、攻撃に勢いをもたらしているのは間違いなく、対戦相手が最大の注意を払わなければならない選手のひとりだ。キレのあるパフォーマンスからは、コンディションの良さがうかがえる。

戦術の選択肢を広げてくれる戦力として重宝。


ボールスキルの高さはチーム屈指。鮮やかなフェイントで敵を抜き去り、ゴールチャンスを演出する。写真:徳原隆元

 開幕から3試合は、広島戦同様、ベンチスタートだった。その間、ゴールこそなかったが、1-0でG大阪を下した開幕戦では、途中出場から鈴木優磨の決勝点をアシストする活躍を見せている。

 先発で起用されれば、序盤からアグレッシブな仕掛けで主導権を手繰り寄せ、途中出場では流れを変える切り札として機能。指揮官からすれば、戦術面の選択肢を広げてくれる戦力として重宝したくなるだろう。

 4-4-2システムの鹿島において、現時点で2列目の攻撃的MFは、カイオ、遠藤康、中村充孝、鈴木の4人がしのぎを削る状況だ。

 リーグ戦の6節までのプレータイムを見れば、445分(6試合・0得点)の遠藤がトップ。以下、カイオ(300分/6試合・3得点)、中村(267分/4試合・0得点)、鈴木(101分/5試合・1得点)と続く。

 このセクションでは遠藤が軸となり、鈴木がジョーカー的な役割を担う。もうひとつの枠をカイオと中村が争う構図で、例えば広島戦では、相手の2シャドーと配球力に優れる青山敏弘を中心とした相手の攻撃力の対策として、「守備のポジションどりが非常に良い遠藤選手と中村選手を(先発で)起用」(石井監督)。そして「後半は1-1だったので、さらに攻撃的な選手を入れるということで、カイオ選手を起用した」(同監督)。

 今はまだ、カイオは絶対的なファーストチョイスではない。しかし、広島戦で見せたハイパフォーマンスなど、誰よりも決定的な仕事が期待できる選手でもある。

 いかなるシチュエーションでも攻撃面で存在感を放つ21歳のアタッカーは、第1ステージ制覇の鍵を握る男かもしれない。

取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)



チンチロリン


カイオについて記す、サッカーダイジェストの広島氏である。
今季のカイオの起用法、そして活躍について綴る。
カイオの躍動は誰の目にも明らか。
これほどの選手を御するのは指揮官としても思慮するところであろう。
石井監督としては、アツと競わせる形で、コントロールしておるように映る。
単にレギュラーに据えてしまっては、成長を頭うちさせてしまうのではなかろうか。
事実、ガンバ戦に於いても広島戦でも、途中出場で結果を出しておる。
出場機会に飢えさせるように仕向け、才能を爆発させておるのではなかろうか。
単なる助っ人ではない。
若きタレントを上手に起用し、成長と共にチームの勝利をつかんでおるのだ。
この先、途中出場でも、先発でも、素晴らしいクオリティでチームを躍進させてくれるであろう。
カイオの更なる成長と活躍に期待大である。


チンチロリン

鹿島ユース 開幕戦勝利

2016年04月11日 | Weblog
[プレミアリーグEAST]王者・鹿島ユースが快勝発進、青森山田は流経大柏に3-0勝利:第1節2日目
16/4/10 18:55

高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグEAST

 高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグEASTは10日、第1節第2日の3試合を行い、昨年のプレミアリーグEASTとチャンピオンシップで優勝している鹿島アントラーズユース(茨城)は同3位の大宮アルディージャユース(埼玉)と対戦した。鹿島は前半6分、DF荒川弘大朗の右FKをDF井村瞭介が頭で合わせて先制すると、8分にも10番FW須藤翼が加点。このリードを守った鹿島が2-0で快勝した。

 昨年2位の青森山田高(青森)は流通経済大柏高(千葉)と対戦。3-0で快勝した。前半16分にFW鳴海彰人のゴールで先制すると、後半には10番MF高橋壱晟と交代出場MF佐々木友が加点。守っては流経大柏をシュート1本に封じた。

 14年優勝の柏レイソルU-18(千葉)と昇格組の横浜F・マリノスユース(神奈川)との一戦は前半42分にMF薄葉迅人のPKで横浜FMが先制。だが、柏は後半39分にMF中村陸が同点ゴールを決めて1-1の引き分けに持ち込んでいる。

