ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

山百合に大満足も 西蓮寺と井上山百合の里(行方)

2015年07月17日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2015年7月17日(金)

毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成27年度第12回(2015年第23回)、「西蓮寺と井上山百合の里」散策ウォーキングに参加した。
昨年、この時期の西蓮寺の山百合は観ておいた方が良いとのアドバイスがあり、初めて企画した。

この日第一集合場所の土浦市民会館には15名が集まり、車3台で西蓮寺に向かった。
9時50分、西蓮寺に到着。


現地直行した8人と併せ、この日の参加者は23名となった。
台風11号の雨の影響で参加状況が懸念されたが、何とかもって欲しいという期待を込めての参加と思われる。


西蓮寺前には「山ゆり稲荷神社」があり、朱色の鳥居の回りには婚活成功・商売繁盛・五穀豊穣・夫婦円満など
いろんなご利益が書かれた立て札が立っている。(どれだけのご利益があるかは不明だが・・・)
「山ゆり稲荷神社」の後には、観音像も建てられている。
何故か”トイレの神様”と書かれた札が観音様の正面に置かれていた。


観音像から霞ヶ浦方面を望む。


10時3分、出発!
準備体操は省略だ。
この日は、いつも先頭を務めるOさんが、急用で不参加となり、2年連続の皆勤賞候補から無念の脱落となった。
Oさんに代って先頭を務めるのはTさんである。


西蓮寺の仁王門前には山百合まつりの看板が。
今年は、 7月12日(日)から7月26日(日)まで開催される。


西蓮寺仁王門
天文十二年(1543)室町時代後期の柱立。
昭和34年に解体大修理を施し、桟瓦葺を古風の銅板葺に改めた。
国指定重要文化財。


仁王門の両脇には、山百合の鉢植えが並べられている。


ほのかな山百合の香りが漂う中、仁王門をくぐり境内へ。


境内では、観光ガイドの他に、


地元で採れた野菜や


トウモロコシなどが売られていた。


鉢植えの植物なども並べられていた。


山百合の里へ向かう前に先ず西蓮寺を拝んでいこう。
西蓮寺は、天台宗の寺院で山号は尸羅慶台上山(しらとだいじょうさん) 院号は曼珠院。
本尊は薬師如来である。


石段を上ると直ぐ右手に大きな銀杏の木が目に飛び込んで来た。
西蓮寺大イチョウ一号である。
幹囲約6m、樹高約25m、樹齢は1,000年以上、とのこと。
明治十六年(1833)の火災で幹が焼けて細くなった、そうだが樹精は旺盛とのこと。
開山最仙上人の御杖銀杏と伝えられ、その根元に子安観音が祀られている。


こちらは西蓮寺大イチョウ二号
幹囲約8m、樹高約27m、こちらも樹齢は1,000年以上とのこと。
大正六年(1917)の台風で幹の中途が折れたが、銀杏として優れた樹相をしている。
根元には尸羅慶(しらと)稲荷社が祀られている。
大イチョウ一号、二号とも県の天然記念物に指定されている。


相輪橖(そうりんとう
弘安十年(1287)の建立で、国指定重要文化財。
中興慶弁阿闍梨が弘安の役の戦勝記念に建てたものと伝えられている。
相輪橖は、仏教施設のひとつで、高さ31尺、木心に青銅製の筒をかぶせ、頭部は錫杖の形に似たもの。
相輪橖と称するものは、日本に三つあり、一は比叡山に、他の一は日光山にある。


鐘楼
明治二十二年(1889)建立


常行堂(じょうこうどう
明治十七年(1884)建立
本尊は来迎の阿弥陀如来が安置されており、有名な日本で唯一の昼夜不断の常行三昧が修せられるお堂である。
このお堂には明治十七年以来、信者の立てた約27万霊の精霊が祀られている。
毎年9月24日から30日にかけて行われる常行三昧会(じょうこうざんまいえ)は、天台宗独特の法儀で、
源は唐の天台大師に発し、千年の古い歴史を有するという。
毎年多くの新盆を迎える人々が遠くから訪れるとのこと。


