ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

急な石段もなんのその 富谷観音ウォーキング

2021年11月05日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2021年11月5日(金)

隔週金曜日(2020年度から隔週に変更)、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が
主催する、令和3年度(2021年度)第5回、令和3年(2021年)第8回、「富谷観音ウォーキング(桜川市)
に参加した。
この日のコ-スは、平成28(2016)年11月25日以来で、5年ぶりとなる。
前回、カメラをコンクリートに落とし、壊れてしまったという苦い思い出がある。

第一集合場所の乙戸沼公園
この日は青く晴れ渡って雲一つ見えない。素晴らしい天気だ。
予想最高気温(桜川市)も19℃と絶好のウォーキング日和である。


黄金色に輝くイチョウの木が青空に映える。


乙戸沼公園に集まった9名は、車4台に分乗し、第二集合場所の水戸線岩瀬駅へ向かった。
10時17分、岩瀬駅裏の駐車場に到着。


現地直行した人と土浦方面からの参加者は既に到着していた。
後半初めての参加の人は実に半年ぶりとなる。
『ほんとに久しぶりだねっ』 『元気だった?』
この日の参加者は23名でまずまずの数となった。


最年長のKKさん(87)の号令で、入念に準備体操(1)


準備体操(2)


準備体操(3)


準備体操(4)をして、


10時36分、いつものようにTK会長(81)を先頭に富谷観音を目指して出発!


後に続く皆さん。


水戸線の犬田踏切を渡り、


国道50号方面へ。
踏切近くに一部狭い場所があり、通行量も多いため、注意が必要だ。
『ちょこっとなんだから、早く広げて欲しいよねっ』


岩瀬駅近くの小さな商店街を国道50号方面へ。
前方に見えるのは富谷山(365m)と思われる。


桜川に架かる桜橋を渡る。


桜川
土浦市内を抜け、霞ヶ浦に流れ込んでいるので、馴染みのある川である。
『この辺りはまだ小さい川なんだよねっ』


国道50号の元岩瀬交差点に出た。
横断陸橋を渡ることにしよう。


『富谷観音の石段登りの足慣らしってとこだねっ』


横断陸橋から国道50号(下館方面)を見たところ。


横断陸橋を渡り終え、


カスミフードスクエア横の県道41号を益子方面へ進む。


『けっこう大型車が多いねっ』


『これは甘柿じゃないっ?』 『美味しそうだね~っ』


県道41号を進む。
益子まで12Kmの表示が。
正面やや小高い所に富谷観音の青い展望台が見える。


桜川の支流大川に架かる虎丸橋を渡る。


道は二つに分かれている。
右側の道(茂木方面)へ。


富谷山が正面に大きく見えるようになって来た。
麓の集落から上は採石場になっている。
中腹に黄色い重機が見える。


茨城百景 富谷観音と刻まれた石柱が建てられている。
”謡曲櫻川の櫻と富谷観音”とも刻まれている。
富谷観音への参道の一つだ。


石柱手前を右に折れて進む。


『今年は柿が豊作なのかしらねっ?』


富谷観音を目指す。


展望台が大きくはっきりと見えるようになって来た。
『今日は見晴らしが良いんじゃないっ?


富谷観音と書かれた案内標識の所を左に曲がり、


道なりに進む。


曹洞宗富谷山大雲禅寺という寺を右手に見ながら進むと、


”富谷観音⇒”と書かれた案内標識があった。
「関東ふれあいの道」の標識も見える。見覚えのある標識だ。


少し進むと、富谷観音(小山寺)1Kmの標識が。
『富谷観音まであと1Kmだねっ』


富谷観音方面へ一本の道が続いている。
『あの突き当りが急な石段の登り口なのねっ』


富谷観音を目指す。


11時27分、富谷観音の石段登り口に到着。
岩瀬駅を出発してから凡そ50分が経っていた。


富谷観世音の石柱が建っている。


重要文化財建造物 小山寺塔婆
  指定 文部省 と書かれた石柱も
(塔婆は三重塔のこと)