9日には第1節1日目の2試合が行われた。昨年4位の市立船橋高(千葉)が昇格組のアルビレックス新潟U-18(新潟)に4-0で快勝。前半33分と36分にMF野本幸太が連続ゴールを奪った市立船橋は45分にもU-17日本代表DF杉山弾斗が直接FKを決めて加点。後半には交代出場のFW有田朱里がダメ押しゴールを決めた。

 また、FC東京U-18(東京)対清水エスパルスユース(静岡)戦は0-0の後半41分、右CKから交代出場MF鈴木魁人が決めて清水が先制。この1点を守った清水が1-0で勝っている。

 【プレミアリーグEAST第1節】(4月9日)
[味の素スタジアム 西競技場]
市立船橋高 4-0 アルビレックス新潟U-18
[市]野本幸太2(33、36分)、杉山弾斗(45分)、有田朱里(86分)

[味の素スタジアム 西競技場]
FC東京U-18 0-1 清水エスパルスユース
[清]鈴木魁人(86分)

(4月10日)
[アミノバイタルフィールド]
大宮アルディージャユース 0-2 鹿島アントラーズユース
[鹿]井村瞭介(6分)、須藤翼(10分)

[味の素スタジアム 西競技場]
流通経済大柏高 0-3 青森山田高
[青]鳴海彰人(16分)、高橋壱晟(77分)、佐々木友(90分)

[味の素スタジアム 西競技場]
柏レイソルU-18 1-1 横浜F・マリノスユース
[柏]中村陸(84分)
[横]薄葉迅人(42分)

高円宮杯U-18プレミアリーグEAST 昨年度の上位陣が完封発進
2016年04月11日

高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグが4月9日(土)に開幕し、2日間にわたって5試合を東京都内で開催しました。
2014年、2015年ともにEAST4位で上位を保った市立船橋高校(千葉)はアルビレックス新潟U-18(新潟)と対戦。立ち上がりこそ両者とも慎重に試合を運びましたが、市立船橋が流麗なパスワークで徐々に新潟を押し込んでいきます。33分には左サイドを突破した野本幸太選手が中央に切れ込んでシュート。市立船橋に先制点をもたらすと、野本選手はその3分後にもゴールを挙げました。前半終了間際の45分には杉山弾斗選手の直接FKが決まり、市立船橋が3点をリードして前半を折り返します。後半、堅守で新潟の反撃を抑えつつ、さらに1点を加えた市立船橋が4-0で初戦を飾りました。
風が強くなってきた中で行われたFC東京U-18(東京)と清水エスパルスユース(静岡)の一戦、前半は風上の清水が優勢に試合を進めます。セットプレーからFC東京ゴールに迫り、前半だけで8本のシュートを放ちますが、相手の粘り強い守備の前にゴールを割ることはできませんでした。一方、「普段どおりのサッカーを見せよう」と開幕戦に臨んだFC東京も初戦の緊張からやや硬く、なかなかペースをつかめないまま前半を終えます。勝敗を分けたのはセットプレーでした。86分、清水は平松昇選手のCKを立田悠悟選手が折り返し、最後は途中出場の鈴木魁人選手がスコア。清水が1-0で接戦をものにしました。

4月10日(日)は3試合が行われました。昨年度の王者・鹿島アントラーズユース(茨城)は大宮アルディージャユース(埼玉)と対戦。「昨年から選手が大幅に入れ替わり、不安もあった」(鹿島・熊谷浩二監督)という中、序盤から効率的に得点を重ねます。6分、荒川弘大朗選手のFKに井村瞭介選手が合わせて先制すると、その2分後には須藤翼選手がボレーシュートで加点。鹿島が2本のシュートで2点を奪いました。この後、鹿島は「1対1で負けなければ大丈夫」(井村選手)と昨年のチームをほうふつさせる堅守を披露。大宮をシュート3本に抑え込んで勝利しました。



