柚子の里で

囲炉裏民宿“柚子の里和三郎”のブログ

カワハギ

2016年12月29日 19時22分58秒 | グルメ

皮剥魚昆布〆 浅葱 柚子胡椒おろし 肝加減酢

昆布はぬらして、ビニール袋などで乾かないように密閉して、柔らかくなるまでおきます

肝は、酒を加えた水に20~30分くらいさらし

湯通しして漉す

カワハギはおろして削ぎ切りにして、昆布に並べる

昆布で挟んで、重石をかけて、冷蔵庫で2~3時間くらいおく

少量の時は、昆布を丸めてラップできつく巻いて冷蔵庫に置く

カワハギが小さい時は、柵のまま〆る

出汁:淡口醤油:柚子果汁=3:2:2を合わせ

裏漉しした肝に少しづつ加えてまぜる

器にカワハギと浅葱を盛り、肝加減酢を注ぎ

柚子胡椒おろしを添える

昆布をそのまま使うと、カワハギの水分が吸い取られて

ミイラみたいな昆布〆になってしまいます


帰港

2016年12月29日 04時28分57秒 | 日記

甲浦漁港@高知県安芸郡東洋町甲浦 12月28日 8:56AM

年末なので、何隻も鮪船が帰ってきていた

でも、写真に写っている人は、みんなインドネシア人

船長、漁労長、機関長以外は、みんな外人になってしまった

若い漁師は少ない


墨烏賊

2016年12月28日 17時42分33秒 | グルメ

針烏賊湯引き造里

針烏賊は、関西圏での呼び名です

江戸前寿司では、墨烏賊

標準和名は、甲烏賊です

さっくりとした独特の食感があります

柔らかさは

アオリイカ>甲烏賊>ヤリイカやスルメイカなど

甲烏賊はおろして皮を剥き

表面の縦方向に包丁目を入れます

烏賊の繊維は縦に裂きやすく、横に裂きにくいからです

70~80℃の湯で湯通しして、冷水にとり

刺身に切ります


とまと

2016年12月27日 17時29分18秒 | グルメ

唐柿と豚バラと間引いた小松菜の鍋もの

とまとは、湯剥きします

豚バラは、湯通しをしておく(高級なブランド豚は必要ない)

いちばんだし出汁(できればひきたて)に1割弱の酒と出汁+酒の1/12の味醂を加えて煮たてます

しばらく静かに煮たてて、アルコールを煮切り

塩と淡口醤油で、うどん汁くらいに味を加減する

とまと、豚バラ、小松菜をさっと煮る

長時間沸騰させると、とまとが煮崩れるので、沸騰させない

粗挽き黒胡椒をふる

個人的な意見ですが、鰹と昆布のいちばん出汁に唯一合う西洋の香辛料は

粗挽き黒胡椒だと思います

鍋後はラーメンや稲庭うどんなどの細いうどん、半田素麺などがいい

チーズを使ったリゾット風のおじやも美味しい

塩の分量を数字にするのは難しいのですが

塩を使わなければ

出汁:酒:淡口醤油:味醂=11~12:1:1:1くらいです

酒(なければ水でもいい)を加えないと、豚バラの脂と旨味、とまとの旨味で、味がくどくなります

とまとは夏野菜と思われがちですが

とまとは常春のアンデス高原が原産の野菜で

日本の高温多湿な夏が苦手です

とまとの旬は、春から初夏と、秋から初冬です

徳島県の最南部から高知県では、たくさんのとまとが栽培されています


年惜しむ

2016年12月27日 04時40分19秒 | 日記

今年も、今日を入れて5日となった

今年は、たぶん、和三郎オープン以来いちばん忙しい年で

いちばん働いた年だったと思う

2時ごろに雨の音で目が覚めて

ふと

忙しかったなぁ

などと考えたりしていた

しかし

忙しさにかまけて

何も新しいことを始めなかった

という何かやり残したような柔らかな後悔もある