しばらくすると最後尾Gも到着した。


『疲れたぁ』 『汗かいちゃったわっ』
石段の前で小休止
『これから急石段を登るんだよねっ』


車が通れる迂回路もあることを説明したが、迂回路を選択する人は誰もいなかった。
「健康ウォーキング同好会」会員としての意地であろうか。


11時35分、いよいよ富谷観音への石段の登り開始である。


皆さん、力強い足取りで階段を登り始める。


全員が後に続く。


急斜面の登りが続く。
『段差が高くなってだんだんきつくなって来たよねっ』


次第に前後の間隔が開いてくるようになった。


最初のう回路に合流し、次の石段を登る。
何人かはう回路の方へ向かったようだ。


『まだまだ続くんだよねっ?』


次のう回路とは直ぐに合流した。
『この区間の石段は短かったねっ』


右手にう回路へ回った人たちが上って来るのが見えた。
5名ほどがう回路に回ったようだ。


ここからは揃って石段を登ることになった。
地図を見ると、う回路は相当遠回りになっている。
距離的には石段の方が短いのは一目瞭然だ。


石段の先に何かの建物の屋根のようなものが見えて来た。
『あそこが本堂なのかなぁ』


急な石段を登ると大きくて立派な仁王門(県指定文化財)が現れた。
『本堂かと思ったんだけどねぇ』 ややがっかりといった感じである。


仁王門の前に皆さんが腰を下ろして休んでいた。
『疲れちゃったわっ』


小山寺の文化財
寺院名 施無畏山宝樹院小山寺 
御本尊 十一面観世音菩薩
小山寺は天平七年(735)聖武天皇の勅願により、行基が開創し、自作の一丈六尺の
舵彫十一面観世音菩薩像を本尊にしたと伝えられています。
始め「長福禅寺」と号しましたが、その後慈覚大師が東北游化の際、七堂伽藍を整え鎌倉時代始めに、
「小山寺」と改められました。
笠間城主藤原時朝が弘長三年(1263)小山寺に寄進した「木造大日如来座像」の胎内経に、
「常陸国笠間郡小山寺大檀那・・・」の奥書があります。
また寛正六年造営の三重塔は、関東以北最古の建造物といわれ、その相輪宝珠に「中郡庄
小山寺山長福寺大旦那多賀谷前下総守朝経・・・」の刻銘があります。
そのほか堂内外に、小山寺の文化財として、貴重な仏像や建造物があります。
小山寺は桜川を眼下に、筑波山を南に望む富谷山(施無畏山)の山腹に、宝樹の霊地堂塔が
建立されています。一般に「富谷の観音さん」と呼ばれ、安産・子育の諸願をこめて
多くの参詣者のあることでも知られています。(以下略)
平成十五年一月 桜川市教育委員会


仁王門前の句碑には「来し方の 空麗かや 施無畏山如月 と刻まれている。
施無畏山(せむいざん)とは小山寺の山号のこと。


仁王門を潜る。
金色で施無畏山と書かれた扁額が。


仁王門には阿吽の像がある。
こちらは吽像


仁王門を潜ると、さらに石段が続いていた。
力を振り絞って最後の石段を登ると・・・


11時57分、ようやく本堂に到着した。
岩瀬駅を出発して凡そ1時間20分が経過していた。
ほどなく全員が到着した。
「健康ウォーキング同好会」の面目躍如である。


本堂にお参りを済ませた。
本尊は十一面観世音菩薩、秘仏本尊の御開帳は、62年に一度と伝えられている、そうだ。


本堂の左手に聳えるのは、鎌倉~室町期の三重塔(国指定重要文化財)だ。


説明版には以下のように記されている。
(前略)
南北朝のころ、結城、多賀谷、大野の諸氏が堂塔を修造し、江戸時代現在の規模に改修された。
この塔婆(三重塔)の相輪宝珠の刻銘に寛正六年(1465)多賀谷朝経が大檀那となり、
大工棟梁宋阿弥家吉等により造営されたとあり、和様の形式を基調とし、唐様を交え
細部の装飾に見るべきものがある。
室町時代の造りとしては、優れたものの一つで、ことに内部の仏壇はまれに見る傑作である。
また本尊十一面観世音菩薩坐像は、舵彫様式による欅材一木造りで、平安時代の作と伝えられ、
全国的に見てこれほどの大作は珍しく、県としても貴重な存在であり、県指定文化財
(昭和46年10月28日)となっている。
茨城県教育委員会  桜川市教育委員会


鐘楼(県指定文化財)
例会の時に鐘を撞くのは初めてというKD子さん。
大きな鐘の音が境内に響き渡る。満足そうなKD子さんだ。


梵鐘には観音経の一節が彫られていた。
衆生被困厄 無量苦逼身 觀音妙智力 能救世間苦
(人々が災厄に会い、苦しみがその身に迫ったとき、観音の妙智力はよくその苦しみを救う)