昨年、EAST2位に食い込んだ青森山田高校(青森)は同じ高体連勢の流通経済大学付属柏高校(千葉)と対戦しました。ボールを動かしてチャンスを伺う青森山田に対して、流経大柏は速攻に得点機を見出そうとします。試合が動いたのは16分。相手陣内でボールを奪った青森山田の嵯峨理久選手が前線の鳴海彰人選手に縦パスを供給、鳴海選手は相手CBに寄せられながらも、落ち着いてゴールを射抜きます。先制点で楽になった青森山田は後半も2点を加え、3-0の完封勝利。相手をシュート1本に抑えるなど、攻守とも充実した内容になりました。

14年のチャンピオン・柏レイソルU-18(千葉)と横浜F・マリノスユース(神奈川)の一戦は、最後まで試合の行方が分からない接戦に。横浜FMは42分、薄葉迅人選手のPKで先制に成功。この後も、高い技術を誇る攻撃陣が終始相手を押し込みますが、柏のGK猿田遥己選手の再三にわたる好守に遭い、追加点を挙げることができません。対する柏は最少失点にとどめたことで徐々に自信をつけ、後半は積極的に交代のカードを切って反撃に出ます。84分には途中出場の中村駿太選手のパスに中村陸選手が合わせて同点に。1-1で終わりましたが、果敢に横浜FMゴールに迫り、会場を盛り上げました。

監督・選手コメント
熊谷浩二 監督(鹿島アントラーズユース)
今年のチームは、昨年と比べて全体的に戦力が落ちます。大宮という強豪を相手に正直、「相当厳しいんじゃないか」と思っていたので、とにかく勝つことができてよかったです。試合の主導権を争っていた中、早い時間帯にワンチャンスをものにできたことが大きかったと思います。リードした後の試合運びにはまだ課題が山積みですが、相手に決定機を与えず、最後まで集中を切らさなかった点は次節以降につながるはずです。

井村瞭介 選手(鹿島アントラーズユース)
今日の試合を迎えるにあたって、自分たちは決してチャンピオンではなくチャレンジャーだということを意識して臨みました。地に足をつけていたからこそ、結果を残すことができたのだと思います。(ゴールシーンは)最初のセットプレーのチャンスだったので、思い切りボールに向かっていこうと。それが得点につながって率直にうれしいです。大宮という強豪相手に無失点で試合を終わらせられたことも、自信になると感じています。


高橋壱晟 選手(青森山田高校)
開幕戦ということで少し硬さもありましたが、勝つことができてよかったです。2点目の場面は拮抗した展開が続いていて、「ここで自分が点を取れば、主役になれる」と狙っていました。今年から背番号10を任され、責任を感じています。歴代のナンバー10のような武器はありませんが、誰よりも走ってチームの勝利に貢献したい。サッカーは一人一人の選手がいて成り立つスポーツなので、チームのために全力を尽くします。

永井俊太 監督(柏レイソルU-18)
選手たちは試合序盤、緊張からか硬くなっていましたね。対戦相手の能力が想像していた以上に高いと感じたのかもしれません。それでも、ハーフタイムに「後半は自分たちらしくプレーしよう」と声を掛けたら、選手たちもそれに応えてくれました。パスを回して、徐々に自信を深めた結果、今回の引き分けにつながったと思います。終盤はシュートで攻撃を終える回数が増えましたし、しっかりと戦い切ったことで、試合後は充実感が漂っていました。
鈴木淳 地域ユースサブダイレクター(高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグ テクニカルスタディグループ)
開幕戦という独特の雰囲気や、春先でチームが固まっていないことも手伝ってか、慎重に試合を運ぶチームが多かったように思います。選手個々のレベルは高いので、高校生らしいアグレッシブなプレーに期待したいです。自分たちは東京オリンピックの主役を担う年代なんだと自覚を持ってもらいたいと思います。



チンチロリン


プレミアリーグEAST開幕戦を2-0にて快勝した鹿島ユースである。
残留が目標と言う指揮官の下、アウェイにて勝ち点3を得たことは大きい。
昨年の王者としてマークも厳しい中で、得点を重ねた精神力も賞賛すべき所。
地道に勝ち点を積み重ね、成長していくのだ。
期待しておる。


