ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

3年連続 月居山・袋田の滝ハイキング

2012年11月03日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2012年11月3日(土)

毎週金曜に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成24年度第24回(2012年第35回)「奥久慈大子 月居山と袋田の滝」ハイキングに参加した。
当初は同じ大子町の「湯沢峡ハイキング」を計画していたが、先週(21日)下見をして岩だらけの沢登りは危険過ぎると判断。
同じ列車で行ける「月居山と袋田の滝ハイキング」に変更したものである。
”月居山と袋田の滝ハイキング”は3年連続となった。

月居山・袋田の滝は奥久慈大子町ということもあって、格安な”ときわ路パス”が利用できる土曜日とした。
荒川沖からだと通常は片道1,890円かかるが、”ときわ路パス”は往復2,000円である。

水郡線水戸駅で7時27分発の郡山行き列車に乗車。
水郡線は本数が少ないため、この列車となった。
次の列車は8時59分発である。
暗くなるまでに家路につくには、この列車しかない。


この日列車に乗り合わせたのは14名。


荒川沖6時8分発に間に合わない2名とは直接袋田駅で待ち合わせることになった。


8時44分、列車は時刻表どおり袋田駅に到着。
『8時頃に到着してしまった』という夫婦と合わせ、この日は16名の参加となった。


体調を整え、駅前で準備体操だ。
『いやぁ~、今日も空が眩しいねぇ』


9時ちょうど、月居山目指して出発!!


いつも先頭を務めるOさんが他の用事で参加できないため、この日は代ってKさんが務める。
『先頭を歩くのって気持ちが良いねぇ』


5分ほどで久慈川に架かる水郡線の鉄橋が見えてきた。


「日本二十五勝」の碑前を通り過ぎる。


国道118号を横断し、袋田の滝方面へ向かう。


久慈川の支流滝川を見ながら進む。
『鮭がいるゎっ』
『こんなところまで上ってくるんだぁ』


月居山への分岐点
板には”月居山登山道”と書かれているのだが、ちょっと読めないか。


月居山を目指す。
『この道は初めてだねっ』


正面には月居山が見える。
左側が袋田の滝に近い前山で、右側が後山。
後山山頂には月居城址があり、真ん中辺りの低くなっているところ(鞍部)に観音堂が見える。


美味しそうなりんごが鈴生りだ。
これは何と言う品種だろうか?


しばらく進むと、「七曲登山道」の標識が現れた。
ちゃんとした登山道のようだが、あまり人が歩いたような形跡が見られない。


しばらく薄暗い林を進むと・・・


10分ほどで、舗装された林道に合流した。
一昨年、昨年とこの林道を登ってきたので見覚えがある。


林道を数百mほど進むと、月居山への登山口が見えてきた。


9時53分、月居山への登山口に到着。


ここから月居城址・袋田の滝への登山道(月居古道)に分かれる。


小休止の後、月居城址を目指した。


緩やかな坂の月居古道を落ち葉を踏みしめながら進む。


『えっ何でこんなところに車が???』
『きのこ採り?』
どこから上って来たのだろう。


道の真ん中に大きな石がでんと構えている。


少しばかり急坂になり、次第に首筋に汗が滲んできた。
『けっこう汗かいてきたよ』


軽い休憩で、水分補給だ。


月居観音堂手前を右折し、月居山頂・月居城址を目指す。


急登の道が待ち構えている。
前が痞えているため、隊列の間隔が狭まってきた。
焦らずに登ろう。


縄に掴まりながら登る。月居山で一番急なポイントだ。
『滑らないように気をつけてっ!』


『どっこらしょっと』


月居山への最後の急坂が待ち構えていた。
このすぐ上が月居城址跡である。


10時30分、月居城址跡に到着。
『こんなところにお城があったんだぁ』踏破して感慨深げである。
月居城は別称を袋田城ともいう。
築城は、応永年間(1394~1424)と云われ、領主であり常陸守護である佐竹氏の庶家 
北酒出氏の分家にあたる袋田氏により築城された。
佐竹家が秋田に移封されたとき廃城となった。


10時33分、月居山後山(423m)の頂上に到着したが、展望は望めず紅葉には少しばかり早い。
いつもならこの場所で昼食、となるところだが、時間が早すぎる。
お腹と相談するも、まだ空腹とまではいかない。


ということで、月居城址をいったん下り、そこで弁当することにした。


月居峠(鞍部)へ降りると光明寺の門がある。
門の先に釣鐘堂があり、自由に撞くことができる。


代わる代わる鐘を撞く。
鐘の音が月居山に響き渡る。
『ご~ん』


釣鐘堂の傍(月居峠)に、苔むした石仏が並んでいた。
月居峠は元治甲子の変(1864年)で水戸藩天狗党(1千人)と水戸藩諸生党(2千人)が戦った所であり、
天狗党が敗れ、西上の途について、敦賀にて処刑された。
石仏はそのときの死者を弔うためのものなのだろうか?