中堂
本尊薬師如来をいただく祈願の道場である。
薬師如来座像は、開山最仙上人の作と伝えられ、県内一の古い木像で、県指定の重要文化財。


客殿(法華堂)
明治43年建立。
本尊釈迦如来安置の法華経読謡の道場で普通一般の法要を行う。


西蓮寺を後にして、山百合の里へ向かう。


山百合の里への入口。
ここから”袖切り坂”となる。


薄暗い”袖切り坂”を下る。


途中には蚊取線香が置かれている。
心配りが感じられ嬉しい。


”袖切り坂”を下り切った先に藤棚のトンネルが続く。


藤棚のトンネルを抜けると視界が開け、目の前に里山の原風景が広がる。
畦道の突き当ったところが”山百合の里”のようだ。


田んぼの緑が美しい。


『なんか 懐かしい風景だよねっ』


10時25分、”山百合の里”入口に到着。
この頃から霧雨のような雨が降って来始めた。


入園料一人300円を払い、冷たい麦茶(セルフサービス)をいただく。


麦茶で喉を潤していると、新じゃがが振舞われた。
「井上山百合の会」の皆さんによる温かいおもてなしが嬉しい。


じゃがいもは茹で上がったばかりだ。


『ほくほくして美味しいねっ!』


冷たい麦茶に茹で上がったばかりの新じゃがのおもてなしに大感激。


”山百合の里”入口の対面には案山子や四阿などもある。
9月には彼岸花が一面を覆い尽くすほど咲き乱れるそうだ。


”山百合の里”への入口階段を上ると・・・


遊歩道沿いの両側に山百合を観ることができる。


『すてきだわね~っ』 『立派な花びらだよね~っ』
山百合の花は、一輪・二輪咲きのものや、


一本の茎にいくつも花を付けたものがある。これは株が古い証拠でもある。
風貌が豪華で華麗であることから、『ユリの王様』と呼ばれる。


遊歩道を進む。
つぼみのものもあることから、この週末には満開を迎えると思われる。


イベント用のステージ
土日には、ここでオカリナやフルートの演奏などが行われる、そうだ。


こちらで演奏を聴けるようになっている。
木々に囲まれてオカリナなどの演奏を聴いてみたいものだ。


さらに遊歩道の坂道を進む。


「里恋橋」を渡り、


山百合の咲く遊歩道を進む。


山の斜面一面に山百合が咲いている。
約20,000㎡の敷地に約20,000本の山百合が咲き誇るそうだ。
『いやぁ これは素晴らしいねぇ』


「見返りの橋」を渡って、


100mほど進むと、


遊歩道は右にUターンしていた。


遊歩道は、「見返りの橋」の下を潜るように続いていた。


「見返りの橋」の下を潜り、


杉林の中を里山へ下る。


この辺りの遊歩道の両側にもたくさんの山百合が咲いていた。


山百合の花の大きさは直径20cm以上でユリ科の中でも最大級であり、その重みで全体が傾くほどである。
中には花の重さに耐えきれずに途中で折れているものも何本か見掛けた。


『あの花は大きいねぇ』


ひと際大きな花の山百合だ。


遊歩道を下ると、里山の田んぼに下りた。
向かいの丘には四阿が見える。
『彼岸の頃にまた来てみたいわねっ』


”山百合の里”の林を望む。
『山百合ほんとに素晴らしかったわねっ』


”山百合の里”の入口へ。


”山百合の里”への入口前を通り過ぎ、


あらためて次の目的地を目指す。
この頃から霧のような小雨が降りだした。


次の目的地である香取神社を目指しているつもりだったが・・・


事前に作成したコースマップのどこを歩いているのか分からなくなってきた。
回りに家がなく人を見掛けないので、勘を頼りに進むしかない。
『とりあえずこっちへ行ってみようか』


『何とかなるわよねっ』


小さなため池があったが、地図には載っていない。


西谷御堂寺集会所とあったが、地図上のどの辺りになるのだろう。


さらに勘を頼りに進むと・・・


神社が現れた。
目指す香取神社なのか???


残念ながら香取神社ではなく、井上神社だった。
『???』


とりあえず井上神社へ参拝は済ませ、スマホを持ち合せた人に現在地を確認してもらった結果、
目的地とは全く逆方向にいることが判明し、愕然。
地図を作成した時点からコースマップが間違っていたことに気が付いたが後のまつりである。


11時12分、小雨の中をあらためて香取神社を目指すのは諦めて、西蓮寺へ戻ることにした。


西蓮寺へ戻る途中の風景(1)


西蓮寺へ戻る途中の風景(2)


西蓮寺へ戻る途中の風景(3)


霧雨の中、西蓮寺駐車場を目指す。


11時24分、西蓮寺仁王門駐車場入口に到着。


『どこを歩いたのかさっぱり分からなかったらしいけどちゃんと着いたのはさすがよねっ』


11時26分、西蓮寺仁王門駐車場に到着。
『皆さん、今日は大変お疲れさまでしたぁ』


今回は、初めての西蓮寺と井上山百合の里散策だった。
山百合には大満足だったものの、その後道に迷ってしまうというハプニング。
コースマップ作成間違いが原因であり、下見を全くしなかったことを大いに反省している。

9月には山百合の里の向かい側が彼岸花が咲き乱れるそうなので、機会があれば企画したい。
その時は、きちんと下見をして、正確なコースマップを準備したい。

この日の万歩計は、5,000歩を少し超えていた。

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