チンチロリン

カイオのゴール、ノミネート

2016年04月11日 | Weblog
【ベストゴールノミネート】カイオ(鹿島)「2016 J1リーグ 1st 第6節」
2016/04/11

【ベストゴールノミネート】
カイオ(鹿島)
2016年4月10日(日)
2016 J1 1st 第6節
鹿島×広島(カシマ)61分



チンチロリン


Jリーグ 1stステージ 第6節のベストゴールにノミネートされたカイオの1点目である。
左サイドを突破し、ほぼ0度に見えるところからキーパーの腕を弾き飛ばしての強烈なシュートは滅多に観られるものではない。
カイオの才能は更に開花し、助っ人としての実力を示しておる。
これだけのプレイを見せつけられては、歓喜と共に不安にもさせられる。
欧州からのオファーが来るのではないか、中国リーグの爆買い対象となるのではないか、などなど。
できれば、長く鹿島に在籍して欲しい。
カイオと共にタイトルを獲り続けたい。


チンチロリン

広島戦報道

2016年04月11日 | Weblog
鹿島2位浮上 昨季王者広島を4発粉砕/鹿-広6節
[2016年4月10日19時10分]


前半、先制ゴールを決め喜ぶ鹿島FW土居(撮影・野上伸悟)

<明治安田生命J1:鹿島4-1広島>◇第1ステージ第6節◇10日◇カシマ

 3位鹿島が、昨季王者の7位広島を本拠に迎えた。

 先制は鹿島だった。前半8分、今季初先発のFW土居聖真(23)が決めた。DF西のパスを受けて反転して抜け出すと、右から低いクロス。DF塩谷にはね返されたが、クリアボールをワントラップしてから、右足ボレーで突き刺した。

 広島も追いついた。リーグ3戦連発中のFWピーター・ウタカ(32)が塩谷の縦パスで抜ける。DF昌子を簡単にかわすと、右足でゴール左に蹴り込んだ。連発を4試合に伸ばし、塩谷と笑顔でたたえ合った。

 前半は1-1で折り返したが、後半12分に鹿島が勝ち越す。後半開始から投入されたMFカイオが左サイドから浮き球パス。ファーサイドに走り込んだMF柴崎岳(23)が、跳躍から頭を振って押し込んだ。現在は代表から外れているが、均衡を破る一撃に、視察していた日本代表ハリルホジッチ監督と霜田ダイレクターも笑みを浮かべた。

 さらに16分、再び左サイドを突破したカイオがゴールライン際から左足でシュート。GK林はクロスを警戒していたのか反応が遅れ、はじいたボールはゴールネットに飛び込んだ。後半ロスタイム3分にもカイオが左足で決めて、試合は終了。この日は1万9766人が訪れて鹿島のリーグ入場者数が通算700万人に達した中で、4発快勝した鹿島が2位に浮上した。

鹿島4発!柴崎、ハリル御前でリーグ初のヘッド弾
[2016年4月10日22時43分]


後半、ゴールをヘディングで決める鹿島MF柴崎。左は広島MF柏(撮影・野上伸悟)

<明治安田生命J1:鹿島4-1広島>◇第1ステージ第6節◇10日◇カシマ

 3位鹿島が7位広島を4発で粉砕し、2位に浮上した。

 前半8分に今季初先発のFW土居聖真(23)が先制。1-1とされて迎えた後半12分に決勝点が生まれた。後半開始から出場のMFカイオ(21)が左サイドから浮き球パスを送ると、ファーサイドのMF柴崎岳(23)が頭で押し込んだ。視察していた日本代表ハリルホジッチ監督が「うれしかった」という一撃は、柴崎にとってリーグ初のヘディング弾。「カイオがいい仕掛けをしてくれたので、相手(マークしたMF柏)の前に入って、しっかりシュートしようと思っていた。すべてがマッチしたゴール」と自賛した。

 後半の16分とロスタイム3分にはカイオが2点を奪い、終わってみれば昨季王者を4発で圧倒。浦和を得失点差で抜き、2位に浮上した。1万9764人が訪れて鹿島のリーグ入場者数が通算700万人に達した中、攻守に手応えをつかむ内容で4勝目を挙げた。

鹿島MF土居、今季初先発で復帰弾「心は泣いてた」
[2016年4月11日7時15分 紙面から]

<明治安田生命J1:鹿島4-1広島>◇第1ステージ第6節◇10日◇カシマ

 今季初先発の鹿島MF土居が復帰1号を決めた。

前半8分、MF中村へ出したパスのはね返りを右足ボレー。昨年10月に左の第2中足骨を折って以来の得点に「コースは見ず、思い切り蹴っ飛ばしました」と照れ笑いした。前節2日の川崎F戦は2度の決定機を外して引き分けに終わっていただけに「涙は出なかったけど、心は泣いていました」と復帰ゴールを喜んだ。

