美しい地球環境を未来に!

最近の異常な気候はなんだか変だ!
地球温暖化のために「できる行動は?」役立つ情報を発信して行きたいと思っています。

イースター島文明の崩壊に学ぼう!

2009-02-02 13:39:57 | Weblog
★地球温暖化問題とは現代文明の危機

地球温暖化が騒がれ、認識が高まってきていますが、

「不都合な真実」は、今すぐ対策をとらなければ人類絶滅も

あり得るほど大変な状況です。

地球環境を守り、次世代にいい地球環境を残すためには

これ以上悪化させないように、みんなが行動する必要が有ります。

それぞれわたしたち個人や法人はどのような行動が必要なんでしょうか?

一般に伝えられているCO2や温室効果ガスも問題ですが、

もっと根本的には現代の石油文明により、これまでの歴史にないような

規模で経済が拡大して、経済・金融のグローバル化が進んでしまった

ところに問題があるようです。

金融経済のグローバル化に私たちの生活スタイルと、政治、社会システム

が追いついていないところに不具合が起こり

さまざまな問題を起こしているようです。

そのような認識に立ち、人間も地球に住む1種の動物であるという

原点に帰り自然に学ぶ姿勢こそが根本問題の解決につながると思います。

歴史的に過去の文明は、「森」がなくなり「文明が崩壊」して来た
という事実があります。

これまでは文明崩壊は地域が限定的で、

たとえばメソポタミア文明やインダス文明などですが、

今回は地球全体の文明崩壊の危機だから大変なのです

●イースター島文明の崩壊
モアイで有名なイースター島は近年、別の意味で注目を集めています。

ミニ地球になぞらえることができるからです。

イースター島は南米チリから3700キロ、人の住む最も近い陸地である

ピトルケン島からでも2000キロ隔たった地球上の辺ぴな場所にあり、

面積は佐渡島の4分の1で180平方キロ。

このイースター島社会は突然崩壊しました。

その主な原因は人口増加に伴う大規模な森林破壊でした。

(当時の森林破壊は、今日の大量消費および資源の枯渇と同様です)。

森林破壊は土壌の劣化と流出を招き、同時に、漁業に使用するカヌーの

調達を不可能にしました。

このことによって、食糧不足はさらに深刻化していきます。

そのよう中、枯渇する資源を巡って、争いは日増しに激しくなり、

勝者は敗者を奴隷にして使役し、ついには人食いが始まったのでした。

当時のイースター島の資源のほとんどは森林ですから、

その破壊は地球の環境破壊になぞらえることができます。

イースター島の木材需要の増加は、地球の大量消費にたとえられます。

富める人(国)はますます富み、貧富の差は広がり、

飢餓と飽食が同居する状況に陥り、1000年も続いたイースター島文明は、

自然の再生能力を超えて資源(森林)を消費したために、

その自然もろとも終焉を迎えたのでした。

●イースター島文明と現代文明の違い

当時の人々との違い一つは、「環境破壊についての知識の有無」です。

現在では、衛星写真によりリアルタイムの情報がえられますが、

当時は「環境破壊」とか、「資源の枯渇」という概念を

彼らは持ちあわせていず、わけの分からないまま、

部族間の死闘を続けたのです。

その点、私たちは「森林破壊」「砂漠化」「大気汚染」「酸性雨」

「環境ホルモン」「資源の枯渇」「温暖化」「オゾンホール」などの知識を

持っています。

イースター島文明の崩壊は森林(全エネルギー)の破壊によるものです。

ただそれだけで崩壊し、及ぼす影響もイースター島だけに限られていました。

ところが、世界の人口は20世紀の間におよそ4倍に、

GNPは20世紀後半だけで5倍に、エネルギー消費量は8倍に増え、

これが地球に与える負荷は桁違いであり、及ぼす影響は全地球に及びます。

これが二つ目の大きな違いです。

人類史上未曾有の生存の危機ですが、その原因は人類が化石燃料を手に入れて

自然を壊しながら、これまでに無い発展をしてきたことに最大の原因があります。

歴史と自然に学んで「原因と結果の法則」から

地球文明のあり方を考えなおさないと解決は困難です。

人類が物質的に豊かな生活を得る代償として、ゴミとしてCO2を大気中に

吐き出し続けていることそのものが問題です。

このゴミを回収しないとこの問題は解決しないことを悟るべきです。

お金を払って排出権を取引しても根本問題の解決にはならないことは明白です。

ヨーロッパ発の金融商品の排出権は、いかにも正義の味方のように扱われて

いますが正常な判断からすれば「おかしい」存在です。

真実を見極めて行動する世界になら無いと人類の明るい未来は拓けません。

森がなくなって文明が崩壊して来た歴史に学べば、

植林や森林保全を地球規模で推進することが一番求められています。

だから、地球規模の植林推進が必要なんです。

この世紀も次の世紀も人間は「動物」であることに変わりはありませんから。。。。自然が一番大切です。

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