植物によるがん治療のお手伝い 聡哲鍼灸院日記

植物で心身を癒す施術の日々。そこから感じたこと、学んだことなど。。。

宮崎勤被告への死刑判決について(霊的視点から)

2006年01月18日 21時52分57秒 | 守護霊、前世、過去世、スピリット
 幼児誘拐殺人事件の宮崎勤被告の最高裁での死刑判決が出た。遺族や多くの国民感情として当然のように思える。ぼくにも幼い娘がいるがもし娘が殺されたりしたらやはり犯人に仕返しをしたいと思うだろう。

 この間ぼくは人間は輪廻転生して決して魂という生命エネルギーは消滅しないことを学んできた。だから愛娘が殺されたとしても失われるのは肉体であってその愛らしい性質、性格はそのままに今も存在していると思うだろう。しかし現実にそんな状況に置かれたならば頭ではそのように理解できても、たぶん心、感情では納得できず犯人への復讐の念に燃えるに違いない。

 ぼくは一つ前の自分の前世でその時の両親、弟を強盗に殺されたのちその殺人犯を後にそうと知らず愛してしまい、後年その罪に苛まれて自白した彼を責めず、警察に売り渡さず、赦し、その男が自首して死刑になった後、その男の子供をひきとって育てたという経験をしているらしいことを最近受けた過去世リーディングで知った。

 だからとてもとても難しいことだけれども今生でもぼくは人を“赦す”ということを学ぶ必要があるのだ。そうでないと前世の自分の魂が到達した段階より劣ってしまうから。魂の成長が退歩してしまうから。だから今回の死刑判決を当然と思ってしまう今の自分の魂のレベルがとても悩ましい。

 以下は2004年9月14日に書いた文で、霊界通信の一つである『霊訓』からの抜粋で、霊界から見た死刑執行の誤りを述べている。本日これから放映されるだろう『オーラの泉』などで死後の世界や霊的世界のことが日常に受け入れつつあるけれども、次のようなディープな情報も少しずつ知れ渡っていくことが望まれる。

 『本日、大阪池田小事件の犯人宅間死刑囚の死刑が執行された。人権団体の非難表明が出ているが霊界からは死刑執行の誤りを次のように述べてきている通信がある。

 「霊にとりて、その宿れる肉体より無理やりに離され、怒りと復讐心に燃えたまま霊界へ送られることほど危険なるものはない。いかなる霊にとりても、急激にそして不自然に肉体より切り離されることは感心せぬ。われらが死刑を愚かにして野蛮なる行為であるとする理由もそこにある。死後の存続と進化についての無知が未開人のそれに等しいが故に野蛮であり、未熟なる霊を怨念に燃えさせたまま肉体より離れさせさらに大きな悪行に駆り立てる結果となっているが故に愚かというのである。

 そなたらはみずから定めた道徳的並びに社会的法律に違反せる者の取り扱いにおいてあまりに盲目的であり無知である。幼稚にして低俗なる魂が道徳を犯す。あるいは律法を犯す。するとそなたらはすぐにその悪行の道を封じる手段に出る。本来ならばその者を悪の力の影響から切り離し、罪悪との交わりを断ち切らせ、聖純なる霊力の影響下に置くことによって徐々に徳育を施すべきところを、人間はすぐに彼らを牢獄に閉じ込める。そこには彼と同じ違反者が群がり、陰湿なる邪念に燃えている。それのみか、霊界の未熟なる邪霊までもそこにたむろし、双方の邪念と怨恨とによって、まさに巣窟と化している。(中略)

 凶悪人から身体的生命を奪う。復讐的刑罰を与える。厚顔にも法の名の下に流血の権利を勝手に正当化している。断じて間違いである。しかも、かくして傷つけられし霊が霊界より復讐に出ることをそなたらは知らぬ。」(中略)
 「然り。友よ、そなたらが設けたる牢獄、法的殺人、その他、罪人の扱い方の全てにおいて、その趣旨がことごとく誤りと無知の上に成り立っている。

 戦争および大量虐殺に至っては尚のこと恐ろしきことである。本来同胞として手を繋ぎ合うべき霊たち、その霊たちの利害の対立をそなたらは戦闘的手段によりて処理せんとする。血に飢えし霊たちは怨念と憤怒を抱きつつ肉体より引き裂かれ、霊界へと送り込まれる。肉体なき霊たちは燃えさかる激情にさらに油を注がれたる如き激しさをもって地上界を席巻し、残虐と肉欲と罪悪に狂う人間の心を一層駆り立てる。然るにその拠って来るそもそもの原因は単なる野心の満足、一時の気まぐれ、あるいは王たる資格に欠ける王子の愚かなる野望に類するものであったりする。

 ああ、友よ、人間は何も知らぬ。まだまだ知らねばならぬことばかりである。しかもそれを、これまで犯せる過ちを償うため、苦くかつ辛き体験を通じて知らねばならぬ。人間は何よりも先ず、愛と慈悲こそ報復的処罰に勝る叡智なることを知らねばならぬ。」(『霊訓<完訳・上>』、W・S・モーゼス著、近藤千雄訳、心の道場)』

 この通信のようなこと(死刑執行された者の魂が憤怒にかられて幽界をさ迷い、人間界の憎しみに拍車をかけていること、戦争など闘争において死んだ者も同じ思いで人間界に災いをなしていること)が本当だとすればやはり生きている私たちが思考を変えて戦争絶対忌避とか死刑廃止としていかない限りこの世が良くなる(浄化される)ことは先に延ばされるだろう。

 見えない世界のことを学ぶことは平和に繋がり愛に繋がっていく。オカルトに対する興味でなく自分を高める、社会をハートフルに変えていく手段として見えない世界のことを真摯に学んでいきたい。

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4 コメント

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はじめまして (いずみ)
2006-01-19 17:17:55
聡哲さま。

私のブログにいらしていただきましてありがとうございました。

たしかに・・同じ背景ですね。

私は前々からこういった犯罪を犯した人の心理に興味がありまして、最近ではそれを霊的な観点からはどういうことになるのかと疑問を持っていました。

なるほど、戦争や野蛮な行為などで傷ついた魂が、浮かばれないまま生まれ変わってきていたのですね。



<見えない世界のことを学ぶことは平和に繋がり愛に繋がっていく。>

ここからの文章には全くの同感です。

平和と愛・・私も学んでいきたいと思います。
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ありがとうございます (聡哲)
2006-01-19 22:16:04
 いずみさん

 ご訪問、ありがとうございました。見えない世界のことは学ぶことが尽きないですね。

 いずみさんのこれからのヒーラーとしてのご活躍をお祈りしております。ありがとうございました。
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ブログのはしご ()
2006-01-21 12:53:10
初めまして、かおりです。いずみさんの知人で、ブログのコメントからやって来ました。

ここから寺山さんのも見てセミナー予約したり、がんのこと、江原さん、美輪さんのことなど興味深く読んで、雪の中楽しい時間でした。ありがとうございました。それにしてもブログたくさん紹介してありますねー!またお邪魔します
返信する
ありがとうございます (聡哲)
2006-01-21 19:27:37
 香さん

 ご訪問、ありがとうございます。少しお役に立てたかもしれませんね。そう言って頂けると良さそうなサイトを紹介してきた甲斐があるというものです。

 ブックマークは固定ではないので時々入れ替えています。気に入ったところはお気に入りに控えて頂けたら、と思います。

 またお越し下さい。ありがとうございました。
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