柴崎リーグ初頭弾 ハリル御前で鹿島を2位に導いた
[2016年4月11日7時1分 紙面から]


後半、チーム2点目のゴールをヘディングで決める鹿島MF柴崎。左は広島MF柏

<明治安田生命J1:鹿島4-1広島>◇第1ステージ第6節◇10日◇カシマ

 鹿島MF柴崎岳(23)がリーグ初のヘディング弾を決めた。1-1とされて迎えた後半12分、左サイドのMFカイオから届いた柔らかい浮き球に合わせて跳躍し、力強く頭を振ってゴール右に押し込んだ。これまで右足12点、左足2点。「ACL(15年3月18日の広州恒大戦)ではあったけどリーグ戦は記憶にない」と言った通りの一撃だった。

 昨年10月を最後に日本代表から遠ざかる。課題の1つが高校時代から苦手と認めるヘディングで、意識を変えた。「頭での得点は頻繁にあることではない。ただ、狙う準備はしていた。パターンを増やしていくために」。奇遇にも御前試合で決めた。視察したハリルホジッチ監督はゴール直後、笑顔になり「うれしかったし、続けてほしい。岳にとって、良い試合だった」と満足。柴崎も「代表を意識していないことはないけど、まずはチームが一番。1歩ずつです」と、復帰に向けて前進した。

 昨年4月から1年近くアウェーで負けていなかった広島に土をつけ、得失点差で浦和を抜いて2位に浮上した。立役者の柴崎にとっては新10番としての初得点でもあったが、常勝軍団復活が託された使命だけに、満足できない。「順位が頭ひとつ抜け出せるよう次も勝たないといけない」と、即座に16日の湘南戦へ照準を定め直した。【木下淳】

鹿島・柴崎、自身リーグ戦初のヘディング弾!「一歩ずつ」

柴崎が自身リーグ戦初のヘディング弾。ハリル監督の前で代表復帰をアピールした (撮影・大橋純人)

 明治安田J1第1ステージ第6節(10日、鹿島4-1広島、カシマ)鹿島のMF柴崎が宙を舞った。後半12分、MFカイオの左クロスに合わせてジャンプ一番。高い打点のヘディングシュートで、豪快にゴールネットを揺さぶった。

 「しっかり飛び込むことを意識した。(クロスとシュートの)すべてがマッチした」

 昨季王者相手に前半は1-1。柴崎は中盤で攻守に奮闘した。後半に入るとより積極的にゴールへの姿勢を見せ、自身リーグ戦初のヘディング弾。今季から背負う「10番」での初ゴールに「これを機に得点パターンを増やしたい」と自覚をみせた。

 日本代表には昨年10月8日のロシアW杯アジア2次予選(対シリア)以降、招集がない。視察したハリルホジッチ監督は「うれしい。(柴崎)岳にとっていい試合だった」と評価。シャイな柴崎も「チームのプレーが一番」と話しながらも「意識しないことはない。まあ、一歩ずつ」と代表復帰への思いを口にした。 (一色伸裕)


前半、先制ゴールを決める鹿島・土居(左)=カシマ


後半、4点目のゴールを決め、土居(左)と柴崎(中央)に祝福される鹿島・カイオ=カシマ


後半、3点目のゴールを決め駆け出す鹿島アントラーズ・カイオ=茨城県鹿嶋市のカシマサッカースタジアム(撮影・大橋純人)


後半、3点目のゴールを決めサポーターの声援に応える鹿島アントラーズ・カイオ(右)左は山本=茨城県鹿嶋市のカシマサッカースタジアム(撮影・大橋純人)


柴崎 頭で今季初ゴール!視察ハリル監督も「うれいいです」
明治安田生命 J1第1S第6節 鹿島4―1広島 (4月10日 カシマ)


