lizardbrain

だらだらぼちぼち

なんと不便な院外処方箋

2007年06月16日 12時33分21秒 | 無駄話

よくよく考えるに、この病院へやって来るのは、母親が入院した時以来の事で、およそ8年ぶりに来た事になる。
院外処方箋という言葉を聞いた事は何度もあるが、大病院では、知らない間にこういうシステムになっているとは思いもよらなかった。

総合病院で頭痛の診察を受けた後、会計を終えて、これまでのように病院の薬局窓口で薬をもらうつもりでいたのだが、様子がおかしい。
以前には、薬を受け渡していた薬局の窓口がクローズしている。

もう一度、会計で
「薬はどこで受け取るのか?」
と尋ねると、
「病院の窓口ではお渡ししていません。そちらの院外処方箋相談窓口でお尋ねください。」
と言われた。
院外処方箋相談窓口、、、、、、というのは、元の薬局のカウンターの隅っこにあった。
窓口で、
「お住まいのお近くに、院外処方箋に対応している薬局のご指定はありますか?」
と、聞かれた。
薬局の名前が書き込まれた市内地図を広げられたので、よくわからないまま、とっさに○○薬局の名前を口にすると、
「では、○○薬局にはファックスで連絡しておきますので、この処方箋を持って4日以内にそちらでお受け取りください。」
○○薬局は、ワタクシのウォーキングコースの途中に、つい最近できた薬局なので記憶にあったのだ。

「メンドクサイなぁ、ほんま。なんで病院の薬局窓口で薬を出してもらえんのや?」
と、ブツブツ言いながら病院を出て、駐車場に向かう。
と、駐車場のすぐ外に、院外処方箋というノボリをはためかせている薬局があるではないか
それも1軒だけではない。
駐車場からグルっと見渡してみると、その周囲には、院外処方箋のノボリをはためかせている薬局が、合計して3軒もある。
こんなに病院の近くで薬を受け取れるのならば、ここで受け取るようにしておいた方が良かったのに、、、、
さっきの窓口に戻って、この駐車場の外にある薬局で受け取れるように変更してもらおうか? とも考えてみたが、今さらメンドクサイように思えたので、先ほど指定した家の近所の薬局で受け取ろうとあきらめた。

例のワケのわからないコイズミ改革とやらの成果だろうか、と、なんとなく想像できるが、どういう目的で院外処方箋薬局という制度になってしまったのだろうか?
このシステムは、患者にとって、良くないのではなかろうか

この病院は、元、国立病院だった所で、とにかくダダっ広い敷地の中に建っている。
病院の出口から駐車場に向かう途中、50mほど歩いたあたりにバス乗り場がある。
そのバス停から、駐車場の向こう側で院外処方箋のノボリをはためかせている薬局までは、目測で200~300m離れている。
例え、駐車場の外側の薬局で薬を受け取るにしても、足腰の弱ったお年寄りや怪我人にとって、この距離を歩いて薬を受け取るという作業は辛いものがあるだろうなぁ、と思った。
さらに、バスに乗って帰る人ならば、薬局からもう一度バス停まで歩いて戻らなければならない。
健康な人ならまだしも、これならば、従来通りに病院の薬局窓口で受け取った方がウンと楽で便利なのに、、、、、、

病院から家に戻る途中のなんでもないような場所に、さらに3軒ほどの薬局に院外処方箋のノボリがはためいているのを目にして、便利なのか不便なのかよくわからなくなってきた、、、、、、、

病院の相談窓口で指定した薬局へ行って、処方箋を渡すと、
「お客様は、当薬局のご利用が初めてとなりますね。安全にお薬を服用していただくために、お客様の健康状態について、少しお伺いさせていただいてよろしいでしょうか?」
と、白衣を来た薬剤師らしきオジサンが、紙切れを片手に現れた。
お伺いされた事と言うのは、他に持病があるかとか、アレルギー体質であるかとかいった事で、要するに、病院で問診表に書いた事と同じ事をもう一度聞かれたわけである。

メンドクサイ、メンドクサイ、
そればっかり感じさせてくれる、現在の投薬システムだなぁ、、、、、、

ワタクシの場合は、次回からは、病院の近くの薬局で受け取る事にしようと思っている