柚子の里で

囲炉裏民宿“柚子の里和三郎”のブログ

桜鯛

2011年03月31日 07時00分00秒 | グルメ
  
   造里
    真鯛昆布〆 隠元ひたし 山葵 梅肉醤油
   徳島では鳴門鯛が有名ですが、県南ではこの季節は鰹です。
   鯛も獲れるのですが、鳴門鯛に比べると身のしまりや味もいまいちです。
   しかし、活〆の品質の良いものは、昆布〆にして1日熟成させると美味しくなります。

  
   酢の物
    鯛の皮 新玉葱 胡瓜 土佐酢 一味唐辛子
   皮はバーナーで焼き、玉葱と胡瓜はたて塩に浸けてしぼってあります。

  
   あら焚きを穿りながら、ちびちびと晩酌

  
   酒は奥鹿生酛純米19BY

  

青空独り占め

2011年03月30日 04時11分12秒 | 海部川
  
   海部川@山鳥 28日午後1時過ぎ

  
   気温はあがって日差しは暖かくなりましたが、風が強い

  
   夏になるとキャンパーに人気の河原もだ~れもいない

  
   鹿の足跡を辿りながら河原を移動

  
   強風に煽られて木の葉が舞い落ちます

  

質入れ

2011年03月29日 06時25分11秒 | グルメ
  
   江戸時代には、「女房を質に入れても初鰹」と言われるほど初鰹は珍重されていたらしい。
   文化9年(1812年)3月25日(旧暦)の記録によると初鰹の入荷は17本だった。
   6本は将軍家が買い上げ、3本は有名な料亭「八百善」が買い、残りの8本が魚屋ながれ、
   そのうちの1本を歌舞伎役者の中村歌右衛門が三両で買い上げたらしい(鬼平犯科帳で読んだ)?
   現在の貨幣価値だと初鰹1本が9~18万円ということになるそうだ!
   「鎌倉の海よりいでし初かつお みな武蔵野のはらにこそいれ 」と詠まれるように鎌倉の鰹は当時はブランド鰹だったそうだが、
   もっと近くの三浦辺りで獲れて船で運ばれてくる鰹のほうが、鮮度がよくて高値で取引されたそうだ。
   もっとも女房を質に入れないと鰹を食べられないような長屋の熊さん、八さんが鰹を食べるのは、
   もっといっぱい獲れだして、鰹の値が下がってきてからだ。
   幸いにも現代人の私たちは、漁船、漁法の進化のおかげで、女房どころか何も質入れしなくても初鰹を食える。
   特に私のように南四国に住んでいると、目に青葉…の季節になるよりずっと前の2月から初鰹を食べることができる。

  
   茹鶏とたたき胡瓜の梅肉和え
   鶏の胸肉か笹身肉を吸地加減の昆布出汁に生姜の皮や葱の端っこなどを入れて、70℃くらいの温度で火を入れる。
   タンパク質は42℃くらいから固まりはじめて、68℃くらいで凝固します。90℃を越えると脱水してしまう。
   胡瓜は縦半分に切り、毛抜きの背などで種を取り除いて、すりこぎなどでたたき一口大に切って塩をしておく。
   梅肉に砂糖少々、醤油を加え、適度な濃度まで出汁か煮切り酒でのばして和えて、菜種油をかけてあります。

  
   釜揚げしらすの真薯 蕨 ミント 清汁仕立
   ここ3年くらいで鰹節の値段が2割くらい上がっています。鰹の漁獲量が落ちているのです。
   何故かというと、南シナ海などの南方の海で、巻き網で日本にやってくる前の小さな鰹を獲ってしまうからです。
   しかもそれらは、その国(中国など)でほとんど消費されることなく、缶詰やペットフードになって欧米に輸出されています!
   鮪を云々という前に、日本料理の根幹にも関わる鰹の漁法の規制のほうが大問題だと私は思っています。

花便り

2011年03月28日 07時06分09秒 | 海部川
  
   今朝も霜が降りましたが、風がなく穏やかな朝です。今日は春らしい陽気になりそうな気がします

  
   庭のハナモモが1輪だけ咲いていました

  
   最初はピンク色をしているのですが、だんだんと色が白くなっていきます。

  
   昨日の朝は蕾だったのが・・・

  
   咲いていた。なんという水仙か?名前は忘れました

  
   ヒメシャクナゲ

  

弥生の空は

2011年03月27日 06時40分23秒 | 日記
  
   海陽町桑原 和三郎から3~4kmくらい上流です

  
   ここの桜は旧海南町川上地区で最も早咲きなのですが、川下でも咲いていないのに3分咲きくらいになっていた

  
   花冷えというか、風は冷たい

  
   海部川@請
   おそらく去年の12月からまともな雨が降っていない。水位は例年より30~40cmくらい低くなっている!

和傘

2011年03月26日 06時43分11秒 | 日記
  
   午後も遅くなってからやっと晴れ間が出てきました
   冬は少雨で番傘をまったく使っていなかったので、水をかけて干しました。
   和傘は使わなくても傷むのだそうです。
   しかし、時折の突風で、室内に干すこととなってしまいました!

  
   海陽町野江
   ビニールハウスの中は人参で、海部川キャロットと呼ばれています。

  
   田植えの用意が始まっています。
   来月には人参が収穫されて、ビニールハウスも水田になります。

  
   野江などの旧海部町川西地区は海部川と母川に挟まれていて、東南四国ではめずらしく広い農地が広がっています。

  

蛙の歌が♪

2011年03月25日 06時20分56秒 | 日記
  
   くぼきの谷の棚田
   牟岐町灘の南阿波サンラインの下には、小さな棚田がいっぱいあります。
   何ヶ所か海の見えるところがあるとは思いますが、ここは正面に牟岐大島が見えます。

  
   一番上の棚田には水が引かれ、小さな耕運機が入っていた
   このごろはたんぼも効率よく区画整理されて、大きなトラクターを見ることのほうが多くなりました。

  
   奥の谷川から聞こえる蛙の鳴き声を聞きながら下っていく

  

    
   木の間からのぞくと、岩場では漁師のかみさんたちが青海苔を採り、海では海士が鮑などを獲っていた。

山里の朝

2011年03月23日 07時42分53秒 | 日記
  
   強風吹き荒れる夜があけました

  
   水のたまった田んぼには、ホオジロやセキレイの姿が見えます。

  
   強風が大気中の塵を吹き飛ばしてしまったようで、春霞がなく、空気が澄みきっています。

  
   空気が美味い。深呼吸

  
   木瓜

  

春の長雨

2011年03月22日 06時51分50秒 | 日記
  
   一昨日の午後に降りだした雨は、いまだにあがりません
   庭の椿はまだ蕾のままです。でも、蕾のほうが可愛いような気もします。

    
   雨量はそんなに多くなく、しとしとと降り続いています。三ケ尻の河津桜は、そろそろ散り始めました。

  
   白木蓮@若松

  
   3日前に通った時にはまだ固い蕾だったのですが、暖かい雨に満開になっていました

  
   海部川@請橋
   海部川の水量は、ほとんど増えていない。