<鹿島・広島>後半12分、ヘディングでゴールを決める鹿島MF柴崎(右)
Photo By スポニチ


 鹿島MF柴崎が、今季初得点となる勝ち越しゴールを決めてチームを大勝へと導いた。

 1―1の後半12分、左サイドからのMFカイオのクロスを珍しく頭で押し込んだ。「相手(DF)の前に入ることを意識した。全てがマッチした得点だった」と、胸を張った。ヘディングでの得点は昨年3月18日、ACLの広州恒大戦で決めて以来、公式戦2得点目で、J1では初。「いい感覚をつかめた。これからいろいろなパターンを増やしていければ」と話した。

 この試合を視察した日本代表のハリルホジッチ監督は「(柴崎が得点し)うれしかったです。続けてほしい」と、頬を緩めた。3月のW杯アジア2次予選では日本代表から外れたが「一歩ずつ。意識していないことはない」と柴崎。6月のキリン杯での復帰へ向けて、アピールを続けていく。
[ 2016年4月11日 05:30 ]

【鹿島】柴崎Vヘッド!視察のハリル監督も満足「続けて欲しい」
2016年4月11日6時0分 スポーツ報知

 ◆明治安田生命Jリーグ J1第1ステージ第6節 鹿島4―1広島(10日・カシマスタジアム)

 鹿島MF柴崎岳(23)が決勝ゴールを決めた。1―1で迎えた後半12分、クロスを頭で合わせた。ヘディングの得点はリーグ初。「良いクロスが来た。すべてがマッチして生まれた得点だった」。視察に訪れた日本代表のハリルホジッチ監督から「うれしかった。(柴崎)岳が良い試合だった。続けてほしい」とエールを送られた10番は「まぁ一歩ずつ」と代表復帰に結果を残し続けることを誓った。



チンチロリン


岳一色の各紙である。
決勝点となったヘディングは、リーグ戦では初であった。
ACLでこそ記録しておるものの、岳には珍しいシーンであった様子。
カイオのクロスが完璧であったことも事実であるが、あのシーンでゴール前まで走り込んだ岳の運動量が光った。
岳の良さがよく伝わったゴールと言えよう。
この試合、ハリルホジッチ日本代表監督が観戦しており、ゴールもさることながら的確な配球と運動量に満足したのではなかろうか。
次回の招集時に名前が挙がるやも知れぬ。
また、聖真のコメントも報じられておる。
昨季は負傷にて2ndステージの後半を棒に振り、今季もキャンプにて負傷し、出遅れておった。
その苦難を乗り越えて、ゴールを決めた姿は日本人の心を強く打つ。
特徴であるアジリティを活かし、今後もゴールを積み重ねて行くであろう。
楽しみにしておる。


チンチロリン

サッカーダイジェスト 広島戦寸評

2016年04月11日 | Weblog
【J1採点&寸評】鹿島4-1広島|後半に攻撃陣が爆発した鹿島。カイオの2発など大量4ゴールで広島を圧倒
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2016年04月10日


鹿島――2得点・1アシストのカイオがMOM。攻撃陣は高い評価も、失点に絡んだ昌子、ミキッチに翻弄された山本は厳しく評価。


【警告】鹿島=小笠原(85分) 広島=宮吉(87分)【退場】なし【MAN OF THE MATCH】カイオ(鹿島)


ヘッドで値千金の決勝点を決めた柴崎(10番)は、守備面でも貢献。広島のキーマンである青山(6番)を自由にさせなかった。写真:徳原隆元


【チーム採点・寸評】
鹿島 7
 前半は1-1で終えたが、後半に攻撃陣が爆発。柴崎のヘディングシュートで突き放すと、後半から投入されたカイオが2ゴールをゲット。チャンスを確実に決め切る決定力の高さで難敵をくだした。

広島 5
 先制を許す展開も、P・ウタカの一発で前半のうちに追いついてみせる。しかし、後半は鹿島の攻撃力の前になにもできず。ACLの疲れが響いたのか、攻撃でも守備でも迫力を欠いたままだった。

【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ケ端準 6
素早いフィードが光ったが、相手に渡すキックミスでピンチを招く場面も。ウタカとの1対1は懸命なセーブも阻止できず。ただし、後半は安定感を取り戻した。

DF
22 西 大伍 6
献身的にパスコースを作っては、受けて、捌いてと、テンポ良くボールを動かす。中に絞ってのプレーも効果的だった。

23 植田直通 6
的確な読みで裏のスペースをケア。前に出ていっても対人の強さで敵の侵入を阻止。1失点したものの、最後まで集中力を切らさなかった。

3 昌子 源 5.5
縦パスを受けるP・ウタカを止めようとしたが、簡単に入れ替わられて失点につながる失態。タイトな守備を見せた反面、不用意なボール逸もあり、どこかピリッとしないパフォーマンス。

