植物によるがん治療のお手伝い 聡哲鍼灸院日記

植物で心身を癒す施術の日々。そこから感じたこと、学んだことなど。。。

犬には見えたり感じたりするのだろうか

2006年03月27日 21時26分07秒 | 天音、玉音、ハープ
 腸閉塞の患者さんの往診に行く。張ったお腹全体に生姜灸を施す。前回の治療後はとてもお腹が温まったとのことでその後ご主人がなさった生姜灸が功を奏したか四日後には足のむくみがきれいに取れたとのことで良かった。

 きょうはもう少し効果を上げたいので前回同様のお腹への生姜灸のあとに、横向きになってもらって腰骨の部分(仙骨)近辺にも生姜灸を施した。身体が横向きになっているので腰の部分は地面に対してほぼ垂直になるのだけれども、その腰の皮膚の上に2~3ミリに輪切りにした生姜を貼っつけその上にもぐさをのせる。一見はらはらするような体勢であり手当には十分気をつけなければいけない。ベッドの上には万が一火のついたもぐさが落ちてもいいように大きめの古いバスタオルを敷いておく。

 六点ほど施灸する。お腹の生姜灸ではけっこう早い段階で「もう熱いです」と言われていたのが腰の生姜灸は「とても温まる、気持ちいい」らしくもぐさ全体に火がまわるまでの比較的長い時間、皮膚の上に生姜を置いておけた。これなら骨にも熱が浸透して気持ちのよさが持続するだろう。

 癌の闘病中に「気持ちいい」経験をすることはリラックスすることで副交感神経優位な状態となり、リンパ球が活性化され癌への抵抗力が増すことになるだろう。できれば現代医学の治療がこの生姜灸のように気持ちいいといいのだけれども・・・
(自律神経やリンパ球などの免疫システムを新潟大学の安保先生が理論的に最近解説されているけれども、それを左のブックマークでも紹介しているヒーリングソウルを書いているヒーラーのキョーコさんが分かりやすく解説している。ご参考まで)

 さて一通りの治療が終わった後、ハープによる祈り(レイキ)を行う。「大霊さま、マリア観音様、○○さんの守護霊様、(途中略)○○さんの治療をお祈りします・・・」、祝詞を挙げていたらケージの中にいたナナちゃんという犬が急に鳴き出す。でも別に怯えているとか不審に思ったわけではないらしくおだやかな声だった。

 ちょうど皆で祈りを挙げ始めた直後だったからもしかしたら見えない方々が降りてきていらしていたのだろうか。その姿を犬の彼は見たり感じたりしたのだろうか・・・。そんなことを思いながら祝詞を終えてハープを奏でる。初診の前回の時にはハープを弾き終わったら「なんか知らないけど涙がでる。なんでだろう・・・」と仰っていたけれども今回も心なしか眼が潤んでいらしたように見える。

 肉体に対する癌治療について私の為しえていることは微々たるもののような気がする。けれども見えない身体、心、魂に向かっての癒しというものも大事だと思う。

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