和菓子職人のひとり言

志季の和菓子「倉敷 いちむら」日記

水無月販売開始!

2009-05-29 17:10:34 | Weblog
お待たせしました!


ついに、本日から「水無月」の販売を開始しました。


販売開始早々、大人気。


もっちもちの外郎(ういろう)の上に、自家製の大納言かのこ豆を敷き詰めた


三角形のお菓子です。


京都では、6月30日は水無月を食べる日なんだとか。


12月31日は大晦日というように、6月30日は1年の半分が終わるということで


晦日といいます。京都では、この日、1年の半分を過ごした疲れを癒し、


これから訪れる夏の盛りの暑さを健康に過ごせるようにと祈りをこめて


「水無月」を食べるのです。


水無月の上部にある小豆は悪魔払いの意味があり、三角の形は暑気を払う氷を


表しているといわれています。


本当に、あっという間に、今年も半年が過ぎようとしているんですね。


年々、一年が早く感じられるのは、年のせいでしょうか…。


皆さんも、ぜひ、疲れた体を「水無月」を食べて、癒してください。


6月のお菓子といえば、やっぱり「水無月」ですよね。


当店では、そのような言い習わしというよりも、単純に「美味しい」と


人気のお菓子なんですよ。


気軽にお召し上がり下さい。