柚子の里で

囲炉裏民宿“柚子の里和三郎”のブログ

名残り 旬 走り

2016年02月29日 20時12分23秒 | 日記

牡蠣と独活の穂先の天麩羅石蓴餡

名残りと牡蠣と旬の石蓴、走りの独活

季節の変わり目は、名残り、旬、走りの食材を組み合わせると、季節感がいっそう増します

和食にいちばん必要なのは、季節感です

楽して、一年中レタスやキャベツや胡瓜を使っていては、食欲がわきません

和食は中華や洋食の10倍の食材を使います

季節感こそが、他国の料理に無い最大の特徴なのです

海陽町の海岸や河口には、石蓴がびっしりついています

新物が出回るようになりました

お好み焼きなどにかかっている青海苔とは、香りも味も別物です

石蓴餡は

出汁:淡口醤油:味醂=6:1:1を沸かして、ややうすめの葛をひき

炙ってあたり鉢であたった石蓴を加えます

揚げた牡蠣と独活を盛って、石蓴餡を注ぎ、おろし生姜を添えます

追伸

夕方まではエアコンいらずの暖かさだったのですが

なんと、雪が降っています


燃える男の・・

2016年02月29日 10時59分28秒 | 日記

徳島県海部郡海陽町神野字向神野 7:34AM

同じ神野でも、和三郎とは海部川の対岸の集落です

柿谷から入り込んだ霧で、太陽が霞んでいました

赤い色はヤンマーの色

イセキは青で、クボタはオレンジです

我家の小さな耕運機もヤンマーなので、赤い色をしています


冬の散歩道

2016年02月29日 04時51分54秒 | 日記

大手海岸@徳島県海部郡海陽町宍喰浦字松原 2月25日 6:18AM

ずいぶんと日の出が早くなりました

昨日、一昨日と霞んだ春の空になっていた

この犬は、いつもこの場所で会います

私の記憶が確かなら

かつては、黒い犬を散歩に連れてきてからいちど帰り

その後で、この犬の散歩をしていたように思います

黒い犬は、亡くなったのかもしれません


初鰹

2016年02月28日 18時56分00秒 | グルメ

鰹たたき

九州近海となっていたので、鞆浦か竹ヶ島の鮪船の延縄にかかったものだと思われます

まだ2月ですが、今月3回目の鰹

四国の南岸に接岸するようになるには

もう1月くらい待たなければなりません

鰹は金串を打って、かるく塩をして、直火で焼きます

氷水には落とさず、そのまま厚めの刺身にする

水に落とすと、香ばしさが無くなり

融解している皮下の脂が固まってしまいます

余熱で火が入るり過ぎることはありません

スーパーや居酒屋の鰹は、数を多く見せるために薄く切りすぎです

薄いと、鰹のもっちりした食感が感じられない

名残りの大根おろし、走りの新玉葱を使うと

晩冬から初春の季節感が感じられます

なにも夏野菜の大葉や茗荷なんかを使う必要性はない

ニンニクと青葱以外は、季節感のあるものでいいと思います

ポン酢は

醤油:柑橘類の果汁:酒+味醂(煮切る)=1:1:0.5~1

に炙った昆布と鰹節を加えて

冷暗所で5日~1週間くらいおいて濾します

春先に出回るぴちぴちと微発砲した搾りたて生酒を

あえて人肌よりも温い日向燗くらいに温めて初鰹を食べると

つくづくと日本人でよかったと思えてきます


アオリイカ

2016年02月26日 15時10分11秒 | グルメ

煽烏賊と分葱の蕗の薹味噌酢で和えたん

烏賊の繊維は横に裂きにくいので

アオリイカは皮をむいたら、縦に切れ目を入れて、食べやすい大きさに切ります

70℃くらいの湯で、さっと茹でて冷水におとして、笊に上げておく

蕗の薹はきれいに掃除して、お尻に深く十字の切り込みを入れて

油を敷いたフライパンで炒めます

宮島などで潰しながら炒める

完全に潰れたら、同量くらいの白玉味噌を加える

柚子酢(米酢でいい)でのばします

わけぎとアオリイカを蕗の薹味噌酢で和える

わけぎの茹でかたと白玉味噌は

昨日のブログを参照してください