小山寺の御神木の大杉は桜川市指定天然記念物である。
樹高25.5m、幹周5.3mで、推定樹齢は700年とのこと。


富谷観音の三重塔などを後にして、小山寺の正門へ。
(境内西側の門は車道に接しているので、実質的な正門の役割を果たしている)


次は展望台へ向かうことに。
正門前の道を右へ進むと展望台である。


12時21分、正門前の坂道を展望台へ向かう。


5分程で展望台に到着し、そのまま最上階へ。


展望台へ直行するや否や、『いやぁ ほんと素晴らしいっ!』の歓声が上がる。


左手に我国山・難台山、ほぼ正面に御嶽山・雨引山・加波山、右側には筑波山、
さらに岩瀬の町並みまでが一望である。
『ここからの眺めは最高だねっ!』


パノラマで観る景色も素晴らしい。


素晴らしい景色を観て一安堵した途端、急にお腹が空いてきた。
時計を見ると12時30分を過ぎている。
展望台を後にしてふれあい公園へ向かった。
『素敵な景色だったわねっ』話が弾む。


12時38分、ふれあい公園に到着した。


ふれあい公園は、”関東の富士見百景”に指定されている。
この日は遠くは霞んでいて、あいにく富士山は見えなかった。


ふれあい公園で弁当にしよう。
弁当タイム(1)


弁当タイム(2)


弁当タイム(3)


弁当タイム(4)


弁当タイム(5)
『青空の下で食べるのは最高だよねっ』


弁当タイム(6)


弁当タイムも終わたことだし、あとはゴールの岩瀬駅を目指すだけである。
13時16分、ふれあい公園を後にした。


再び小山寺正門の前を通り、


車道いっぱいに広がって緩い坂道を下る。


緩やかな下りの坂道なので、楽だ。
車道と言ってもこの時期車は殆ど通らないので安心だ。


時折、遠くの景色(筑波山)が見えたりする。


こちらは、御嶽山と雨引山・加波山だ。
展望台から観た景色と変わらない。


しばらくすると前方が開けて明るくなってきた。


13時49分、県道41号の合流点に到着。


縁石に座って後続Gを待っているところ。


後続Gが次々に到着した。


県道41号を岩瀬駅方面へ向かう。
相変わらず大型トラックなどが多い。


『あそこに登って観たんだよねっ』
左手に展望台が見えた。


県道41号を岩瀬駅方面へ向かう。


道路沿いにコンビニがあった。
ちょっと寄って行くことにしよう。


14時14分、コンビニ駐車場の片隅で最後の休憩だ。


『あんまりこんな疲れた顔写しちゃダメっ』
なんて言いながらも笑顔が絶えない。素晴らしい表情だと思う。


コンビニで県道41号と分かれて岩瀬駅に向かう。
岩瀬駅はほぼ真っ直ぐ進むだけである。


桜川の支流大川を渡ると・・・


14時33分、国道50号に到着した。


国道50号を横断し、桜川に架かる新大神宮橋を渡る。
ゴールの岩瀬駅は近い。


突き当りの三叉路を左折し、次の信号を右に折れると・・・


水戸線の犬田踏切だ。
ちょうど閉まろうとしていた。


小山行きの電車が発車するところだった。


犬田踏切を渡って直ぐ左がゴールの岩瀬駅裏の駐車場である。


後続Gも次々にゴールして来た。
『いやぁ やっと着いたねぇ』


『けっこう疲れちゃったわ~っ』


14時50分、全員が無事ゴール!!
間もなく15時になろうとしていた。
帰りも1時間以上はかかるので、この日は締めの整理体操は省略し、解散して帰路に就くことにした。
『皆さん、今日は大変お疲れさまでしたぁ』


”富谷観音ウォーキング”を無事終了することが出来た。
富谷観音の急な石段登りが心配されたが、誰もう回路は選択せず、全員無事本堂まで登り切ることが出来た。
平均年齢が後期高齢者を超える中、「健康ウォーキング同好会」の面目躍如といったところだ。
前回(平成28(2016)年11月25日)は、ふれあい公園でカメラを壊してしまい、ブログが未完成に
終わったが、今回はそのようなトラブルもなく、こうやってブログをアップ出来たことを素直に喜びたい。

この日の万歩計は、16,000歩を計測していた。

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