16 山本脩斗 5
ミキッチとのマッチアップで苦戦を強いられる。攻め上がってもパスをつなげられず、攻守両面で低調な出来だった。

MF
10 柴崎 岳 6.5
常に落ち着き払って中盤を構成。攻撃の強度を上げた後半、カイオのお膳立てからストライカーばりのヘディングシュートでネットを揺らした。

40 小笠原満男 6
相手ゴール前でのミドルパスが冴える。柴崎との距離感や全体のバランスを意識しながら、攻守をつないだ。

25 遠藤 康 6(88分OUT)
中村のクロスをヘッドで折り返し、土居の決定機を演出するなど、周囲を活かすプレーで攻撃にリズムをもたらした。ただ自身も積極的に狙いにいってもよかった。

13 中村充孝 5(45分 OUT)
貪欲にシュートを打つ姿勢は見せた。しかし精度と威力がやや足りなかったか。目立った働きを示せないまま、前半のみで交代。

FW
33 金崎夢生 5(72分OUT)
果敢にゴールに向かうアグレッシブさも、イージーなミスで流れを切るシーンが散見。今日はどこか〝乗り切れていない″印象だった。

8 土居聖真 6.5
今季リーグ戦初先発で、期待に応える先制点。相手の中盤と最終ラインのギャップに入り、パスを引き出すポジショニングも見事だった。

交代出場
MF
7 カイオ 7(46分IN)
狙いすましたクロスで柴崎のゴールをアシスト。さらに単独突破から左足で叩き込み、終了間際にもダメ押し点。2得点・1アシストの活躍でチームを完勝に導いた。

FW
18 赤秀平 5.5(72分IN)
悔しいスタメン落ち。途中出場から何度かカウンターのチャンスはあったが、欲しかった“結果”は得られなかった。

MF
6 永木亮太 -(88分IN)
限られたプレータイムのなか、サイドで相手を追い詰めるなど、主に守備面で奮闘を見せ、クローザー役を全うした。

監督
石井正忠 6.5
土居、カイオの起用が当たり、盤石の勝点3。相手につけ入る隙を与えず、攻撃面でチームを躍動させた。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

広島――同点弾のP・ウタカのみが及第点。柴崎、柏、水本の“左サイド”はとりわけ不出来に終わった。

【広島|採点・寸評】
GK
1 林 卓人 5
飛び出しの良さなど好プレーはあった。ただ、ニアを突かれたカイオのシュートは止めたかった。大量4失点と悔しい結果に。

DF
33 塩谷 司 5
気の利いたカバーリングや球際の厳しさは見せたが、鹿島の勢いを撥ね返せず。機を見た攻め上がりも功を奏さなかった。

5 千葉和彦 5.5
序盤にCKから惜しいヘッドを放つ。守備ではタイトなディフェンスで必死に阻止しようとしたが、実を結ばなかった。

4 水本裕貴 5
最初の失点の場面では、土居の鮮やかな反転をストップできず。組織的な守備を構築できずに、ビルドアップもままならなかった。

MF
14 ミキッチ 5.5(72分OUT)
持ち前の突破力で右サイドからチャンスを演出。対面の山本を翻弄し、カットインからのクロスも悪くなかったが、ゴールには結びつかず。

6 青山敏弘 5.5
相手の執拗なマークに苦しむ。それでも、確かなテクニックで相手をかわして好パスを配球し、攻撃を組み立てようとしたのだが……。

37 宮原和也 5(79分OUT)
特筆すべき働きはなかった。ボールのないところでも惜しみなく走り回り、要所でプレーに絡んだが、反撃の糸口を見つけられなかった。

18 柏 好文 5
ルーズな対応でセットプレーを与え、2失点目では走り込んでくる柴崎を抑えられず。攻撃面でも良いところは少なかった。

30 柴晃誠 5
鹿島の連動した守備組織に手を焼いた。自由にプレーできるエリアは限られ、なかなか前を向いてボールを運べなかった。

25 茶島雄介 5.5(69分OUT)
ニアサイドに入り込んだ時の〝鋭さ″と、巧みなターンは可能性を感じさせたが、決定的な仕事はできなかった。

FW
9 ピーター・ウタカ 6
昌子を完璧にかわして、同点弾をゲット。中盤との関係性も良く、佐藤投入後はシャドーでプレーし、正確なパスを供給するなど、及第点を与えてもいいだろう。

