約30年使用した乾燥機が壊れました。昭和63年5月の文字がかすれて見えます。
バーナーの炎をコントロールする基盤が壊れてメーカーや農協の機械屋さんが探しましたが予備が何処にもないそうです。
機械部品は何とかなりますが、電子部品は30年も経つとどうしようもないですね。
天井を突き破る程大きく堂々たる体格です。(手前の玉ねぎは母が作った物で意味はありません。大量に作って食べ切れず毎年腐らせています)
新しく買うと言う選択肢もありますが、兼業農家なので年に2~3回しか乾燥機を使えないので採算が取れません。
外から見ると屋根を改造して設置しています。
これも頭が痛い問題で新しく買った乾燥機のサイズが合わない時は、農作業小屋の屋根を改築する必要があります。
かなりの出費になるので残念ながら自家用米の生産を諦め全量カントリーエレベーターに出荷する事にします。
自分で食べる米は、信頼できる農家から買う事にしました。
売る程米を作っているのに何とも残念ですが、これも時代の流れです。
私もいつもいただいてばかりで感謝感謝でした。
乾燥機くん、ご苦労様でした。
今年も美味しい米を作ろうと頑張って田植えをしたのに、残念の一言しかありません。
美味しいと言ってくれる人がいれば体が動く限り作ろうと思っていましたが、残念です。
これからの事を考えると新しい機械を買っても採算が取れないので断腸の思いで決断しました。
自動機製作・装置製作でも良いと思います
温度センサーの抵抗値をガスの絞りに反映するだけの基板でしょうから、PLC(シーケンサ)と温度センサーで制御できると思いますよ
メーカーも農協も色々考えてくれたのですが、保証が出来ない事で躊躇したようです。後は、自己責任ですが、万が一火事等を考えると踏み切れません。
更に他の機械の老朽化も進んでいるので自家用米の生産を断念する事にしました。
これも時代の流れとして受け入れる事にします。
商売柄古い製造装置を直すので、廃棄するには勿体ないかなと思いまして。
現在の生産設備では作れない装置も多々あるんですよね。
昭和初期の頃の力業装置なんか、今作ると目の玉が飛び出ちゃうでしょう(*^^)v
周りの人達も機械が壊れたらやめると言っています。
そういう人達から委託を受けて大きくやっている人もいますけどね。
古い機械をコレクションにするなら早い方が良いですよ。使わない物は惜し気もなく捨てちゃいますから。