美しい地球環境を未来に!

最近の異常な気候はなんだか変だ!
地球温暖化のために「できる行動は?」役立つ情報を発信して行きたいと思っています。

ゆでガエルにならないように!

2013-09-27 15:54:39 | Weblog

先週は台風18号で日本各地の広い範囲に被害をもたらしました。
台風の来襲は減るけれど巨大化すると予想されていましたので、
そのようになってきていると感じています。

今年は本当に異常気象による災害が多い気がします。
4月には爆弾低気圧、7月は猛暑、今月はじめに埼玉では大きな
竜巻被害がありました。

海外でもさまざまな異常気象が起こっています。
アメリカのコロラド州では記録的な豪雨のため大洪水が発生、
8月にはフィリピンのマニラや、極東ロシアで、さらに遡ると6月には
中東欧でも大規模な洪水が発生しています。

 損害保険会社では、こんな状態がずっと続くと損害保険というビジネスが
成り立たなくなるのではないかと危機感を持っておられる人もいます。

現実に2005年にアメリカニューオリンズを襲った巨大台風カトリーヌのあと
損害金額があまりにも大きく、アメリカで最大の損害保険会社が倒産しています。

損保会社だけではなく、私たちの生活や企業活動も
大変なことになってしまいます。

不思議なのは、これだけ大規模な気象災害が頻発しているにもかかわらず、
それと気候変動を結びつけるような報道、解説などが少ないことです。

もちろんこれが気候変動の影響であると「証明」することは難しいでしょう。

しかし、私たちは既に、少し前とは違う気候パターンの中で生活しているのは
確かです。
そのことを告げる自然界からの警告が頻繁に鳴り始めているのです。
気候変動の話をするときによく出てくるのが「茹でガエル」の喩えです。

熱い水に入ったカエルは驚いてすぐに飛び出ますが、冷たい水を満たした
容器の中に入っているカエルは、
その容器が少しずつ温められてもその変化に気付かず、
最後には茹で上がってしまうという話です。

最近の異常気象の増加は果たして「ゆっくりした」変化なのでしょうか。
むしろ、私たちは既に気候の急激で大きな変化の中にある
と考えた方が良さそうです。

 今求められるのは、こうした新しい環境やさらに大きな変化が起きることに
備えて、その中でも生き延びられるような準備をするということです。

もう、「温暖化防止」だけで
はなく、気候変動への「適応」をする必要があるのです。

 海外ではもう10年以上も前から指摘され、議論されて来ました。

日本人には横並びの思想があり、
みんなが動かないと動き出さないとよく言われます。

もう、お尻に火が付いていることに気がついていないか、
あるいは気がついていないふりをしているようです。

本当の火災を告げる非常ベルが鳴っているのに、
訓練か誤報だと思っているようなものです。

事実に基づいて個々に判断するのではなく、周囲がどう判断するかを見てそれに従う、
ということなのでしょう。

しかし、それでは
本当に茹でガエルになってしまいかねません。
今どのような行動が必要なのかを、
企業も個人も真剣に考えなくてはいけない状況になっている
と思います。

2009年に出版されたタイム誌のライター アマンダ・リプリーさんの

「生き残る判断、生き残れない行動」という本がありますが、
今まさにそのような観点からの判断と行動について考え
行動することが必要だと思います。


気候緩和には熱帯雨林の再生を急ぐことです。

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