交代出場
FW
11 佐藤寿人 5(69分IN)
前線で我慢強くチャンスを待った。しかし、思うようなパスが届かずに、シュートゼロと不甲斐ない結果に終わった。

MF
16 清水航平 5.5(72分IN)
ミキッチと同様、右サイドからの仕掛けで活路を見出そうとしたが、もう一工夫が足りずに、相手を慌てさせることはできなかった。

FW
31 宮吉拓実 -(79分IN)
攻撃を活性化しようと試みるも、インパクトを放てたとは言えず。味方とのコンビネーションも機能させられなかった。

監督
森保 一 5
2点差をつけられた段階で立て続けに攻撃的なカードを切ったものの、描いていた展開にはならず。チームを蘇生させられなかった。

取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)



チンチロリン


サッカーダイジェストの広島氏による広島戦の寸評である。
2G1Aのカイオに最高評価とMOMが与えられておる。
後半からの出場で試合を決める勝ち越し弾を演出し、追加点を重ねた姿はまさに助っ人と言って良かろう。
カイオの投入で、前半は良いように前に出て来られた広島のミキッチを押し込めることが出来、采配的にも的中であった。
また、ゴールを決めた聖真と岳にも高い評価が与えられておる。
負傷により出遅れておった聖真は、ここに来てコンディションが上がってきており、主軸として活躍してくれよう。
岳に関しても、今一歩波に乗り切れておらぬ印象があったが、この試合ではチームの中心選手としての格の違いが伝わって来た。
運動量、攻守の切り替え、全てが申し分ない。
そして、チームが一つにまとまっておることが感じられる。
この勢いで更に勝利を積み重ねて行こうではないか。
期待しておる。


チンチロリン

バロン、この環境でサッカーができる選手が羨ましい

2016年04月11日 | Weblog
日本で288試合134得点の“最強助っ人”がJリーグ観戦「この環境でサッカーができる選手が羨ましい」
2016年04月10日(日) 08時39分配信


鹿島アントラーズでもプレイしたFWバロン photo/Getty Images

フクダ電子アリーナに訪れる

かつてJリーグで活躍したバロン氏が来日し、古巣クラブの試合を観戦している。
ブラジル出身FWのバロンは1996年に当時JFLを戦っていたヴァンフォーレ甲府に加入し、26試合13得点を記録する。その後ブラジル3部でのプレイを経て、1998年に再来日で甲府に加入。翌年からはジェフユナイテッド市原(現千葉)に加入し、2年間でJ1リーグ30得点を挙げる。その後、清水エスパルスでも活躍したバロンは、セレッソ大阪、甲府、鹿島アントラーズ、ベガルタ仙台、ヴィッセル神戸、アビスパ福岡を渡り歩き、日本では288試合に出場して134得点を記録した。
数多くのJリーグクラブでプレイしたバロンだが、2016年4月9日、初めてJリーグの舞台を戦った千葉の試合を観戦しにフクダ電子アリーナに訪問。千葉はツエーゲン金沢と対戦し、9,280人が訪れた試合はホームの千葉が1-0で勝利を挙げている。
久しぶりにJリーグを観戦したバロンは「サポーターがたくさん入っていてフクアリの雰囲気が素晴らしいです」とコメント。「この環境でサッカーができる選手が羨ましい」と昔との違いを語っている。千葉公式ツイッターが同選手のコメントを伝えた。



チンチロリン


来日しておるバロンである。
JEFの試合を観戦し、環境の素晴らしさを述べた。
Jリーグの環境は素晴らしい。
安全なスタジアムにてサッカーに集中できることは、普通のようで世界標準ではない。
きちんと給与が払われることも含めて、安心できる環境はそう多くあるものではないのだ。
もっと自分らの幸せを加味してても良かろう。
安全なサッカーが身近にある環境は素晴らしい。
この先も日本のサッカーを楽しんでいきたい。


チンチロリン