この先袋田の滝まで適当な場所はないため、境内で弁当を広げることにした。


糖質が気になるという会長、最近ネットで「ふすまパン」を購入しているそうだ。
ロールパンは10個2,000円だとか。
『体重がまだ1Kgしか落ちない』とぼやいていた。


釣鐘堂から3分で月居観音堂に着く。
月居観音堂は、正しくは月居山光明寺観音堂といい、天台宗の寺院で大同二年(807)に建てられたと云われ、
運慶の作と伝えられる高さ6尺(約1.8m)の聖観世音菩薩が安置されているとのこと。


『いやぁ素晴らしい眺めだねぇ』


『まるで山形の山寺みたい』


袋田の家並みが手に取るようだ。


月居観音堂を後にして、月居山前山への急な石段を登る。


月居山前山(404m)を過ぎると、今度は一転下りになる。


左には生瀬富士(402m)が紅葉し始めた姿を見せていた。
岩だらけの山だが、近年道形もしっかりして 案内板も整ったそうである。
岩だらけのように見えるが、実際歩いた人の感想ではさほど危険な箇所はないとのこと。
生瀬富士から生瀬滝へのルートもしっかり出来ているとのことなので、一度歩いてみたい。


矢祭町方面を望む。


袋田の滝へ下り始める辺りから、山が少しばかり色づいてきた。
『きれいだわねえ』


錦色のもみじは特に美しい。


一段ときれいな紅葉である。


全山紅葉までにはもうしばらくかかるだろう。


生瀬滝観瀑台は、満員状態。
我々一行が占領した形である。


「生瀬滝」


「生瀬滝」動画


「袋田の滝」の上流部が木々の間から見え隠れする。
袋田の滝は、幅70m、高さ120mあり、「華厳の滝」、「那智の滝」と並ぶ日本三名瀑の一つに数えられている。
西行法師が秋の季節に訪れ、『この滝は四季に一度づつ来て見なければ本当の良さは味わえない』と言って、
春、夏、冬と三度の季節にも滝を見に来たので別名「四度の滝」と呼ばれている。
また一説では、滝が四段になって落ちているので、その呼び名が出たとも云われている。
花紅葉 よこたてにして 山姫の 錦織りなす 袋田の滝」 西行法師


石段の先に天狗岩が見えてきた。


”天狗岩の伝説”には以下のような説明がされていた。
天狗の鼻のような形をしていて天狗が滝見をしたところと云われています。
夜な夜な天狗の大きな羽ばたきがしました。
ところが、実はこの辺りにたくさん住んでいたムササビのはばたきだったといわれています。



石段は途中から鉄製の階段に変わる。


生瀬滝から急な階段を下ること10数分、ようやく滝見橋辺りが見えてきた。


『せっかくだから観瀑台まで行ってみたいわっ』


観瀑台入口から観たところ。
『これだけ観れれば、もう観瀑台に行かなくても良いんじゃない?』
ということで、ここで引き返すことに。
決して観瀑料をケチったわけではない。ちなみに観瀑料は300円である。


土産物店が立ち並ぶ滝本へ。


『滝を観られたから良かったことにしましょっ』


『何を土産に買おうかな~っ』


『けっこう賑わってるなぁ』


こちらは人だかりが出来ていた。
手作りの「吉原殿中」が売られていた。
出来立ての「吉原殿中」の味見が出来る。『美味しい! 温かいねっ』
味見したついでに土産に一つ買い求めた。


土産物も買って、皆さん満足そうな表情で袋田駅へ向かう。


月居山が見送ってくれているようだ。


『また来たいもんだねぇ』
『今度は紅葉に染まる頃がいいな』


袋田小学校付近


久慈川の鉄橋付近


袋田駅前付近


13時16分、袋田駅に到着。
帰りの列車まで40分ほどある。ちょっと早すぎた。


とりあえず、整理体操だ。
『今日はお疲れさま~っ』


この日は”文化の日”祝日だからだろう、駅前の酒屋は閉まっていた。
登山後の冷えたビールを期待していただけにがっくりである。
男性陣は駅のベンチで手持ち無沙汰な様子。


ホームで待つことしばし。
我々一行も含めて40名ばかりが乗り合わせることに。
これで水戸まで座っていけなかったら、とちょっと心配になってきた。


13時55分、水戸行き列車(3両編成)が到着。
列車は予想に反して空いており、全員が座れてほっと一安心。


水郡線の列車は水戸駅には15時5分に到着。
15時31分の常磐線上野行き電車まで約25分ある。
男性陣は急いで改札口を出て、駅中のエクセル6Fレストラン街へ直行。
生ビールとおつまみセットで喉を潤すことに成功。
『本当にお疲れ様でしたっ』


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