鬼笠子の炊いたん
オニカサゴはカサゴ(ガシラ)をでっかくしたような魚で
カサゴ同様、背鰭や尻ビレの棘に毒があります
目の後ろのほうのトゲトゲも気をつけないと、毒がある
さばく前にキッチンバサミや包丁で落としておきます
たいへん美味な魚で、近ごろは、釣りの対象魚として人気で
専門の釣り船が出ています
オニカサゴはおろして、塩をあてます
塩が浸透したら、80~90℃くらいの湯で霜降りをして、冷水に落とし
丁寧に残った鱗や血合い、ぬめりなどを処理します
鍋に、酒(できればすべて酒が望ましいが、半分くらい水でもいい):醤油:味醂:砂糖=6:1:1:0.2を沸かし
オニカサゴと牛蒡などを並べる
再沸騰したら灰汁をひき、生姜を入れて落とし蓋をして5分くらい煮る
煮過ぎると煮汁に旨味が出てしまい、魚が出汁がらになってしまいます
落とし蓋を取って、ペーパータオルをかけて冷まして味を浸透させる
食べる前に温めます
煮汁は、魚が2/3くらい浸かっていれば大丈夫です
煮汁が多すぎると美味しくない
また、鍋にぎっしりと魚や野菜が詰まっていないと、煮汁が多くなって不経済で、さらに美味しくならない
ちょうどいい大きさの鍋がない時は
冷蔵庫に残っている野菜をできるだけ詰める
長葱の葉や剥いた野菜の皮などでもかまいません
野菜から旨味(グルタミン酸)がでて、美味しくなります
大手海岸@徳島県海部郡海陽町宍喰浦字松原 1月29日 6:33AM
日の出の30分くらい前
肉眼では、もっと真暗です
山間部の和三郎付近は、-4℃だったのですが
宍喰は、想像していたよりも暖かい
風もほとんどなかったので、気嵐もあがっていなかった
秋刀魚丸干し火取り
こんな時期に、秋刀魚かいと思うでしょうが
海部郡南部から室戸市東岸にかけては
今くらいから春先のころに
小ぶりの秋刀魚が獲れることがあります
17~23cmくらい
7~9匹で200円くらい
まったく脂がのっていません
ただ塩焼きにしても、ちっとも美味しくない
しかし、塩をして丸干しにしてやると、びっくりするくらい美味しい
個人的好みもあるでしょうが
私は、丸干しの干物でいちばん美味しいと思います
骨の柔らかい小ぶりの秋刀魚は、頭からすべて食べられます
水床湾@徳島県海部郡海陽町宍喰浦字古目 7:50AM
今朝は冷えこみましたが、風裏になる水床湾は暖かい
この湾で、こんな大きな船をみるのは初めてです
宍喰の方から入ってきましたが
宍喰漁港には、この船が停泊できそうなところがないので
那佐湾か浅川湾からやってきたのだと思います
あるいは隣の甲浦港か?